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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man4 / pts.4
index d942b5b..e0be485 100644 (file)
 ptmx, pts \- 擬似端末のマスタとスレーブ
 .SH 説明
 ファイル \fI/dev/ptmx\fP は、メジャーナンバー (major number) 5、 マイナーナンバー (minor number) 2
\82\92æ\8c\81ã\81¤ã\82­ã\83£ã\83©ã\82¯ã\82¿ã\83»ファイルであり、 通常、モードは 0666 で、所有者.グループは root.root である。 このファイルは、擬似端末
\82\92æ\8c\81ã\81¤ã\82­ã\83£ã\83©ã\82¯ã\82¿ã\83¼ファイルであり、 通常、モードは 0666 で、所有者.グループは root.root である。 このファイルは、擬似端末
 (pseudoterminal) のマスタとスレーブの ペアを作成するために使用される。
 .PP
 プロセスが \fI/dev/ptmx\fP をオープンすると、そのプロセスには 擬似端末マスタ (pseudoterminal master; PTM)
-へのファイル・ ディスクリプタが返され、 \fI/dev/pts\fP ディレクトリに擬似端末スレーブ (pseudoterminal slave; PTS)
\83\87ã\83\90ã\82¤ã\82¹ã\81\8cä½\9cæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 \fI/dev/ptmx\fP ã\82\92ã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\97ã\81¦å¾\97ã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿は それぞれ独立の PTM であり、対応する PTS
\82\92å\90\84ã\80\85æ\8c\81ã\81¤ã\80\82 PTS ã\81®ã\83\91ã\82¹å\90\8dã\81¯ã\80\81PTM ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿を \fBptsname\fP(3)  に渡すと知ることができる。
+へのファイル ディスクリプターが返され、 \fI/dev/pts\fP ディレクトリに擬似端末スレーブ (pseudoterminal slave; PTS)
\83\87ã\83\90ã\82¤ã\82¹ã\81\8cä½\9cæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 \fI/dev/ptmx\fP ã\82\92ã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\97ã\81¦å¾\97ã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼は それぞれ独立の PTM であり、対応する PTS
\82\92å\90\84ã\80\85æ\8c\81ã\81¤ã\80\82 PTS ã\81®ã\83\91ã\82¹å\90\8dã\81¯ã\80\81PTM ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼を \fBptsname\fP(3)  に渡すと知ることができる。
 .PP
\93¬ä¼¼ç«¯æ\9c«ã\82¹ã\83¬ã\83¼ã\83\96ã\82\92ã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\99ã\82\8bå\89\8dã\81«ã\80\81å¿\85ã\81\9aã\80\81ã\83\9eã\82¹ã\82¿ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿を 引き数として \fBgrantpt\fP(3)  と
\93¬ä¼¼ç«¯æ\9c«ã\82¹ã\83¬ã\83¼ã\83\96ã\82\92ã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\99ã\82\8bå\89\8dã\81«ã\80\81å¿\85ã\81\9aã\80\81ã\83\9eã\82¹ã\82¿ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼を 引き数として \fBgrantpt\fP(3)  と
 \fBunlockpt\fP(3)  を呼び出さなければならない。
 .PP
 擬似端末のマスタとスレーブの両方がオープンされた後は、スレーブは、 プロセスに対して、実端末 (real terminal)
-と全く同じインタフェースを提供する。
\81¨å\85¨ã\81\8få\90\8cã\81\98ã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\83\95ã\82§ã\83¼ã\82¹ã\82\92æ\8f\90ä¾\9bã\81\99ã\82\8bã\80\82
 .PP
\82¹ã\83¬ã\83¼ã\83\96ã\81«æ\9b¸ã\81\8bã\82\8cã\81\9fã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81¯ã\83\9eã\82¹ã\82¿ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿に対する入力として扱われ、 マスタに書かれたデータはスレーブに対する入力として扱われる。
\82¹ã\83¬ã\83¼ã\83\96ã\81«æ\9b¸ã\81\8bã\82\8cã\81\9fã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81¯ã\83\9eã\82¹ã\82¿ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼に対する入力として扱われ、 マスタに書かれたデータはスレーブに対する入力として扱われる。
 .PP
 実例をあげると、擬似端末は \fBxterm\fP(1)  のような端末エミュレータを実装するのに使用されている。
 端末エミュレータでは、擬似端末のマスタから読み込まれたデータは、 アプリケーションにとって実端末のデータと全く同じもののように見える。 また、
-\fBsshd\fP(8)  ã\81®ã\82\88ã\81\86ã\81ªã\83ªã\83¢ã\83¼ã\83\88ã\83»ã\83­ã\82°ã\82¤ã\83³ç\94¨ã\81®ã\83\97ã\83­ã\82°ã\83©ã\83 ã\81®å®\9fè£\85ã\81§ã\81¯ã\80\81 æ\93¬ä¼¼ç«¯æ\9c«ã\83\9eã\82¹ã\82¿ã\81\8bã\82\89読ã\81¿è¾¼ã\81¾ã\82\8cã\81\9fã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81¯ã\80\81ã\83\8dã\83\83ã\83\88ã\83¯ã\83¼ã\82¯ã\82\92çµ\8cç\94±ã\81\97ã\81¦ã\80\81
-端æ\9c«ã\82\84端æ\9c«ã\82¨ã\83\9fã\83¥ã\83¬ã\83¼ã\82¿ã\81«æ\8e¥ç¶\9aã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\82¯ã\83©ã\82¤ã\82¢ã\83³ã\83\88ã\83»ã\83\97ã\83­ã\82°ã\83©ã\83 ã\81«é\80\81ä¿¡ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82
+\fBsshd\fP(8)  のようなリモートログイン用のプログラムの実装では、 擬似端末マスタから読み込まれたデータは、ネットワークを経由して、
+端末や端末エミュレータに接続されているクライアントプログラムに送信される。
 .PP
 擬似端末は、 (\fBsu\fP(1)  や \fBpasswd\fP(1)  のような) 通常はパイプからの入力を拒否するプログラムに、
 入力を送信するためにも使用できる。
@@ -51,10 +51,10 @@ ptmx, pts \- 擬似端末のマスタとスレーブ
 にマウントされるはずの \fIdevpts\fP ファイルシステムを通して実現されている、
 .LP
 この UNIX 98 スキームが導入される前は、マスタ擬似端末は \fI/dev/ptyp0\fP, ...  、スレーブ擬似端末は
-\fI/dev/ttyp0\fP, ...  ã\81¨å\91¼ã\81°ã\82\8cã\81¦ã\81\8aã\82\8aã\80\81ã\81\82ã\82\89ã\81\8bã\81\98ã\82\81ã\81\9fã\81\8fã\81\95ã\82\93ã\81®ã\83\87ã\83\90ã\82¤ã\82¹ã\83»ã\83\8eã\83¼ã\83\89ã\82\92å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\81¦ ã\81\8aã\81\8få¿\85è¦\81ã\81\8cã\81\82ã\81£ã\81\9fã\80\82
+\fI/dev/ttyp0\fP, ...  と呼ばれており、あらかじめたくさんのデバイスノードを割り当てて おく必要があった。
 .SH 関連項目
 \fBgetpt\fP(3), \fBgrantpt\fP(3), \fBptsname\fP(3), \fBunlockpt\fP(3), \fBpty\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。