.\" Updated 2011-08-10, TACHIBANA Akira <tati@kc5.so-net.ne.jp>
.\" Updated 2011-09-15, TACHIBANA Akira <tati@kc5.so-net.ne.jp>
.\"
-.TH IOCTL 2 2013\-11\-08 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH IOCTL 2 2014\-12\-31 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
ioctl \- デバイスを制御する
.SH 書式
.sp
.\" POSIX says 'request' is int, but glibc has the above
.\" See https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=42705
-\fBint ioctl(int \fP\fId\fP\fB, unsigned long \fP\fIrequest\fP\fB, ...);\fP
+\fBint ioctl(int \fP\fIfd\fP\fB, unsigned long \fP\fIrequest\fP\fB, ...);\fP
.SH 説明
\fBioctl\fP() 関数はスペシャルファイルを構成するデバイスのパラメータを 操作する。特に、キャラクタ型のスペシャルファイル (例えば端末
-(terminal)) の多くの動作特性を \fBioctl\fP() リクエストによって制御することができる。引き数 \fId\fP
+(terminal)) の多くの動作特性を \fBioctl\fP() リクエストによって制御することができる。引き数 \fIfd\fP
はオープンされたファイルディスクリプタでなければならない。
.PP
2 番目の引き数は、デバイス依存のリクエストコードである。 3 番目の引き数は、メモリへの型を指定しないポインタである。 この引き数は伝統的に (C で
.SH エラー
.TP 0.7i
\fBEBADF\fP
-\fId\fP が有効なディスクリプタではない。
+\fIfd\fP が無効なディスクリプターである。
.TP
\fBEFAULT\fP
\fIargp\fP がアクセス不可能なメモリを参照している。
\fIrequest\fP または \fIargp\fP が不正である。
.TP
\fBENOTTY\fP
-\fId\fP がキャラクタ型のスペシャルデバイスを参照していない。
+\fIfd\fP がキャラクタ型のスペシャルデバイスを参照していない。
.TP
\fBENOTTY\fP
-指定されたリクエストはディスクリプタ \fId\fP が参照する種類のオブジェクトには適用することができない。
+指定されたリクエストはディスクリプタ \fIfd\fP が参照する種類のオブジェクトには適用することができない。
.SH 準拠
どれか一つの標準に対応しているわけではない。 \fBioctl\fP() の引き数、返り値、解釈は、処理対象のデバイスドライバごとに 異なる (この関数は
UNIX の ストリーム I/O モデル に きちんと適合していない操作のための便利屋として使用される)。 よく知られている \fBioctl\fP()
.\" .BR mt (4),
\fBexecve\fP(2), \fBfcntl\fP(2), \fBioctl_list\fP(2), \fBopen\fP(2), \fBsd\fP(4), \fBtty\fP(4)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。