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長音記号の修正を release に反映
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man5 / utmp.5
index e4e5044..6575a0d 100644 (file)
@@ -51,7 +51,7 @@ utmp, wtmp \- ログイン記録
 更新しているわけではないので、実際にはそれ以上のユーザーが システムを使っている可能性がある。
 .PP
 \fB警告:\fP (愚かにも) 多くのシステムプログラムがその整合性に依存しているので、 \fIutmp\fP ファイルは "other"
\81«å\88\86é¡\9eã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ æ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\81¿å\8f¯è\83½ã\81«ã\81\97ã\81¦ã\81¯ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®æ\89\80æ\9c\89è\80\85ã\81¨ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\82ªã\83¼ã\83\8aã\83¼ä»¥å¤\96ã\81®ã\83¦ã\83¼ã\82に対して \fIutmp\fP
\81«å\88\86é¡\9eã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ æ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\81¿å\8f¯è\83½ã\81«ã\81\97ã\81¦ã\81¯ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®æ\89\80æ\9c\89è\80\85ã\81¨ã\82°ã\83«ã\83¼ã\83\97ã\82ªã\83¼ã\83\8aã\83¼ä»¥å¤\96ã\81®ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼に対して \fIutmp\fP
 ファイルを書き込み可能な状態にしておくと、 システムのログファイルを偽造されたり、システムファイルの 改ざんを受けるといったリスクを犯すことになる。
 .PP
 このファイルは \fIutmp\fP 構造体の繰り返しで構成される。 この構造体は \fI<utmp.h>\fP で以下のように定義されている
@@ -101,7 +101,7 @@ struct utmp {
     /* ut_session と ut_tv フィールドは、32ビットでコンパイルされた場合と
        64ビットでコンパイルされた場合で同じサイズでなければならない。
        こうすることで、32ビットと64ビットのアプリケーションで、
-       データファイルと共有メモリを共有することができるようになる。 */
+       ã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81¨å\85±æ\9c\89ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82\92å\85±æ\9c\89ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81§ã\81\8dã\82\8bã\82\88ã\81\86ã\81«ã\81ªã\82\8bã\80\82 */
 #if __WORDSIZE == 64 && defined __WORDSIZE_COMPAT32
     int32_t ut_session;           /* Session ID (\fBgetsid\fP(2)),
                                      used for windowing */
@@ -134,31 +134,31 @@ struct utmp {
 形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 フィールドの長さより文字列が短い場合には、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
 によって終端される。
 .PP
\9c\80å\88\9dã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\81¯ \fBinit\fP(1)  ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\81\8c \fBinittab\fP(5)  ã\82\92å\87¦ç\90\86ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81§ä½\9cã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\82ã\82\8bã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªを処理する前に、
\9c\80å\88\9dã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\81¯ \fBinit\fP(1)  ã\82³ã\83\9eã\83³ã\83\89ã\81\8c \fBinittab\fP(5)  ã\82\92å\87¦ç\90\86ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81§ä½\9cã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\82ã\82\8bã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼を処理する前に、
 \fBinit\fP(1)  は \fIut_type\fP を \fBDEAD_PROCESS\fP に初期化する。 レコードの \fIut_type\fP が
 \fBDEAD_PROCESS\fP と \fBRUN_LVL\fP のいずれでもなく、 かつ PID が \fIut_pid\fP
 であるプロセスがいない場合は、\fIut_user\fP, \fIut_host\fP, \fIut_time\fP をヌルバイトでクリアして初期化を行う。 必要な
 \fIut_id\fP を持つ空のレコードを見つけられなかった場合、 \fBinit\fP(1)  は新しいレコードを作る。inittab から \fIut_id\fP
 を設定し、 \fIut_pid\fP および \fIut_time\fP を現在値に、 \fIut_type\fP を \fBINIT_PROCESS\fP に設定する。
 .PP
-\fBmingetty\fP(8)  (または \fBagetty\fP(8))  は pid でエントリを特定し、 \fIut_type\fP を
