.\" Copyright 1993 Giorgio Ciucci (giorgio@crcc.it)
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-.TH MSGCTL 2 2008\-08\-06 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
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+.\" Translated 1997-02-23, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Updated & Modified 2001-06-04, Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
+.\" Updated & Modified 2002-07-06, Yuichi SATO
+.\" Updated & Modified 2004-12-31, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
+.\" Updated & Modified 2005-10-10, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH MSGCTL 2 2014\-02\-24 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
-msgctl \- メッセージ制御操作
+msgctl \- System V メッセージ制御操作
.SH 書式
.nf
\fB#include <sys/types.h>\fP
\fBint msgctl(int \fP\fImsqid\fP\fB, int \fP\fIcmd\fP\fB, struct msqid_ds *\fP\fIbuf\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBmsgctl\fP() ã\81¯ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼è\98å\88¥å\90 \fImsqid\fP ã\81§æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ (message queue) ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦
-\fIcmd\fP で指定された制御操作を行なう。
+\fBmsgctl\fP() ã\81¯ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\82ã\83¥ã\83¼è\98å\88¥å\90 \fImsqid\fP ã\81§æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9f System\ V ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\82ã\83¥ã\83¼ (message queue)
+に対して \fIcmd\fP で指定された制御操作を行なう。
.PP
\fImsqid_ds\fP データ構造体は \fI<sys/msg.h>\fP で以下のように定義されている:
.nf
.in
.fi
.PP
-\fIipc_perm\fP 構造体は \fI<sys/ipc.h>\fP で以下のように定義されている (強調されたフィールドは
-\fBIPC_SET\fP を使って設定可能である):
+\fIipc_perm\fP 構造体は以下のように定義されている (強調されたフィールドは \fBIPC_SET\fP を使って設定可能である):
.PP
.nf
.in +4n
\fIcmd\fP として有効な値は:
.TP
\fBIPC_STAT\fP
-\fImsqid\fP ã\81«é\96¢é\80£ã\81¥ã\81\91ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\83»ã\83\87ã\83¼ã\82¿æ§\8bé\80 ä½\93ã\81\8bã\82\89ã\80\81ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ \fIbuf\fP が指し示す \fImsqid_ds\fP
-æ§\8bé\80 ä½\93ã\81«æ\83\85å ±ã\82\92ã\82³ã\83\94ã\83¼ã\81\99ã\82\8bã\80\82 å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97å\81´ã\81¯ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81«å¯¾ã\81\99ã\82\8bèªã\81¿è¾¼ã\81¿è¨±å\8f¯ã\82\92æ\8c\81ã\81£ã\81¦ã\81\84ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82
+\fImsqid\fP ã\81«é\96¢é\80£ã\81¥ã\81\91ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\82ã\83¥ã\83¼ã\83\87ã\83¼ã\82¿æ§\8bé\80 ä½\93ã\81\8bã\82\89ã\80\81ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ \fIbuf\fP が指し示す \fImsqid_ds\fP
+構造体に情報をコピーする。 呼び出し側はメッセージキューに対する読み込み許可を持っていなければならない。
.TP
\fBIPC_SET\fP
-ポインタ \fIbuf\fP が指し示す \fImsqid_ds\fP 構造体のメンバーの値を、メッセージ・キューに関連づけられた
-カーネル・データ構造体に書き込み、 \fImsg_ctime\fP メンバーも更新する。 構造体のメンバーのうち、更新されるものを以下に示す:
-\fImsg_qbytes\fP, \fImsg_perm.uid\fP, \fImsg_perm.gid\fP, \fImsg_perm.mode\fP (の下位 9
-ビット)。 呼び出したプロセスの実効ユーザ ID が、メッセージ・キューの所有者 (\fImsg_perm.uid\fP) または作成者
-(\fImsg_perm.cuid\fP) ã\81¨ä¸\80è\87´ã\81\99ã\82\8bã\81\8bã\80\81å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97å\85\83ã\81\8cç\89¹æ¨©ã\82\92æ\8c\81ã\81\9fã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 \fImsg_qbytes\fP ã\82\92ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\83»ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿の
