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+.\" Japanese Version Copyright (c) 1996,1997 TAKAHASHI Mutsuji
+.\" 1998 ISHIKAWA Mutsumi
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Sun Jan 11 03:24:14 JST 1998
+.\" by TAKAHASHI Mutsuji <muz@ilp.iijnet.or.jp>
+.\" and ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@linux.or.jp>
+.\" Updated 2013-03-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\" Updated 2013-07-22, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\" Updated 2013-07-31, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\" Updated 2013-08-16, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
.TH CONSOLE_IOCTL 4 2009\-02\-28 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
console_ioctl \- コンソール端末と仮想コンソールの ioctl
.SH 説明
次のような Linux 固有の \fBioctl\fP(2) がサポートされている。 それぞれ3番目の引数が必要である、ここでは \fIargp\fP とする。
-.IP \fBKDGETLED\fP
+.TP
+\fBKDGETLED\fP
LED の状態を取得する。 \fIargp\fP は \fIchar\fP のポインターである。 \fI*argp\fP の下位 3 ビットに以下のように LED
の状態がセットされる。
-
- LED_CAP 0x04 キャピタルロックが点灯
- LEC_NUM 0x02 ナンバーロックが点灯
- LED_SCR 0x01 スクロールロックが点灯
-.IP \fBKDSETLED\fP
+.TS
+l l l.
+LED_CAP 0x04 キャピタルロック LED 点灯
+LED_NUM 0x02 ナンバーロック LED 点灯
+LED_SCR 0x01 スクロールロック LED 点灯
+.TE
+.TP
+\fBKDSETLED\fP
LEDを点灯させる。LEDは \fIargp\fP の下位 3 ビットに従い点灯される。 しかし、より高位のビットがセットされている時には、キャピタルロック、
ナンバーロック、スクロールロックのキーボード機能の状態を表示する LED は 通常状態に戻る。
.LP
-カーネル 1.1.54 以前は、LED はそれぞれのキーボードフラグの状態を反映する だけで、KDGETLED/KDSETLED
-もキーボードフラグを変更するだけであった。 カーネルl 1.1.54 からは LED に任意の表示をする事ができるようになったが、
+カーネル 1.1.54 以前は、LED はそれぞれのキーボードフラグの状態を反映するだけで、KDGETLED/KDSETLED
+もキーボードフラグを変更するだけであった。 カーネル 1.1.54 からは LED に任意の表示をすることができるようになったが、
デフォルトではキーボードフラグを表示する。 次に示す 2 つの ioctl はキーボードフラグにアクセスするのに用いられる。
-.IP \fBKDGKBLED\fP
+.TP
+\fBKDGKBLED\fP
キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示では なく)キーボードフラグを得る。 \fIargp\fP
はフラグの状態がセットされる文字変数を指す。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットが現在のフラグの状態を示し、
(0x70)でマスクして得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態を 示す。(カーネル 1.1.54以降)
-.IP \fBKDSKBLED\fP
+.TP
+\fBKDSKBLED\fP
キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示ではなく) キーボードフラグをセットする。 \fIargp\fP
がセットしたいフラグである。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットがフラグの状態で、(0x70)でマスクして 得られる次の 3
ビットがデフォルトのフラグの状態である。(カーネル 1.1.54以降)
-.IP \fBKDGKBTYPE\fP
+.TP
+\fBKDGKBTYPE\fP
キーボードの種類を得る。これは値 0x02 と定義されている KB_101を返す。
-.IP \fBKDADDIO\fP
+.TP
+\fBKDADDIO\fP
I/Oポートを有効な物として加える。これは \fIioperm(arg,1,1)\fP と等価である。
-.IP \fBKDDELIO\fP
+.TP
+\fBKDDELIO\fP
I/Oポートを有効な物から外す。これは \fIioperm(arg,1,0)\fP と等価である。
-.IP \fBKDENABIO\fP
+.TP
+\fBKDENABIO\fP
ビデオボードへの I/O を可能にする。 これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df\-0x3b4+1, 1)\fP と等価である。
-.IP \fBKDDISABIO\fP
+.TP
+\fBKDDISABIO\fP
ビデオボードへの I/O を不可能にする。 これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df\-0x3b4+1, 0)\fP と等価である。
-.IP \fBKDSETMODE\fP
+.TP
+\fBKDSETMODE\fP
テキスト/グラフィクスモードを設定する。 \fIargp\fP は次のうちのどれか:
- KD_TEXT 0x00
- KD_GRAPHICS 0x01
-.IP \fBKDGETMODE\fP
+.TS
+l l.
