X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?a=blobdiff_plain;f=release%2Fman2%2Fpread.2;h=1a9e521e4f85096267691436ab03fa545c495956;hb=8c3216bbefd2adb71d0db76c057521f8da86ceab;hp=69b1798f286e6cfed28dcc1800674488c3f38f12;hpb=4fa3e54b837e5814a4598ec901d77446bf5cb9b3;p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git diff --git a/release/man2/pread.2 b/release/man2/pread.2 index 69b1798f..1a9e521e 100644 --- a/release/man2/pread.2 +++ b/release/man2/pread.2 @@ -1,5 +1,6 @@ .\" Copyright (C) 1999 Joseph Samuel Myers. .\" +.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM) .\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this .\" manual provided the copyright notice and this permission notice are .\" preserved on all copies. @@ -19,13 +20,24 @@ .\" .\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by .\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work. +.\" %%%LICENSE_END .\" .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* -.TH PREAD 2 2010\-11\-21 Linux "Linux Programmer's Manual" +.\" +.\" Japanese Version Copyright (c) 1999 HANATAKA Shinya +.\" all rights reserved. +.\" Translated Fri Jun 25 23:32:20 JST 1999 +.\" by HANATAKA Shinya +.\" Updated 2012-04-30, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2012-05-29, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI +.\" Updated 2013-07-24, Akihiro MOTOKI +.\" +.TH PREAD 2 2013\-06\-21 Linux "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 pread, pwrite \- 指定したオフセットでファイルディスクリプタを読み書きする .SH 書式 @@ -53,10 +65,10 @@ _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 .PD .SH 説明 \fBpread\fP() は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP の (ファイルの先頭からの) オフセット \fIoffset\fP から最大 \fIcount\fP -バイトをバッファ \fIbuf\fP へ読み込む。ファイル・オフセットは変化しない。 +バイトをバッファ \fIbuf\fP へ読み込む。ファイルオフセットは変化しない。 .PP \fBpwrite\fP() は、バッファ \fIbuf\fP から最大 \fIcount\fP バイトをファイルディスクリプタ \fIfd\fP のオフセット -\fIoffset\fP に書き込む。ファイル・オフセットは変化しない。 +\fIoffset\fP に書き込む。ファイルオフセットは変化しない。 .PP \fIfd\fP で参照されるファイルはシーク (seek) 可能でなければならない。 .SH 返り値 @@ -73,9 +85,26 @@ _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 .SH 準拠 POSIX.1\-2001. .SH 注意 +システムコール \fBpread\fP() と \fBpwrite\fP() は、特にマルチスレッドアプリケーションで役に立つ。 これらを使うと、 +他のスレッドによるファイルオフセットの変更の影響を受けることなく、 複数のスレッドが同じファイルディスクリプタに対して入出力を行うことができる。 + Linux では、裏で呼び出されるシステムコールの名前がカーネル 2.6 で変更された。 \fBpread\fP() は \fBpread64\fP() になり、 \fBpwrite\fP() は \fBpwrite64\fP() になった。 システムコールの番号は変更されていない。 glibc の \fBpread\fP() と \fBpwrite\fP() のラッパー関数はこれらの変更を吸収している。 + +いくつかの 32 ビットアーキテクチャでは、これらのシステムコールの呼び出し時のシグネチャーが違っています。理由は \fBsyscall\fP(2) +で説明されている通りです。 +.SH バグ +.\" FIXME https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=43178 +POSIX では、\fBO_APPEND\fP フラグを指定してファイルをオープンした場合、 +\fBpwrite\fP() がデータを書き込む位置に影響を及ぼさないことが +求められている。しかし、 Linux では、ファイルを \fBO_APPEND\fP 付きで +オープンした場合、 \fIoffset\fP の値に関わらず、 +\fBpwrite\fP() はファイルの末尾にデータを追記する。 .SH 関連項目 \fBlseek\fP(2), \fBread\fP(2), \fBreadv\fP(2), \fBwrite\fP(2) +.SH この文書について +この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部 +である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は +http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。