で指定され、プロセスの \fBumask\fP によって通常の方式で変更を受ける: 作成されたファイルの許可 モードは \fB(\fP\fImode\fP\fB &
~umask)\fP となる。
.PP
-FIFOスペシャルファイルはパイプに似ているが、作成のされ方のみが異なって いる。FIFOスペシャルファイルは名前のない通信路ではなく、
-\fBmkfifo\fP() の呼び出しによりファイルシステムの中に加えられる。
+A FIFO special file is similar to a pipe, except that it is created in a
+different way. Instead of being an anonymous communications channel, a FIFO
+special file is entered into the filesystem by calling \fBmkfifo\fP().
.PP
ひとたびこのようにしてFIFOスペシャルファイルが作成されると、通常のファ イルと同じように、どのプロセスからでも読み出し、書き込み用にこれをオー
プンすることができる。ただし、これに対する全ての入出力操作に先立って その両端がオープンされている必要がある。FIFOを読み出し用にオープンする
\fIpathname\fP の中のディレクトリの一つに対し検索(実行)許可がない。
.TP
\fBEDQUOT\fP
-ディスクブロックか inode がそのファイルシステムのユーザクォータに達していた。
+The user's quota of disk blocks or inodes on the filesystem has been
+exhausted.
.TP
\fBEEXIST\fP
\fIpathname\fP がすでに存在する。 これには \fIpathname\fP がシンボリックリンクである場合も含まれる
(シンボリックリンクがリンク切れか (dangling) どうかは関係ない)。
.TP
\fBENAMETOOLONG\fP
-\fIpathname\fP の長さが \fBPATH_MAX\fP を超えているか、個々のファイル 名部分の長さが \fBNAME_MAX\fP
-を超えている。GNUシステムにおいては、ファ イル名の全体の長さに対しては制限は課せられていないが、ファイルシステム
-によっては各部分の長さに制限のある可能性がある。
+Either the total length of \fIpathname\fP is greater than \fBPATH_MAX\fP, or an
+individual filename component has a length greater than \fBNAME_MAX\fP. In the
+GNU system, there is no imposed limit on overall filename length, but some
+filesystems may place limits on the length of a component.
.TP
\fBENOENT\fP
\fIpathname\fP 中のディレクトリ部分が存在しない、 もしくはリンク先の無いシンボリックリンクである。
.TP
\fBENOSPC\fP
-ディレクトリまたはファイルシステムに新規ファイルを作成する余地がない。
+The directory or filesystem has no room for the new file.
.TP
\fBENOTDIR\fP
\fIpathname\fP 中のディレクトリ要素が、実際にはディレクトリでない。
.TP
\fBEROFS\fP
-\fIpathname\fP が読み取り専用のファイルシステムを指している。
+\fIpathname\fP refers to a read\-only filesystem.
.SH 準拠
POSIX.1\-2001.
.SH 関連項目
\fBmkfifo\fP(1), \fBclose\fP(2), \fBopen\fP(2), \fBread\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBumask\fP(2),
\fBwrite\fP(2), \fBmkfifoat\fP(3), \fBfifo\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。