+KD_TEXT 0x00
+KD_GRAPHICS 0x01
+.TE
+.TP
+\fBKDGETMODE\fP
テキスト/グラフィクスモードを取得する。 \fIargp\fP が指す \fIlong\fP 型変数に 上述の値のどちらかがセットされる。
-.IP \fBKDMKTONE\fP
+.TP
+\fBKDMKTONE\fP
指定された長さのトーンを発生する。 \fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位にして周期を指定し、 上位 16 ビットが msec
の単位で表した、(トーンを発生させる)時間を指定する。 トーンを発生させる時間がゼロのときは、サウンドはオフになる。 制御は直ちに戻る。
例えば、\fIargp\fP = (125<<16) + 0x637 とすれば、通常 ctrl\-G を押した時に 発生する音になる。
(カーネル 0.99pl1 以降;この機能は カーネル 2.1.49 から 2.1.50 ではバグのため動作しない)
-.IP \fBKIOCSOUND\fP
+.TP
+\fBKIOCSOUND\fP
音の発生の開始や停止を行う。 \fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位として周期を示す。 (つまり \fIargp\fP =
1193180/周波数)。 \fIargp\fP = 0 の場合、サウンドはオフになる。 どちらの場合でも、ただちに制御は戻る。
-.IP \fBGIO_CMAP\fP
+.TP
+\fBGIO_CMAP\fP
現在のデフォルトのカラーマップをカーネルより取得する。
-.IP \fBPIO_CMAP\fP
+.TP
+\fBPIO_CMAP\fP
デフォルトのテキストモードのカラーマップを変更する。 \fIargp\fP が指す 48 バイトの配列中には、16 の可能なスクリーンの色を、
赤、緑、青の順に 0 をオフ、255を最大強度とした値として納める。 デフォルトの色は順に、黒、濃い赤、濃い緑、茶、濃い青、濃い紫、濃いシアン、
明るい灰色、濃い灰色、明るい赤、明るい緑、黄、明るい青、明るい紫、 明るいシアン、白である。(カーネル 1.3.3以降)
-.IP \fBGIO_FONT\fP
+.TP
+\fBGIO_FONT\fP
拡張された形式で 256 文字のスクリーンフォントを得る。 \fIargp\fP は 8192 バイトの配列を指す。 現在ロードされているフォントが 512
文字のフォントであるか、コンソールが テキストモードでない時には失敗し \fBEINVAL\fP のエラーコードを返す。
-.IP \fBGIO_FONTX\fP
+.TP
+\fBGIO_FONTX\fP
スクリーンフォントとそれに関連した情報を取得する。 \fIargp\fP は構造体 consolefontdesc (\fBPIO_FONTX\fP
を参照のこと)を指す。 関数呼び出しのときには、\fIcharcount\fP には、\fIchardata\fP が指す
-バッファにおさまる最大の文字数をセットしなければならない。 関数呼び出しから戻った時には \fIcharcount\fP と \fIcharheight\fP
+ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81«ã\81\8aã\81\95ã\81¾ã\82\8bæ\9c\80大ã\81®æ\96\87å\97æ\95°ã\82\92ã\82»ã\83\83ã\83\88ã\81\97ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 é\96¢æ\95°å\91¼ã\81³å\87ºã\81\97ã\81\8bã\82\89æ\88»ã\81£ã\81\9fæ\99\82ã\81«ã\81¯ \fIcharcount\fP ã\81¨ \fIcharheight\fP
には、 現在ロードされているフォントの該当するデータが収められている。 配列 \fIchardata\fP には、最初に \fIcharcount\fP
-にいれた値によって フォントを収めるのに十分なスペースがあるとわかればフォントデータが収められる。 そうでない時には、バッファは変更されず、
+ã\81«ã\81\84ã\82\8cã\81\9få\80¤ã\81«ã\82\88ã\81£ã\81¦ ã\83\95ã\82©ã\83³ã\83\88ã\82\92å\8f\8eã\82\81ã\82\8bã\81®ã\81«å\8d\81å\88\86ã\81ªã\82¹ã\83\9aã\83¼ã\82¹ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\81¨ã\82\8fã\81\8bã\82\8cã\81°ã\83\95ã\82©ã\83³ã\83\88ã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81\8cå\8f\8eã\82\81ã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\9dã\81\86ã\81§ã\81ªã\81\84æ\99\82ã\81«ã\81¯ã\80\81ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81¯å¤\89æ\9b´ã\81\95ã\82\8cã\81\9aã\80\81
