X-Git-Url: http://git.osdn.net/view?a=blobdiff_plain;f=release%2Fman4%2Fconsole_ioctl.4;h=42e81549a856161753b2267d855fe1d737ab5070;hb=9bab846d3fbabd0a6c37bcac1ec38299cae9683b;hp=fd7fe037af92a48f95ab767be149dbb24503e4e1;hpb=ce024239a1d8e74a7a44f7c24cee4375cb13b3ef;p=linuxjm%2FLDP_man-pages.git diff --git a/release/man4/console_ioctl.4 b/release/man4/console_ioctl.4 index fd7fe037..42e81549 100644 --- a/release/man4/console_ioctl.4 +++ b/release/man4/console_ioctl.4 @@ -1,6 +1,7 @@ .\" Copyright (c) 1995 Jim Van Zandt and aeb .\" Sun Feb 26 11:46:23 MET 1995 .\" +.\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_DOC_FULL) .\" This is free documentation; you can redistribute it and/or .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of @@ -17,9 +18,9 @@ .\" GNU General Public License for more details. .\" .\" You should have received a copy of the GNU General Public -.\" License along with this manual; if not, write to the Free -.\" Software Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111, -.\" USA. +.\" License along with this manual; if not, see +.\" . +.\" %%%LICENSE_END .\" .\" Modified, Sun Feb 26 15:04:20 1995, faith@cs.unc.edu .\" Modified, Thu Apr 20 22:08:17 1995, jrv@vanzandt.mv.com @@ -36,132 +37,116 @@ .\" VT_UNLOCKSWITCH (since 1.3.47, needs CAP_SYS_TTY_CONFIG) .\" VT_GETHIFONTMASK (since 2.6.18) .\" -.\" Japanese Version Copyright (c) 1996,1997 TAKAHASHI Mutsuji -.\" 1998 ISHIKAWA Mutsumi -.\" all rights reserved. -.\" Translated Sun Jan 11 03:24:14 JST 1998 -.\" by TAKAHASHI Mutsuji -.\" and ISHIKAWA Mutsumi +.\"******************************************************************* .\" -.\" Japanese Version Last Modified Thu Feb 5 17:35:37 JST 1998 -.\" by ISHIKAWA Mutsumi -.\" Updated & Modefied Sat Feb 27 1999 by Shouichi Saito -.\" Updated Tue Jan 28 JST 2003 by Kentaro Shirakata +.\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" -.TH CONSOLE_IOCTL 4 2009-02-28 "Linux" "Linux Programmer's Manual" +.\"******************************************************************* +.TH CONSOLE_IOCTL 4 2009\-02\-28 Linux "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 -console_ioctl \- コンソール端末と仮想コンソールの ioctl +console_ioctl \- ioctls for console terminal and virtual consoles .SH 説明 -次のような Linux 固有の -.BR ioctl (2) -がサポートされている。 -それぞれ3番目の引数が必要である、ここでは \fIargp\fP とする。 -.IP \fBKDGETLED\fP -LED の状態を取得する。 -\fIargp\fP は \fIchar\fP のポインターである。 -\fI*argp\fP の下位 3 ビットに以下のように LED の状態がセットされる。 - - LED_CAP 0x04 キャピタルロックが点灯 - LEC_NUM 0x02 ナンバーロックが点灯 - LED_SCR 0x01 スクロールロックが点灯 -.IP \fBKDSETLED\fP -LEDを点灯させる。LEDは \fIargp\fP の下位 3 ビットに従い点灯される。 -しかし、より高位のビットがセットされている時には、キャピタルロック、 -ナンバーロック、スクロールロックのキーボード機能の状態を表示する LED は -通常状態に戻る。 +次のような Linux 固有の \fBioctl\fP(2) がサポートされている。 それぞれ3番目の引数が必要である、ここでは \fIargp\fP とする。 +.TP +\fBKDGETLED\fP +LED の状態を取得する。 \fIargp\fP は \fIchar\fP のポインターである。 \fI*argp\fP の下位 3 ビットに以下のように LED +の状態がセットされる。 +.TS +l l l. +LED_CAP 0x04 caps lock led +LEC_NUM 0x02 num lock led +LED_SCR 0x01 scroll lock led +.TE +.TP +\fBKDSETLED\fP +LEDを点灯させる。LEDは \fIargp\fP の下位 3 ビットに従い点灯される。 しかし、より高位のビットがセットされている時には、キャピタルロック、 +ナンバーロック、スクロールロックのキーボード機能の状態を表示する LED は 通常状態に戻る。 .LP -カーネル 1.1.54 以前は、LED はそれぞれのキーボードフラグの状態を反映する -だけで、KDGETLED/KDSETLED もキーボードフラグを変更するだけであった。 -カーネルl 1.1.54 からは LED に任意の表示をする事ができるようになったが、 -デフォルトではキーボードフラグを表示する。 -次に示す 2 つの ioctl はキーボードフラグにアクセスするのに用いられる。 -.IP \fBKDGKBLED\fP -キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示では -なく)キーボードフラグを得る。 -\fIargp\fP はフラグの状態がセットされる文字変数を指す。 -(0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットが現在のフラグの状態を示し、 -(0x70)でマスクして得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態を -示す。(カーネル 1.1.54以降) -.IP \fBKDSKBLED\fP -キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示ではなく) -キーボードフラグをセットする。 -\fIargp\fP がセットしたいフラグである。 -(0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットがフラグの状態で、(0x70)でマスクして -得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態である。(カーネル -1.1.54以降) -.IP \fBKDGKBTYPE\fP +Before 1.1.54, the LEDs just reflected the state of the corresponding +keyboard flags, and KDGETLED/KDSETLED would also change the keyboard flags. +Since 1.1.54 the LEDs can be made to display arbitrary information, but by +default they display the keyboard flags. The following two ioctls are used +to access the keyboard flags. +.TP +\fBKDGKBLED\fP +キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示では なく)キーボードフラグを得る。 \fIargp\fP +はフラグの状態がセットされる文字変数を指す。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットが現在のフラグの状態を示し、 +(0x70)でマスクして得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態を 示す。(カーネル 1.1.54以降) +.TP +\fBKDSKBLED\fP +キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示ではなく) キーボードフラグをセットする。 \fIargp\fP +がセットしたいフラグである。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットがフラグの状態で、(0x70)でマスクして 得られる次の 3 +ビットがデフォルトのフラグの状態である。(カーネル 1.1.54以降) +.TP +\fBKDGKBTYPE\fP キーボードの種類を得る。これは値 0x02 と定義されている KB_101を返す。 -.IP \fBKDADDIO\fP +.TP +\fBKDADDIO\fP I/Oポートを有効な物として加える。これは \fIioperm(arg,1,1)\fP と等価である。 -.IP \fBKDDELIO\fP +.TP +\fBKDDELIO\fP I/Oポートを有効な物から外す。これは \fIioperm(arg,1,0)\fP と等価である。 -.IP \fBKDENABIO\fP -ビデオボードへの I/O を可能にする。 -これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df-0x3b4+1, 1)\fP と等価である。 -.IP \fBKDDISABIO\fP -ビデオボードへの I/O を不可能にする。 -これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df-0x3b4+1, 0)\fP と等価である。 -.IP \fBKDSETMODE\fP -テキスト/グラフィクスモードを設定する。 -\fIargp\fP は次のうちのどれか: - - KD_TEXT 0x00 - KD_GRAPHICS 0x01 -.IP \fBKDGETMODE\fP -テキスト/グラフィクスモードを取得する。 -\fIargp\fP が指す \fIlong\fP 型変数に -上述の値のどちらかがセットされる。 -.IP \fBKDMKTONE\fP -指定された長さのトーンを発生する。 -\fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位にして周期を指定し、 -上位 16 ビットが msec の単位で表した、(トーンを発生させる)時間を指定する。 -トーンを発生させる時間がゼロのときは、サウンドはオフになる。 -制御は直ちに戻る。 -例えば、\fIargp\fP = (125<<16) + 0x637 とすれば、通常 ctrl-G を押した時に -発生する音になる。 -(カーネル 0.99pl1 以降;この機能は カーネル 2.1.49 から -2.1.50 ではバグのため動作しない) -.IP \fBKIOCSOUND\fP -音の発生の開始や停止を行う。 -\fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位として周期を示す。 -(つまり \fIargp\fP = 1193180/周波数)。 -\fIargp\fP = 0 の場合、サウンドはオフになる。 -どちらの場合でも、ただちに制御は戻る。 -.IP \fBGIO_CMAP\fP +.TP +\fBKDENABIO\fP +ビデオボードへの I/O を可能にする。 これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df\-0x3b4+1, 1)\fP と等価である。 +.TP +\fBKDDISABIO\fP +ビデオボードへの I/O を不可能にする。 これは \fIioperm(0x3b4, 0x3df\-0x3b4+1, 0)\fP と等価である。 +.TP +\fBKDSETMODE\fP +テキスト/グラフィクスモードを設定する。 \fIargp\fP は次のうちのどれか: + +.TS +l l. +KD_TEXT 0x00 +KD_GRAPHICS 0x01 +.TE +.TP +\fBKDGETMODE\fP +テキスト/グラフィクスモードを取得する。 \fIargp\fP が指す \fIlong\fP 型変数に 上述の値のどちらかがセットされる。 +.TP +\fBKDMKTONE\fP +指定された長さのトーンを発生する。 \fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位にして周期を指定し、 上位 16 ビットが msec +の単位で表した、(トーンを発生させる)時間を指定する。 トーンを発生させる時間がゼロのときは、サウンドはオフになる。 制御は直ちに戻る。 +例えば、\fIargp\fP = (125<<16) + 0x637 とすれば、通常 ctrl\-G を押した時に 発生する音になる。 +(カーネル 0.99pl1 以降;この機能は カーネル 2.1.49 から 2.1.50 ではバグのため動作しない) +.TP +\fBKIOCSOUND\fP +音の発生の開始や停止を行う。 \fIargp\fP の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位として周期を示す。 (つまり \fIargp\fP = +1193180/周波数)。 \fIargp\fP = 0 の場合、サウンドはオフになる。 どちらの場合でも、ただちに制御は戻る。 +.TP +\fBGIO_CMAP\fP 現在のデフォルトのカラーマップをカーネルより取得する。 -.IP \fBPIO_CMAP\fP -デフォルトのテキストモードのカラーマップを変更する。 -\fIargp\fP が指す 48 バイトの配列中には、16 の可能なスクリーンの色を、 -赤、緑、青の順に 0 をオフ、255を最大強度とした値として納める。 -デフォルトの色は順に、黒、濃い赤、濃い緑、茶、濃い青、濃い紫、濃いシアン、 -明るい灰色、濃い灰色、明るい赤、明るい緑、黄、明るい青、明るい紫、 -明るいシアン、白である。(カーネル 1.3.3以降) -.IP \fBGIO_FONT\fP -拡張された形式で 256 文字のスクリーンフォントを得る。 -\fIargp\fP は 8192 バイトの配列を指す。 -現在ロードされているフォントが 512 文字のフォントであるか、コンソールが -テキストモードでない時には失敗し \fBEINVAL\fP のエラーコードを返す。 -.IP \fBGIO_FONTX\fP -スクリーンフォントとそれに関連した情報を取得する。 -\fIargp\fP は構造体 consolefontdesc (\fBPIO_FONTX\fP を参照のこと)を指す。 -関数呼び出しのときには、\fIcharcount\fP には、\fIchardata\fP が指す -バッファにおさまる最大の文字数をセットしなければならない。 -関数呼び出しから戻った時には \fIcharcount\fP と \fIcharheight\fP には、 -現在ロードされているフォントの該当するデータが収められている。 -配列 \fIchardata\fP には、最初に \fIcharcount\fP にいれた値によって -フォントを収めるのに十分なスペースがあるとわかればフォントデータが収められる。 -そうでない時には、バッファは変更されず、 \fIerrno\fP に \fBENOMEM\fP が -セットされる(カーネル 1.3.1 以降)。 -.IP \fBPIO_FONT\fP -256 文字のフォントをセットする。EGA/VGA キャラクタージェネレーター -(character generator) にフォントをロードする。 -\fIargp\fP は、8192 バイト(一文字 32 バイト)のマップを指す。 -マップのうち、最初の \fIN\fP のみが 8x\fIN\fP のフォントのために -用いられる(0 < \fIN\fP <= 32)。 -この呼び出しをすると Unicode のマッピングが無効になる。 -.IP \fBPIO_FONTX\fP -スクリーンフォントと、それに関連するレンダリング情報をセットする。 -\fIargp\fP は、以下の構造体を指す。 +.TP +\fBPIO_CMAP\fP +デフォルトのテキストモードのカラーマップを変更する。 \fIargp\fP が指す 48 バイトの配列中には、16 の可能なスクリーンの色を、 +赤、緑、青の順に 0 をオフ、255を最大強度とした値として納める。 デフォルトの色は順に、黒、濃い赤、濃い緑、茶、濃い青、濃い紫、濃いシアン、 +明るい灰色、濃い灰色、明るい赤、明るい緑、黄、明るい青、明るい紫、 明るいシアン、白である。(カーネル 1.3.3以降) +.TP +\fBGIO_FONT\fP +拡張された形式で 256 文字のスクリーンフォントを得る。 \fIargp\fP は 8192 バイトの配列を指す。 現在ロードされているフォントが 512 +文字のフォントであるか、コンソールが テキストモードでない時には失敗し \fBEINVAL\fP のエラーコードを返す。 +.TP +\fBGIO_FONTX\fP +Gets screen font and associated information. \fIargp\fP points to a \fIstruct +consolefontdesc\fP (see \fBPIO_FONTX\fP). On call, the \fIcharcount\fP field should +be set to the maximum number of characters that would fit in the buffer +pointed to by \fIchardata\fP. On return, the \fIcharcount\fP and \fIcharheight\fP +are filled with the respective data for the currently loaded font, and the +\fIhardata\fP array contains the font data if the initial value of \fIcharcount\fP +indicated enough space was available; otherwise the buffer is untouched and +\fIerrno\fP is set to \fBENOMEM\fP. (Since 1.3.1.) +.TP +\fBPIO_FONT\fP +Sets 256\-character screen font. Load font into the EGA/VGA character +generator. \fIargp\fP points to a 8192 byte map, with 32 bytes per character. +Only the first \fIN\fP of them are used for an 8x\fIN\fP font (0 < \fIN\fP <= +32). This call also invalidates the Unicode mapping. +.TP +\fBPIO_FONTX\fP +Sets screen font and associated rendering information. \fIargp\fP + +points to a .in +4n .nf @@ -169,45 +154,41 @@ struct consolefontdesc { unsigned short charcount; /* フォントの文字数 (256 または 512) */ unsigned short charheight; /* 一文字の走査線の数 - (1-32) */ + (1\-32) */ char *chardata; /* 展開されたフォントデータ */ }; .fi .in -必要ならスクリーンは適当にサイズ変更され、\fBSIGWINCH\fP が適切な -プロセスに送られる。 -このコールにより Unicode のマッピングが無効になる。 -.IP \fBPIO_FONTRESET\fP -スクリーンフォント、サイズ、 Unicode マッピングをブート時のデフォルト値に -リセットする。\fIargp\fP は用いられないが、将来のバージョンの +必要ならスクリーンは適当にサイズ変更され、\fBSIGWINCH\fP が適切な プロセスに送られる。 このコールにより Unicode +のマッピングが無効になる。 +.TP +\fBPIO_FONTRESET\fP +スクリーンフォント、サイズ、 Unicode マッピングをブート時のデフォルト値に リセットする。\fIargp\fP は用いられないが、将来のバージョンの Linux との互換性を保つために NULL にセットすべきである。 -.IP \fBGIO_SCRNMAP\fP +.TP +\fBGIO_SCRNMAP\fP スクリーンマッピングをカーネルより取得する。