-\fBMSGMNB\fP を超えて設定するには、適切な特権 (Linux では \fBCAP_IPC_RESOURCE\fP ケーパビリティ
+ポインター \fIbuf\fP が指し示す \fImsqid_ds\fP 構造体のメンバーの値を、メッセージキューに関連づけられた カーネルデータ構造体に書き込み、
+\fImsg_ctime\fP メンバーも更新する。 構造体のメンバーのうち、更新されるものを以下に示す: \fImsg_qbytes\fP,
+\fImsg_perm.uid\fP, \fImsg_perm.gid\fP, \fImsg_perm.mode\fP (の下位 9 ビット)。
+呼び出したプロセスの実効ユーザー ID が、メッセージキューの所有者 (\fImsg_perm.uid\fP) または作成者
+(\fImsg_perm.cuid\fP) ã\81¨ä¸\80è\87´ã\81\99ã\82\8bã\81\8bã\80\81å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97å\85\83ã\81\8cç\89¹æ¨©ã\82\92æ\8c\81ã\81\9fã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 \fImsg_qbytes\fP ã\82\92ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿ã\83¼の
+\fBMSGMNB\fP を超えて設定するには、適切な特権 (Linux では \fBCAP_SYS_RESOURCE\fP ケーパビリティ
(capability)) が必要である。
.TP
\fBIPC_RMID\fP
-ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\82\92ã\81\9fã\81 ã\81¡ã\81«å\89\8aé\99¤ã\81\99ã\82\8bã\80\82 å\90\8cæ\99\82ã\81«ã\81\9dã\81®æ§\8bé\80 ä½\93ã\81®èªã\81¿æ\9b¸ã\81\8dã\81®å¾\85ã\81¡ç\8a¶æ\85\8bã\81«ã\81\82ã\81£ã\81\9fã\83\97ã\83ã\82»ã\82¹ã\81«é\80\9aç\9f¥ã\81\99ã\82\8b (ã\82¨ã\83©ã\83¼ã\81\8cè¿\94ã\82\8aã\80\81 \fIerrno\fP ã\81\8c
-\fBEIDRM\fP に設定される)。 呼び出したプロセスが適切な特権を持っているか、 呼び出したプロセスの実効ユーザ ID がメッセージ・キューの作成者か
-所有者の実効ユーザ ID でなければならない。
+メッセージキューをただちに削除する。 同時にその構造体の読み書きの待ち状態にあったプロセスに通知する (エラーが返り、 \fIerrno\fP が
+\fBEIDRM\fP に設定される)。 呼び出したプロセスが適切な特権を持っているか、 呼び出したプロセスの実効ユーザー ID がメッセージキューの作成者か
+所有者の実効ユーザー ID でなければならない。この場合、 \fBmsgctl\fP() の第 3 引き数は無視される。
.TP
\fBIPC_INFO\fP (Linux 固有)
-ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 å\85¨ä½\93ã\81§ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81®å\88¶é\99\90ã\81¨ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿に関する情報を、 \fIbuf\fP が指す構造体に入れて返す。 この構造体は \fImsginfo\fP
+ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 å\85¨ä½\93ã\81§ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81®å\88¶é\99\90ã\81¨ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿ã\83¼に関する情報を、 \fIbuf\fP が指す構造体に入れて返す。 この構造体は \fImsginfo\fP
型である (そのためキャストが必要である)。 \fImsginfo\fP は \fB_GNU_SOURCE\fP 機能検査マクロが定義された場合に
\fI<sys/msg.h>\fP で以下のように定義される:
.nf
.in +4n
struct msginfo {
- int msgpool; /* ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81®ä¿\9dæ\8c\81ã\81«ä½¿ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\82\8b
- ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83»プールの大きさ (1024 バイト単位);
+ int msgpool; /* メッセージデータの保持に使用される
+ ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼プールの大きさ (1024 バイト単位);
カーネル内では未使用 */
- int msgmap; /* ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\83\9eã\83\83ã\83\97ã\81®æ\9c\80大ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ª数;
+ int msgmap; /* ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83\9eã\83\83ã\83\97ã\81®æ\9c\80大ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼数;
カーネル内では未使用 */
int msgmax; /* 一つのメッセージに書き込み可能な
最大バイト数 */
int msgmnb; /* 一つのキューに書き込み可能な最大バイト数;
(msgget(2) での) キュー作成中の msg_qbytes
の初期化に使用される */
- int msgmni; /* ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81®æ\95°ã\81®æ\9c\80大å\80¤ */