\fIerrno\fP に \fBENOMEM\fP が セットされる(カーネル 1.3.1 以降)。
-.IP \fBPIO_FONT\fP
+.TP
+\fBPIO_FONT\fP
256 文字のフォントをセットする。EGA/VGA キャラクタージェネレーター (character generator) にフォントをロードする。
\fIargp\fP は、8192 バイト(一文字 32 バイト)のマップを指す。 マップのうち、最初の \fIN\fP のみが 8x\fIN\fP のフォントのために
用いられる(0 < \fIN\fP <= 32)。 この呼び出しをすると Unicode のマッピングが無効になる。
-.IP \fBPIO_FONTX\fP
+.TP
+\fBPIO_FONTX\fP
スクリーンフォントと、それに関連するレンダリング情報をセットする。 \fIargp\fP は、以下の構造体を指す。
.in +4n
必要ならスクリーンは適当にサイズ変更され、\fBSIGWINCH\fP が適切な プロセスに送られる。 このコールにより Unicode
のマッピングが無効になる。
-.IP \fBPIO_FONTRESET\fP
+.TP
+\fBPIO_FONTRESET\fP
スクリーンフォント、サイズ、 Unicode マッピングをブート時のデフォルト値に リセットする。\fIargp\fP は用いられないが、将来のバージョンの
Linux との互換性を保つために NULL にセットすべきである。
-.IP \fBGIO_SCRNMAP\fP
+.TP
+\fBGIO_SCRNMAP\fP
スクリーンマッピングをカーネルより取得する。\fIargp\fP はサイズ E_TABSZ の
領域を指す。その領域には各キャラクターを表示するのに用いられるフォントの 位置がロードされている。 この呼び出しは現在ロードされているフォントが 256
文字よりも多い時には 無意味な情報を返す事が多い。
-.IP \fBGIO_UNISCRNMAP\fP
-フル Unicode スクリーンマッピングをカーネルより取得する。 \fIargp\fP はサイズ E_TABSZ*sizeof(unsigned
-short) の領域を指す。 その領域には各キャラクターを示す Unicode がロードされている。 U+F000 に始まる Unicode
-の特別な集合は、「フォント直接な(direct to font)」 マッピングを示すのに用いられる(カーネル 1.3.1 以降)。
-.IP \fBPIO_SCRNMAP\fP
+.TP
+\fBGIO_UNISCRNMAP\fP
+フル Unicode スクリーンマッピングをカーネルより取得する。 \fIargp\fP はサイズ \fIE_TABSZ*sizeof(unsigned
+short)\fP の領域を指す。 その領域には各キャラクターを示す Unicode がロードされている。 U+F000 に始まる Unicode
+の特別な集合は、「フォント直接な (direct to font)」 マッピングを示すのに用いられる (カーネル 1.3.1 以降)。
+.TP
+\fBPIO_SCRNMAP\fP
「ユーザー定義可能な(user definable)」(4番目の)テーブルをカーネルに
ロードする。そのテーブルは各バイトをスクリーンシンボルにマッピングする。 \fIargp\fP はサイズE_TABSZの領域を指す。
-.IP \fBPIO_UNISCRNMAP\fP
+.TP
+\fBPIO_UNISCRNMAP\fP
「ユーザー定義可能な」(4番目の)テーブルをカーネルにロードする。 そのテーブルは各バイトをユニコードにマッピングし、その後、
現在ロードされているユニコードからフォントへのマップに従い スクリーンシンボルに変換される。 U+F000
に始まるユニコードは直接フォントシンボルにマッピングするのに 使える(カーネル 1.3.1 以降)
-.IP \fBGIO_UNIMAP\fP
+.TP
+\fBGIO_UNIMAP\fP
Unicode からフォントへのマッピングをカーネルから取得する。 \fIargp\fP は、
.in +4n
.in
(カーネル 1.1.92 以降)
-.IP \fBPIO_UNIMAP\fP
-Unicode からフォントへのマッピングをカーネルにセットする。
-\fIargp\fP は構造体 \fIstruct unimapdesc\fP へのポインターである。
-(カーネル 1.1.92 以降)
-.IP \fBPIO_UNIMAPCLR\fP
+.TP
+\fBPIO_UNIMAP\fP
+Unicode からフォントへのマッピングをカーネルにセットする。 \fIargp\fP は構造体 \fIstruct unimapdesc\fP
+へのポインターである。 (カーネル 1.1.92 以降)
+.TP
+\fBPIO_UNIMAPCLR\fP
テーブルをクリアし、その事をハシュアルゴリズムに伝える。 \fIargp\fPは
.in +4n
.in
(カーネル 1.1.92 以降)
-.IP \fBKDGKBMODE\fP
+.TP
+\fBKDGKBMODE\fP
現在のキーボードモードを取得する。\fIargp\fP の指す \fIlong\fP 型変数が、 次のうちのどれかに設定される。
- K_RAW 0x00
- K_XLATE 0x01
- K_MEDIUMRAW 0x02
- K_UNICODE 0x03
-.IP \fBKDSKBMODE\fP
+.TS
+l l.