+\fBmingetty\fP(8)  (ã\81¾ã\81\9fã\81¯ \fBagetty\fP(8))  ã\81¯ pid ã\81§ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\82\92ç\89¹å®\9aã\81\97ã\80\81 \fIut_type\fP ã\82\92
 \fBLOGIN_PROCESS\fP に変更し、 \fIut_time\fP を更新し、\fIut_line\fPを設定した後、接続が確立されるのを待つ。
 \fBlogin\fP(1)  はユーザー認証が終了すると、 \fIut_type\fP を \fBUSER_PROCESS\fP に変更し、 \fIut_time\fP
 を更新し、\fIut_host\fP と \fIut_addr\fPを設定する。 \fBmingetty\fP(8)  (または \fBagetty\fP(8))  と
 \fBlogin\fP(1)  により異なるが、 \fIut_pid\fP の代わりに \fIut_line\fP を使ってレコードの特定が行われることもある
 (\fIut_pid\fP を使う方が望ましい) 。
 .PP
-\fBinit\fP(1)  はプロセスの終了を検出した場合、 \fIut_pid\fP をキーとして utmp のエントリを特定し、 \fIut_type\fP を
+\fBinit\fP(1)  ã\81¯ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81®çµ\82äº\86ã\82\92æ¤\9cå\87ºã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 \fIut_pid\fP ã\82\92ã\82­ã\83¼ã\81¨ã\81\97ã\81¦ utmp ã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\82\92ç\89¹å®\9aã\81\97ã\80\81 \fIut_type\fP ã\82\92
 \fBDEAD_PROCESS\fP に設定し、 \fIut_user\fP, \fIut_host\fP, \fIut_time\fP をヌルバイトでクリアする。
 .PP
 \fBxterm\fP(1)  コマンドや他の端末エミュレータは 直接 \fBUSER_PROCESS\fP のレコードを作り、 端末名のサフィックス文字列
-(\fI/dev/[pt]ty\fP に続く文字列)  を使って \fIut_id\fP の値を生成する。 この id を持つエントリが
-\fBDEAD_PROCESS\fP であった場合には再利用し、 それ以外の場合には新しいエントリが作られる。 可能な場合にはプロセス終了時に
+(\fI/dev/[pt]ty\fP ã\81«ç¶\9aã\81\8fæ\96\87å­\97å\88\97)  ã\82\92使ã\81£ã\81¦ \fIut_id\fP ã\81®å\80¤ã\82\92ç\94\9fæ\88\90ã\81\99ã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\81® id ã\82\92æ\8c\81ã\81¤ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\81\8c
+\fBDEAD_PROCESS\fP ã\81§ã\81\82ã\81£ã\81\9få ´å\90\88ã\81«ã\81¯å\86\8då\88©ç\94¨ã\81\97ã\80\81 ã\81\9dã\82\8c以å¤\96ã\81®å ´å\90\88ã\81«ã\81¯æ\96°ã\81\97ã\81\84ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\81\8cä½\9cã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82 å\8f¯è\83½ã\81ªå ´å\90\88ã\81«ã\81¯ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹çµ\82äº\86æ\99\82ã\81«
 \fBDEAD_PROCESS\fP と設定し、 さらに \fIut_line\fP, \fIut_time\fP, \fIut_user\fP, \fIut_host\fP
 をヌルバイトでクリアすることが奨励されている。
 .PP
 \fBtelnetd\fP(8)  は \fBLOGIN_PROCESS\fP を設定するだけでよく、 残りの処理は通常通り \fBlogin\fP(1)
-に任せればよい。 telnet のセッションが終了した後、前述のように \fBtelnetd\fP(8)  が utmp のエントリを初期化する。
\81«ä»»ã\81\9bã\82\8cã\81°ã\82\88ã\81\84ã\80\82 telnet ã\81®ã\82»ã\83\83ã\82·ã\83§ã\83³ã\81\8cçµ\82äº\86ã\81\97ã\81\9få¾\8cã\80\81å\89\8dè¿°ã\81®ã\82\88ã\81\86ã\81« \fBtelnetd\fP(8)  ã\81\8c utmp ã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\82\92å\88\9dæ\9c\9få\8c\96ã\81\99ã\82\8bã\80\82
 .PP
 \fIwtmp\fP ファイルには、すべてのログインとログアウトが記録される。 そのフォーマットは、ログアウト済の端末でユーザー名がヌルとなること以外は
 \fIutmp\fP とまったく同じである。 ユーザー名が \fBshutdown\fP もしくは \fBreboot\fP である 端末名 \fB~\fP はシステムの停止
@@ -178,15 +178,15 @@ POSIX.1 では、 \fIutmp\fP 構造体ではなく、 \fIutmpx\fP 構造体を
 
 Linux では、 \fIutmpx\fP 構造体の定義は \fIutmp\fP 構造体と同じである。
 .SS 過去のシステムとの比較
-Linux での utmp のエントリは v7/BSD や System V のいずれにも準拠しておらず、 その両方が混在したものである。
+Linux ã\81§ã\81® utmp ã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\81¯ v7/BSD ã\82\84 System V ã\81®ã\81\84ã\81\9aã\82\8cã\81«ã\82\82æº\96æ\8b ã\81\97ã\81¦ã\81\8aã\82\89ã\81\9aã\80\81 ã\81\9dã\81®ä¸¡æ\96¹ã\81\8cæ··å\9c¨ã\81\97ã\81\9fã\82\82ã\81®ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
 
 v7/BSD ではより少しの項目しかない; もっとも重要なことは、\fIut_type\fP が無いことである。 そのため v7/BSD 系のプログラムでは
