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Release pages for LDP v3.77
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / getcwd.3
index 0a30e85..a28ce88 100644 (file)
@@ -49,7 +49,7 @@
 .\" Updated 2007-01-01 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
 .\" Updated 2008-08-21, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.07
 .\"
-.TH GETCWD 3 2010\-09\-20 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH GETCWD 3 2014\-08\-19 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 getcwd, getwd, get_current_dir_name \- カレントワーキングディレクトリ名の取得
 .SH 書式
@@ -91,25 +91,23 @@ glibc 2.12 より前: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&
 .ad b
 .SH 説明
 これらの関数は、呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリの 絶対パス名 (absolute pathname) が入った文字列を返す。
-返される文字列は NULL で終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
+返される文字列はヌルで終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
 
 \fBgetcwd\fP()  関数はカレントワーキングディレクトリの絶対パス名を \fIbuf\fP で示された \fIsize\fP 長の配列にコピーする。
 .PP
-終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL
-が返り \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、
-必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
+終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL が返り
+\fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、 必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
 .PP
-POSIX.1\-2001 標準の拡張として、 Linux (libc4, libc5, glibc) では \fIbuf\fP が NULL の場合、
-\fBgetcwd\fP()  は必要なバッファを \fBmalloc\fP(3)  を用いて動的に割り当てる。 この場合、 \fIsize\fP が 0
-の場合を除き、バッファの長さは \fIsize\fP となる。 \fIsize\fP が 0 の場合には必要な大きさが確保される。 呼び出し側で、返されたバッファを
-\fBfree\fP(3)  すべきである。
+POSIX.1\-2001 標準の拡張として、 glibc では \fIbuf\fP が NULL の場合、 \fBgetcwd\fP()  は必要なバッファを
+\fBmalloc\fP(3)  を用いて動的に割り当てる。 この場合、 \fIsize\fP が 0 の場合を除き、バッファの長さは \fIsize\fP となる。
+\fIsize\fP が 0 の場合には必要な大きさが確保される。 呼び出し側で、返されたバッファを \fBfree\fP(3)  すべきである。
 
 \fBget_current_dir_name\fP()  はカレントワーキングディレクトリの絶対パス名を収めるのに 十分な大きさの配列を
 \fBmalloc\fP(3)  で獲得する。環境変数 \fBPWD\fP が設定されておりその値が正しければ、その値が返される。 呼び出し側で、返されたバッファを
 \fBfree\fP(3)  すべきである。
 
 \fBgetwd\fP()  は \fBmalloc\fP(3)  によるメモリ獲得を一切行なわない。 \fIbuf\fP 引数は少なくとも \fBPATH_MAX\fP
-バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
+バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
 \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている場合、 NULL が返され、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP が設定される。
 (システムによっては、 \fBPATH_MAX\fP は必ずしもコンパイル時に決まる定数ではない点に注意すること。
 また、ファイルシステムに依存する場合もある。 \fBpathconf\fP(3)  を参照。)  移植性とセキュリティ上の理由から、 \fBgetwd\fP()
@@ -128,13 +126,13 @@ POSIX.1\-2001 標準の拡張として、 Linux (libc4, libc5, glibc) では \fI
 \fIbuf\fP が不正なアドレスを指している。
 .TP 
 \fBEINVAL\fP
-\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数が NULL ポインタでない。
+\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数がヌルポインタでない。
 .TP 
 \fBEINVAL\fP
 \fBgetwd\fP(): \fIbuf\fP が NULL である。
 .TP 
 \fBENAMETOOLONG\fP
-\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入った NULL 終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
+\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入ったヌル終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
 .TP 
 \fBENOENT\fP
 カレントワーキングディレクトリが削除されている。
@@ -163,6 +161,6 @@ Linux では (2.1.92 以降)、 \fBgetcwd\fP()  はシステムコールであ
 \fBchdir\fP(2), \fBfchdir\fP(2), \fBopen\fP(2), \fBunlink\fP(2), \fBfree\fP(3),
 \fBmalloc\fP(3)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.63 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.77 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。