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LDP: Update POT and ja.po to LDP v3.68
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / po4a / signal / po / ja.po
index 0078ec6..a1e3e91 100644 (file)
@@ -6,7 +6,7 @@
 msgid ""
 msgstr ""
 "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
-"POT-Creation-Date: 2014-06-03 01:29+0900\n"
+"POT-Creation-Date: 2014-06-08 01:30+0900\n"
 "PO-Revision-Date: 2014-06-04 00:38+0900\n"
 "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
 "Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
@@ -427,12 +427,21 @@ msgstr "この文書について"
 #: build/C/man2/timer_delete.2:83 build/C/man2/timer_getoverrun.2:149
 #: build/C/man2/timer_settime.2:224 build/C/man2/timerfd_create.2:561
 #: build/C/man2/tkill.2:144 build/C/man2/wait.2:654 build/C/man2/wait4.2:180
-msgid ""
-"This page is part of release 3.67 of the Linux I<man-pages> project.  A "
+#, fuzzy
+#| msgid ""
+#| "This page is part of release 3.67 of the Linux I<man-pages> project.  A "
+#| "description of the project, information about reporting bugs, and the "
+#| "latest version of this page, can be found at \\%http://www.kernel.org/doc/"
+#| "man-pages/."
+msgid ""
+"This page is part of release 3.68 of the Linux I<man-pages> project.  A "
 "description of the project, information about reporting bugs, and the latest "
 "version of this page, can be found at \\%http://www.kernel.org/doc/man-"
 "pages/."
-msgstr "この man ページは Linux I<man-pages> プロジェクトのリリース 3.67 の一部である。 プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \\%http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。"
+msgstr ""
+"この man ページは Linux I<man-pages> プロジェクトのリリース 3.67 の一部であ"
+"る。 プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \\%http://www.kernel.org/doc/"
+"man-pages/ に書かれている。"
 
 #. type: TH
 #: build/C/man2/eventfd.2:22
@@ -2151,7 +2160,13 @@ msgid ""
 "the permission check failed for at least one target process, while POSIX "
 "documents B<EPERM> only when the permission check failed for all target "
 "processes."
-msgstr "BSD 系システムと System\\ V 系システムでは、 許可のチェックに様々な違いがある。 B<kill>(2)  についての POSIX の原理 (rationale) を参照すること。 POSIX で記述されていない違いとしては、返り値 B<EPERM> がある。 BSD では「送信先プロセスの許可のチェックが 1 つでも失敗した場合は、 シグナルが送信されず、 B<EPERM> が返される」と記述されている。 POSIX では「送信先プロセスの許可のチェックが全て失敗した場合にのみ、 B<EPERM> が返される」と記述されている。"
+msgstr ""
+"BSD 系システムと System\\ V 系システムでは、 許可のチェックに様々な違いがあ"
+"る。 B<kill>(2)  についての POSIX の原理 (rationale) を参照すること。 POSIX "
+"で記述されていない違いとしては、返り値 B<EPERM> がある。 BSD では「送信先プロ"
+"セスの許可のチェックが 1 つでも失敗した場合は、 シグナルが送信されず、 "
+"B<EPERM> が返される」と記述されている。 POSIX では「送信先プロセスの許可の"
+"チェックが全て失敗した場合にのみ、 B<EPERM> が返される」と記述されている。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/killpg.2:134
@@ -5158,7 +5173,20 @@ msgid ""
 "I<sysconf(_SC_CLK_TCK)>.  In 2.6 kernels before 2.6.27, a bug meant that "
 "these fields reported time in units of the (configurable) system jiffy (see "
 "B<time>(7))."
