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[linuxjm/jm.git] / manual / LDP_man-pages / release / man7 / boot.7
index 432ceca..d8bf643 100644 (file)
 .\" Updated 2005-02-21, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
 .\"
 .TH BOOT 7 2010-09-19 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
-.SH Ì¾Á°
-boot-scripts \- ¥Ö¡¼¥È¥·¡¼¥±¥ó¥¹¤Î°ìÈÌŪ¤Ê²òÀâ
-.SH ÀâÌÀ
-ºÙ¤«¤¤¤È¤³¤í¤Ï¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë¤è¤Ã¤Æ°Û¤Ê¤ë¤¬¡¢Âç¤Þ¤«¤Ë¸À¤¦¤È¡¢
-¥Ö¡¼¥È¥·¡¼¥±¥ó¥¹¤Ï°Ê²¼¤ÎÃʳ¬¤Ëʬ¤±¤é¤ì¤ë:
-(1) ¥Ï¡¼¥É¥¦¥§¥¢¤Î¥Ö¡¼¥È (2) OS ¥í¡¼¥À¡¼
-(3) ¥«¡¼¥Í¥ë¤Îµ¯Æ° (4) init ¤È inittab
-(5) ¥Ö¡¼¥È¥¹¥¯¥ê¥×¥È
-.SS ¥Ï¡¼¥É¥¦¥§¥¢¤Î¥Ö¡¼¥È
-ÅŸ»ÅêÆþ¤ä¥Ï¡¼¥É¥ê¥»¥Ã¥È¤¬¹Ô¤ï¤ì¤ë¤È¡¢
-ROM (Ä̾ï¤Ï PROM) ¤ËÊݸ¤µ¤ì¤Æ¤¤¤ë¥×¥í¥°¥é¥à¤ËÀ©¸æ¤¬ÅϤµ¤ì¤ë¡£
-PC ¤Ç¤Ï¤³¤Î¥×¥í¥°¥é¥à¤ÏÄ̾ï \fBBIOS\fR ¤È¸Æ¤Ð¤ì¤ë¡£
+.SH 名前
+boot-scripts \- ブートシーケンスの一般的な解説
+.SH 説明
+細かいところはシステムによって異なるが、大まかに言うと、
+ブートシーケンスは以下の段階に分けられる:
+(1) ã\83\8fã\83¼ã\83\89ã\82¦ã\82§ã\82¢ã\81®ã\83\96ã\83¼ã\83\88 (2) OS ã\83­ã\83¼ã\83\80ã\83¼
+(3) カーネルの起動 (4) init と inittab
+(5) ブートスクリプト
+.SS ハードウェアのブート
+電源投入やハードリセットが行われると、
+ROM (通常は PROM) に保存されているプログラムに制御が渡される。
+PC ではこのプログラムは通常 \fBBIOS\fR と呼ばれる。
 
-¤Õ¤Ä¤¦¤³¤Î¥×¥í¥°¥é¥à¤Ï¡¢¤Þ¤º¥Þ¥·¥ó¤Î´ðËÜŪ¤Ê¼«¸Ê¿ÇÃǤò¹Ô¤¤¡¢
-¤½¤·¤ÆÉÔ´øȯÀ­¥á¥â¥ê¤Ë¥¢¥¯¥»¥¹¤·¤Æ³Æ¼ï¤Î¥Ñ¥é¥á¡¼¥¿¤òÆɤ߹þ¤à¡£
-PC ¤Ç¤Ï¡¢¤³¤Î¥á¥â¥ê¤ÏÅÅÃӤˤè¤Ã¤Æ¥Ð¥Ã¥¯¥¢¥Ã¥×¤µ¤ì¤Æ¤¤¤ë CMOS ¥á¥â¥ê¤Ç¤¢¤ë¡£
-¤½¤Î¤¿¤á \fBCMOS\fR ¤È¸Æ¤Ð¤ì¤ë¤³¤È¤¬Â¿¤¤¡£
-¤·¤«¤· PC °Ê³°¤ÎÀ¤³¦¤Ç¤Ï¡¢Ä̾ï \fBnvram\fR
-(nonvolatile ram) ¤È¸Æ¤Ð¤ì¤Æ¤¤¤ë¡£
+ふつうこのプログラムは、まずマシンの基本的な自己診断を行い、
+そして不揮発性メモリにアクセスして各種のパラメータを読み込む。
+PC では、このメモリは電池によってバックアップされている CMOS メモリである。
+そのため \fBCMOS\fR と呼ばれることが多い。
+しかし PC 以外の世界では、通常 \fBnvram\fR
+(nonvolatile ram) と呼ばれている。
 