+K_RAW 0x00
+K_XLATE 0x01
+K_MEDIUMRAW 0x02
+K_UNICODE 0x03
+.TE
+.TP
+\fBKDSKBMODE\fP
現在のキーボードモードを設定する。 \fIargp\fP は上記の値のうちのどれかに等しい \fIlong\fP にする。
-.IP \fBKDGKBMETA\fP
+.TP
+\fBKDGKBMETA\fP
メタキーハンドリングモード(meta key handling mode)を取得する。 \fIargp\fP が指す \fIlong\fP
型変数は、次のうちのどれかに設定される。
- K_METABIT 0x03 set high order bit
- K_ESCPREFIX 0x04 escape prefix
-.IP \fBKDSKBMETA\fP
+.TS
+l l l.
+K_METABIT 0x03 上位ビットをセット
+K_ESCPREFIX 0x04 エスケーププレフィックス
+.TE
+.TP
+\fBKDSKBMETA\fP
メタキーハンドリングモードを設定する。 \fIargp\fP は上記の値のどれかに等しい \fIlong\fP にする。
-.IP \fBKDGKBENT\fP
+.TP
+\fBKDGKBENT\fP
キーコードをアクションコードに変換するキー変換表のエントリーの一つを 取得する。 \fIargp\fP は、
.in +4n
MAX_NR_KEYMAPS)、\fIkb_index\fP にはキーコード(0 <= \fIkb_index\fP <
NR_KEYS)を設定する。 \fIkb_value\fP は対応するアクションコード、または、そのようなキーが ないときには
K_HOLE、\fIkb_table\fP が無効な時には K_NOSUCHMAP に設定される。
-.IP \fBKDSKBENT\fP
+.TP
+\fBKDSKBENT\fP
変換テーブルのエントリーの一つを設定する。\fIargp\fP は 構造体 \fIstruct kbentry\fP へのポインターである。
-.IP \fBKDGKBSENT\fP
+.TP
+\fBKDGKBSENT\fP
ファンクションキーの文字列を取得する。\fIargp\fP は 以下の構造体へのポインターである。
.in +4n
.fi
.in
-\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端された) 文字列が \fIkb_string\fP
-に設定される。
-.IP \fBKDSKBSENT\fP
+\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (ヌルで終端された) 文字列が \fIkb_string\fP に設定される。
+.TP
+\fBKDSKBSENT\fP
ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。\fIargp\fP は、 構造体 \fIstruct kbsentry\fP へのポインターである。
-.IP \fBKDGKBDIACR\fP
+.TP
+\fBKDGKBDIACR\fP
カーネルのアクセントテーブル(accent table)を読み込む。\fIargp\fPは、 次の構造体へのポインターである。
.in +4n
};
.fi
.in
-.IP \fBKDGETKEYCODE\fP
+.TP
+\fBKDGETKEYCODE\fP
カーネルの(スキャンコードからキーコードへ 変換する)キーコードテーブルエントリーを読み込む。 \fIargp\fP は、
.in +4n
へのポインターである。 \fIkeycode\fP は、\fIscancode\fP に対応した値に設定される。(ただし、89 <= \fIscancode\fP
<= 255 のみについて。1 <= \fIscancode\fP <= 88 では \fIkeycode\fP ==
\fIscancode\fP である。) (カーネル 1.1.63 以降)
-.IP \fBKDSETKEYCODE\fP
+.TP
+\fBKDSETKEYCODE\fP
カーネルのキーコードテーブルエントリーを書き込む。\fIargp\fP は構造体 \fIstruct kbkeycode\fP へのポインターである。 (カーネル
1.1.63 以降)
-.IP \fBKDSIGACCEPT\fP
+.TP
+\fBKDSIGACCEPT\fP
この関数呼び出しは、特別な組合せでキーを押した時に発生するシグナル \fIargp\fP (1 <= \fIargp\fP <= NSIG)
-を進んで受け付けるかどうかを示す。 (linux/drivers/char/keyboard.c の Spawn_console() を見よ。)
-.IP \fBVT_OPENQRY\fP
+を進んで受け付けるかどうかを示す。 (\fIlinux/drivers/char/keyboard.c\fP の \fIspawn_console\fP()
+を見よ。)
+.TP
+\fBVT_OPENQRY\fP
最初の空いている(まだオープンされていない)コンソールを返す。 \fIargp\fP の指す \fIint\fP 型の整数には、vt の番号がセットされる (1
<= \fI*argp\fP <= MAX_NR_CONSOLES)。
-.IP \fBVT_GETMODE\fP
-アクティブな vt のモードを取得する。\fIargp\fPは、
+.TP
+\fBVT_GETMODE\fP
+アクティブな vt のモードを取得する。 \fIargp\fP は、