- int msgssz; /* ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82»ã\82°ã\83¡ã\83³ã\83\88ã\81®ã\82µã\82¤ã\82º;
+ int msgmni; /* メッセージキューの数の最大値 */
+ int msgssz; /* メッセージセグメントのサイズ;
カーネル内では未使用 */
int msgtql; /* システム上の全キューの最大メッセージ数;
カーネル内では未使用 */
\fBproc\fP(5) を参照。
.TP
\fBMSG_INFO\fP (Linux 固有)
-\fBIPC_INFO\fP ã\81®ã\81¨ã\81\8dã\81¨å\90\8cã\81\98æ\83\85å ±ã\82\92æ ¼ç´\8dã\81\97ã\81\9f \fImsginfo\fP æ§\8bé\80 ä½\93ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82 ä½\86ã\81\97ã\80\81以ä¸\8bã\81®ã\83\95ã\82£ã\83¼ã\83«ã\83\89ã\81«ã\81¯ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81\8c
-æ¶\88è²»ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 è³\87æº\90ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8bæ\83\85å ±ã\81\8cæ ¼ç´\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bç\82¹ã\81\8cç\95°ã\81ªã\82\8bã\80\82 \fImsgpool\fP ã\83\95ã\82£ã\83¼ã\83«ã\83\89ã\81¯ç\8f¾å\9c¨ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ä¸\8aã\81«å\98å\9c¨ã\81\99ã\82\8bã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81®æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
+\fBIPC_INFO\fP のときと同じ情報を格納した \fImsginfo\fP 構造体を返す。 但し、以下のフィールドにはメッセージキューが
+消費しているシステム資源に関する情報が格納される点が異なる。 \fImsgpool\fP フィールドは現在システム上に存在するメッセージキューの数を返す。
\fImsgmap\fP フィールドはシステム上の全てのキューに入っているメッセージ総数を返す。 \fImsgtql\fP
フィールドはシステム上の全てのキューに入っている全メッセージの 総バイト数を返す。
.TP
\fBMSG_STAT\fP (Linux 固有)
\fBIPC_STAT\fP と同じく \fImsqid_ds\fP 構造体を返す。 但し、 \fImsqid\fP
-å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯ã\80\81ã\82ã\83¥ã\83¼è\98å\88¥å\90ã\81§ã\81¯ã\81ªã\81\8fã\80\81ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ä¸\8aã\81®å\85¨ã\81¦ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92管ç\90\86ã\81\99ã\82\8bã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81®å\86\85é\83¨é\85\8då\88\97ã\81¸ã\81®ã\82¤ã\83³ã\83\87ã\83\83ã\82¯ã\82¹ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
+引き数は、キュー識別子ではなく、システム上の全てのメッセージキュー に関する情報を管理するカーネルの内部配列へのインデックスである。
.SH 返り値
成功すると、 \fBIPC_STAT\fP, \fBIPC_SET\fP, \fBIPC_RMID\fP は 0 を返す。 \fBIPC_INFO\fP と
-\fBMSG_INFO\fP æ\93\8dä½\9cã\81¯ã\80\81æ\88\90å\8a\9fã\81\99ã\82\8bã\81¨ã\80\81å\85¨ã\81¦ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92 管ç\90\86ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81®å\86\85é\83¨é\85\8då\88\97ã\81®ä½¿ç\94¨ä¸ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªのインデックスの
-ã\81\86ã\81¡æ\9c\80大å\80¤ã\82\92è¿\94ã\81\99 (ã\81\93ã\81®æ\83\85å ±ã\81¯ã\80\81ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\81®å\85¨ã\81¦ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92 å\8f\96å¾\97ã\81\99ã\82\8bã\81\9fã\82\81ã\81«ã\80\81 \fBMSG_STAT\fP
+\fBMSG_INFO\fP æ\93\8dä½\9cã\81¯ã\80\81æ\88\90å\8a\9fã\81\99ã\82\8bã\81¨ã\80\81å\85¨ã\81¦ã\81®ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81«é\96¢ã\81\99ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92 管ç\90\86ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81®å\86\85é\83¨é\85\8då\88\97ã\81®ä½¿ç\94¨ä¸ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼のインデックスの
+うち最大値を返す (この情報は、システムの全てのメッセージキューに関する情報を 取得するために、 \fBMSG_STAT\fP