-nvram ¤ËÊݸ¤µ¤ì¤Æ¤¤¤ë¥Ñ¥é¥á¡¼¥¿¤Ï¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë¤è¤Ã¤Æ°Û¤Ê¤ë¡£
-¤·¤«¤·¡¢¥Ï¡¼¥É¥¦¥§¥¢¥Ö¡¼¥È¥×¥í¥°¥é¥à¤Ï¡¢¾¯¤Ê¤¯¤È¤â¡¢
-¥Ö¡¼¥È¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤¬¤É¤ì¤Ç¤¢¤ë¤«¡¢¤â¤·¤¯¤Ï
-¥Ö¡¼¥È¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤È¤·¤Æõº÷¤¹¤ë¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤¬¤É¤ì¤Ç¤¢¤ë¤«¤ò
-ÃΤäƤ¤¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
+nvram に保存されているパラメータはシステムによって異なる。
+しかし、ハードウェアブートプログラムは、少なくとも、
+ブートデバイスがどれであるか、もしくは
+ブートデバイスとして探索するデバイスがどれであるかを
+知っていなければならない。
 
-¥Ï¡¼¥É¥¦¥§¥¢¥Ö¡¼¥È¤Î¥·¡¼¥±¥ó¥¹¤Ï¡¢¼¡¤Ë¥Ö¡¼¥È¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤Ë¥¢¥¯¥»¥¹¤·¡¢
-¥Ö¡¼¥È¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤Î¤¢¤é¤«¤¸¤á·è¤Þ¤Ã¤¿¾ì½ê¤ËÃÖ¤«¤ì¤Æ¤¤¤ë
-OS ¥í¡¼¥À¡¼¤ò¥í¡¼¥É¤·¡¢À©¸æ¤òÅϤ¹¡£
+ハードウェアブートのシーケンスは、次にブートデバイスにアクセスし、
+ブートデバイスのあらかじめ決まった場所に置かれている
+OS ローダーをロードし、制御を渡す。
 .TP
-Ãí°Õ:
-¤³¤³¤Ç¤Ï¥Í¥Ã¥È¥ï¡¼¥¯¥Ö¡¼¥È¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¿¨¤ì¤Ê¤¤¡£
-¤³¤ÎÏÃÂê¤Ë¤Ä¤¤¤ÆÄ´ºº¤·¤¿¤¤ÆɼԤϡ¢
-DHCP, TFTP, PXE, Etherboot Åù¤Ë¤Ä¤¤¤ÆÄ´¤Ù¤Æ¤ß¤ë¤È¤è¤¤¡£
-.SS OS ¥í¡¼¥À¡¼
-PC ¤Ç¤Ï¡¢OS ¥í¡¼¥À¡¼¤Ï¥Ö¡¼¥È¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤ÎÀèƬ¥»¥¯¥¿¤ËÃÖ¤«¤ì¤ë¡£
-¤³¤ì¤Ï \fBMBR\fR (Master Boot Record) ¤È¸Æ¤Ð¤ì¤ë¡£
+注意:
+ここではネットワークブートについては触れない。
+この話題について調査したい読者は、
+DHCP, TFTP, PXE, Etherboot 等について調べてみるとよい。
+.SS OS ã\83­ã\83¼ã\83\80ã\83¼
+PC では、OS ローダーはブートデバイスの先頭セクタに置かれる。
+これは \fBMBR\fR (Master Boot Record) と呼ばれる。
 
