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GNU_coreutils: Release pages for coreutils-8.16.
[linuxjm/coreutils.git] / release / man1 / dd.1
diff --git a/release/man1/dd.1 b/release/man1/dd.1
new file mode 100644 (file)
index 0000000..cf526d6
--- /dev/null
@@ -0,0 +1,195 @@
+.\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.40.4.
+.TH DD "1" "2012年4月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
+.SH 名前
+dd \- ファイルの変換とコピーを行う
+.SH 書式
+.B dd
+[\fIOPERAND\fR]...
+.br
+.B dd
+\fIOPTION\fR
+.SH 説明
+.\" Add any additional description here
+.PP
+オペランド OPERAND に従って、変換や書式設定しながらファイルをコピーします。
+.TP
+bs=BYTES
+一回に BYTES バイトずつ読み書きする
+.TP
+cbs=BYTES
+一回に BYTES バイト変換する
+.TP
+conv=CONVS
+コンマで区切られたシンボルリストとしてファイルを変換する
+.TP
+count=N
+入力ブロック N 個分だけコピーする
+.TP
+ibs=BYTES
+一回に BYTES バイトずつ読み込む (デフォルト: 512)
+.TP
+if=FILE
+標準入力の代わりに FILE から読み込む
+.TP
+iflag=FLAGS
+コンマで区切られたシンボルリストとして読み込む
+.TP
+obs=BYTES
+一回に BYTES バイトずつ書き込む (デフォルト: 512)
+.TP
+of=FILE
+標準出力の代わりに FILE に書き込む
+.TP
+oflag=FLAGS
+コンマで区切られたシンボルリストとして書き込む
+.TP
+seek=BLOCKS
+出力開始時に、サイズ obs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
+.TP
+skip=BLOCKS
+入力開始時に、サイズ ibs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
+.TP
+status=noxfer
+転送ステータス表示を抑止する
+.PP
+BLOCKS および BYTES は以下の倍数接尾子を続けることができます:
+c =1、w =2、b =512、kB =1000、K =1024、MB =1000*1000、M =1024*1024、xM =M
+GB =1000*1000*1000、G =1024*1024*1024、および T、P、E、Z、Y などです。
+.PP
+各 CONV シンボルは以下の通りです:
+.TP
+ascii
+EBCDIC から ASCII へ
+.TP
+ebcdic
+ASCII から EBCDIC へ
+.TP
+ibm
+ASCII から alternate EBCDIC へ
+.TP
+block
+改行区切りのレコードをサイズが cbs になるようにスペースで埋める
+.TP
+unblock
+サイズが cbs のレコードの末尾スペース (複数化) を改行で置換する
+.TP
+lcase
+大文字を小文字に変換する
+.TP
+ucase
+小文字を大文字に変換する
+.TP
+sparse
+NUL の入力ブロックを出力先に書き込まずにスキップするようにする
+.TP
+swab
+入力バイトの各組を入れ替える
+.TP
+sync
+各入力ブロックをサイズが ibs になるまで NUL で埋める。block
+または unblock と一緒に利用された場合 NUL でなくスペースで埋める
+.TP
+excl
+出力ファイルが既に存在する場合に失敗させる
+.TP
+nocreat
+出力ファイルを作成しない
+.TP
+notrunc
+出力ファイルを切り詰めない
+.TP
+noerror
+読み込みエラー後も継続する
+.TP
+fdatasync
+終了前に出力ファイルデータを物理的に書き込む
+.TP
+fsync
+上と同様だがメタデータに対しても使用する
+.PP
+各 FLAG シンボルは以下の通りです:
+.TP
+append
+追加モード (出力に対してのみ意味がある。 conv=notrunc を推奨)
+.TP
+direct
+データに対して直接 I/O を使用する
+.TP
+directory
+ディレクトリで無い場合に失敗させる
+.TP
+dsync
+データに対して同期 I/O を使用する
+.TP
+sync
+上と同様だがメタデータに対しても使用する
+.TP
+fullblock
+入力のブロックがいっぱいになるまで蓄積する (iflag のみ)
+.TP
+nonblock
+非ブロック I/O を使用する
+.TP
+noatime
+アクセス時間を更新しない
+.TP
+nocache
+キャッシュデータを破棄する
+.TP
+noctty
+ファイルからの制御端末を割り当てない
+.TP
+nofollow
+シンボリックリンクをたどらない
+.TP
+count_bytes
+\&'count=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
+.TP
+skip_bytes
+\&'skip=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
+.TP
+seek_bytes
+\&'seek=N' をバイト数として扱う (oflag のみ)
+.PP
+USR1 シグナルを実行中の 'dd' に送ると、 I/O 統計情報を標準出力に
+表示してからコピーを続けます。
+.IP
+\f(CW$ dd if=/dev/zero of=/dev/null& pid=$!\fR
+.br
+\f(CW$ kill -USR1 $pid; sleep 1; kill $pid\fR
+.IP
+18335302+0 レコード入力
+18335302+0 レコード出力
+9387674624 バイト (9.4 GB) コピーされました、 34.6279 秒、 271 MB/秒
+.PP
+オプションは次の通りです:
+.TP
+\fB\-\-help\fR
+この使い方を表示して終了する
+.TP
+\fB\-\-version\fR
+バージョン情報を表示して終了する
+.SH 作者
+作者 Paul Rubin、 David MacKenzie、および Stuart Kemp。
+.SH バグの報告
+dd のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
+GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
+GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
+dd の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
+完全な文書を参照する場合は info coreutils 'dd invocation' を実行してください。
+.SH 著作権
+Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.
+ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
+This is free software: you are free to change and redistribute it.
+There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
+.SH 関連項目
+.B dd
+の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
+.B info
+および
+.B dd
+のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
+.IP
+.B info dd
+.PP
+を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。