.\" Copyright (c) 1998 Andries Brouwer (aeb@cwi.nl), 24 September 1998
.\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
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.\" Modified, 27 May 2004, Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
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-.TH REBOOT 2 2010\-10\-31 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Ueyama Rui
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Mon Sep 29 23:21:04 JST 1997
+.\" by Ueyama Rui <rui@campus.ne.jp>
+.\" Updated & Modified Mon Mar 1 1999
+.\" by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" Updated Sat Oct 11 JST 2003 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\"
+.TH REBOOT 2 2014\-09\-21 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
reboot \- 再起動する。または Ctrl\-Alt\-Delを有効・無効にする
.SH 書式
\fIcmd\fP 引数には以下の値を指定できる。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_CAD_OFF\fP
-(RB_DISABLE_CAD, 0) CAD を無効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 \fBSIGINT\fP シグナルが
-init (プロセス 1) に送られる。 このシグナルを受けると、おそらく init プロセスは 前もって定められた動作を行うことになる
+(\fBRB_DISABLE_CAD\fP, 0) CAD を無効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 \fBSIGINT\fP
+シグナルが init (プロセス 1) に送られる。 このシグナルを受けると、おそらく init プロセスは 前もって定められた動作を行うことになる
(多分すべてのプロセスの kill, sync, 再起動)。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_CAD_ON\fP
-(RB_ENABLE_CAD, 0x89abcdef) CAD を有効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 ただちに
+(\fBRB_ENABLE_CAD\fP, 0x89abcdef) CAD を有効にする。 これ以降に CAD キーストロークが入力されると、 ただちに
\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP に関連付けられた動作が行われるようになる。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_HALT\fP
-(RB_HALT_SYSTEM, 0xcdef0123; 1.1.76 以降) "System halted."
+(\fBRB_HALT_SYSTEM\fP, 0xcdef0123; Linux 1.1.76 以降) "System halted."
というメッセージが表示され、システムは停止 (halt) する。 制御は ROM モニタに移る (ROM モニタがある場合)。 先に
\fBsync\fP(2) を行なわないと、データが失われる。
.TP
-\fBLINUX_REBOOT_CMD_KEXEC\fP (Linux 2.6.13 以降)
-\fBkexec_load\fP(2) を使って事前にロードされたカーネルを実行する。
-ã\81\93ã\81®ã\82ªã\83\97ã\82·ã\83§ã\83³ã\81\8cå\88©ç\94¨ã\81§ã\81\8dã\82\8bã\81®ã\81¯ã\80\81ã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81®ã\82³ã\83³ã\83\95ã\82£ã\82°ã\81§ \fBCONFIG_KEXEC\fP ã\81\8c
-有効になっている場合にのみである。
+\fBLINUX_REBOOT_CMD_KEXEC\fP
+(\fBRB_KEXEC\fP, 0x45584543, Linux 2.6.13 以降) \fBkexec_load\fP(2)
+ã\82\92使ã\81£ã\81¦äº\8bå\89\8dã\81«ã\83ã\83¼ã\83\89ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\82\92å®\9fè¡\8cã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\81\93ã\81®ã\82ªã\83\97ã\82·ã\83§ã\83³ã\81\8cå\88©ç\94¨ã\81§ã\81\8dã\82\8bã\81®ã\81¯ã\80\81ã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81®ã\82³ã\83³ã\83\95ã\82£ã\82°ã\81§ \fBCONFIG_KEXEC\fP