-ÍÍ¡¹¤ÊÀ©Ìó¤Î¤¿¤á¡¢
-¤Û¤È¤ó¤É¤Î¥·¥¹¥Æ¥à¤ÇÂè°ì¥í¡¼¥À¡¼¤ÏÈó¾ï¤Ë´Êñ¤Êµ¡Ç½¤·¤«»ý¤Ã¤Æ¤¤¤Ê¤¤¡£
-PC °Ê³°¤Î¥·¥¹¥Æ¥à¤Ç¤â¡¢
-¥µ¥¤¥º¤ÎÀ©¸Â¤ä¥í¡¼¥À¡¼¤Îµ¡Ç½¤Ê¤É¤Ë¤¢¤ëÄøÅÙ¤ÎÀ©¸Â¤Ï¸ºß¤¹¤ë¡£
-¤·¤«¤·¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¥Æ¡¼¥Ö¥ë¤ò´Þ¤á¤Æ 512 ¥Ð¥¤¥È¤È¤¤¤¦
-PC ¤Î MBR ¤Ç¤Ï¡¢OS ¥í¡¼¥À¡¼¤ÎÁ´µ¡Ç½¤ò¤³¤³¤Ë²¡¤·¹þ¤à¤Î¤Ï¤Þ¤ºÉÔ²Äǽ¤À¡£
+様々な制約のため、
+ほとんどのシステムで第一ローダーは非常に簡単な機能しか持っていない。
+PC 以外のシステムでも、
+サイズの制限やローダーの機能などにある程度の制限は存在する。
+しかしパーティションテーブルを含めて 512 バイトという
+PC の MBR では、OS ローダーの全機能をここに押し込むのはまず不可能だ。
 
-¤·¤¿¤¬¤Ã¤ÆÂçÄñ¤Î OS ¤Ç¤Ï¡¢Âè°ì¥í¡¼¥À¡¼¤ÏÂèÆó¥í¡¼¥À¡¼¤ò¸Æ¤Ö¤è¤¦¤Ë¤Ê¤Ã¤Æ¤ª¤ê¡¢
-¸å¼Ô¤Ï¤¢¤é¤«¤¸¤á»ØÄꤵ¤ì¤¿¥Ç¥£¥¹¥¯¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¤ËÃÖ¤±¤ë¤è¤¦¤Ë¤Ê¤Ã¤Æ¤¤¤ë¡£
+したがって大抵の OS では、第一ローダーは第二ローダーを呼ぶようになっており、
+後者はあらかじめ指定されたディスクパーティションに置けるようになっている。
 
-Linux ¤Ë¤ª¤±¤ë OS ¥í¡¼¥À¡¼¤Ï¡¢¤Õ¤Ä¤¦
+Linux における OS ローダーは、ふつう
 .BR lilo (8)
-¤«
+か
 .BR grub (8)
-¤Ç¤¢¤ë¡£Î¾¼Ô¤È¤âÂèÆó¥í¡¼¥À¡¼¤È¤·¤Æ¥¤¥ó¥¹¥È¡¼¥ë¤¹¤ë¤³¤È¤â¤Ç¤­
-(¤³¤Î¾ì¹ç DOS ¤¬¥¤¥ó¥¹¥È¡¼¥ë¤·¤¿ MBR ¤¬¤³¤ì¤é¤ò»Ø¤¹¤è¤¦¤Ë¤¹¤ë)¡¢
-¤Þ¤¿Âè°ì¡¦ÂèÆó¥í¡¼¥À¡¼¤ÎξÊý¤È¤·¤Æ¥¤¥ó¥¹¥È¡¼¥ë¤¹¤ë¤³¤È¤â¤Ç¤­¤ë¡£
-¸å¼Ô¤Î¾ì¹ç¸þ¤±¤Ë¡¢Î¾¼Ô¤ÏÆÃÊ̤ʠMBR ¥¤¥á¡¼¥¸¤òÄ󶡤·¤Æ¤¤¤ë¡£
-¤³¤ì¤Ë¤ÏÂèÆó¥í¡¼¥À¡¼¤ò¥ë¡¼¥È¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¤«¤é¥í¡¼¥É¤¹¤ë¤è¤¦¤Ê
-¥Ö¡¼¥È¥¹¥È¥é¥Ã¥×¥³¡¼¥É¤¬´Þ¤Þ¤ì¤Æ¤¤¤ë¡£
+である。両者とも第二ローダーとしてインストールすることもでき
+(この場合 DOS がインストールした MBR がこれらを指すようにする)、
+また第一・第二ローダーの両方としてインストールすることもできる。
+後者の場合向けに、両者は特別な MBR イメージを提供している。
+これには第二ローダーをルートパーティションからロードするような
+ブートストラップコードが含まれている。
 