-msgstr "B<SIGCHLD> は I<si_pid>, I<si_uid>, I<si_status>, I<si_utime>, I<si_stime> を設定し、子プロセスに関する情報を提供する。 I<si_pid> フィールドは子プロセスのプロセス ID で、 I<si_uid> フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。 I<si_stime> フィールドには、 (I<si_code> が B<CLD_EXITED> の場合は) 子プロセスの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因となったシグナル番号が格納される。 I<si_utime> と I<si_stime> には子プロセスが使用したユーザ CPU 時間とシステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(B<getrusage>(2) や B<times>(2) と異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時間は含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィールドに格納される CPU 時間の単位は I<sysconf(_SC_CLK_TCK)> である。 2.6.27 より前の 2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの CPU 時間の単位が (カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy であった (B<time>(7) 参照)。"
+msgstr ""
+"B<SIGCHLD> は I<si_pid>, I<si_uid>, I<si_status>, I<si_utime>, I<si_stime> を"
+"設定し、子プロセスに関する情報を提供する。 I<si_pid> フィールドは子プロセスの"
+"プロセス ID で、 I<si_uid> フィールドは子プロセスの実ユーザ ID である。 "
+"I<si_stime> フィールドには、 (I<si_code> が B<CLD_EXITED> の場合は) 子プロセ"
+"スの終了ステータスが、それ以外の場合は状態が変化する原因となったシグナル番号"
+"が格納される。 I<si_utime> と I<si_stime> には子プロセスが使用したユーザ CPU "
+"時間とシステム CPU 時間がそれぞれ格納される。(B<getrusage>(2) や B<times>(2) "
+"と異なり) これらのフィールドには wait 待ちの子プロセスにより使用された時間は"
+"含まれない。 2.6 より前と 2.6.27 以降のカーネルでは、 これらのフィールドに格"
+"納される CPU 時間の単位は I<sysconf(_SC_CLK_TCK)> である。 2.6.27 より前の "
+"2.6 系のカーネルでは、バグがあり、 これらのフィールドの CPU 時間の単位が "
+"(カーネルのコンフィグで指定される) システムの jiffy であった (B<time>(7) 参"
+"照)。"
 
 #.  FIXME SIGTRAP also sets the following for ptrace_notify() ?
 #.      info.si_code = exit_code;
@@ -5863,7 +5891,13 @@ msgid ""
 "that the only completely portable method of ensuring that terminated "
 "children do not become zombies is to catch the B<SIGCHLD> signal and perform "
 "a B<wait>(2)  or similar."
-msgstr "POSIX.1-1990 では B<SIGCHLD> に B<SIG_IGN> を設定することを認めていない。 POSIX.1-2001 では認められており、 B<SIGCHLD> を無視することでゾンビプロセスの生成を防止することができる (B<wait>(2)  を参照)。 さらに、BSD と System\\ V では B<SIGCHLD> を無視した際の動作が異なっている。 そのため、完全に移植性がある方法で、終了した子プロセスがゾンビにならないこと を保証するには、 B<SIGCHLD> シグナルを補足し、 B<wait>(2)  などを実行するしかない。"
+msgstr ""
+"POSIX.1-1990 では B<SIGCHLD> に B<SIG_IGN> を設定することを認めていない。 "
+"POSIX.1-2001 では認められており、 B<SIGCHLD> を無視することでゾンビプロセスの"
+"生成を防止することができる (B<wait>(2)  を参照)。 さらに、BSD と System\\ V "
+"では B<SIGCHLD> を無視した際の動作が異なっている。 そのため、完全に移植性があ"
+"る方法で、終了した子プロセスがゾンビにならないこと を保証するには、 "
+"B<SIGCHLD> シグナルを補足し、 B<wait>(2)  などを実行するしかない。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/sigaction.2:736
@@ -6221,7 +6255,9 @@ msgstr ""
 msgid ""
 "The specified size of the new alternate signal stack I<ss.ss_size> as less "
 "than B<MINSTKSZ>."
-msgstr "新しい代替シグナルスタック (I<ss.ss_size>) に指定したサイズが B<MINSTKSZ> より小さかった。"
+msgstr ""
+"新しい代替シグナルスタック (I<ss.ss_size>) に指定したサイズが B<MINSTKSZ> よ"
+"り小さかった。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/sigaltstack.2:158
@@ -6907,7 +6943,11 @@ msgid ""
 "because the signal might be delivered again before the handler had a chance "
 "to reestablish itself.  Furthermore, rapid deliveries of the same signal "
 "could result in recursive invocations of the handler."
