.\" Updated 1999-01-04, Kentaro Shirakata <argrath@yo.rim.or.jp>
.\" Updated 2008-02-12, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v2.77
.\"
-.TH GLOB 3 2007\-10\-10 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH GLOB 3 2014\-08\-19 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
glob, globfree \- パターンにマッチするパス名を見付ける。glob() によっ て確保されたメモリ領域を解放する。
.SH 書式
.TP
\fBGLOB_DOOFFS\fP
\fIpglob\->pathv\fP の文字列リストの先頭に \fIpglob\->gl_offs\fP スロット分の領域を予約する。
-予約されたスロットには NULL ポインタが入る。
+予約されたスロットにはヌルポインタが入る。
.TP
\fBGLOB_NOCHECK\fP
マッチするパターンがなければ、元のパターンを返す。 デフォルトでは、 \fBglob\fP() はマッチするパターンがなければ
\fBglob\fP() は \fIerrfunc\fP の呼び出し後に終了する。
.PP
呼び出しが成功して戻った場合 \fIpglob\->gl_pathc\fP にはマッチしたパス名が含まれ、 \fIpglob\->gl_pathv\fP
-はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストは NULL ポインタで終端される。
+はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストはヌルポインタで終端される。
.PP
\fBglob\fP() を何度か続けて呼び出すことができる。その際2回目以降の呼び出しでは \fBGLOB_APPEND\fP フラグが \fIflags\fP
に設定されていなければならない。
POSIX.2, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
glibc 2.1 では、 \fIgl_pathc\fP と \fIgl_offs\fP は POSIX.2 で指定されているように \fIsize_t\fP
-として宣言されている。 libc4, libc5, glibc 2.0 では、 \fIint\fP として宣言されている。
+として宣言されている。 glibc 2.0 では、 \fIint\fP として宣言されている。
.SH バグ
\fBglob\fP() 関数はその中で呼び出している \fBmalloc\fP(3) や \fBopendir\fP(3)
などの関数の呼び出しで失敗が起こると失敗する。 これにより \fIerrno\fP にそのエラーコードが入る。
\fBls\fP(1), \fBsh\fP(1), \fBstat\fP(2), \fBexec\fP(3), \fBfnmatch\fP(3), \fBmalloc\fP(3),
\fBopendir\fP(3), \fBreaddir\fP(3), \fBwordexp\fP(3), \fBglob\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。