-OS ¥í¡¼¥À¡¼¤Î¼ç¤Ê»Å»ö¤Ï¡¢¥«¡¼¥Í¥ë¤Î¥Ç¥£¥¹¥¯¾å¤Î°ÌÃÖ¤òÆÃÄꤷ¡¢
-¥í¡¼¥É¤·¤Æµ¯Æ°¤¹¤ë¤³¤È¤Ç¤¢¤ë¡£¤Û¤È¤ó¤É¤Î OS ¥í¡¼¥À¡¼¤Ï¡¢
-ÂÐÏå⡼¥É¤Ç»ÈÍѤ¹¤ë¤³¤È¤â¤Ç¤­¡¢ÄɲäΥѥé¥á¡¼¥¿¤ò¥«¡¼¥Í¥ë¤ËÅϤ·¤¿¤ê¡¢
-¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤È¤ÏÊ̤Υ«¡¼¥Í¥ë¤ò»ØÄꤷ¤¿¤ê¤¹¤ë¤³¤È¤¬¤Ç¤­¤ë
-(Î㤨¤Ð¡¢ºÇ¸å¤Ë¥³¥ó¥Ñ¥¤¥ë¤·¤¿¥«¡¼¥Í¥ë¤¬µ¡Ç½¤·¤Ê¤«¤Ã¤¿»þ¤Ë
-¥Ð¥Ã¥¯¥¢¥Ã¥×¤Î¥«¡¼¥Í¥ë¤ò»ØÄꤷ¤Æµ¯Æ°¤¹¤ë¤È¤¤¤Ã¤¿¤³¤È¤¬¤Ç¤­¤ë)¡£
-.SS ¥«¡¼¥Í¥ë¤Îµ¯Æ°
-¥«¡¼¥Í¥ë¤Ï¥í¡¼¥É¤µ¤ì¤ë¤È¡¢¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤ò (¥É¥é¥¤¥Ð¤Ë¤è¤Ã¤Æ)
-½é´ü²½¤·¡¢¥¹¥ï¥Ã¥Ñ¤òµ¯Æ°¤· (ºÇ¶á¤Î Linux ¥«¡¼¥Í¥ë¤Ç¤Ï¡¢
-¥¹¥ï¥Ã¥Ñ¤Ï kswapd ¤È¤¤¤¦¡Ö¥«¡¼¥Í¥ë¥×¥í¥»¥¹¡×¤Ë¤Ê¤ë)¡¢
-¥ë¡¼¥È¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à (/) ¤ò¥Þ¥¦¥ó¥È¤¹¤ë¡£
+OS ローダーの主な仕事は、カーネルのディスク上の位置を特定し、
+ロードして起動することである。ほとんどの OS ローダーは、
+対話モードで使用することもでき、追加のパラメータをカーネルに渡したり、
+デフォルトとは別のカーネルを指定したりすることができる
+(例えば、最後にコンパイルしたカーネルが機能しなかった時に
+バックアップのカーネルを指定して起動するといったことができる)。
+.SS カーネルの起動
+カーネルはロードされると、デバイスを (ドライバによって)
+初期化し、スワッパを起動し (最近の Linux カーネルでは、
+スワッパは kswapd という「カーネルプロセス」になる)、
+ルートファイルシステム (/) をマウントする。
 
-¥«¡¼¥Í¥ë¤ËÅϤ¹¤³¤È¤Î¤Ç¤­¤ë¥Ñ¥é¥á¡¼¥¿¤Î¤¤¤¯¤Ä¤«¤Ï¡¢
-¤³¤ì¤é¤ÎÆ°ºî¤Ë´Ø·¸¤¹¤ë¡£
-(Î㤨¤Ð¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î¥ë¡¼¥È¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤òÊѹ¹¤·¤¿¤ê¤Ç¤­¤ë)¡£
-Linux ¥«¡¼¥Í¥ë¥Ñ¥é¥á¡¼¥¿¤Ë´Ø¤¹¤ë¤è¤ê¾Ü¤·¤¤¾ðÊó¤Ï
+カーネルに渡すことのできるパラメータのいくつかは、
+これらの動作に関係する。
+(例えばデフォルトのルートファイルシステムを変更したりできる)。
+Linux カーネルパラメータに関するより詳しい情報は
 .BR bootparam (7)
-¤òÆɤó¤Ç¤Û¤·¤¤¡£
+を読んでほしい。
 
