.\" Updated & Modified Wed Mar 2 06:11:55 JST 2005 by Yuichi SATO
.\"
.TH DEBUGREISERFS 8 "February 2004" "Reiserfsprogs 3.6.19"
-.SH ̾Á°
-debugreiserfs \- ReiserFS ¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Î¥Ç¥Ð¥Ã¥°¥Ä¡¼¥ë
-.SH ½ñ¼°
+.SH 名前
+debugreiserfs \- ReiserFS ファイルシステムのデバッグツール
+.SH 書式
.B debugreiserfs
[
.B -dDJmoqpuSV
.\" .B -s
.\" ] [
.I device
-.SH ÀâÌÀ
-\fBdebugreiserfs\fP ¤Ï ReiserFS ¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤ÇÀ¸¤¸¤¿ÌäÂê²ò·è¤Î
-Ìò¤ËΩ¤Ä (¤«¤â¤·¤ì¤Ê¤¤)¡£
-¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤òÉÕ¤±¤º¤Ë¼Â¹Ô¤¹¤ë¤È¡¢
-\fIdevice\fR ¾å¤Ë¸«¤Ä¤«¤Ã¤¿ ReiserFS ¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Î
-¥¹¡¼¥Ñ¡¼¥Ö¥í¥Ã¥¯¤òɽ¼¨¤¹¤ë¡£
+.SH 説明
+\fBdebugreiserfs\fP は ReiserFS ファイルシステムで生じた問題解決の
+役に立つ (かもしれない)。
+オプションを付けずに実行すると、
+\fIdevice\fR 上に見つかった ReiserFS ファイルシステムの
+スーパーブロックを表示する。
.TP
.I device
-¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤ËÂбþ¤¹¤ë¥¹¥Ú¥·¥ã¥ë¥Õ¥¡¥¤¥ë¡£
-(Î㤨¤Ð¡¢/dev/hdXX ¤Ï IDE ¥Ç¥£¥¹¥¯¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¤Ç¡¢
-/dev/sdXX ¤Ï SCSI ¥Ç¥£¥¹¥¯¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¤Ç¤¢¤ë)¡£
-.SH ¥ª¥×¥·¥ç¥ó
+デバイスに対応するスペシャルファイル。
+(例えば、/dev/hdXX は IDE ディスクパーティションで、
+/dev/sdXX は SCSI ディスクパーティションである)。
+.SH オプション
.TP
\fB-j\fR \fIdevice\fR
-¥¸¥ã¡¼¥Ê¥ë¤ÎÆâÍƤòɽ¼¨¤¹¤ë¡£
-\-p ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤Ë¤è¤ê¡¢
-¥¸¥ã¡¼¥Ê¥ë¤ò¾¤Î¥á¥¿¥Ç¡¼¥¿¤È°ì½ï¤Ë¥¢¡¼¥«¥¤¥Ö¤ËÆþ¤ì¤ë¤³¤È¤¬¤Ç¤¤ë¡£
+ジャーナルの内容を表示する。
+\-p オプションにより、
+ジャーナルを他のメタデータと一緒にアーカイブに入れることができる。
.TP
\fB-J\fR
-¥¸¥ã¡¼¥Ê¥ë¥Ø¥Ã¥À¤òɽ¼¨¤¹¤ë¡£
+ジャーナルヘッダを表示する。
.TP
.B -d
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë¤ª¤±¤ëÆâÉô¥Ä¥ê¡¼¤Î¥Õ¥©¡¼¥Þ¥Ã¥ÈºÑ¤ß¥Î¡¼¥É¤òɽ¼¨¤¹¤ë¡£
+ファイルシステムにおける内部ツリーのフォーマット済みノードを表示する。
.TP
.B -D
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë¤ª¤±¤ëÁ´¤Æ¤Î»ÈÍÑÃæ¥Ö¥í¥Ã¥¯¤Î
-¥Õ¥©¡¼¥Þ¥Ã¥ÈºÑ¤ß¥Î¡¼¥É¤òɽ¼¨¤¹¤ë¡£
+ファイルシステムにおける全ての使用中ブロックの
+フォーマット済みノードを表示する。
.TP
.B -m
-¥Ó¥Ã¥È¥Þ¥Ã¥×¤ÎÆâÍƤòɽ¼¨¤¹¤ë (¾¯¤·¤À¤±Ìò¤ËΩ¤Ä)¡£
+ビットマップの内容を表示する (少しだけ役に立つ)。