+が有効になっている場合にのみである。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_POWER_OFF\fP
-(0x4321fedc; 2.1.30 以降) "Power down" というメッセージが表示され、システムは停止 (stop) する。
-可能な場合はシステムの電源が落とされる。 先に \fBsync\fP(2) を行なわないと、データが失われる。
+(\fBRB_POWER_OFF\fP, 0x4321fedc; Linux 2.1.30 以降) "Power down"
+というメッセージが表示され、システムは停止 (stop) する。 可能な場合はシステムの電源が落とされる。 先に \fBsync\fP(2)
+を行なわないと、データが失われる。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP
-(RB_AUTOBOOT, 0x1234567) "Restarting system." というメッセージが表示され、
+(\fBRB_AUTOBOOT\fP, 0x1234567) "Restarting system." というメッセージが表示され、
デフォルトの再起動処理がただちに実行される。 先に \fBsync\fP(2) を行なわないと、データが失われる。
.TP
\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART2\fP
-(0xa1b2c3d4; 2.1.30 以降) "Restarting system with command \(aq%s\(aq"
+(0xa1b2c3d4; Linux 2.1.30 以降) "Restarting system with command \(aq%s\(aq"
というメッセージが表示され、 ただちに ( \fIarg\fP に指定されたコマンドを用いて) 再起動 (restart) が行われる。 先に
\fBsync\fP(2) を行なわないと、データが失われる。
+.TP
+\fBLINUX_REBOOT_CMD_SW_SUSPEND\fP
+(\fBRB_SW_SUSPEND\fP, 0xd000fce1; Linux 2.5.18 以降). システムがディスクにサスペンド (ハイバネーション)
+される。このオプションはカーネルで \fBCONFIG_HIBERNATION\fP が有効になっている場合にのみ利用できる。
.LP
スーパーユーザーだけが \fBreboot\fP() を呼び出すことができる。
.LP
-ä¸\8aè¿°ã\81®ã\82¢ã\82¯ã\82·ã\83§ã\83³ã\81®å®\9fé\9a\9bã\81®å\8a¹æ\9e\9cã\81¯ã\82¢ã\83¼ã\82ã\83\86ã\82¯ã\83\81ã\83£ã\81«ä¾\9då\98ã\81\99ã\82\8bã\80\82 i386 ã\82¢ã\83¼ã\82ã\83\86ã\82¯ã\83\81ã\83£では、現在のところ (2.1.122) 付加引数は
+ä¸\8aè¿°ã\81®ã\82¢ã\82¯ã\82·ã\83§ã\83³ã\81®å®\9fé\9a\9bã\81®å\8a¹æ\9e\9cã\81¯ã\82¢ã\83¼ã\82ã\83\86ã\82¯ã\83\81ã\83£ã\83¼ã\81«ä¾\9då\98ã\81\99ã\82\8bã\80\82 i386 ã\82¢ã\83¼ã\82ã\83\86ã\82¯ã\83\81ã\83£ã\83¼では、現在のところ (2.1.122) 付加引数は
何も行わないが、再起動のタイプをカーネルのコマンドライン引数 ("reboot=...") によって定めることができる。 これには warm または
cold と、 hard または BIOS 経由の再起動を 設定できる。
+.SS "PID 名前空間内での動作"
+.\" commit cf3f89214ef6a33fad60856bc5ffd7bb2fc4709b
+.\" see also commit 923c7538236564c46ee80c253a416705321f13e3
+Linux 3.4 以降では、 \fBreboot\fP() が最初の PID 名前空間以外の PID 名前空間 (\fBpid_namespaces\fP(7)
+参照) から呼び出された場合、 呼び出しの効果として、 名前空間の "init" プロセスへシグナルが送信される。
+\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART\fP と\fBLINUX_REBOOT_CMD_RESTART2\fP の場合、 \fBSIGHUP\fP
+シグナルが送信される。 \fBLINUX_REBOOT_CMD_POWER_OFF\fP と \fBLINUX_REBOOT_CMD_HALT\fP の場合、
+\fBSIGINT\fP シグナルが送信される。
.SH 返り値
\fIcmd\fP がシステムの停止や再起動を表す値の場合、呼び出しが成功すると \fBreboot\fP() は返らない。 \fIcmd\fP
が他の値の場合には、成功すると 0 が返る。 \fIcmd\fP の値に関わらず、失敗の場合には \-1 が返り、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
\fBsync\fP(2), \fBbootparam\fP(7), \fBctrlaltdel\fP(8), \fBhalt\fP(8), \fBreboot\fP(8),
\fBcapabilities\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.40 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。