\fIargp\fP はサイズ E_TABSZ の -領域を指す。その領域には各キャラクターを表示するのに用いられるフォントの -位置がロードされている。 -この呼び出しは現在ロードされているフォントが 256 文字よりも多い時には -無意味な情報を返す事が多い。 -.IP \fBGIO_UNISCRNMAP\fP -フル Unicode スクリーンマッピングをカーネルより取得する。 -\fIargp\fP はサイズ E_TABSZ*sizeof(unsigned short) の領域を指す。 -その領域には各キャラクターを示す Unicode がロードされている。 -U+F000 に始まる Unicode の特別な集合は、「フォント直接な(direct to font)」 -マッピングを示すのに用いられる(カーネル 1.3.1 以降)。 -.IP \fBPIO_SCRNMAP\fP +領域を指す。その領域には各キャラクターを表示するのに用いられるフォントの 位置がロードされている。 この呼び出しは現在ロードされているフォントが 256 +文字よりも多い時には 無意味な情報を返す事が多い。 +.TP +\fBGIO_UNISCRNMAP\fP +Get full Unicode screen mapping from kernel. \fIargp\fP points to an area of +size \fIE_TABSZ*sizeof(unsigned\fPshort)\fI,\fP which is loaded with the Unicodes +each character represent. A special set of Unicodes, starting at U+F000, +are used to represent "direct to font" mappings. (Since 1.3.1.) +.TP +\fBPIO_SCRNMAP\fP 「ユーザー定義可能な(user definable)」(4番目の)テーブルをカーネルに -ロードする。そのテーブルは各バイトをスクリーンシンボルにマッピングする。 -\fIargp\fP はサイズE_TABSZの領域を指す。 -.IP \fBPIO_UNISCRNMAP\fP -「ユーザー定義可能な」(4番目の)テーブルをカーネルにロードする。 -そのテーブルは各バイトをユニコードにマッピングし、その後、 -現在ロードされているユニコードからフォントへのマップに従い -スクリーンシンボルに変換される。 -U+F000 に始まるユニコードは直接フォントシンボルにマッピングするのに -使える(カーネル 1.3.1 以降) -.IP \fBGIO_UNIMAP\fP -Unicode からフォントへのマッピングをカーネルから取得する。 -\fIargp\fP は、 +ロードする。そのテーブルは各バイトをスクリーンシンボルにマッピングする。 \fIargp\fP はサイズE_TABSZの領域を指す。 +.TP +\fBPIO_UNISCRNMAP\fP +「ユーザー定義可能な」(4番目の)テーブルをカーネルにロードする。 そのテーブルは各バイトをユニコードにマッピングし、その後、 +現在ロードされているユニコードからフォントへのマップに従い スクリーンシンボルに変換される。 U+F000 +に始まるユニコードは直接フォントシンボルにマッピングするのに 使える(カーネル 1.3.1 以降) +.TP +\fBGIO_UNIMAP\fP +Unicode からフォントへのマッピングをカーネルから取得する。 \fIargp\fP は、 .in +4n .nf @@ -218,8 +199,7 @@ struct unimapdesc { .fi .in -という構造体を指す。 -ここで \fIentries\fP は、 +という構造体を指す。 ここで \fIentries\fP は以下の構造体の配列へのポインターである。 .in +4n .nf @@ -230,14 +210,14 @@ struct unipair { .fi .in -という構造体の配列へのポインターである。 (カーネル 1.1.92 以降) -.IP \fBPIO_UNIMAP\fP -Unicode からフォントへのマッピングをカーネルにセットする。\fIargp\fP -は構造体 \fIstruct unimapdesc\fP へのポインターである。(カーネル 1.1.92 以降) -.IP \fBPIO_UNIMAPCLR\fP -テーブルをクリアし、その事をハシュアルゴリズムに伝える。 -\fIargp\fPは +.TP +\fBPIO_UNIMAP\fP +Put unicode\-to\-font mapping in kernel. \fIargp\fP points to a \fIstruct +unimapdesc\fP. (Since 1.1.92) +.TP +\fBPIO_UNIMAPCLR\fP +テーブルをクリアし、その事をハシュアルゴリズムに伝える。 \fIargp\fPは .in +4n .nf @@ -249,32 +229,37 @@ struct unimapinit { .fi .in -という構造体を指すポインターである。 (カーネル 1.1.92 以降) -.IP \fBKDGKBMODE\fP -現在のキーボードモードを取得する。\fIargp\fP の指す \fIlong\fP 型変数が、 -次のうちのどれかに設定される。 - - K_RAW 0x00 - K_XLATE 0x01 - K_MEDIUMRAW 0x02 - K_UNICODE 0x03 -.IP \fBKDSKBMODE\fP -現在のキーボードモードを設定する。 -\fIargp\fP は上記の値のうちのどれかに等しい \fIlong\fP にする。 -.IP \fBKDGKBMETA\fP -メタキーハンドリングモード(meta key handling mode)を取得する。 -\fIargp\fP が指す \fIlong\fP 型変数は、次のうちのどれかに設定される。 - - K_METABIT 0x03 set high order bit - K_ESCPREFIX 0x04 escape prefix -.IP \fBKDSKBMETA\fP -メタキーハンドリングモードを設定する。 -\fIargp\fP は上記の値のどれかに等しい \fIlong\fP にする。 -.IP \fBKDGKBENT\fP -キーコードをアクションコードに変換するキー変換表のエントリーの一つを -取得する。 -\fIargp\fP は、 +.TP +\fBKDGKBMODE\fP +現在のキーボードモードを取得する。\fIargp\fP の指す \fIlong\fP 型変数が、 次のうちのどれかに設定される。 + +.TS +l l. +K_RAW 0x00 +K_XLATE 0x01 +K_MEDIUMRAW 0x02 +K_UNICODE 0x03 +.TE +.TP +\fBKDSKBMODE\fP +現在のキーボードモードを設定する。 \fIargp\fP は上記の値のうちのどれかに等しい \fIlong\fP にする。 +.TP +\fBKDGKBMETA\fP +メタキーハンドリングモード(meta key handling mode)を取得する。 \fIargp\fP が指す \fIlong\fP +型変数は、次のうちのどれかに設定される。 + +.TS +l l l. +K_METABIT 0x03 set high order bit +K_ESCPREFIX 0x04 escape prefix +.TE +.TP +\fBKDSKBMETA\fP +メタキーハンドリングモードを設定する。 \fIargp\fP は上記の値のどれかに等しい \fIlong\fP にする。 +.TP +\fBKDGKBENT\fP +キーコードをアクションコードに変換するキー変換表のエントリーの一つを 取得する。 \fIargp\fP は、 .in +4n .nf @@ -286,17 +271,16 @@ struct kbentry { .fi .in -へのポインターである。 -最初の2つの要素、\fIkb_table\fP には選択するキーテーブル (0 <= -\fIkb_table\fP < MAX_NR_KEYMAPS)、\fIkb_index\fP にはキーコード(0 <= -\fIkb_index\fP < NR_KEYS)を設定する。 -\fIkb_value\fP は対応するアクションコード、または、そのようなキーが -ないときには K_HOLE、\fIkb_table\fP が無効な時には K_NOSUCHMAP に設定される。 -.IP \fBKDSKBENT\fP -変換テーブルのエントリーの一つを設定する。\fIargp\fP は -構造体 \fIstruct kbentry\fP へのポインターである。 -.IP \fBKDGKBSENT\fP -ファンクションキーの文字列を取得する。\fIargp\fP は、 +へのポインターである。 最初の2つの要素、\fIkb_table\fP には選択するキーテーブル (0 <= \fIkb_table\fP < +MAX_NR_KEYMAPS)、\fIkb_index\fP にはキーコード(0 <= \fIkb_index\fP < +NR_KEYS)を設定する。 \fIkb_value\fP は対応するアクションコード、または、そのようなキーが ないときには +K_HOLE、\fIkb_table\fP が無効な時には K_NOSUCHMAP に設定される。 +.TP +\fBKDSKBENT\fP +変換テーブルのエントリーの一つを設定する。\fIargp\fP は 構造体 \fIstruct kbentry\fP へのポインターである。 +.TP +\fBKDGKBSENT\fP +ファンクションキーの文字列を取得する。\fIargp\fP は 以下の構造体へのポインターである。 .in +4n .nf @@ -307,15 +291,14 @@ struct kbsentry { .fi .in -という構造体へのポインターである。 - -\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する -(NULL で終端された)文字列が \fIkb_string\fP に設定される。 -.IP \fBKDSKBSENT\fP -ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。\fIargp\fP は、 -構造体 \fIstruct kbsentry\fP へのポインターである。 -.IP \fBKDGKBDIACR\fP -カーネルのアクセントテーブル(accent table)を読み込む。\fIargp\fPは、 +\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端された) 文字列が \fIkb_string\fP +に設定される。 +.TP +\fBKDSKBSENT\fP +ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。\fIargp\fP は、 構造体 \fIstruct kbsentry\fP へのポインターである。 +.TP +\fBKDGKBDIACR\fP +カーネルのアクセントテーブル(accent table)を読み込む。\fIargp\fPは、 次の構造体へのポインターである。 .in +4n .nf @@ -326,8 +309,7 @@ struct kbdiacrs { .fi .in -という構造体へのポインターである。 -ここで、\fIkb_cnt\fP は配列中のエントリーの個数で、個々のエントリーは、 +ここで、\fIkb_cnt\fP は配列中のエントリーの個数で、個々のエントリーは 以下の構造体である。 .in +4n .nf @@ -338,12 +320,9 @@ struct kbdiacr { }; .fi .in - -という構造体である。 -.IP \fBKDGETKEYCODE\fP -カーネルの(スキャンコードからキーコードへ -変換する)キーコードテーブルエントリーを読み込む。 -\fIargp\fP は、 +.TP +\fBKDGETKEYCODE\fP +カーネルの(スキャンコードからキーコードへ 変換する)キーコードテーブルエントリーを読み込む。 \fIargp\fP は、 .in +4n .nf @@ -354,24 +333,25 @@ struct kbkeycode { .fi .in -へのポインターである。 -\fIkeycode\fP は、\fIscancode\fP に対応した値に設定される。(ただし、89 -<= \fIscancode\fP <= 255 のみについて。1 <= \fIscancode\fP <= 88 では -\fIkeycode\fP == \fIscancode\fP である。) -(カーネル 1.1.63 以降) -.IP \fBKDSETKEYCODE\fP -カーネルのキーコードテーブルエントリーを書き込む。\fIargp\fP は構造体 -\fIstruct kbkeycode\fP へのポインターである。 -(カーネル 1.1.63 以降) -.IP \fBKDSIGACCEPT\fP -この関数呼び出しは、特別な組合せでキーを押した時に発生するシグナル -\fIargp\fP (1 <= \fIargp\fP <= NSIG) を進んで受け付けるかどうかを示す。 -(linux/drivers/char/keyboard.c の Spawn_console() を見よ。) -.IP \fBVT_OPENQRY\fP -最初の空いている(まだオープンされていない)コンソールを返す。 -\fIargp\fP の指す \fIint\fP 型の整数には、vt の番号がセットされる -(1 <= \fI*argp\fP <= MAX_NR_CONSOLES)。 -.IP \fBVT_GETMODE\fP +へのポインターである。 \fIkeycode\fP は、\fIscancode\fP に対応した値に設定される。(ただし、89 <= \fIscancode\fP +<= 255 のみについて。1 <= \fIscancode\fP <= 88 では \fIkeycode\fP == +\fIscancode\fP である。) (カーネル 1.1.63 以降) +.TP +\fBKDSETKEYCODE\fP +カーネルのキーコードテーブルエントリーを書き込む。\fIargp\fP は構造体 \fIstruct kbkeycode\fP へのポインターである。 (カーネル +1.1.63 以降) +.TP +\fBKDSIGACCEPT\fP +The calling process indicates its willingness to accept the signal \fIargp\fP +when it is generated by pressing an appropriate key combination. (1 <= +\fIargp\fP <= NSIG). (See \fIspawn_console\fP() in +\fIlinux/drivers/char/keyboard.c\fP.) +.TP +\fBVT_OPENQRY\fP +最初の空いている(まだオープンされていない)コンソールを返す。 \fIargp\fP の指す \fIint\fP 型の整数には、vt の番号がセットされる (1 +<= \fI*argp\fP <= MAX_NR_CONSOLES)。 +.TP +\fBVT_GETMODE\fP アクティブな vt のモードを取得する。\fIargp\fPは、 .in +4n @@ -386,18 +366,19 @@ struct vt_mode { .fi .in -という構造体を指すポインタであり、アクティブな vt のモードが -セットされる。 -\fImode\fP は次のどれかに設定される: - - VT_AUTO 自動vt切替え - VT_PROCESS プロセスコントロール切替え - VT_ACKACQ アクノリッジ切替え -.IP \fBVT_SETMODE\fP -アクティブな vt のモードを設定する。\fIargp\fP は構造体 -\fIstruct vt_mode\fP への -ポインターである。 -.IP \fBVT_GETSTATE\fP +という構造体を指すポインタであり、アクティブな vt のモードが セットされる。 \fImode\fP は次のどれかに設定される: + +.TS +l l. +VT_AUTO auto vt switching +VT_PROCESS process controls switching +VT_ACKACQ acknowledge switch +.TE +.TP +\fBVT_SETMODE\fP +アクティブな vt のモードを設定する。\fIargp\fP は構造体 \fIstruct vt_mode\fP への ポインターである。 +.TP +\fBVT_GETSTATE\fP グローバルな vt の状態の情報を取得する。\fIargp\fPは、 .in +4n @@ -410,20 +391,22 @@ struct vt_stat { .fi .in -へのポインターである。 -使用されているそれぞれの vt につき \fIv_state\fP の対応するビットが -セットされる。 -(カーネルl 1.0 から 1.1.92 まで) -.IP \fBVT_RELDISP\fP +へのポインターである。 使用されているそれぞれの vt につき \fIv_state\fP の対応するビットが セットされる。 (カーネルl 1.0 から +1.1.92 まで) +.TP +\fBVT_RELDISP\fP ディスプレーを解放する。 -.IP \fBVT_ACTIVATE\fP +.TP +\fBVT_ACTIVATE\fP \fIargp\fP (1 <= \fIargp\fP <= MAX_NR_CONSOLES)の vt に切替える。 -.IP \fBVT_WAITACTIVE\fP +.TP +\fBVT_WAITACTIVE\fP \fIargp\fPの vt がアクティブになるまで待つ。 -.IP \fBVT_DISALLOCATE\fP -\fIargp\fP の vt に結びつけられたメモリーを解放する。 -(カーネル 1.1.54 以降) -.IP \fBVT_RESIZE\fP +.TP +\fBVT_DISALLOCATE\fP +\fIargp\fP の vt に結びつけられたメモリーを解放する。 (カーネル 1.1.54 以降) +.TP +\fBVT_RESIZE\fP カーネルが認識するスクリーンサイズを設定する。\fIargp\fP は、 .in +4n @@ -436,12 +419,10 @@ struct vt_sizes { .fi .in -へのポインターである。 -これはビデオモードを変更しない事に注意。 -.BR resizecons (8) -を見よ(カーネル 1.1.54 以降)。 -.IP \fBVT_RESIZEX\fP -カーネルが認識する各種のスクリーンパラメータを設定する。\fIargp\fP は、 +へのポインターである。 これはビデオモードを変更しない事に注意。 \fBresizecons\fP(8) を見よ(カーネル 1.1.54 以降)。 +.TP +\fBVT_RESIZEX\fP +カーネルが認識する各種のスクリーンパラメータを設定する。\fIargp\fP は、 以下の構造体へのポインターである。 .in +4n .nf @@ -460,27 +441,22 @@ struct vt_consize { .fi .in -へのポインターである。 - -パラメータはゼロであってもよい。そのときは「変更しないこと」を -意味するが、複数のパラメータが設定された時にはそれらの間で矛盾が -ないようにしなければならない。 -この関数呼び出しによってもビデオモードは変更されない事に注意。 -.BR resizecons (8) -を参照の事(カーネル 1.3.3 以降)。 +パラメータはゼロであってもよい。そのときは「変更しないこと」を 意味するが、複数のパラメータが設定された時にはそれらの間で矛盾が +ないようにしなければならない。 この関数呼び出しによってもビデオモードは変更されない事に注意。 \fBresizecons\fP(8) を参照の事(カーネル +1.3.3 以降)。 .PP -以下の ioctl がどのように動作をするかは、\fIargp\fP が指す構造体の -最初のバイト(ここでは \fIsubcode\fP と呼ぶ)に依存する。 -これらの呼出しは、スーパーユーザーか現在の tty のオーナにのみ許される。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=0\fP" -スクリーンをダンプ(dump)する -カーネル 1.1.92 以降でなくなった(1.1.92 以降では、代わりに /dev/vcsN -または /dev/vcsaN より読み込む)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=1\fP" +以下の ioctl がどのように動作をするかは、\fIargp\fP が指す構造体の 最初のバイト(ここでは \fIsubcode\fP と呼ぶ)に依存する。 +これらの呼出しは、スーパーユーザーか現在の端末のオーナにのみ許される。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=0\fP +Dump the screen. Disappeared in 1.1.92. (With kernel 1.1.92 or later, read +from \fI/dev/vcsN\fP or \fI/dev/vcsaN\fP instead.) +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=1\fP タスク情報を取得する。カーネル 1.1.92 でなくなった。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=2\fP" -選択を設定する。 -\fIargp\fP が指すのは、 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=2\fP +選択を設定する。 \fIargp\fP が指すのは、 .in +4n .nf @@ -492,119 +468,100 @@ struct { .fi .in -であり、ここで -\fIxs\fP と \fIys\fP は始めの桁と行で、\fIxe\fP と \fIye\fP は終りの桁と -行である。 -(左上の隅が 桁=行=1 ) -\fIsel_mode\fP は 0 が文字毎の選択で、1は語毎の選択、2は行毎の選択を -意味する。 -示されたスクリーン上の文字はハイライト表示され devices/char/console.c の -静的配列 sel_buffer に保存される。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=3\fP" -選択したものをペーストする。 -選択バッファ中の文字 が \fIfd\fP に書き出される。