.TP
.B -o
-¥ª¥Ö¥¸¥§¥¯¥È ID ¥Þ¥Ã¥×¤òɽ¼¨¤¹¤ë (¾¯¤·¤À¤±Ìò¤ËΩ¤Ä)¡£
+オブジェクト ID マップを表示する (少しだけ役に立つ)。
.TP
\fB-B\fR \fIfile\fR
-ÆâÉô¤Î ReiserFS ¥Ä¥ê¡¼¤Ë³ÊǼ¤µ¤ì¤Æ¤¤¤ëÉÔÀµ¤Ê¥Ö¥í¥Ã¥¯¤Î¥ê¥¹¥È¤ò¼èÆÀ¤·¡¢
-ASCII ·Á¼°¤Î¥ê¥¹¥È¤ËÊÑ´¹¤·¤Æ¡¢»ØÄꤵ¤ì¤¿¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ë½ñ¤½Ð¤¹¡£
+内部の ReiserFS ツリーに格納されている不正なブロックのリストを取得し、
+ASCII 形式のリストに変換して、指定されたファイルに書き出す。
.TP
\fB-1\fR \fIblocknumber\fR
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤ÎÃæ¤Î»ØÄꤵ¤ì¤¿¥Ö¥í¥Ã¥¯¤òɽ¼¨¤¹¤ë¡£
+ファイルシステムの中の指定されたブロックを表示する。
.TP
.\" \fB-s
-.\" ¥Ñ¡¼¥Æ¥£¥·¥ç¥ó¤ò¥¹¥¥ã¥ó¤·¤Æ¤¤¤ë»þ¤Ë¡¢
-.\" reiserfs ¤Ç¥Õ¥©¡¼¥Þ¥Ã¥È¤µ¤ì¤¿¥Î¡¼¥É¤¬¸«¤Ä¤«¤Ã¤¿¤éɽ¼¨¤¹¤ë¡£
-.\" ¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥àÃæ¤ÎÆÃÄê¤Î¥¡¼¤ò¸«¤Ä¤±¤ë¤Î¤Ë»È¤¨¤ë¡£
+.\" パーティションをスキャンしている時に、
+.\" reiserfs でフォーマットされたノードが見つかったら表示する。
+.\" ファイルシステム中の特定のキーを見つけるのに使える。
.\" .TP
.B -p
-\fBdebugreiserfs\fR -p /dev/xxx | gzip -c > xxx.gz ¤Ë¤è¤Ã¤Æ
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Î¥á¥¿¥Ç¡¼¥¿¤ò¼è¤ê½Ð¤¹¡£
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤¬ÇË»¤·¤Æ¤¤¤ë
-¥Ö¥í¥Ã¥¯Á´ÂΤò¥¢¡¼¥«¥¤¥Ö¤ËÆþ¤ì¤è¤¦¤È¤¹¤ë¾ì¹ç¡¢
-ÇË»¤¬¤Ê¤¤¸Â¤ê¤Ï²¿¤Î¥Ç¡¼¥¿¤âÆþ¤é¤Ê¤¤¡£
-¤³¤Î½ÐÎϤò²æ¡¹¤ËÁ÷¤Ã¤Æ¤â¤é¤¨¤ì¤Ð¡¢
-Ʊ¤¸¹½Â¤¤ò»ý¤Ä¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤ò
-\fBdebugreiserfs -u\fR ¤Ë¤è¤Ã¤ÆºîÀ®¤Ç¤¤ë¡£
-¥Ç¡¼¥¿¥Õ¥¡¥¤¥ë¤¬¤¢¤Þ¤êÂ礤¯¤Ê¤±¤ì¤Ð¡¢
-¤³¤ì¤Ë¤è¤Ã¤ÆÂçÄñ¤Î¾ì¹ç¤Ï¾ã³²¤ò®¤ä¤«¤ËºÆ¸½¤·¡¢
-¥Ç¥Ð¥Ã¥°¤¹¤ë¤³¤È¤¬²Äǽ¤È¤Ê¤ë¡£
+\fBdebugreiserfs\fR -p /dev/xxx | gzip -c > xxx.gz によって
+ファイルシステムのメタデータを取り出す。
+ファイルシステムが破損している
+ブロック全体をアーカイブに入れようとする場合、
+破損がない限りは何のデータも入らない。
+この出力を我々に送ってもらえれば、
+同じ構造を持つファイルシステムを
+\fBdebugreiserfs -u\fR によって作成できる。
+データファイルがあまり大きくなければ、
+これによって大抵の場合は障害を速やかに再現し、
+デバッグすることが可能となる。
.TP
.B -u
-\fBdebugreiserfs -p\fR ¤Ë¤è¤Ã¤Æ°ÊÁ°¤Ë¥¢¡¼¥«¥¤¥Ö¤ËÆþ¤ì¤é¤ì¤¿¥á¥¿¥Ç¡¼¥¿¤«¤é¡¢
-gunzip -c xxx.gz | \fBdebugreiserfs\fR -u /dev/image ¤Ë¤è¤Ã¤Æ
-ReiserFS ¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Î¥¤¥á¡¼¥¸¤ò¹½ÃÛ¤¹¤ë¡£
-·ë²Ì¤Î¥¤¥á¡¼¥¸¤Ï¸µ¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¤È¤ÏƱ°ì¤Ç¤Ï¤Ê¤¤¡£
