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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / sched_setaffinity.2
index 867c07f..0b1080c 100644 (file)
@@ -68,7 +68,7 @@ CPU に括り付け (すなわち、そのスレッドの affinity マスクを
 に限定することで、 一つの CPU での実行を停止してから別の CPU で実行を再開するときに発生する キャッシュ無効化 (cache
 invalidation) による性能面の劣化を避けることもできる。
 
-CPU affinity マスクは「CPU の集合」を表す \fIcpu_set_t\fP 構造体で表現され、 \fIcpu_set_t\fP へのポインタ
+CPU affinity マスクは「CPU の集合」を表す \fIcpu_set_t\fP 構造体で表現され、 \fIcpu_set_t\fP へのポインタ
 \fImask\fP で指定される。 CPU 集合を操作するためのマクロ群については \fBCPU_SET\fP(3)  で記載されている。
 
 \fBsched_setaffinity\fP()  は、スレッド ID が \fIpid\fP のスレッドの CPU affinity マスクを \fImask\fP
@@ -86,7 +86,7 @@ CPU affinity マスクは「CPU の集合」を表す \fIcpu_set_t\fP 構造体
 .SH エラー
 .TP 
 \fBEFAULT\fP
-指定されたメモリ番地が不正である。
+指定されたメモリ番地が不正である。
 .TP 
 \fBEINVAL\fP
 システム上に現在実際に存在し、かつ "cpuset" 機構が課す制限においてそのスレッドに対して許可されている プロセッサが、 affinity
@@ -97,16 +97,17 @@ CPU affinity マスクは「CPU の集合」を表す \fIcpu_set_t\fP 構造体
 \fIcpusetsize\fP がカーネルで使われている affinity マスクのサイズより小さい。
 .TP 
 \fBEPERM\fP
-(\fBsched_setaffinity\fP())  呼び出し元のスレッドに適切な特権がなかった。 呼び出し元は、実効ユーザ ID が \fIpid\fP
-で識別されるスレッドの実ユーザ ID または実効ユーザ ID と同じであるか、 \fBCAP_SYS_NICE\fP ケーパビリティ (capability)
-を持たなければならない。
+(\fBsched_setaffinity\fP())  呼び出し元のスレッドに適切な特権がなかった。 呼び出し元は、実効ユーザ ID が \fIpid\fP
+で識別されるスレッドの実ユーザー ID または実効ユーザー ID と同じであるか、 \fBCAP_SYS_NICE\fP ケーパビリティ
+(capability) を持たなければならない。
 .TP 
 \fBESRCH\fP
 ID が \fIpid\fP のスレッドが見つからなかった。
 .SH バージョン
 CPU affinity システムコールは Linux kernel 2.5.8 で導入された。 これらのシステムコールのラッパー関数は glibc
-2.3 で導入された。 最初は、glibc のインタフェースには \fIunsigned int\fP 型の \fIcpusetsize\fP 引き数が入っていた。
-glibc 2.3.3 では \fIcpusetsize\fP 引き数が削除されたが、glibc 2.3.4 で \fIsize_t\fP 型で復活した。
+2.3 で導入された。 最初は、glibc のインターフェースには \fIunsigned int\fP 型の \fIcpusetsize\fP
+引き数が入っていた。 glibc 2.3.3 では \fIcpusetsize\fP 引き数が削除されたが、glibc 2.3.4 で \fIsize_t\fP
+型で復活した。
 .SH 準拠
 これらのシステムコールは Linux 固有である。
 .SH 注意
@@ -130,8 +131,8 @@ API を使用している場合、 \fBsched_setaffinity\fP()  の代わりに \f
 \fBfork\fP(2)  経由で生成された子プロセスは親プロセスの CPU affinity マスクを継承する。 affinity マスクは
 \fBexecve\fP(2)  の前後で保存される。
 .SS "C ライブラリとカーネル ABI の違い"
-このマニュアルページでは CPU affinity コールの glibc インタフェースを
-説明している。実際のシステムコールインタフェースは少し違っており、 実際の実装では CPU 集合は簡単なビットマスクであるという実状を反映し、
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 \fImask\fP の型が \fIunsigned long\ *\fP となっている。 成功時には、生の \fBsched_getaffinity\fP()
 システムコール自身は \fIcpumask_t\fP データ型の (バイト単位の) 大きさを返す。 \fIcpumask_t\fP はカーネル内部で CPU
 集合のビットマスクを表現するのに 使われているデータ型である。
@@ -145,6 +146,6 @@ API を使用している場合、 \fBsched_setaffinity\fP()  の代わりに \f
 \fBpthread_setaffinity_np\fP(3), \fBsched_getcpu\fP(3), \fBcapabilities\fP(7),
 \fBcpuset\fP(7), \fBsched\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.76 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。