.in +4n
.nf
.fi
.in
-ã\81¨ã\81\84ã\81\86æ§\8bé\80 ä½\93ã\82\92æ\8c\87ã\81\99ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81§ã\81\82ã\82\8aã\80\81ã\82¢ã\82¯ã\83\86ã\82£ã\83\96ã\81ª vt ã\81®ã\83¢ã\83¼ã\83\89ã\81\8c ã\82»ã\83\83ã\83\88ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 \fImode\fP ã\81¯æ¬¡ã\81®ã\81©ã\82\8cã\81\8bã\81«è¨å®\9aã\81\95ã\82\8cã\82\8bï¼\9a
+ã\81¨ã\81\84ã\81\86æ§\8bé\80 ä½\93ã\82\92æ\8c\87ã\81\99ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81§ã\81\82ã\82\8aã\80\81 ã\82¢ã\82¯ã\83\86ã\82£ã\83\96ã\81ª vt ã\81®ã\83¢ã\83¼ã\83\89ã\81\8cã\82»ã\83\83ã\83\88ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 \fImode\fP ã\81¯æ¬¡ã\81®ã\81©ã\82\8cã\81\8bã\81«è¨å®\9aã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82
- VT_AUTO 自動vt切替え
- VT_PROCESS プロセスコントロール切替え
- VT_ACKACQ アクノリッジ切替え
-.IP \fBVT_SETMODE\fP
+.TS
+l l.
+VT_AUTO 自動 vt 切替
+VT_PROCESS プロセス制御切替
+VT_ACKACQ アクノリッジ切替
+.TE
+.TP
+\fBVT_SETMODE\fP
アクティブな vt のモードを設定する。\fIargp\fP は構造体 \fIstruct vt_mode\fP への ポインターである。
-.IP \fBVT_GETSTATE\fP
+.TP
+\fBVT_GETSTATE\fP
グローバルな vt の状態の情報を取得する。\fIargp\fPは、
.in +4n
へのポインターである。 使用されているそれぞれの vt につき \fIv_state\fP の対応するビットが セットされる。 (カーネルl 1.0 から
1.1.92 まで)
-.IP \fBVT_RELDISP\fP
+.TP
+\fBVT_RELDISP\fP
ディスプレーを解放する。
-.IP \fBVT_ACTIVATE\fP
+.TP
+\fBVT_ACTIVATE\fP
\fIargp\fP (1 <= \fIargp\fP <= MAX_NR_CONSOLES)の vt に切替える。
-.IP \fBVT_WAITACTIVE\fP
+.TP
+\fBVT_WAITACTIVE\fP
\fIargp\fPの vt がアクティブになるまで待つ。
-.IP \fBVT_DISALLOCATE\fP
+.TP
+\fBVT_DISALLOCATE\fP
\fIargp\fP の vt に結びつけられたメモリーを解放する。 (カーネル 1.1.54 以降)
-.IP \fBVT_RESIZE\fP
+.TP
+\fBVT_RESIZE\fP
カーネルが認識するスクリーンサイズを設定する。\fIargp\fP は、
.in +4n
.in
へのポインターである。 これはビデオモードを変更しない事に注意。 \fBresizecons\fP(8) を見よ(カーネル 1.1.54 以降)。
-.IP \fBVT_RESIZEX\fP
-カーネルが認識する各種のスクリーンパラメータを設定する。\fIargp\fP は、 以下の構造体へのポインターである。
+.TP
+\fBVT_RESIZEX\fP
+カーネルが認識する各種のスクリーンパラメーターを設定する。\fIargp\fP は、 以下の構造体へのポインターである。
.in +4n
.nf
.fi
.in
-ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿ã\81¯ã\82¼ã\83ã\81§ã\81\82ã\81£ã\81¦ã\82\82ã\82\88ã\81\84ã\80\82ã\81\9dã\81®ã\81¨ã\81\8dã\81¯ã\80\8cå¤\89æ\9b´ã\81\97ã\81ªã\81\84ã\81\93ã\81¨ã\80\8dã\82\92 æ\84\8få\91³ã\81\99ã\82\8bã\81\8cã\80\81è¤\87æ\95°ã\81®ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿が設定された時にはそれらの間で矛盾が
+ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿ã\83¼ã\81¯ã\82¼ã\83ã\81§ã\81\82ã\81£ã\81¦ã\82\82ã\82\88ã\81\84ã\80\82ã\81\9dã\81®ã\81¨ã\81\8dã\81¯ã\80\8cå¤\89æ\9b´ã\81\97ã\81ªã\81\84ã\81\93ã\81¨ã\80\8dã\82\92 æ\84\8få\91³ã\81\99ã\82\8bã\81\8cã\80\81è¤\87æ\95°ã\81®ã\83\91ã\83©ã\83¡ã\83¼ã\82¿ã\83¼が設定された時にはそれらの間で矛盾が
