X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?a=blobdiff_plain;f=draft%2Fman3%2Faio_cancel.3;h=c803363a9d13a149ad3330b3fb7a06cd6faa1d13;hb=40274b7d79d419993de4a745e3ae86ca6d0f417f;hp=dacd00e38d430d2eadcdb9617d23f55915e46bf7;hpb=ce78e9dcef1376e2ae586e5860cc3e5f593fdcc8;p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git diff --git a/draft/man3/aio_cancel.3 b/draft/man3/aio_cancel.3 index dacd00e3..c803363a 100644 --- a/draft/man3/aio_cancel.3 +++ b/draft/man3/aio_cancel.3 @@ -1,5 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 2003 Andries Brouwer (aeb@cwi.nl) .\" +.\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_DOC_FULL) .\" This is free documentation; you can redistribute it and/or .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of @@ -16,16 +17,25 @@ .\" GNU General Public License for more details. .\" .\" You should have received a copy of the GNU General Public -.\" License along with this manual; if not, write to the Free -.\" Software Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111, -.\" USA. +.\" License along with this manual; if not, see +.\" . +.\" %%%LICENSE_END .\" .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* -.TH AIO_CANCEL 3 2011\-10\-04 "" "Linux Programmer's Manual" +.\" +.\" Japanese Version Copyright (c) 2004 Yuichi SATO +.\" all rights reserved. +.\" Translated Thu Jul 01 02:44:30 JST 2004 +.\" by Yuichi SATO +.\" Updated 2012-05-29, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2012-05-02, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2012-04-30, Akihiro MOTOKI +.\" +.TH AIO_CANCEL 3 2012\-05\-08 "" "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 aio_cancel \- 完了していない非同期 I/O リクエストをキャンセルする .SH 書式 @@ -35,30 +45,50 @@ aio_cancel \- 完了していない非同期 I/O リクエストをキャンセ .sp \fI\-lrt\fP でリンクする。 .SH 説明 -\fBaio_cancel\fP() 関数は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP についての完了していない -非同期 I/O リクエストをキャンセルしようとする。 \fIaiocbp\fP が NULL の場合、そ -のような全てのリクエストがキャンセルされる。 \fIaiocbp\fP が NULL でない場合、 -\fIaiocbp\fP で指された制御ブロックで記述されたリクエストのみがキャンセルされる。 -(\fIaiocb\fP 構造体の説明は \fBaio\fP(7) を参照) +\fBaio_cancel\fP() 関数は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP についての完了して +いない非同期 I/O リクエストをキャンセルしようとする。 \fIaiocbp\fP が +NULL の場合、そのような全てのリクエストがキャンセルされる。 \fIaiocbp\fP +が NULL でない場合、\fIaiocbp\fP で指された制御ブロックで記述されたリクエ +ストのみがキャンセルされる。(\fIaiocb\fP 構造体の説明は \fBaio\fP(7) を参照) .LP -キャンセルされたリクエストに対して、通常の非同期通知が起こる。 +キャンセルされたリクエストに対して、通常の非同期通知が起こる +(\fBaio\fP(7) と \fBsigevent\fP(7) を参照)。 リクエストの返り値 (\fBaio_return\fP(3)) は \-1 に設定され、 リクエストのエラー状態 (\fBaio_error\fP(3)) は \fBECANCELED\fP に設定される。 キャンセルできないリクエストの制御ブロックは変更されない。 .LP +リクエストがキャンセルできない場合には、 +\fBaio_cancel\fP() は通常の I/O 操作の実行後と同じように終了する。 +(この場合、 \fBaio_error\fP(3) はステータス \fBEINPROGRESSS\fP を返す)。 +.LP \fIaiocbp\fP が NULL でなく、かつ \fIfd\fP が非同期操作が開始されたファイルディスクリプタと異なる場合、 生じる結果は不定である。 .LP .\" FreeBSD: not those on raw disk devices. どの操作をキャンセルできるかは、実装定義である。 .SH 返り値 -全てのリクエストのキャンセルが成功した場合、この関数は \fBAIO_CANCELED\fP を返す。 指定されたリクエストのうち少なくとも 1 -つが進行中であるために キャンセルできなかった場合は、 \fBAIO_NOTCANCELED\fP が返される。 この場合は、 \fBaio_error\fP(3) -を使って個々のリクエストの状態をチェックすることができる。 呼び出される前に全てのリクエストが完了していた場合、 この関数は -\fBAIO_ALLDONE\fP を返す。 何らかのエラーが起こった場合は、\-1 が返されて、 \fIerrno\fP が適切に設定される。 +\fBaio_cancel\fP() 関数は以下のいずれかの値を返す。 +.TP +\fBAIO_CANCELED\fP +全てのリクエストが正常にキャンセルされた。 +.TP +\fBAIO_NOTCANCELED\fP +指定されたリクエストのうち少なくとも一つが、実行中のため +キャンセルできなかった。この場合には、\fBaio_error\fP(3) を使って +個々のリクエストの状態を確認できる。 +.TP +\fBAIO_ALLDONE\fP +呼び出しの前に全てのリクエストがすでに完了していた。 +.TP +\-1 +エラーが発生した。 +\fIerrno\fP を確認することでエラーの原因を知ることができる。 .SH エラー .TP \fBEBADF\fP \fIfd\fP が有効なファイルディスクリプタでない。 +.TP +\fBENOSYS\fP +\fBaio_cancel\fP() は実装されていない。 .SH バージョン \fBaio_cancel\fP() 関数は glibc 2.1 以降で利用できる。 .SH 準拠 @@ -68,3 +98,7 @@ POSIX.1\-2001, POSIX.1\-2008. .SH 関連項目 \fBaio_error\fP(3), \fBaio_fsync\fP(3), \fBaio_read\fP(3), \fBaio_return\fP(3), \fBaio_suspend\fP(3), \fBaio_write\fP(3), \fBlio_listio\fP(3), \fBaio\fP(7) +.SH この文書について +この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部 +である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は +http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。