処理に関するエラーが最後の \fBclose\fP() のときになって初めて通知される場合がありうる。 ファイルクローズの際に返り値をチェックしないと、
気付かないうちにデータを失ってしまうかもしれない。 これは特に NFS やディスク・クォータを使用した場合に見られる。
.PP
-クローズに成功しても、データがディスクに保存されたかどうかは 保証されない (カーネルが書きこみを遅延させることがあるためである)。
-ストリームがクローズされるときにバッファをフラッシュするかどうかは、 ファイルシステムによって異なる。
-データが物理的に保存されることを保証する必要がある場合には、 \fBfsync\fP(2) を使用すること (\fBfsync\fP(3)
-を行った時点で、データの保存はディスクのハードウェアに依存する 問題となる)。
+A successful close does not guarantee that the data has been successfully
+saved to disk, as the kernel defers writes. It is not common for a
+filesystem to flush the buffers when the stream is closed. If you need to
+be sure that the data is physically stored use \fBfsync\fP(2). (It will depend
+on the disk hardware at this point.)
.PP
.\" Date: Tue, 4 Sep 2007 13:57:35 +0200
.\" From: Fredrik Noring <noring@nocrew.org>
\fBfcntl\fP(2), \fBfsync\fP(2), \fBopen\fP(2), \fBshutdown\fP(2), \fBunlink\fP(2),
\fBfclose\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。