-¤³¤ì¤é¤¬ºÑ¤ó¤Ç¤Ï¤¸¤á¤Æ¡¢
-¥«¡¼¥Í¥ë¤ÏºÇ½é¤Î (¥æ¡¼¥¶¥é¥ó¥É¤Î) ¥×¥í¥»¥¹¤òÀ¸À®¤·¡¢
-ÈÖ¹æ 1 ¤òÍ¿¤¨¤ë¡£¤³¤Î¥×¥í¥»¥¹¤Ï
+これらが済んではじめて、
+カーネルは最初の (ユーザランドの) プロセスを生成し、
+番号 1 を与える。このプロセスは
 .I /sbin/init
-¥×¥í¥°¥é¥à¤ò¼Â¹Ô¤¹¤ë¡£
-¥«¡¼¥Í¥ë¤Ë¤è¤Ã¤Æ²ò¼á¤µ¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤¥Ñ¥é¥á¡¼¥¿¤Ï¤¹¤Ù¤Æ
+プログラムを実行する。
+カーネルによって解釈されていないパラメータはすべて
 .I /sbin/init
-¤ËÅϤµ¤ì¤ë¡£
-.SS init ¤È inittab
-init ¤Ï¡¢µ¯Æ°¤¹¤ë¤È¤Þ¤º
+に渡される。
+.SS init  inittab
+init は、起動するとまず
 .I /etc/inittab
-¤òÆɤߡ¢¤½¤Î¸å¤Î¹ÔÆ°¤Ë´Ø¤¹¤ë¾ðÊó¤òÆÀ¤ë¡£
-¤³¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï
-.I ¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë
-¤Ë¤è¤Ã¤Æ¤É¤Î¤è¤¦¤ÊÆ°ºî¤ò¹Ô¤¦¤Ù¤­¤Ç¤¢¤ë¤«¤òÄêµÁ¤¹¤ë¡£
+を読み、その後の行動に関する情報を得る。
+このファイルは
+.I ランレベル
+によってどのような動作を行うべきであるかを定義する。
 
-¤³¤ì¤Ë¤è¤Ã¤Æ¥·¥¹¥Æ¥à´ÉÍý¼Ô¤Î´ÉÍý¤¬³Ú¤Ë¤Ê¤ë¡£
-³Æ\fI¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë\fR¤ÏÄ󶡤¹¤ë¥µ¡¼¥Ó¥¹¤Î½¸¹ç¤ËÂбþ¤¹¤ë
-(Î㤨¤Ð \fBS\fR ¤Ï \fI¥·¥ó¥°¥ë¥æ¡¼¥¶\fR¡¢
-\fB2\fR ¤Ç¤ÏÂçÄñ¤Î¥Í¥Ã¥È¥ï¡¼¥¯¥µ¡¼¥Ó¥¹¤òµ¯Æ°¤¹¤ë¡¢¤Ê¤É)¡£
-¥·¥¹¥Æ¥à´ÉÍý¼Ô¤Ï¡¢
+これによってシステム管理者の管理が楽になる。
+各\fIランレベル\fRは提供するサービスの集合に対応する
+(例えば \fBS\fR は \fIシングルユーザ\fR、
+\fB2\fR では大抵のネットワークサービスを起動する、など)。
+システム管理者は、
 .BR init (8)
-¤òÍѤ¤¤Æ¸½ºß¤Î¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë¤òÊѹ¹¤Ç¤­¡¢
+を用いて現在のランレベルを変更でき、
 .BR runlevel (8)
-¤Ë¤è¤Ã¤Æ¸½ºß¤Î¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë¤ò³Îǧ¤Ç¤­¤ë¡£
+によって現在のランレベルを確認できる。
 
