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Retire LDP man-pages repository
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / reboot.2
diff --git a/release/man2/reboot.2 b/release/man2/reboot.2
deleted file mode 100644 (file)
index bbec887..0000000
+++ /dev/null
@@ -1,150 +0,0 @@
-.\" Copyright (c) 1998 Andries Brouwer (aeb@cwi.nl), 24 September 1998
-.\"
-.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
-.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
-.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
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-.\"
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-.\"
-.\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
-.\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
-.\" %%%LICENSE_END
-.\"
-.\" Modified, 27 May 2004, Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
-.\"     Added notes on capability requirements
-.\"
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
-.\"
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Ueyama Rui
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Mon Sep 29 23:21:04 JST 1997
-.\"         by Ueyama Rui <rui@campus.ne.jp>
-.\" Updated & Modified Mon Mar 1 1999
-.\"         by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
-.\" Updated Sat Oct 11 JST 2003 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
-.\"
-.TH REBOOT 2 2015\-02\-01 Linux "Linux Programmer's Manual"
-.SH 名前
-reboot \- 再起動する。または Ctrl\-Alt\-Delを有効・無効にする
-.SH 書式
-/* libc4 と libc5 でのライブラリコールとシステムコールは同じである。
-   またカーネル 2.1.30 以降では、定数としてシンボリックな名前
-   LINUX_REBOOT_* が定義されており、呼び出しの第 4 引数として
-   指定することができる。*/
-.sp
-\fB#include <unistd.h>\fP
-.br
-\fB#include <linux/reboot.h>\fP
-.sp
-\fBint reboot(int \fP\fImagic\fP\fB, int \fP\fImagic2\fP\fB, int \fP\fIcmd\fP\fB, void
-*\fP\fIarg\fP\fB);\fP
-.sp
-/* glibc では、関連する定数に RB_* というシンボリックな名前が付け
-   られている。ライブラリ関数の引数は 1 つで、3 引数のシステムコールの
-   ラッパ (wrapper) となっている。 */
-.sp
-\fB#include <unistd.h>\fP
-.br
-\fB#include <sys/reboot.h>\fP
-.sp
-\fBint reboot(int \fP\fIcmd\fP\fB);\fP
-.SH 説明
-\fBreboot\fP()  はシステムを再起動する。または再起動のキーストロークである Ctrl\-Alt\-Delete (CAD) を有効/無効にする。
-このキーストロークは \fBloadkeys\fP(1)  によって変更できる。
-.PP
-\fImagic\fP が \fBLINUX_REBOOT_MAGIC1\fP (値は 0xfee1dead) であり、かつ \fImagic2\fP が
-\fBLINUX_REBOOT_MAGIC2\fP (672274793) でなければこのシステムコールは失敗し、 \fBEINVAL\fP が返される。 しかし
-2.1.17 からは \fBLINUX_REBOOT_MAGIC2A\fP (85072278) が、 また 2.1.97 からは
-\fBLINUX_REBOOT_MAGIC2B\fP (369367448) が、 2.5.71 からは \fBLINUX_REBOOT_MAGIC2C\fP
-(537993216) が \fImagic2\fP の値として指定できるようになった (これらの定数の 16 進での 表記にはちょっとした意味がある)。
-
-\fIcmd\fP 引数には以下の値を指定できる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_CAD_OFF\fP
-(\fBRB_DISABLE_CAD\fP, 0)  CAD を無効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 \fBSIGINT\fP
-シグナルが init (プロセス 1) に送られる。 このシグナルを受けると、おそらく init プロセスは 前もって定められた動作を行うことになる
-(多分すべてのプロセスの kill, sync, 再起動)。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_CAD_ON\fP
-(\fBRB_ENABLE_CAD\fP, 0x89abcdef)  CAD を有効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 ただちに
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP に関連付けられた動作が行われるようになる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_HALT\fP
-(\fBRB_HALT_SYSTEM\fP, 0xcdef0123; Linux 1.1.76 以降)  "System halted."