-¤Û¤È¤ó¤É¤Î¾ì¹ç¤Ï \fBdebugreiserfs -p\fR ¤Ë¤è¤Ã¤Æ
-¥á¥¿¥Ç¡¼¥¿¤·¤«¥¢¡¼¥«¥¤¥Ö¤ËÆþ¤ì¤é¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤¤Î¤Ç¡¢
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¹½Â¤¤¬´°Á´¤ËºÆºîÀ®¤µ¤ì¤ë¤¿¤á¤Ç¤¢¤ë¡£
+\fBdebugreiserfs -p\fR によって以前にアーカイブに入れられたメタデータから、
+gunzip -c xxx.gz | \fBdebugreiserfs\fR -u /dev/image によって
+ReiserFS ファイルシステムのイメージを構築する。
+結果のイメージは元のファイルシステムとは同一ではない。
+ほとんどの場合は \fBdebugreiserfs -p\fR によって
+メタデータしかアーカイブに入れられていないので、
+ファイルシステム構造が完全に再作成されるためである。
.TP
.B -S
-\-S ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤¬»ØÄꤵ¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤¾ì¹ç¡¢
-\-p ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤Ï
-.\" ¤È -s ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤Ï
-¥Õ¥¡¥¤¥ë¥·¥¹¥Æ¥à¥Ó¥Ã¥È¥Þ¥Ã¥×¤Î¤ß¤Ç»È¤ï¤ì¤Æ¤¤¤ë¥Þ¡¼¥¯¤µ¤ì¤¿¥Ö¥í¥Ã¥¯¤ò°·¤¦¡£
-¤³¤Î¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤òÀßÄꤷ¤¿¾ì¹ç¡¢
-\fBdebugreiserfs\fR ¤ÏÁ´¤Æ¤Î¥Ç¥Ð¥¤¥¹¤ËÂФ·¤ÆŬÍѤµ¤ì¤ë¡£
+\-S オプションが指定されていない場合、
+\-p オプションは
+.\" と -s オプションは
+ファイルシステムビットマップのみで使われているマークされたブロックを扱う。
+このオプションを設定した場合、
+\fBdebugreiserfs\fR は全てのデバイスに対して適用される。
.TP
.B -q
-.\" -s ¤Þ¤¿¤Ï
--p ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤¬»ØÄꤵ¤ì¤Æ¤¤¤ë»þ¤Ë¡¢¿ÊĽÅÙ¤òɽ¼¨¤µ¤»¤Ê¤¤¡£
-.SH Ãø¼Ô
-¤³¤Î¥Ð¡¼¥¸¥ç¥ó¤Î \fBdebugreiserfs\fR ¤Ï
-Vitaly Fertman <vitaly@namesys.com> ¤Ë¤è¤Ã¤Æ½ñ¤«¤ì¤¿¡£
-.SH ¥Ð¥°
-¥Ð¥°¤Ï¡¢¤Ç¤¤ë¸Â¤ê¿¤¯¤Î¾ðÊó (¥Ï¡¼¥É¥¦¥§¥¢¡¦¥«¡¼¥Í¥ë¡¦¥Ñ¥Ã¥Á¡¦ÀßÄꡦ
-ɽ¼¨¤µ¤ì¤¿Á´¤Æ¤Î¥á¥Ã¥»¡¼¥¸) ¤È¤È¤â¤Ë¡¢
-ReiserFS ¤Î³«È¯¼Ô <reiserfs-dev@namesys.com> ¤ËÊó¹ð¤·¤Æ¤Û¤·¤¤¡£
-´ØÏ¢¤¹¤ë¾ðÊ󤬤¢¤ë¤«¤â¤·¤ì¤Ê¤¤¤Î¤Ç syslog ¤òÄ´¤Ù¤Æ¤Û¤·¤¤¡£
-.SH ´ØÏ¢¹àÌÜ
+.\" -s または
+-p オプションが指定されている時に、進捗度を表示させない。
+.SH 著者
+このバージョンの \fBdebugreiserfs\fR は
+Vitaly Fertman <vitaly@namesys.com> によって書かれた。
+.SH ã\83\90ã\82°
+バグは、できる限り多くの情報 (ハードウェア・カーネル・パッチ・設定・
+表示された全てのメッセージ) とともに、
+ReiserFS の開発者 <reiserfs-dev@namesys.com> に報告してほしい。
+関連する情報があるかもしれないので syslog を調べてほしい。
+.SH 関連項目
.BR reiserfsck (8),
.BR mkreiserfs (8)
OSDN Git Service