操作を繰り返し実行する際に使用できる)。 \fBMSG_STAT\fP 操作は、成功すると、 \fImsqid\fP
-ã\81§æ\8c\87å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\82¤ã\83³ã\83\87ã\83\83ã\82¯ã\82¹ã\82\92æ\8c\81ã\81¤ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81®è\98å\88¥å\90ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
+で指定されたインデックスを持つメッセージキューの識別子を返す。
エラーの場合は \-1 を返し、 \fIerrno\fP を適切に設定する。
.SH エラー
失敗した場合、 \fIerrno\fP は以下の値の中のどれか一つに設定される:
.TP
\fBEACCES\fP
-å¼\95ã\81\8dæ\95° \fIcmd\fP ã\81\8c \fBIPC_STAT\fP ã\81¾ã\81\9fã\81¯ \fBMSG_STAT\fP ã\81«ç\89ã\81\97ã\81\84ã\81\8cã\80\81å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97ã\81\9fã\83\97ã\83ã\82»ã\82¹ã\81\8cã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ \fImsqid\fP
+引き数 \fIcmd\fP が \fBIPC_STAT\fP または \fBMSG_STAT\fP に等しいが、呼び出したプロセスがメッセージキュー \fImsqid\fP
に対する読み込み許可を持っておらず、かつ \fBCAP_IPC_OWNER\fP ケーパビリティを持っていない。
.TP
\fBEFAULT\fP
-引き数 \fIcmd\fP が \fBIPC_SET\fP か \fBIPC_STAT\fP で、ポインタ \fIbuf\fP で指されているアドレスがアクセス可能でない。
+引き数 \fIcmd\fP が \fBIPC_SET\fP か \fBIPC_STAT\fP で、ポインター \fIbuf\fP で指されているアドレスがアクセス可能でない。
.TP
\fBEIDRM\fP
-ã\83¡ã\83\83ã\82»ã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82ã\83¥ã\83¼ã\81\8cå\89\8aé\99¤ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\80\82
+メッセージキューが削除された。
.TP
\fBEINVAL\fP
\fIcmd\fP または \fImsqid\fP に不正な値が設定された。 もしくは、 \fBMSG_STAT\fP 操作の場合に、 \fImsqid\fP
で指定されたインデックス値が現在未使用の配列のスロットを参照いていた。
.TP
\fBEPERM\fP
-引き数 \fIcmd\fP が \fBIPC_SET\fP か \fBIPC_RMID\fP であるが、呼び出したプロセスの実効ユーザ ID がメッセージキューの
+引き数 \fIcmd\fP が \fBIPC_SET\fP か \fBIPC_RMID\fP であるが、呼び出したプロセスの実効ユーザー ID がメッセージキューの
(\fImsg_perm.cuid\fP として見つかる) 作成者 と (\fImsg_perm.uid\fP として見つかる) 所有者のいずれでもなく、
-かつ呼び出したプロセスに特権 (Linux では \fBCAP_SYS_ADMIN\fP ケーパビリティ) がない。
+かつ呼び出し者に特権がない (Linux では \fBCAP_SYS_ADMIN\fP ケーパビリティがない)。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+\fBIPC_SET\fP で \fImsg_qbytes\fP をシステムパラメーター \fBMSGMNB\fP
+より大きな値に設定しようとしたが、呼び出し元が特権を持っていなかった (Linux では、 \fBCAP_SYS_RESOURCE\fP
+ケーパビリティを持っていなかった)。
.SH 準拠
.\" SVID does not document the EIDRM error condition.
SVr4, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
+.\" Like Linux, the FreeBSD man pages still document
+.\" the inclusion of these header files.
+Linux や POSIX の全てのバージョンでは、 \fI<sys/types.h>\fP と \fI<sys/ipc.h>\fP
+のインクルードは必要ない。しかしながら、いくつかの古い実装ではこれらのヘッダーファイルのインクルードが必要であり、 SVID
+でもこれらのインクルードをするように記載されている。このような古いシステムへの移植性を意図したアプリケーションではこれらのファイルをインクルードする必要があるかもしれない。
+
\fBIPC_INFO\fP, \fBMSG_STAT\fP, \fBMSG_INFO\fP 操作は、 \fBipcs\fP(1)
-プログラムで割り当て済の資源に関する情報を提供するために 使用されている。将来、これらの操作は変更されたり、 /proc
-ファイルシステムのインタフェースに移動されるかもしれない。
+プログラムで割り当て済の資源に関する情報を提供するために 使用されている。将来、これらの操作は変更されたり、 \fI/proc\fP
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\81®ã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\83\95ã\82§ã\83¼ã\82¹ã\81«ç§»å\8b\95ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\81\8bã\82\82ã\81\97ã\82\8cã\81ªã\81\84ã\80\82
\fIstruct msqid_ds\fP 内の多くのフィールドは、 Linux 2.2 では \fIshort\fP だったが、Linux 2.4 では
\fIlong\fP になった。 この利点を生かすには、glibc\-2.1.91 以降の環境下で 再コンパイルすれば十分である。
.SH 関連項目
\fBmsgget\fP(2), \fBmsgrcv\fP(2), \fBmsgsnd\fP(2), \fBcapabilities\fP(7),
\fBmq_overview\fP(7), \fBsvipc\fP(7)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。