.\" Translated Sun Jan 30 03:23:04 JST 2005
.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
.\"
-.TH LSEEK64 3 2013\-08\-19 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH LSEEK64 3 2014\-08\-19 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
lseek64 \- ファイルの 64 ビットの読み書きオフセットの位置を変える
.SH 書式
.sp
\fBoff64_t lseek64(int \fP\fIfd\fP\fB, off64_t \fP\fIoffset\fP\fB, int \fP\fIwhence\fP\fB);\fP
.SH 説明
-\fBlseek\fP(2) 関数ファミリーは、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP に関連するオープンされたファイルのオフセットを、
+\fBlseek\fP(2) 関数ファミリーは、ファイルディスクリプター \fIfd\fP に関連するオープンされたファイルのオフセットを、
ファイルの開始位置・現在位置・終端から \fIoffset\fP の位置へ変更する。 これは \fIwhence\fP がそれぞれ \fBSEEK_SET\fP,
\fBSEEK_CUR\fP, \fBSEEK_END\fP の場合に対応する。
.LP
更に詳しい説明・返り値・エラーは、 \fBlseek\fP(2) を参照すること。
.PP
-4 つのインタフェースが使用可能である: \fBlseek\fP(2), \fBlseek64\fP(), \fBllseek\fP(2) と元となるシステムコール
+4 ã\81¤ã\81®ã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\83\95ã\82§ã\83¼ã\82¹ã\81\8c使ç\94¨å\8f¯è\83½ã\81§ã\81\82ã\82\8b: \fBlseek\fP(2), \fBlseek64\fP(), \fBllseek\fP(2) ã\81¨å\85\83ã\81¨ã\81ªã\82\8bã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\82³ã\83¼ã\83«
\fB_llseek\fP(2) である。
.SS lseek
プロトタイプ:
.in
.fi
.sp
-\fBlseek\fP(2) は型 \fIoff_t\fP を使う。 これは 32 ビットアーキテクチャ上では 32 ビット符号付き型である。 ただし、
+\fBlseek\fP(2) は型 \fIoff_t\fP を使う。 これは 32 ビットアーキテクチャー上では 32 ビット符号付き型である。 ただし、
.nf
.sp
.in +4n
.fi
.sp
.\" in libc 5.0.9, not in 4.7.6
-型 \fIloff_t\fP は 64 ビット符号付き型である。 ライブラリルーチン \fBllseek\fP() は libc5 と glibc
-で使用可能であり、特別な定義なしに動作する。 このプロトタイプは、libc5 では \fI<unistd.h>\fP
-で与えられるが、glibc はプロトタイプを提供しない。 これはプロトタイプが必要になるので良くない。
-ユーザは上記のプロトタイプまたはそれと同等のものを、 自身のソースに追加しなければならない。 このデータがないことによって \fBe2fsck\fP(8)
-のコンパイルが失敗するという苦情がユーザから出たので、 glibc 2.1.3 では以下のようなリンク時の警告が追加された。
+型 \fIloff_t\fP は 64 ビット符号付き型である。 ライブラリルーチン \fBllseek\fP() は glibc で利用可能であり、
+特別な定義なしに動作する。 しかしながら、 glibc のヘッダーはプロトタイプを供していない。 ユーザーは上記のプロトタイプまたはそれと同等のものを、
+自身のソースに追加しなければならない。 このデータがないことによって \fBe2fsck\fP(8)
+のコンパイルが失敗するという苦情がユーザーから出たので、 glibc 2.1.3 では以下のようなリンク時の警告が追加された。
.sp
.in +4n
"the \`llseek\' function may be dangerous; use \`lseek64\' instead."
更に詳しい情報は、 \fBllseek\fP(2) を参照すること。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
-The \fBlseek64\fP() function is thread\-safe.
+関数 \fBlseek64\fP() はスレッドセーフである。
.SH 関連項目
\fBllseek\fP(2), \fBlseek\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。