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(split) LDP: Translation snapshots of pthread_*
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / getfsent.3
index 46007d7..efe0021 100644 (file)
 .\"
 .\" Inspired by a page written by Walter Harms.
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2002 NAKANO Takeo all rights reserved.
-.\" Translated Wed 7 Aug 2002 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH GETFSENT 3 2002-02-28 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH GETFSENT 3 2002\-02\-28 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 getfsent, getfsspec, getfsfile, setfsent, endfsent \- fstab エントリの処理
 .SH 書式
-.B #include <fstab.h>
+\fB#include <fstab.h>\fP
 .sp
-.B "void endfsent(void);"
+\fBvoid endfsent(void);\fP
 .sp
-.B "struct fstab *getfsent(void);"
+\fBstruct fstab *getfsent(void);\fP
 .sp
-.BI "struct fstab *getfsfile(const char *" mount_point );
+\fBstruct fstab *getfsfile(const char *\fP\fImount_point\fP\fB);\fP
 .sp
-.BI "struct fstab *getfsspec(const char *" special_file );
+\fBstruct fstab *getfsspec(const char *\fP\fIspecial_file\fP\fB);\fP
 .sp
-.B "int setfsent(void);"
+\fBint setfsent(void);\fP
 .SH 説明
-これらの関数は
-.I /etc/fstab
-ファイルから情報を読み込む。\fIfstab\fP 構造体は次のように定義されている。
+これらの関数は \fI/etc/fstab\fP ファイルから情報を読み込む。\fIfstab\fP 構造体は次のように定義されている。
 .LP
 .in +4n
 .nf
 struct fstab {
     char       *fs_spec;       /* block device name */
     char       *fs_file;       /* mount point */
-    char       *fs_vfstype;    /* file-system type */
+    char       *fs_vfstype;    /* file\-system type */
     char       *fs_mntops;     /* mount options */
     const char *fs_type;       /* rw/rq/ro/sw/xx option */
     int         fs_freq;       /* dump frequency, in days */
@@ -59,80 +59,38 @@ struct fstab {
 .fi
 .in
 .PP
-*BSD システムの場合、
-.I fs_type
-フィールドには、5 つの文字列
-"rw", "rq", "ro", "sw", "xx"
-のいずれかが入る
-(それぞれ read-write, quota 付き read-write, read-only, swap, ignore)。
+*BSD システムの場合、 \fIfs_type\fP フィールドには、5 つの文字列 "rw", "rq", "ro", "sw", "xx"
+のいずれかが入る (それぞれ read\-write, quota 付き read\-write, read\-only, swap, ignore)。
 
-関数
-.BR setfsent ()
-は呼び出されると fstab ファイルをオープンし、
-最初の行に移動する。
+関数 \fBsetfsent\fP()  は呼び出されると fstab ファイルをオープンし、 最初の行に移動する。
 .LP
-関数
-.BR getfsent ()
-は fstab ファイルから次の行をパースする
-(必要な場合はファイルをオープンする)。
+関数 \fBgetfsent\fP()  は fstab ファイルから次の行をパースする (必要な場合はファイルをオープンする)。
 .LP
-関数
-.BR endfsent ()
-は呼び出されると fstab ファイルをクローズする。
+関数 \fBendfsent\fP()  は呼び出されると fstab ファイルをクローズする。
 .LP
-関数
-.BR getfsspec ()
-は fstab ファイルを先頭から検索し、
-.I fs_spec
-フィールドが
-.I special_file
+関数 \fBgetfsspec\fP()  は fstab ファイルを先頭から検索し、 \fIfs_spec\fP フィールドが \fIspecial_file\fP
 引数にマッチするエントリが見つかったら、その最初のものを返す。
 .LP
-関数
-.BR getfsfile ()
-は fstab ファイルを先頭から検索し、
-.I fs_file
-フィールドが
-.I mount_point
+関数 \fBgetfsfile\fP()  は fstab ファイルを先頭から検索し、 \fIfs_file\fP フィールドが \fImount_point\fP
 引数にマッチするエントリが見つかったら、その最初のものを返す。
 .SH 返り値
-成功すると、
-.BR getfsent (),
-.BR getfsfile (),
-.BR getfsspec ()
-の各関数は \fIfstab\fP 構造体へのポインタを返し、
-.BR setfsent ()
-関数は 1 を返す。
-失敗するとこれらの関数は NULL を返し、
-end-of-file になったら 0 を返す。
-.\" .SH 履歴
+.\" .SH HISTORY
+.\" The
 .\" .BR getfsent ()
-.\" 関数は 4.0BSD で登場した。
-.\" 他の 4 つの関数は 4.3BSD で登場した。
+.\" function appeared in 4.0BSD; the other four functions appeared in 4.3BSD.
+成功すると、 \fBgetfsent\fP(), \fBgetfsfile\fP(), \fBgetfsspec\fP()  の各関数は \fIfstab\fP
+構造体へのポインタを返し、 \fBsetfsent\fP()  関数は 1 を返す。 失敗するとこれらの関数は NULL を返し、 end\-of\-file
+になったら 0 を返す。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001 にはこれらの関数は存在しない。
-これらの関数をもつ OS はいくつかあり、
-*BSD, SunOS, Digital UNIX, AIX 等である
-(AIX には
-.BR getfstype ()
-もある)。
-HP-UX にも同名の関数群があるが、
-HP-UX のものは \fIfstab\fP 構造体ではなく \fIchecklist\fP 構造体を用いる。
-またこれらの関数の呼び出しは obsolete で、
-.BR getmntent (3)
-に取って代わられている。
+POSIX.1\-2001 にはこれらの関数は存在しない。 これらの関数をもつ OS はいくつかあり、 *BSD, SunOS, Digital
+UNIX, AIX 等である (AIX には \fBgetfstype\fP()  もある)。 HP\-UX にも同名の関数群があるが、 HP\-UX のものは
+\fIfstab\fP 構造体ではなく \fIchecklist\fP 構造体を用いる。 またこれらの関数の呼び出しは obsolete で、
+\fBgetmntent\fP(3)  に取って代わられている。
 .SH 注意
 これらの関数はスレッドセーフではない。
 .LP
-Linux ではブロックスペシャルデバイスを複数の場所にマウントでき、
-また複数のデバイスが同じマウントポイントを共有できる
-(この場合はそのマウントポイントに最後にマウントされたデバイスが意味を持つ)
-が、
-.BR getfsfile ()
-と
-.BR getfsspec ()
-はマッチした最初のエントリしか返さないので、
-これらの 2 つの関数は Linux での利用には適していない。
+Linux ではブロックスペシャルデバイスを複数の場所にマウントでき、 また複数のデバイスが同じマウントポイントを共有できる
+(この場合はそのマウントポイントに最後にマウントされたデバイスが意味を持つ)  が、 \fBgetfsfile\fP()  と \fBgetfsspec\fP()
+はマッチした最初のエントリしか返さないので、 これらの 2 つの関数は Linux での利用には適していない。
 .SH 関連項目
-.BR getmntent (3),
-.BR fstab (5)
+\fBgetmntent\fP(3), \fBfstab\fP(5)