.\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
.\" Updated 2013-05-07, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
.\"
-.TH MMAP 2 2014\-04\-06 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH MMAP 2 2014\-08\-19 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
mmap, munmap \- ファイルやデバイスをメモリにマップ/アンマップする
.SH 書式
\fIprot\fP 引き数は \fBPROT_EXEC\fP を行うように指定されているが、 no\-exec でマウントされたファイルシステム上のファイルに
マップ領域が対応している。
.TP
+\fBEPERM\fP
+操作が file seal により禁止されている。 \fBfcntl\fP(2) 参照。
+.TP
\fBETXTBSY\fP
\fBMAP_DENYWRITE\fP がセットされているが \fIfd\fP で指定されているオブジェクトは書き込み用に開かれている。
.TP
\fB_POSIX_MAPPED_FILES\fP は <unistd.h> で 0 より大きな値に定義される (\fBsysconf\fP(3)
も参照のこと)。
.SH 注意
-.\" Since around glibc 2.1/2.2, depending on the platform.
-このページでは glibc の \fBmmap\fP() のラッパー関数が提供するインターフェースに
-ついて説明している。元々は、この関数は同じ名前のシステムコールを起動していた。
-カーネル 2.4 以降、このシステムコールは \fBmmap2\fP(2) に取って代わられ、現在
-では、 glibc の \fBmmap\fP() のラッパー関数は \fIoffset\fP を適切に調整してから
-\fBmmap2\fP(2) を起動する。
-
(i386 などの) いくつかのアーキテクチャでは、 \fBPROT_WRITE\fP をセットすると、暗黙のうちに \fBPROT_READ\fP
がセットされる。 \fBPROT_READ\fP をセットした際に暗黙のうちに \fBPROT_EXEC\fP がセットされるかどうかは、アーキテクチャ依存である。
移植性を考慮したプログラムでは、 新規にマップした領域でコードを実行したい場合は、常に \fBPROT_EXEC\fP をセットすべきである。
にならないように選択される。 \fBMAP_FIXED\fP フラグが指定され、かつ \fIaddr\fP が 0 (NULL)
の場合には、マップされるアドレスが 0 (NULL) になる。
+.\"
特定の \fIflags\fP 定数は \fB_BSD_SOURCE\fP か \fB_SVID_SOURCE\fP のいずれかが定義された場合にのみ定義される。
(\fB_GNU_SOURCE\fP も定義されている必要がある。これらのフラグはすべて Linux 固有のものなので、 特に \fB_GNU_SOURCE\fP
を必要とする点はもっと論理的に決められるべきであった。) 関係するフラグは \fBMAP_32BIT\fP, \fBMAP_ANONYMOUS\fP
(とその同義語の \fBMAP_ANON\fP), \fBMAP_DENYWRITE\fP, \fBMAP_EXECUTABLE\fP, \fBMAP_FILE\fP,
\fBMAP_GROWSDOWN\fP, \fBMAP_HUGETLB\fP, \fBMAP_LOCKED\fP, \fBMAP_NONBLOCK\fP,
\fBMAP_NORESERVE\fP, \fBMAP_POPULATE\fP, \fBMAP_STACK\fP である。
+.SS "C ライブラリとカーネル ABI の違い"
+.\" Since around glibc 2.1/2.2, depending on the platform.
+このページでは glibc の \fBmmap\fP() のラッパー関数が提供するインターフェースに
+ついて説明している。元々は、この関数は同じ名前のシステムコールを起動していた。
+カーネル 2.4 以降、このシステムコールは \fBmmap2\fP(2) に取って代わられ、現在
+では、 glibc の \fBmmap\fP() のラッパー関数は \fIoffset\fP を適切に調整してから
+\fBmmap2\fP(2) を起動する。
.SH バグ
Linux においては、上記の \fBMAP_NORESERVE\fP で述べられているような保証はない。
デフォルトでは、システムがメモリを使い切った場合には、 どのプロセスがいつ強制終了されるか分からないからである。
}
.fi
.SH 関連項目
-\fBgetpagesize\fP(2), \fBmincore\fP(2), \fBmlock\fP(2), \fBmmap2\fP(2), \fBmprotect\fP(2),
-\fBmremap\fP(2), \fBmsync\fP(2), \fBremap_file_pages\fP(2), \fBsetrlimit\fP(2),
-\fBshmat\fP(2), \fBshm_open\fP(3), \fBshm_overview\fP(7)
+\fBgetpagesize\fP(2), \fBmemfd_create\fP(2), \fBmincore\fP(2), \fBmlock\fP(2),
+\fBmmap2\fP(2), \fBmprotect\fP(2), \fBmremap\fP(2), \fBmsync\fP(2),
+\fBremap_file_pages\fP(2), \fBsetrlimit\fP(2), \fBshmat\fP(2), \fBshm_open\fP(3),
+\fBshm_overview\fP(7)
\fBproc\fP(5) の \fI/proc/[pid]/maps\fP, \fI/proc/[pid]/map_files\fP,
\fI/proc/[pid]/smaps\fP の説明。
+B.O. Gallmeister, POSIX.4, O'Reilly, pp. 128\-129 and 389\-391.
.\"
.\" Repeat after me: private read-only mappings are 100% equivalent to
.\" shared read-only mappings. No ifs, buts, or maybes. -- Linus
-B.O. Gallmeister, POSIX.4, O'Reilly, pp. 128\-129 and 389\-391.
-.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。