ないようにしなければならない。 この関数呼び出しによってもビデオモードは変更されない事に注意。 \fBresizecons\fP(8) を参照の事(カーネル
1.3.3 以降)。
.PP
以下の ioctl がどのように動作をするかは、\fIargp\fP が指す構造体の 最初のバイト(ここでは \fIsubcode\fP と呼ぶ)に依存する。
これらの呼出しは、スーパーユーザーか現在の端末のオーナにのみ許される。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=0\fP"
-スクリーンをダンプ(dump)する カーネル 1.1.92 以降でなくなった(1.1.92 以降では、代わりに /dev/vcsN または
-/dev/vcsaN より読み込む)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=1\fP"
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=0\fP
+スクリーンをダンプ(dump)する カーネル 1.1.92 以降でなくなった(1.1.92 以降では、代わりに \fI/dev/vcsN\fP または
+\fI/dev/vcsaN\fP より読み込む)。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=1\fP
タスク情報を取得する。カーネル 1.1.92 でなくなった。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=2\fP"
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=2\fP
選択を設定する。 \fIargp\fP が指すのは、
.in +4n
.nf
.in
であり、ここで \fIxs\fP と \fIys\fP は始めの桁と行で、\fIxe\fP と \fIye\fP は終りの桁と 行である。 (左上の隅が 桁=行=1 )
\fIsel_mode\fP は 0 が文字毎の選択で、1は語毎の選択、2は行毎の選択を 意味する。 示されたスクリーン上の文字はハイライト表示され
-devices/char/console.c の 静的配列 sel_buffer に保存される。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=3\fP"
-選択したものをペーストする。 選択バッファ中の文字 が \fIfd\fP に書き出される。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=4\fP"
+\fIdevices/char/console.c\fP の 静的配列 sel_buffer に保存される。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=3\fP
+選択したものをペーストする。 選択バッファー中の文字 が \fIfd\fP に書き出される。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=4\fP
スクリーンをアンブランク(unblank)する。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=5\fP"
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=5\fP
語毎の選択のための「語」中の文字を規定している 256 ビットのルックアップ テーブルの内容を設定する(カーネル 1.1.32 以降)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=6\fP"
-\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 \fIshift_state\fPの値に設定される(カーネル 1.1.32 以降)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=7\fP"
-\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 \fIreport_mouse\fP の値に設定される(カーネル 1.1.33 以降)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=8\fP"
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=6\fP
+\fIargp\fP は文字変数を指すポインターで、その内容がカーネル変数 \fIshift_state\fPの値に設定される(カーネル 1.1.32 以降)。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=7\fP
+\fIargp\fP は文字変数を指すポインターで、その内容がカーネル変数 \fIreport_mouse\fP の値に設定される(カーネル 1.1.33 以降)。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=8\fP
スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組をダンプする (カーネル 1.1.67 から 1.1.91までのみ。 カーネル