-¤·¤«¤·¡¢¤³¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë¤òÊÔ½¸¤·¤Æ¸Ä¡¹¤Î¥µ¡¼¥Ó¥¹¤ò´ÉÍý¤¹¤ë¤Î¤ÏÉÔÊؤʤΤǡ¢
-inittab ¤Ïñ¤Ë¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Î½¸¹ç¤ËÂФ¹¤ë¥Ö¡¼¥È¥¹¥È¥é¥Ã¥×¤Ë¤Ê¤Ã¤Æ¤¤¤ë¡£
-¼ÂºÝ¤Î¸Ä¡¹¤Î¥µ¡¼¥Ó¥¹¤Îµ¯Æ°¤äÄä»ß¤Ï¡¢¤³¤ì¤é¤Î¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Ç¹Ô¤¦¡£
-.SS ¥Ö¡¼¥È¥¹¥¯¥ê¥×¥È
+しかし、このファイルを編集して個々のサービスを管理するのは不便なので、
+inittab は単にスクリプトの集合に対するブートストラップになっている。
+実際の個々のサービスの起動や停止は、これらのスクリプトで行う。
+.SS ブートスクリプト
 .TP
-Ãí°Õ:
-°Ê²¼¤ÎÀâÌÀ¤Ï System V Release 4 ¤ò¥Ù¡¼¥¹¤È¤·¤¿¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë´Ø¤¹¤ë¤â¤Î¤Ç¤¢¤ë¡£
-¸½ºß¤ÎÂçÄñ¤Î¾¦ÍÑ UNIX ¥·¥¹¥Æ¥à (Solaris, HP-UX, Irix, Tru64) ¤ä¡¢
-¥á¥¸¥ã¡¼¤Ê Linux ¥Ç¥£¥¹¥È¥ê¥Ó¥å¡¼¥·¥ç¥ó (Red Hat, Debian, Mandriva,
-SUSE, Ubuntu) ¤Ï¤³¤ì¤ò¥Ù¡¼¥¹¤Ë¤·¤¿¤â¤Î¤Ç¤¢¤ë¡£
-¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë¤è¤Ã¤Æ¤Ï¡¢¥Ö¡¼¥È¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Îµ¡¹½¤¬
-¤¤¤¯¤é¤«°Û¤Ê¤ë¤³¤È¤â¤¢¤ë (Slackware Linux, FreeBSD, OpenBSD ¤Ê¤É)¡£
+注意:
+以下の説明は System V Release 4 をベースとしたシステムに関するものである。
+現在の大抵の商用 UNIX システム (Solaris, HP-UX, Irix, Tru64) や、
+メジャーな Linux ディストリビューション (Red Hat, Debian, Mandriva,
+SUSE, Ubuntu) はこれをベースにしたものである。
+システムによっては、ブートスクリプトの機構が
+いくらか異なることもある (Slackware Linux, FreeBSD, OpenBSD など)。
 .LP
-´ÉÍý¤¹¤Ù¤­³Æ¥µ¡¼¥Ó¥¹ (¥á¡¼¥ë¡¢nfs ¥µ¡¼¥Ð¡¢cron ¤Ê¤É¤Ê¤É)
-¤½¤ì¤¾¤ì¤ËÂФ·¤Æ¡¢¥Ö¡¼¥È¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤¬¤Ò¤È¤Ä¤º¤ÄÆÃÄê¤Î¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê
-(¤Û¤È¤ó¤É¤Î Linux ¤Ç
+管理すべき各サービス (メール、nfs サーバ、cron などなど)
+それぞれに対して、ブートスクリプトがひとつずつ特定のディレクトリ
+(ほとんどの Linux で
 .IR /etc/init.d )
-¤ËÇÛÃÖ¤µ¤ì¤ë¡£¤³¤ì¤é¤Î¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Ï¡¢
-¤½¤ì¤¾¤ì°ú¿ô¤È¤·¤Æ¤Ò¤È¤Ä¤Îñ¸ì¤ò¼è¤ë¡£"start" ¤¬»ØÄꤵ¤ì¤ë¤È
-¤½¤Î¥µ¡¼¥Ó¥¹¤òµ¯Æ°¤·¡¢"stop" ¤¬»ØÄꤵ¤ì¤ë¤È¥µ¡¼¥Ó¥¹¤òÄä»ß¤¹¤ë¡£
-¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Ï¾¤Î¡ÖÊØÍø¤Ê¡×°ú¿ô¤ò¼è¤Ã¤Æ¤â¤è¤¤
-(Î㤨¤Ð "restart" ¤ÇÄä»ß¡¦µ¯Æ°¤ò½çÈ֤˹Ԥ俤ꡢ"status"
-¤Ç¥µ¡¼¥Ó¥¹¤Î¾õÂÖ¤òɽ¼¨¤¹¤ë¤Ê¤É)¡£
-¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤ò°ú¿ô¤Ê¤·¤Ç¼Â¹Ô¤¹¤ë¤È¡¢
-»ØÄê¤Ç¤­¤ë°ú¿ô¤Î°ìÍ÷¤¬É½¼¨¤µ¤ì¤ë¡£
-.SS ½ç½ø¤Å¤±¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê
-¤¢¤ë¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë¤Ç¡¢ÆÃÄê¤Î¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤ò»ØÄꤷ¤¿½ç½ø¤Ç¼Â¹Ô¤µ¤»¤ë¤¿¤á¡¢
-.I ½ç½øÉÕ¤±¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê (sequencing directory)
-¤È¤¤¤¦»ÅÁȤߤ¬Â¸ºß¤¹¤ë¡£
-¤³¤ì¤é¤Ï¤Õ¤Ä¤¦
+に配置される。これらのスクリプトは、
+それぞれ引数としてひとつの単語を取る。"start" が指定されると
+そのサービスを起動し、"stop" が指定されるとサービスを停止する。
+スクリプトは他の「便利な」引数を取ってもよい
+(例えば "restart" で停止・起動を順番に行ったり、"status"
+でサービスの状態を表示するなど)。
+スクリプトを引数なしで実行すると、
+指定できる引数の一覧が表示される。
+.SS 順序づけディレクトリ
+あるランレベルで、特定のスクリプトを指定した順序で実行させるため、
+.I 順序付けディレクトリ (sequencing directory)
+という仕組みが存在する。
+これらはふつう
 .I /etc/rc[0\-6S].d
-¤Ç¤¢¤ë¡£³Æ¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê¤ÎÆâÉô¤Ë¤Ï¡¢
+である。各ディレクトリの内部には、
 .I /etc/init.d
-¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê¤ËÃÖ¤«¤ì¤¿¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤Ø¤Î¥ê¥ó¥¯ (¤Õ¤Ä¤¦¤Ï¥·¥ó¥Ü¥ê¥Ã¥¯¥ê¥ó¥¯)
-¤¬ÃÖ¤«¤ì¤ë¡£
+ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81«ç½®ã\81\8bã\82\8cã\81\9fã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\83\88ã\81¸ã\81®ã\83ªã\83³ã\82¯ (ã\81µã\81¤ã\81\86ã\81¯ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯)
+が置かれる。
 
