まだ書き出されていないページは影響を受けないので、 そのページの解放が保証されることをアプリケーションが望んでいるなら、 最初に \fBfsync\fP(2)
または \fBfdatasync\fP(2) を呼ぶべきである。
-.SS "Architecture\-specific variants"
-Some architectures require 64\-bit arguments to be aligned in a suitable pair
-of registers (see \fBsyscall\fP(2) for further detail). On such
-architectures, the call signature of \fBposix_fadvise\fP() shown in the
-SYNOPSIS would force a register to be wasted as padding between the \fIfd\fP
-and \fIlen\fP arguments. Therefore, these architectures define a version of
-the system call that orders the arguments suitably, but otherwise is
-otherwise exactly the same as \fBposix_fadvise\fP().
+.SS アーキテクチャ固有の派生バージョン
+いくつかのアーキテクチャでは、 64 ビットの引き数は適切なレジスタの組に割り当てる必要がある (\fBsyscall\fP(2) 参照)。
+このようなアーキテクチャでは、 「書式」に書かれている \fBposix_fadvise\fP() の呼び出しシグネチャーで、 引き数 \fIfd\fP と
+\fIoffset\fP の間のパディング (詰めもの) でレジスタが一つ消費されてしまう。 そのため、
+これらのアーキテクチャでは引き数が適切な順序になった別のシステムコールが定義されているが、 それ以外は \fBposix_fadvise\fP()
+と全く同じである。
-For example, since Linux 2.6.14, ARM has the following system call:
+例えば、 Linux 2.6.14 以降では、 ARM には以下のシステムコールが存在する。
.PP
.in +4n
.nf
.fi
.in
.PP
-These architecture\-specific details are generally hidden from applications
-by the glibc \fBposix_fadvise\fP() wrapper function, which invokes the
-appropriate architecture\-specific system call.
+通常、 glibc の \fBposix_fadvise\fP() ラッパー関数により、 これらのアーキテクチャ固有の詳細はアプリケーションには見えない。
+glibc のラッパー関数では、適切なアーキテクチャ固有のシステムコールが呼び出される。
.SH バグ
2.6.6 より前のカーネルでは、 \fIlen\fP に 0 が指定された場合、 「ファイルの終りまでの全てのバイト」という意味ではなく、 文字通り「0
バイト」として解釈されていた。
\fBreadahead\fP(2), \fBsync_file_range\fP(2), \fBposix_fallocate\fP(3),
\fBposix_madvise\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。