-msgstr "System\\ V でも、 B<signal>()  に対してこれらの挙動を規定している。 こうした挙動はまずく、ハンドラがハンドラ自身を再設定する機会が 来るより前に、同じシグナルがまた配送される可能性がある。 さらに、同じシグナルが立て続けに配送されると、同じシグナルが ハンドラを繰り返し起動されることになる。"
+msgstr ""
+"System\\ V でも、 B<signal>()  に対してこれらの挙動を規定している。 こうした"
+"挙動はまずく、ハンドラがハンドラ自身を再設定する機会が 来るより前に、同じシグ"
+"ナルがまた配送される可能性がある。 さらに、同じシグナルが立て続けに配送される"
+"と、同じシグナルが ハンドラを繰り返し起動されることになる。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/signal.2:220
@@ -6942,7 +6982,8 @@ msgstr "Linux での状況は以下の通りである。"
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/signal.2:228
 msgid "The kernel's B<signal>()  system call provides System\\ V semantics."
-msgstr "カーネルの B<signal>()  システムコールは System\\ V 方式を提供している。"
+msgstr ""
+"カーネルの B<signal>()  システムコールは System\\ V 方式を提供している。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/signal.2:244
@@ -6973,7 +7014,13 @@ msgid ""
 "B<gcc>(1)  in one of its standard modes (I<-std=xxx> or I<-ansi>)  or "
 "defines various other feature test macros such as B<_POSIX_SOURCE>, "
 "B<_XOPEN_SOURCE>, or B<_SVID_SOURCE>; see B<feature_test_macros>(7).)"
-msgstr "glibc 2 以降では、機能検査マクロ B<_BSD_SOURCE> が定義されていなければ、 B<signal>()  は System\\ V 方式となる。 (B<gcc>(1)  が標準指定モード (I<-std=xxx> or I<-ansi>)  で起動された場合、もしくは B<_POSIX_SOURCE>, B<_XOPEN_SOURCE>, B<_SVID_SOURCE> といった他の様々な機能検査マクロが定義された場合、 デフォルトの B<_BSD_SOURCE> の暗黙の定義は行われない。 B<feature_test_macros>(7)  を参照のこと。)"
+msgstr ""
+"glibc 2 以降では、機能検査マクロ B<_BSD_SOURCE> が定義されていなければ、 "
+"B<signal>()  は System\\ V 方式となる。 (B<gcc>(1)  が標準指定モード (I<-"
+"std=xxx> or I<-ansi>)  で起動された場合、もしくは B<_POSIX_SOURCE>, "
+"B<_XOPEN_SOURCE>, B<_SVID_SOURCE> といった他の様々な機能検査マクロが定義され"
+"た場合、 デフォルトの B<_BSD_SOURCE> の暗黙の定義は行われない。 "
+"B<feature_test_macros>(7)  を参照のこと。)"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/signal.2:278
@@ -6981,7 +7028,11 @@ msgid ""
 "The B<signal>()  function in Linux libc4 and libc5 provide System\\ V "
 "semantics.  If one on a libc5 system includes I<E<lt>bsd/signal.hE<gt>> "
 "instead of I<E<lt>signal.hE<gt>>, then B<signal>()  provides BSD semantics."
-msgstr "Linux の libc4 と libc5 の B<signal>()  関数は System\\ V 方式である。 libc5 システムにおいて I<E<lt>signal.hE<gt>> のかわりに I<E<lt>bsd/signal.hE<gt>> をインクルードすると、 B<signal>()  は B<__bsd_signal>()  に再定義され、 B<signal>()  は BSD 方式となる。"
+msgstr ""
+"Linux の libc4 と libc5 の B<signal>()  関数は System\\ V 方式である。 libc5 "
+"システムにおいて I<E<lt>signal.hE<gt>> のかわりに I<E<lt>bsd/signal.hE<gt>> "
+"をインクルードすると、 B<signal>()  は B<__bsd_signal>()  に再定義され、 "
+"B<signal>()  は BSD 方式となる。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/signal.2:297
@@ -10467,9 +10518,10 @@ msgstr "SIGVEC"
 
 #. type: TH
 #: build/C/man3/sigvec.3:26
-#, no-wrap
-msgid "2014-03-24"
-msgstr "2014-03-24"
+#, fuzzy, no-wrap
+#| msgid "2014-02-25"
+msgid "2014-05-28"
+msgstr "2014-02-25"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man3/sigvec.3:29
@@ -10478,8 +10530,12 @@ msgstr "sigvec, sigblock, sigsetmask, siggetmask, sigmask - BSD 版シグナル
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man3/sigvec.3:33
+#, fuzzy
+#| msgid ""
+#| "B<int sigvec(int >I<sig>B<, struct sigvec *>I<vec>B<, struct sigvec "
+#| "*>I<ovec>B<);>"
 msgid ""
-"B<int sigvec(int >I<sig>B<, struct sigvec *>I<vec>B<, struct sigvec "
+"B<int sigvec(int >I<sig>B<, const struct sigvec *>I<vec>B<, struct sigvec "
 "*>I<ovec>B<);>"
 msgstr ""
 "B<int sigvec(int >I<sig>B<, struct sigvec *>I<vec>B<, struct sigvec "
@@ -13935,7 +13991,16 @@ msgid ""
 "unspecified.  Note that even though the default disposition of B<SIGCHLD> is "
 "\"ignore\", explicitly setting the disposition to B<SIG_IGN> results in "
 "different treatment of zombie process children.)"