-1.1.92 以降では /dev/vcsa*より読み込む)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=9\fP"
+1.1.92 以降では \fI/dev/vcsa*\fP より読み込む)。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=9\fP
スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組を復元する (カーネル 1.1.67 から 1.1.91 までのみ。 カーネル
-1.1.92 以降では /dev/vcsa* に書き込む)。
-.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=10\fP"
-新世代モニターのパワーセーブ機能を制御する。 VESA スクリーンブランキングモードが \fIargp\fP[1]に設定される。
+1.1.92 以降では \fI/dev/vcsa*\fP に書き込む)。
+.TP
+\fBTIOCLINUX, subcode=10\fP
+新世代モニターのパワーセーブ機能を制御する。 VESA スクリーンブランキングモードが \fIargp[1]\fPに設定される。
その値はスクリーンブランキングがどのように行われるかを示す。以下がその 値である。
-
- \fI0\fP: スクリーンブランキングなし。
-
- \fI1\fP:現在のビデオアダプターレジスタが保存されたあと、
-コントローラは垂直同期パルスをオフにするようプログラムされる。
-これにより モニターは「スタンバイ」モードにはいる。
-モニターに Off_Mode タイマが備わっておれば、
-最終的にはモニターが自分で電源を落す。
-
- \fI2\fP:現在の設定を保存した後、垂直、水平同期パルスがオフになる。
-これによりモニターは「オフ」モードになる。
-モニターに Off_Mode タイマーがない時、または、blank_timer がタイムアウトしたら
-すぐにモニターの電源を落したいときにこの選択肢を選ぶ。
-(注意:頻繁にモニターの電源を切るとモニターを痛める。)
-
-(カーネル 1.1.76 以降)
+.RS
+.IP 0: 3
+スクリーンブランキングなし。
+.IP 1:
+現在のビデオアダプターレジスターが保存されたあと、 コントローラーは垂直同期パルスをオフにするようプログラムされる。 これにより
+モニターは「スタンバイ」モードに入る。 モニターに Off_Mode タイマーが備わっておれば、 最終的にはモニターが自分で電源を落とす。
+.IP 2:
+現在の設定を保存した後、垂直、水平同期パルスがオフになる。 これによりモニターは「オフ」モードになる。 モニターに Off_Mode
+タイマーがない時、または、blank_timer がタイムアウトしたらすぐにモニターの電源を落したいときにこの選択肢を選ぶ。
+(\fI注意\fP:頻繁にモニターの電源を切るとモニターを痛める。) (1.1.76 以降)
+.RE
.SH 返り値
-æ\88\90å\8a\9fæ\99\82ã\81«ã\81¯ 0 ã\81\8cè¿\94ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\82¨ã\83©ã\83¼ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ã\81¯ \-1 が返され、 \fIerrno\fP が設定される。
+æ\88\90å\8a\9fæ\99\82ã\81«ã\81¯ 0 ã\81\8cè¿\94ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\82¨ã\83©ã\83¼ã\81®å ´å\90\88 \-1 が返され、 \fIerrno\fP が設定される。
.SH エラー
\fIerrno\fP は次のような値をとる:
.TP
\fBEBADF\fP
-ファイルディスクリプタが無効。
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼ã\81\8cç\84¡å\8a¹ã\80\82
.TP
\fBENOTTY\fP
-ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81\8cã\82ã\83£ã\83©ã\82¯ã\82¿ã\83»スペシャルデバイスと関連付けられて いない。または、要求されたものがそれに当てはまらない。
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼ã\81\8cã\82ã\83£ã\83©ã\82¯ã\82¿ã\83¼スペシャルデバイスと関連付けられて いない。または、要求されたものがそれに当てはまらない。
.TP
\fBEINVAL\fP
-ファイルディスクリプタまたは \fIargp\fP が無効。
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼ã\81¾ã\81\9fã\81¯ \fIargp\fP ã\81\8cç\84¡å\8a¹ã\80\82
.TP
\fBEPERM\fP
権限が不十分。
\fI/usr/include/linux/kd.h\fP, \fI/usr/include/linux/vt.h\fP
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。