ファイル名を含めることになっている。
\fIenvp\fP は文字列の配列であり、伝統的に \fBkey=value\fP の形式をしており、
新しいプログラムの環境変数として渡される。
-\fIargv\fP と \fIenvp\fP はいずれもの NULL ポインタで終わっている必要がある。
+\fIargv\fP と \fIenvp\fP はいずれものヌルポインタで終わっている必要がある。
引き数配列と環境変数は、呼び出されたプログラムの main 関数を
以下のように定義することによってアクセス可能になる。
.\" Bug filed 30 Apr 2007: http://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=8408
.\" Bug rejected (because fix would constitute an ABI change).
.\"
-Linux では、 \fIargv\fP と \fIenvp\fP のいずれかには NULL を指定することができる。これは、これらの引き数に NULL ポインタ
+Linux では、 \fIargv\fP と \fIenvp\fP のいずれかには NULL を指定することができる。これは、これらの引き数にヌルポインタ
1個だけを含むリストへのポインタを指定したのと同じ効果を持つ。 \fB「この間違った機能を利用しないこと」\fP。 これは非標準で、移植性もない。
他のほとんどの UNIX システムでは、これを行うとエラー (\fBEFAULT\fP) になる。
.in
.PP
\fId_ino\fP は inode 番号である。 \fId_off\fP はディレクトリの先頭から次の \fIlinux_dirent\fP の先頭までの距離である。
-\fId_reclen\fP はこの \fIlinux_dirent\fP 全体のサイズである。 \fId_name\fP
-はヌル(null)文字で終わるファイル名である。
+\fId_reclen\fP はこの \fIlinux_dirent\fP 全体のサイズである。 \fId_name\fP はヌル文字で終わるファイル名である。
\fId_type\fP は、構造体の最後のバイトであり、ファイルタイプを示す。 \fId_type\fP は以下の値の一つを取る
(\fI<dirent.h>\fP で定義されている)。
これらの関数は、ホストシステムの NIS ドメイン名を取得・変更するために使われる。
\fBsetdomainname\fP() は、ドメイン名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、
-\fIname\fP のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+\fIname\fP のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端のヌルバイトは必要ない)。
-\fBgetdomainname\fP() は、NULL 終端されたドメイン名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
-NULL 終端されたドメイン名が \fIlen\fP バイトより長い場合、 \fBgetdomainname\fP() は、(glibc では) 始めの
+\fBgetdomainname\fP() は、NULL 終端されたドメイン名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP
+に格納して返す。ヌル終端されたドメイン名が \fIlen\fP バイトより長い場合、 \fBgetdomainname\fP() は、(glibc では) 始めの
\fIlen\fP バイトを返し、(libc では) エラーとなる。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
\fBgetdomainname\fP() は以下のエラーで失敗する可能性がある。
.TP
\fBEINVAL\fP
-libc ã\81§ã\81® \fBgetdomainname\fP() ã\81«ã\81\8aã\81\84ã\81¦ã\80\81 \fIname\fP ã\81\8c NULL ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\81\8bã\80\81 \fIlen\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\82\88ã\82\8aé\95·ã\81\84ã\80\82
+libc での \fBgetdomainname\fP() において、 \fIname\fP が NULL であるか、 \fIlen\fP バイトより長い。
.SH 準拠
.\" But they appear on most systems...