-msgstr "POSIX.1-2001 では以下のように規定されている。 B<SIGCHLD> の動作が B<SIG_IGN> に設定されたか、 B<SIGCHLD> に対して B<SA_NOCLDWAIT> フラグが設定された場合 (B<sigaction>(2)  参照)、終了した子プロセスはゾンビにはならず、 B<wait>()  や B<waitpid>()  の呼び出しは全ての子プロセスが終了するまで停止し、 子プロセスが全部終了した後 I<errno> に B<ECHILD> を設定して失敗する。 (もともとの POSIX 標準は B<SIGCHLD> に B<SIG_IGN> を設定した場合の振る舞いを未規定のままにしている。 B<SIGCHLD> のデフォルトの動作が「無視」であるにもかかわらず、 B<SIGCHLD> の動作として B<SIG_IGN> を明示的に設定した場合にはゾンビプロセスの子プロセスの扱いが 異なる点に注意すること。)"
+msgstr ""
+"POSIX.1-2001 では以下のように規定されている。 B<SIGCHLD> の動作が B<SIG_IGN> "
+"に設定されたか、 B<SIGCHLD> に対して B<SA_NOCLDWAIT> フラグが設定された場合 "
+"(B<sigaction>(2)  参照)、終了した子プロセスはゾンビにはならず、 B<wait>()  "
+"や B<waitpid>()  の呼び出しは全ての子プロセスが終了するまで停止し、 子プロセ"
+"スが全部終了した後 I<errno> に B<ECHILD> を設定して失敗する。 (もともとの "
+"POSIX 標準は B<SIGCHLD> に B<SIG_IGN> を設定した場合の振る舞いを未規定のまま"
+"にしている。 B<SIGCHLD> のデフォルトの動作が「無視」であるにもかかわらず、 "
+"B<SIGCHLD> の動作として B<SIG_IGN> を明示的に設定した場合にはゾンビプロセスの"
+"子プロセスの扱いが 異なる点に注意すること。)"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/wait.2:479
@@ -13945,7 +14010,12 @@ msgid ""
 "B<SIGCHLD> is being ignored, the call behaves just as though B<SIGCHLD> were "
 "not being ignored, that is, the call blocks until the next child terminates "
 "and then returns the process ID and status of that child."
-msgstr "Linux 2.6 はこの仕様に準拠している。 しかし、Linux 2.4 (とそれ以前のバージョン) はそうではない: B<SIGCHLD> が無視される状態で B<wait>()  または B<waitpid>()  が呼び出された場合、 B<SIGCHLD> が無視されていないかのように振る舞う。 つまり、呼び出しによって次の子プロセスの終了までブロックされ、 終了した子プロセスの PID と状態が返される。"
+msgstr ""
+"Linux 2.6 はこの仕様に準拠している。 しかし、Linux 2.4 (とそれ以前のバージョ"
+"ン) はそうではない: B<SIGCHLD> が無視される状態で B<wait>()  または "
+"B<waitpid>()  が呼び出された場合、 B<SIGCHLD> が無視されていないかのように振"
+"る舞う。 つまり、呼び出しによって次の子プロセスの終了までブロックされ、 終了"
+"した子プロセスの PID と状態が返される。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/wait.2:495
@@ -14429,3 +14499,6 @@ msgid ""
 msgstr ""
 "B<fork>(2), B<getrusage>(2), B<sigaction>(2), B<signal>(2), B<wait>(2), "
 "B<signal>(7)"
+
+#~ msgid "2014-03-24"
+#~ msgstr "2014-03-24"