\fBsudo\fP を使用する権限のないユーザが、\fB\-l\fP や \fB\-v\fP オプションを付けて
\fBsudo\fP の実行を試みても、認証に失敗し、しかも \fImail_always\fP または
\fImail_badpass\fP フラグが有効になっている場合を除いて、
-メールは送付されないことに注意していただきたい。
-そうした動作になっていることで、ユーザとしては、
-自分が \fBsudo\fP を使用できるかどうか、自分で判断できるわけである。
+メールは送付されないことに注意していただきたい。そうした動作にすることで、自分に
+\fBsudo\fP の使用が許可されているかどうか、ユーザが自分で判断できるようにしているのである。
\fBsudo\fP 実行の試みは (成功、失敗にかかわらず)、すべてログに記録される。
メールが送られるかどうかには関係がない。
.PP
.PP
デフォルトでは \fIenv_reset\fP オプションが有効になっている。
この場合、コマンドは新しい、最小の環境で実行されることになる。
-ATX (及び PAM を使用していない Linux システム) では、\fI/etc/environment\fP
+AIX (及び PAM を使用していない Linux システム) では、\fI/etc/environment\fP
ファイルの内容で環境が初期化される。新しい環境には、TERM, PATH,
HOME, MAIL, SHELL, LOGNAME, USER, USERNAME, 及び SUDO_* という変数、
それに、呼び出し側のプロセスから来た変数で、\fIenv_check\fP や \fIenv_keep\fP
シェル・スタイルのワイルドカード展開 (glob) を行う。
しかし、glob(3) はファイルシステムにアクセスするので、
指定パターンによっては、作業を完了するまでに時間がかかることがある。
-å¿\85è¦\81ã\81ªæ\99\82ã\81«マウントするようになっている (つまりオートマウントの)
+å¿\85è¦\81ã\81«å¿\9cã\81\98ã\81¦マウントするようになっている (つまりオートマウントの)
ネットワーク・ファイル・システムを参照するときは、とりわけ時間がかかる。
\fIfast_glob\fP オプションを指定すると、\fBsudo\fP が fnmatch(3) 関数を使うようになるが、
こちらの関数はマッチングを行う際にファイルシステムにアクセスしない。
グループ・プロバイダー・プラグインの API については、sudo_plugin(5)
に詳細な説明がある。
.SH ログの書式
-\fBsudoers\fP は、何が起きたかを記録するのに、suslog(3) を使用することもできるし、
+\fBsudoers\fP は、何が起きたかを記録するのに、syslog(3) を使用することもできるし、
単独のログ・ファイルを使用することもできる。
どちらの場合も、ログの書式はほとんど同じである。
.SS 実行を許可されたコマンドに関するログ記載事項
.PP
ネットグループを (ユーザについてではなく) マシンについて使用し、
\fInetgroup\fP ファイルに完全修飾ホスト名を記載する場合は
-(たいていそうするものだが)、そのマシンのホスト名を
-hostname コマンドが出力する通りの完全修飾名で書くか、さもなければ、
-\fIsudoers\fP ファイルで \fIfqdn\fP オプションを使うかしなければならない。
+(たいていそうするものだが)、hostname コマンドの返すそのマシンのホスト名が、
+完全修飾ホスト名になっていなければならない。そうでないときは、\fIsudoers\fP
+ファイルで \fIfqdn\fP オプションを使う必要がある。
.SH バグ
\fBsudo\fP にバグを発見したと思ったら、https://bugzilla.sudo.ws/
にアクセスして、バグレポートを提出していただきたい。