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-.TH FSEEKO 3 2001\-11\-05 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 2002 NAKANO Takeo all rights reserved.
+.\" Translated 2002-01-06, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" Updated 2006-01-18, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"
+.TH FSEEKO 3 2014\-10\-02 "" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
fseeko, ftello \- ファイル位置を探す/報告する
.SH 書式
\fBoff_t ftello(FILE *\fP\fIstream\fP\fB);\fP
.fi
+.sp
+.in -4n
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
+.in
+.sp
+\fBfseeko\fP(), \fBftello\fP():
+.br
+.RS 4
+.ad l
+_FILE_OFFSET_BITS\ ==\ 64 || _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L ||
+_XOPEN_SOURCE\ >=\ 600
+.br
+(廃止予定のマクロ _LARGEFILE_SOURCE を指定しても動作する)
+.RE
+.ad
.SH 説明
\fBfseeko\fP() 関数および \fBftello\fP() 関数は、 それぞれ \fBfseek\fP(3) および \fBftell\fP(3)
と同一の機能を持つ (\fBfseek\fP(3) を見よ) が、ただし \fBfseeko\fP() 関数の \fIoffset\fP 引数と
\fBftello\fP() の返り値が、 \fIlong\fP ではなく \fIoff_t\fP になっている。
.LP
-多くのアーキテクチャでは \fIoff_t\fP も \fIlong\fP も共に 32 ビットの型であるが、
-.RS
-.nf
-
-#define _FILE_OFFSET_BITS 64
-.fi
-.RE
-.PP
-でコンパイルすると \fIoff_t\fP は 64 ビット型となる。
+いくつかのアーキテクチャーでは、 \fIoff_t\fP と \fIlong\fP の両方が 32 ビット型だが、
+(「どの」ヘッダーファイルをインクルードするよりも前に) \fB_FILE_OFFSET_BITS\fP を値 64 で定義すると、 \fIoff_t\fP が
+64 ビット型になる。
.SH 返り値
成功した場合、 \fBfseeko\fP() は 0 を、 \fBftello\fP() は現在のオフセットを返す。 失敗した場合、\-1 を返し、
\fIerrno\fP にエラーを示す値をセットする。
.SH エラー
\fBfseek\fP(3) の「エラー」の節を参照。
+.SH バージョン
+これらの関数はバージョン 2.1 以降の glibc で利用可能である。
.SH 準拠
SUSv2, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
-これらの関数は System V 的なシステムにある。 libc4, libc5, glibc 2.0 にはなかったが、 glibc 2.1
-から使えるようになった。
+これらの関数は System\-V 風のシステムに存在する。
.SH 関連項目
\fBfseek\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。