X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?a=blobdiff_plain;f=draft%2Fman2%2Fpread.2;h=4972afc3f255fde920ea3057985a71eaad5afd97;hb=6d67c5605e00efcf89ba2a19fac735bdbbb982df;hp=accb1fe270568060d25eecdbcb703a63b4254962;hpb=5fe1b224ddd3974fa476da97e43b7e4b6ed29353;p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git diff --git a/draft/man2/pread.2 b/draft/man2/pread.2 index accb1fe2..4972afc3 100644 --- a/draft/man2/pread.2 +++ b/draft/man2/pread.2 @@ -27,9 +27,19 @@ .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* +.\" +.\" Japanese Version Copyright (c) 1999 HANATAKA Shinya +.\" all rights reserved. +.\" Translated Fri Jun 25 23:32:20 JST 1999 +.\" by HANATAKA Shinya +.\" Updated 2012-04-30, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2012-05-29, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2013-07-24, Akihiro MOTOKI +.\" .TH PREAD 2 2013\-06\-21 Linux "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 -pread, pwrite \- 指定したオフセットでファイルディスクリプタを読み書きする +pread, pwrite \- 指定したオフセットでファイルディスクリプターを読み書きする .SH 書式 \fB#include \fP .sp @@ -54,11 +64,11 @@ _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 .ad .PD .SH 説明 -\fBpread\fP() は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP の (ファイルの先頭からの) オフセット \fIoffset\fP から最大 \fIcount\fP -バイトをバッファ \fIbuf\fP へ読み込む。ファイル・オフセットは変化しない。 +\fBpread\fP() は、ファイルディスクリプター \fIfd\fP の (ファイルの先頭からの) オフセット \fIoffset\fP から最大 +\fIcount\fP バイトをバッファー \fIbuf\fP へ読み込む。ファイルオフセットは変化しない。 .PP -\fBpwrite\fP() は、バッファ \fIbuf\fP から最大 \fIcount\fP バイトをファイルディスクリプタ \fIfd\fP のオフセット -\fIoffset\fP に書き込む。ファイル・オフセットは変化しない。 +\fBpwrite\fP() は、バッファー \fIbuf\fP から最大 \fIcount\fP バイトをファイルディスクリプター \fIfd\fP のオフセット +\fIoffset\fP に書き込む。ファイルオフセットは変化しない。 .PP \fIfd\fP で参照されるファイルはシーク (seek) 可能でなければならない。 .SH 返り値 @@ -66,27 +76,27 @@ _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 の場合にはファイル の末尾に達したことを意味する)。 エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP がそのエラーを示すように設定される。 .SH エラー \fBpread\fP() では、 \fBread\fP(2) および \fBlseek\fP(2) で規定された全てのエラーが発生する可能性があり、 -\fIerror\fP にはエラーを示す値が設定される。 \fBpwrite\fP() では、 \fBwrite\fP(2) および \fBlseek\fP(2) -で規定された全てのエラーが発生する可能性があり、 \fIerror\fP にはエラーを示す値が設定される。 +\fIerrno\fP にはエラーを示す値が設定される。 \fBpwrite\fP() では、 \fBwrite\fP(2) および \fBlseek\fP(2) +で規定された全てのエラーが発生する可能性があり、 \fIerrno\fP にはエラーを示す値が設定される。 .SH バージョン システムコール \fBpread\fP() と \fBpwrite\fP() は Linux にバージョン 2.1.60 で追加された。 i386 -のシステムコールのエントリは 2.1.69 で追加された。 (システムコールを持たない古いカーネルでの \fBlseek\fP(2) +のシステムコールのエントリーは 2.1.69 で追加された。 (システムコールを持たない古いカーネルでの \fBlseek\fP(2) を使ったエミュレーションを含めると) C ライブラリにおけるサポートは glibc 2.1 で追加された。 .SH 準拠 POSIX.1\-2001. .SH 注意 システムコール \fBpread\fP() と \fBpwrite\fP() は、特にマルチスレッドアプリケーションで役に立つ。 これらを使うと、 -他のスレッドによるファイルオフセットの変更の影響を受けることなく、 複数のスレッドが同じファイルディスクリプタに対して入出力を行うことができる。 +他のスレッドによるファイルオフセットの変更の影響を受けることなく、 複数のスレッドが同じファイルディスクリプターに対して入出力を行うことができる。 Linux では、裏で呼び出されるシステムコールの名前がカーネル 2.6 で変更された。 \fBpread\fP() は \fBpread64\fP() になり、 \fBpwrite\fP() は \fBpwrite64\fP() になった。 システムコールの番号は変更されていない。 glibc の \fBpread\fP() と \fBpwrite\fP() のラッパー関数はこれらの変更を吸収している。 -いくつかの 32 ビットアーキテクチャでは、これらのシステムコールの呼び出し時のシグネチャーが違っています。理由は \fBsyscall\fP(2) +いくつかの 32 ビットアーキテクチャーでは、これらのシステムコールの呼び出し時のシグネチャーが違っています。理由は \fBsyscall\fP(2) で説明されている通りです。 .SH バグ -.\" FIXME https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=43178 +.\" FIXME . https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=43178 POSIX では、\fBO_APPEND\fP フラグを指定してファイルをオープンした場合、 \fBpwrite\fP() がデータを書き込む位置に影響を及ぼさないことが 求められている。しかし、 Linux では、ファイルを \fBO_APPEND\fP 付きで @@ -95,6 +105,6 @@ POSIX では、\fBO_APPEND\fP フラグを指定してファイルをオープ .SH 関連項目 \fBlseek\fP(2), \fBread\fP(2), \fBreadv\fP(2), \fBwrite\fP(2) .SH この文書について -この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部 +この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。