-Âè°ì¥¹¥¯¥ê¥×¥È (Ä̾ï
+第一スクリプト (通常
 .IR /etc/rc )
-¤Ï
+は
 .BR inittab (5)
-¤«¤é¸Æ¤Ð¤ì¡¢
-½ç½øÉÕ¤±¥Ç¥£¥ì¥¯¥È¥ê¤ËÃÖ¤«¤ì¤¿¥ê¥ó¥¯·Ðͳ¤Ç³Æ¥µ¡¼¥Ó¥¹¥¹¥¯¥ê¥×¥È¤ò¸Æ¤Ó½Ð¤¹¡£
-̾Á°¤¬ \(aqS\(aq ¤Ç¤Ï¤¸¤Þ¤ë¥ê¥ó¥¯¤Ï "start" ¤È¤¤¤¦°ú¿ô¤ò¤Ä¤±¤Æ¸Æ¤Ó½Ð¤µ¤ì
-(¤¹¤Ê¤ï¤Á¥µ¡¼¥Ó¥¹¤¬µ¯Æ°¤·)¡£Ì¾Á°¤¬ \(aqK\(aq ¤Ç¤Ï¤¸¤Þ¤ë¥ê¥ó¥¯¤Ï "stop"
-¤È¤¤¤¦°ú¿ô¤ò¤Ä¤±¤Æ¸Æ¤Ó½Ð¤µ¤ì¤ë (¤¹¤Ê¤ï¤Á¥µ¡¼¥Ó¥¹¤¬Ää»ß¤¹¤ë)¡£
+から呼ばれ、
+順序付けディレクトリに置かれたリンク経由で各サービススクリプトを呼び出す。
+名前が \(aqS\(aq ではじまるリンクは "start" という引数をつけて呼び出され
+(すなわちサービスが起動し)。名前が \(aqK\(aq ではじまるリンクは "stop"
+という引数をつけて呼び出される (すなわちサービスが停止する)。
 