-(ã\81\9fã\81¨ã\81\88ã\81°) æ­»ã\82\93ã\81 ç\8a¶æ\85\8bã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\82\84 ã\83­ã\82°ã\82¤ã\83³ç\8a¶æ\85\8bã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªまで表示されてしまうことになった。
+(ã\81\9fã\81¨ã\81\88ã\81°) æ­»ã\82\93ã\81 ç\8a¶æ\85\8bã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\82\84 ã\83­ã\82°ã\82¤ã\83³ç\8a¶æ\85\8bã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼まで表示されてしまうことになった。
 さらにセッション用のスロットを割り当てるための設定ファイルがない。 BSD に設定ファイルがあるのは \fIut_id\fP がないからである。
 
 Linux (System V 系)では、設定ファイルを必要とせず セッション用のスロットを割り当てるので、一旦設定 されてしまうとレコードの
 \fIut_id\fP は決して変更されない。 \fIut_id\fP をクリアすると競合状態におちいり、 utmp
-のエントリを壊したり、潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドをヌルバイトで埋めてクリアしておくのは、 System V
\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\82\92å£\8aã\81\97ã\81\9fã\82\8aã\80\81æ½\9cå\9c¨ç\9a\84ã\81ªã\82»ã\82­ã\83¥ã\83ªã\83\86ã\82£ã\83\9bã\83¼ã\83«ã\81«ã\81ªã\82\8bå\8f¯è\83½æ\80§ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82 ä¸\8aè¿°ã\81®ã\83\95ã\82£ã\83¼ã\83«ã\83\89ã\82\92ã\83\8cã\83«ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81§å\9f\8bã\82\81ã\81¦ã\82¯ã\83ªã\82¢ã\81\97ã\81¦ã\81\8aã\81\8fã\81®ã\81¯ã\80\81 System V
 での取り決めでは必要とはされていないが、 BSD での取り決めを前提としていて、かつ utmp を更新しない多くのプログラムが
 動作するようにするためである。 Linux ではここまで記述してきたように、行内容の表示は BSD の慣例に従っている。
 .PP
@@ -200,12 +200,12 @@ Linux (System V 系)では、設定ファイルを必要とせず セッショ
 ファイルを削除することで utmp への記録を止められる 他の様々なシステムとは違い、Linux では utmp ファイルを必ずおいて おく必要がある。
 \fBwho\fP(1)  コマンドが機能しないようにしたい場合には、 utmp ファイルの全ユーザーに対する読み取り許可を設定しないようにする。
 .PP
-ファイルのフォーマットはマシンに依存するので、ファイルが作られた マシンもしくは同一アーキテクチャのマシン上でのみ処理することを推奨する。
\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®ã\83\95ã\82©ã\83¼ã\83\9eã\83\83ã\83\88ã\81¯ã\83\9eã\82·ã\83³ã\81«ä¾\9då­\98ã\81\99ã\82\8bã\81®ã\81§ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81\8cä½\9cã\82\89ã\82\8cã\81\9f ã\83\9eã\82·ã\83³ã\82\82ã\81\97ã\81\8fã\81¯å\90\8cä¸\80ã\82¢ã\83¼ã\82­ã\83\86ã\82¯ã\83\81ã\83£ã\83¼ã\81®ã\83\9eã\82·ã\83³ä¸\8aã\81§ã\81®ã\81¿å\87¦ç\90\86ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\82\92æ\8e¨å¥¨ã\81\99ã\82\8bã\80\82
 .PP
 注意すべき点としては、 \fIbiarch\fP なプラットフォーム、つまり 32ビットと 64ビットの両方の アプリケーションを実行できるシステム
 (x86\-64, ppc64, s390x など) では、 \fIut_tv\fP のサイズは 32ビットモードと 64ビットモードで同じである。
 \fIut_session\fP と \fIut_time\fP も、存在する場合には同様に同じサイズ である。これにより、32ビットアプリケーションと
-64ビットアプリケーション の間でデータファイルと共有メモリを共有することが可能になる。 そのためには、 \fIut_session\fP を
+64ã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\82¢ã\83\97ã\83ªã\82±ã\83¼ã\82·ã\83§ã\83³ ã\81®é\96\93ã\81§ã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81¨å\85±æ\9c\89ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82\92å\85±æ\9c\89ã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cå\8f¯è\83½ã\81«ã\81ªã\82\8bã\80\82 ã\81\9dã\81®ã\81\9fã\82\81ã\81«ã\81¯ã\80\81 \fIut_session\fP ã\82\92
 \fIint32_t\fP 型に、 \fIut_tv\fP を 2つの \fIint32_t\fP 型のフィールド \fItv_sec\fP, \fItv_usec\fP
 を持つ構造体に変更すればよい \fIut_tv\fP は \fIstruct timeval\fP と同じサイズとは限らないので、
 .in +4n
@@ -239,6 +239,6 @@ ut.ut_tv.tv_usec = tv.tv_usec;
 \fBgetutent\fP(3), \fBgetutmp\fP(3), \fBlogin\fP(3), \fBlogout\fP(3), \fBlogwtmp\fP(3),
 \fBupdwtmp\fP(3), \fBinit\fP(1)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.76 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。