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=4\fP" +\fIxs\fP and \fIys\fP are the starting column and row. \fIxe\fP and \fIye\fP are the +ending column and row. (Upper left corner is row=column=1.) \fIsel_mode\fP is +0 for character\-by\-character selection, 1 for word\-by\-word selection, or 2 +for line\-by\-line selection. The indicated screen characters are highlighted +and saved in the static array sel_buffer in \fIdevices/char/console.c\fP. +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=3\fP +選択したものをペーストする。 選択バッファ中の文字 が \fIfd\fP に書き出される。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=4\fP スクリーンをアンブランク(unblank)する。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=5\fP" -語毎の選択のための「語」中の文字を規定している 256 ビットのルックアップ -テーブルの内容を設定する(カーネル 1.1.32 以降)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=6\fP" -\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 -\fIshift_state\fPの値に設定される(カーネル 1.1.32 以降)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=7\fP" -\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 -\fIreport_mouse\fP の値に設定される(カーネル 1.1.33 以降)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=8\fP" -スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組をダンプする -(カーネル 1.1.67 から 1.1.91までのみ。 -カーネル 1.1.92 以降では /dev/vcsa*より読み込む)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=9\fP" -スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組を復元する -(カーネル 1.1.67 から 1.1.91 までのみ。 -カーネル 1.1.92 以降では /dev/vcsa* に書き込む)。 -.IP "\fBTIOCLINUX, subcode=10\fP" -新世代モニターのパワーセーブ機能を制御する。 -VESA スクリーンブランキングモードが \fIargp\fP[1]に設定される。 -その値はスクリーンブランキングがどのように行われるかを示す。以下がその -値である。 - - \fI0\fP: スクリーンブランキングなし。 - - \fI1\fP:現在のビデオアダプターレジスタが保存されたあと、 -コントローラは垂直同期パルスをオフにするようプログラムされる。これにより -モニターは「スタンバイ」モードにはいる。 -モニターに Off_Mode タイマが備わっておれば、最終的にはモニターが自分で -電源を落す。 - - \fI2\fP:現在の設定を保存した後、垂直、水平同期パルスがオフになる。 -これによりモニターは「オフ」モードになる。 -モニターに Off_Mode タイマーがない時、または、blank_timer がタイムアウトしたら -すぐにモニターの電源を落したいときにこの選択肢を選ぶ。 -(注意:頻繁にモニターの電源を切るとモニターを痛める。) - -(カーネル 1.1.76 以降) - -.SH 戻り値 -成功時には 0 が返される。エラーに対しては \-1 が返され、 -\fIerrno\fP が設定される。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=5\fP +語毎の選択のための「語」中の文字を規定している 256 ビットのルックアップ テーブルの内容を設定する(カーネル 1.1.32 以降)。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=6\fP +\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 \fIshift_state\fPの値に設定される(カーネル 1.1.32 以降)。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=7\fP +\fIargp\fP は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 \fIreport_mouse\fP の値に設定される(カーネル 1.1.33 以降)。 +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=8\fP +Dump screen width and height, cursor position, and all the +character\-attribute pairs. (Kernels 1.1.67 through 1.1.91 only. With +kernel 1.1.92 or later, read from \fI/dev/vcsa*\fP instead.) +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=9\fP +Restore screen width and height, cursor position, and all the +character\-attribute pairs. (Kernels 1.1.67 through 1.1.91 only. With +kernel 1.1.92 or later, write to \fI/dev/vcsa*\fP instead.) +.TP +\fBTIOCLINUX, subcode=10\fP +Handles the Power Saving feature of the new generation of monitors. VESA +screen blanking mode is set to \fIargp[1]\fP, which governs what screen +blanking does: +.RS +.IP 0: 3 +Screen blanking is disabled. +.IP 1: +The current video adapter register settings are saved, then the controller +is programmed to turn off the vertical synchronization pulses. This puts +the monitor into "standby" mode. If your monitor has an Off_Mode timer, +then it will eventually power down by itself. +.IP 2: +The current settings are saved, then both the vertical and horizontal +synchronization pulses are turned off. This puts the monitor into "off" +mode. If your monitor has no Off_Mode timer, or if you want your monitor to +power down immediately when the blank_timer times out, then you choose this +option. (\fICaution:\fP Powering down frequently will damage the monitor.) +(Since 1.1.76.) +.RE +.SH 返り値 +On success, 0 is returned. On error, \-1 is returned, and \fIerrno\fP is set. .SH エラー \fIerrno\fP は次のような値をとる: -.TP -.B EBADF +.TP +\fBEBADF\fP ファイルディスクリプタが無効。 -.TP -.B ENOTTY -ファイルディスクリプタがキャラクタ・スペシャルデバイスと関連付けられて -いない。または、要求されたものがそれに当てはまらない。 -.TP -.B EINVAL +.TP +\fBENOTTY\fP +ファイルディスクリプタがキャラクタ・スペシャルデバイスと関連付けられて いない。または、要求されたものがそれに当てはまらない。 +.TP +\fBEINVAL\fP ファイルディスクリプタまたは \fIargp\fP が無効。 -.TP -.B EPERM +.TP +\fBEPERM\fP 権限が不十分。 - .SH 注意 -.BR 警告 : -このマニュアルページを Linux のコンソール ioctl を文書化したものと思わない事。 -これは、興味がある人がソースを読むことの代わりになるように用意した物である。 -ioctl は文書化されない Linux の内部機能であって、警告なしに -変更されることがある。 -(そして、このページはカーネル 1.1.94 のときの状況を記述した物で、それは -以前のバージョンと比べれば、多くの違いがある) - -ioctl はカーネルと、ある特定のよく知られたプログラムとの情報交換のために -導入される事が非常に多い(fdisk, hdparm, setserial,tunelp, loadkeys, -selection, setfont など)。そのため ioctl の動作は、その特定のプログラムが -必要とした時には変更になる。 - -これらの ioctl を使ったプログラムは他のバージョンの UNIX との互換性が -ないし、古いバージョンの Linux では、走らない。さらに将来のバージョンの -Linux では走らなくなるかも知れない。 +\fBWarning\fP: Do not regard this man page as documentation of the Linux +console ioctls. This is provided for the curious only, as an alternative to +reading the source. Ioctl's are undocumented Linux internals, liable to be +changed without warning. (And indeed, this page more or less describes the +situation as of kernel version 1.1.94; there are many minor and not\-so\-minor +differences with earlier versions.) + +Very often, ioctls are introduced for communication between the kernel and +one particular well\-known program (fdisk, hdparm, setserial, tunelp, +loadkeys, selection, setfont, etc.), and their behavior will be changed when +required by this particular program. + +Programs using these ioctls will not be portable to other versions of UNIX, +will not work on older versions of Linux, and will not work on future +versions of Linux. POSIX 機能を使いなさい。 .SH 関連項目 -.BR dumpkeys (1), -.BR kbd_mode (1), -.BR loadkeys (1), -.BR mknod (1), -.BR setleds (1), -.BR setmetamode (1), -.BR execve (2), -.BR fcntl (2), -.BR ioperm (2), -.BR termios (3), -.BR console (4), -.BR console_codes (4), -.BR mt (4), -.BR sd (4), -.BR tty (4), -.BR tty_ioctl (4), -.BR ttyS (4), -.BR vcs (4), -.BR vcsa (4), -.BR charsets (7), -.BR mapscrn (8), -.BR resizecons (8), -.BR setfont (8), -.IR /usr/include/linux/kd.h , -.I /usr/include/linux/vt.h +\fBdumpkeys\fP(1), \fBkbd_mode\fP(1), \fBloadkeys\fP(1), \fBmknod\fP(1), \fBsetleds\fP(1), +\fBsetmetamode\fP(1), \fBexecve\fP(2), \fBfcntl\fP(2), \fBioperm\fP(2), \fBtermios\fP(3), +\fBconsole\fP(4), \fBconsole_codes\fP(4), \fBmt\fP(4), \fBsd\fP(4), \fBtty\fP(4), +\fBtty_ioctl\fP(4), \fBttyS\fP(4), \fBvcs\fP(4), \fBvcsa\fP(4), \fBcharsets\fP(7), +\fBmapscrn\fP(8), \fBresizecons\fP(8), \fBsetfont\fP(8) + +\fI/usr/include/linux/kd.h\fP, \fI/usr/include/linux/vt.h\fP +.SH この文書について +この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部 +である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は +http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。