-Ʊ¤¸¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë¤ÎÆâÉô¤Ç¤Îµ¯Æ°¤äÄä»ß¤Î½ç½ø¤òµ¬Äꤹ¤ë¤¿¤á¤Ë¡¢
-¥ê¥ó¥¯¤Î̾Á°¤Ë¤Ï½ç½ø¤ò¼¨¤¹¿ô»ú¤¬´Þ¤Þ¤ì¤ë¡£
-¤Þ¤¿¡¢Ì¾Á°¤ò¤ï¤«¤ê¤ä¤¹¤¯¤¹¤ë¤¿¤á¡¢
-¥ê¥ó¥¯Ì¾¤ÎËöÈø¤Ë¤ÏÂбþ¤¹¤ë¥µ¡¼¥Ó¥¹¤Î̾Á°¤¬¤Ä¤±¤é¤ì¤ë¡£
-Î㤨¤Ð¡¢
+同じランレベルの内部での起動や停止の順序を規定するために、
+リンクの名前には順序を示す数字が含まれる。
+また、名前をわかりやすくするため、
+リンク名の末尾には対応するサービスの名前がつけられる。
+例えば、
 .I /etc/rc2.d/S80sendmail
-¤È¤¤¤¦¥ê¥ó¥¯¤Ï¡¢sendmail ¥µ¡¼¥Ó¥¹¤ò¥é¥ó¥ì¥Ù¥ë 2 ¤Ë¤ª¤¤¤Æµ¯Æ°¤¹¤ë¡£
-¤³¤ì¤Ï¡¢
+というリンクは、sendmail サービスをランレベル 2 において起動する。
+これは、
 .I /etc/rc2.d/S12syslog
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+よりも後に、また
 .I /etc/rc2.d/S90xfs
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+よりも先に実行される。
 
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-(Î㤨¤Ð
+ブートの順序とランレベルを管理するには、
+これらのリンクを管理しなければならない。
+しかし多くの Linux ディストリビューションでは、
+これらの作業を手助けしてくれるツールが存在する
+(例えば
 .BR chkconfig (8)
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-(Red Hat ¥·¥¹¥Æ¥à¤Ç¤Ï
+など)。
+.SS ブートの設定
+デーモンの起動時には、
+コマンドラインオプションやパラメータを指定できるのが普通である。
+システム管理者がこれらのパラメータを変更したいと思ったときに、
+ブートスクリプトそのものを編集しなくてもすむよう、
+設定ファイルが用いられる。これらは特定のディレクトリ
+(Red Hat システムでは
 .IR /etc/sysconfig )
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+に置かれ、ブートスクリプトから参照される。
 
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-¤·¤«¤·ºÇ¶á¤Î Linux ¥·¥¹¥Æ¥à (¤ä HP-UX) ¤Ç¤Ï¡¢
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+古い UNIX システムでは、これらのファイルには
+デーモンに与える実際のコマンドラインオプションが書かれていた。
+しかし最近の Linux システム (や HP-UX) では、
+これらのファイルには単にシェル変数が書かれているだけである。
 .I /etc/init.d
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+に置かれたブートスクリプトは、これらの設定ファイルを
 .B source
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-.SH ¥Õ¥¡¥¤¥ë
+し、その変数の値を用いる。
+.SH ファイル
 .IR /etc/init.d/ ,
 .IR /etc/rc[S0\-6].d/ ,
 .I /etc/sysconfig/
-.SH ´ØÏ¢¹àÌÜ
+.SH 関連項目
 .BR inittab (5),
 .BR bootparam (7),
 .BR init (8),