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-.TH WCSTOK 3 2011\-09\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
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+.\" Translated Sat Oct 23 17:53:50 JST 1999
+.\" by FUJIWARA Teruyoshi <fujiwara@linux.or.jp>
+.\"
+.TH WCSTOK 3 2013\-11\-18 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
wcstok \- ワイド文字文字列をトークンに分割する
.SH 書式
ができる。ここで、トークンは \fIdelim\fP に列挙されている文字を含まな い部分文字列として定義される。
.PP
検索は \fIwcs\fP が NULL でなければ \fIwcs\fP から開始され、\fIwcs\fP が NULL ならば \fI*ptr\fP
-から開始される。まず、全ての区切りワイド文字 がスキップされる。つまり、\fIdelim\fP に含まれるワイド文字を超えるよう にポインタが前に進められる。
-ワイド文字文字列の終わりに達したら、 \fBwcstok\fP() は NULL を返して トークンが全く見つからなかったことを示し、この後に
-\fBwcstok\fP() を呼び 出しても NULL が返されるように \fI*ptr\fP に適切な値を設定する。それ 以外の場合には、
-\fBwcstok\fP() 関数はトークンの先頭を識別し、これを指す ポインタを返す。ただしこれを行う前に、トークンの後にある、\fIdelim\fP
-に含まれている文字を NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP
-を更新し、後で \fBwcstok\fP() を呼び出した 際に、識別されたトークンの続きから検索できるようにする。
+から開始される。まず、全ての区切りワイド文字 がスキップされる。つまり、\fIdelim\fP に含まれるワイド文字を超えるよう
+にポインターが前に進められる。 ワイド文字文字列の終わりに達したら、 \fBwcstok\fP() は NULL を返して
+トークンが全く見つからなかったことを示し、この後に \fBwcstok\fP() を呼び 出しても NULL が返されるように \fI*ptr\fP
+に適切な値を設定する。それ 以外の場合には、 \fBwcstok\fP() 関数はトークンの先頭を識別し、これを指す
+ポインターを返す。ただしこれを行う前に、トークンの後にある、\fIdelim\fP に含まれている文字をヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq)
+に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP を更新し、後で \fBwcstok\fP() を呼び出した
+際に、識別されたトークンの続きから検索できるようにする。
.SH 返り値
-\fBwcstok\fP() 関数は次のトークンへのポインタを返す。トークンが見つから なければ NULL を返す。
+\fBwcstok\fP() 関数は次のトークンへのポインターを返す。トークンが見つから なければ NULL を返す。
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+関数 \fBwcstok\fP() はスレッドセーフである。
.SH 準拠
C99.
.SH 注意
.SH 関連項目
\fBstrtok\fP(3), \fBwcschr\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。