OSDN Git Service

長音記号の修正を release に反映
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / putenv.3
index 44fe465..d07742d 100644 (file)
@@ -45,7 +45,7 @@
 .\" Updated 2000-06-18, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
 .\" Updated 2005-11-19, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
 .\"
-.TH PUTENV 3 2013\-04\-19 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH PUTENV 3 2014\-08\-19 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 putenv \- 環境変数の変更または追加
 .SH 書式
@@ -76,19 +76,27 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参
 .SH 準拠
 SVr4, POSIX.1\-2001, 4.3BSD.
 .SH 注意
-\fBputenv\fP()  はリエントラントであることを求められていない。 libc4, libc5, glibc 2.0 ではリエントラントではない。
-glibc 2.1 ではリエントラントである。
+.\" .LP
+.\" Description for libc4, libc5, glibc:
+.\" If the argument \fIstring\fP is of the form \fIname\fP,
+.\" and does not contain an \(aq=\(aq character, then the variable \fIname\fP
+.\" is removed from the environment.
+.\" If
+.\" .BR putenv ()
+.\" has to allocate a new array \fIenviron\fP,
+.\" and the previous array was also allocated by
+.\" .BR putenv (),
+.\" then it will be freed.
+.\" In no case will the old storage associated
+.\" to the environment variable itself be freed.
+\fBputenv\fP()  はリエントラントであることを求められていない。 glibc 2.0 ではリエントラントではない。 glibc 2.1
+ではリエントラントである。
 .LP
-libc4, libc5, glibc に関する説明: もし引数 \fIstring\fP が \fIname\fP 単独で、 \(aq=\(aq
-文字を含んでいない場合、環境変数 \fIname\fP は環境から除去される。 もし \fBputenv\fP()  が新しい \fIenviron\fP
-配列を確保しなければならない時、 以前の \fIenviron\fP 配列も \fBputenv\fP()  によって確保されたものならば、 それは解放される。
-環境変数そのものに割り当てられた古い記憶領域が解放されることはない。
-.LP
-libc4 と libc5 と glibc 2.1.2 では SUSv2 に準拠している。 \fBputenv\fP()  で与えられたポインタ
+バージョン 2.1.2 以降では、 glibc の実装は SUSv2 に準拠している。 \fBputenv\fP()  で与えられたポインター
 \fIstring\fP が使われる。 この文字列は環境の一部となり、後で変更すると環境も変わる。 (従って、 \fBputenv\fP()
 を自動変数を引数として呼び出し、 \fIstring\fPが環境の一部のままで呼び出した関数から return するとエラーになる)  しかし、glibc
-2.0\-2.1.1 では異なり、文字列のコピーが使われる。 これはメモリリークを引き起こすだけでなく、 SUSv2 に違反している。 これは
-glibc2.1.2 で修正された
+バージョン 2.0 から 2.1.1 まででは違っており、文字列のコピーが使われる。 これはメモリーリークを引き起こすだけでなく、 SUSv2
+にも違反している
 .LP
 4.4BSD バージョンでは、glibc 2.0 と同様にコピーを使う。
 .LP
@@ -96,6 +104,6 @@ SUSv2 ではプロトタイプから \fIconst\fP が取り除かれており、
 .SH 関連項目
 \fBclearenv\fP(3), \fBgetenv\fP(3), \fBsetenv\fP(3), \fBunsetenv\fP(3), \fBenviron\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.63 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。