-というメッセージが表示され、システムは停止 (halt) する。 制御は ROM モニタに移る (ROM モニタがある場合)。 先に
-\fBsync\fP(2)  を行なわないと、データが失われる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_KEXEC\fP
-(\fBRB_KEXEC\fP, 0x45584543, Linux 2.6.13 以降) \fBkexec_load\fP(2)
-を使って事前にロードされたカーネルを実行する。このオプションが利用できるのは、カーネルのコンフィグで \fBCONFIG_KEXEC\fP
-が有効になっている場合にのみである。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_POWER_OFF\fP
-(\fBRB_POWER_OFF\fP, 0x4321fedc; Linux 2.1.30 以降)  "Power down"
-というメッセージが表示され、システムは停止 (stop) する。 可能な場合はシステムの電源が落とされる。 先に \fBsync\fP(2)
-を行なわないと、データが失われる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP
-(\fBRB_AUTOBOOT\fP, 0x1234567)  "Restarting system." というメッセージが表示され、
-デフォルトの再起動処理がただちに実行される。 先に \fBsync\fP(2)  を行なわないと、データが失われる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART2\fP
-(0xa1b2c3d4; Linux 2.1.30 以降)  "Restarting system with command \(aq%s\(aq"
-というメッセージが表示され、 ただちに ( \fIarg\fP に指定されたコマンドを用いて) 再起動 (restart) が行われる。 先に
-\fBsync\fP(2)  を行なわないと、データが失われる。
-.TP 
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_SW_SUSPEND\fP
-(\fBRB_SW_SUSPEND\fP, 0xd000fce1; Linux 2.5.18 以降). システムがディスクにサスペンド (ハイバネーション)
-される。このオプションはカーネルで \fBCONFIG_HIBERNATION\fP が有効になっている場合にのみ利用できる。
-.LP
-スーパーユーザーだけが \fBreboot\fP()  を呼び出すことができる。
-.LP
-上述のアクションの実際の効果はアーキテクチャーに依存する。 i386 アーキテクチャーでは、現在のところ (2.1.122) 付加引数は
-何も行わないが、再起動のタイプをカーネルのコマンドライン引数 ("reboot=...") によって定めることができる。 これには warm または
-cold と、 hard または BIOS 経由の再起動を 設定できる。
-.SS "PID 名前空間内での動作"
-.\" commit cf3f89214ef6a33fad60856bc5ffd7bb2fc4709b
-.\" see also commit 923c7538236564c46ee80c253a416705321f13e3
-Linux 3.4 以降では、 \fBreboot\fP() が最初の PID 名前空間以外の PID 名前空間 (\fBpid_namespaces\fP(7)
-参照) から呼び出された場合、 呼び出しの効果として、 名前空間の "init" プロセスへシグナルが送信される。
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP と\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART2\fP の場合、 \fBSIGHUP\fP
-シグナルが送信される。 \fBLINUX_REBOOT_CMD_POWER_OFF\fP と \fBLINUX_REBOOT_CMD_HALT\fP の場合、
-\fBSIGINT\fP シグナルが送信される。
-.SH 返り値
-\fIcmd\fP がシステムの停止や再起動を表す値の場合、呼び出しが成功すると \fBreboot\fP()  は返らない。 \fIcmd\fP
-が他の値の場合には、成功すると 0 が返る。 \fIcmd\fP の値に関わらず、失敗の場合には \-1 が返り、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
-.SH エラー
-.TP 
-\fBEFAULT\fP
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART2\fP の時にユーザースペースのデータの取得に問題があった。
-.TP 
-\fBEINVAL\fP
-magic の数字か \fIcmd\fP が間違っている。
-.TP 
-\fBEPERM\fP
-呼び出し元プロセスに \fBreboot\fP()  を呼び出すのに十分な権限がなかった。 \fBCAP_SYS_BOOT\fP ケーパビリティが必要である。
-.SH 準拠
-\fBreboot\fP()  は Linux に特有であり、移植を考慮したプログラムでは用いるべきではない。
-.SH 関連項目
-\fBkexec_load\fP(2), \fBsync\fP(2), \fBbootparam\fP(7), \fBcapabilities\fP(7),
-\fBctrlaltdel\fP(8), \fBhalt\fP(8), \fBreboot\fP(8)
-.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。