POSIX では、これら関数は定義されていない。
.SH 注意
-Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端の NULL バイトを含めて 64 バイトである。 もっと古いカーネルでは 8
-バイトであった。
+Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端のヌルバイトを含めて 64 バイトである。 もっと古いカーネルでは 8 バイトであった。
(x86 を含む) Linux のほとんどのアーキテクチャでは、 \fBgetdomainname\fP() というシステムコールは存在しない。
その代わり、glibc で \fBgetdomainname\fP() がライブラリ関数として実装されており、この関数は \fBuname\fP(2)
これらのシステムコールは、現在のプロセッサのホスト名を取得・変更するために 使用される。
\fBsethostname\fP() は、ホスト名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、 \fIname\fP
-のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端のヌルバイトは必要ない)。
-\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
-NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
-POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端の NULL バイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
+\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP
+に格納して返す。ヌル終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
+POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端のヌルバイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
SVr4, 4.4BSD (これらのインタフェースは 4.2BSD で初めて登場した)。 POSIX.1\-2001 では
\fBgethostname\fP() については規定しているが、 \fBsethostname\fP() は規定していない。
.SH 注意
-SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端の NULL
-ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81¯å\90«ã\81¾ã\81ªã\81\84) ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP
-ã\81¯ 64 ã\81«å®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\8aã\82\8aã\80\81 Linux 1.0 以é\99\8dã\81§ã\81¯ã\81\93ã\82\8cã\81\8cä¸\8aé\99\90ã\81¨ã\81ªã\81£ã\81¦ã\81\8dã\81\9f (ã\82\82ã\81£ã\81¨å\8f¤ã\81\84ã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81§ã\81¯ 8 ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81®ä¸\8aé\99\90ã\81\8cé\81©ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81\9f)ã\80\82
+SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端のヌルバイトは含まない)
+ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\81¯ 64
+に定義されており、 Linux 1.0 以降ではこれが上限となってきた (もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。
.SS "glibc での注意"
GNU C ライブラリは、 \fBgethostname\fP() システムコールを利用していない。その代わり、 \fBgethostname\fP()
をライブラリ関数として実装しており、 この関数は \fBuname\fP(2) を呼び出し、 \fBuname\fP(2) が返した \fInodename\fP
フィールド (の最大 \fIlen\fP バイト) を \fIname\fP にコピーする。 コピーを行った際に、この関数は \fInodename\fP の長さが
\fIlen\fP 以上かの確認を行い、 \fIlen\fP 以上の場合には \-1 を返し、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP を設定する。
-この場合、返された \fIname\fP には終端の NULL バイトは含まれない。
+この場合、返された \fIname\fP には終端のヌルバイトは含まれない。
.\" At least glibc 2.0 and 2.1, older versions not checked
バージョン 2.2 より前の glibc では、 \fInodename\fP の長さが \fIlen\fP 以上の場合の扱いが異なる; \fIlen\fP
\fBfgetxattr\fP() は \fBgetxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを取得する点が異なる (\fIfd\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前 \fIname\fP は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
-inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
-バイナリ・データの集合である。
+拡張属性の名前 \fIname\fP は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の inode
+に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは バイナリ・データの集合である。
.PP
\fIsize\fP に 0 を指定して空のバッファをこれらのシステムコールに渡すことができ、 この場合には指定された名前の拡張属性の現在のサイズが返される。
この方法は、拡張属性の値を保持するのに十分な大きさのバッファ・サイズを 見積もるのに使うことができる、
.PP
\fBlistxattr\fP() は、ファイルシステム内の指定された \fIpath\fP に対応する拡張属性の名前リストを取得する。取得したリストは
\fIlist\fP に格納される。 \fIlist\fP は呼び出し側で確保するバッファで、引き数 \fIsize\fP でバッファのサイズを (バイト単位で)
-指定する。リストは名前の集合で、 NULL
-終端された文字列が連続して並んでいる。呼び出したプロセスがアクセスする権限のない拡張属性の名前は、リストに含まれない。拡張属性の名前の \fIlist\fP
-の長さが返される。
+指定する。リストは名前の集合で、ヌル終端された文字列が連続して並んでいる。呼び出したプロセスがアクセスする権限のない拡張属性の名前は、リストに含まれない。拡張属性の名前の
+\fIlist\fP の長さが返される。
.PP
\fBllistxattr\fP() は \fBlistxattr\fP() と同じだが、シンボリックリンクの場合に、リンクが参照しているファイル
ではなく、リンクそのものの拡張属性の名前リストを取得する点だけが異なる。
\fBflistxattr\fP() は \fBlistxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを取得する点が異なる (\fIfiledes\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-個々の拡張属性の \fIname\fP は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
+個々の拡張属性の \fIname\fP は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
.PP
\fIsize\fP に 0 を指定して空のバッファをこれらのシステムコールに渡すことができ、 この場合には拡張属性の名前リストの現在のサイズが返される。
この方法は名前リストを保持するのに十分な大きさのバッファ・サイズを 見積もるのに使うことができる、
.SS Example
-返される名前の \fIlist\fP は、 NULL 終端された文字列の配列 (属性名は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている)
+返される名前の \fIlist\fP は、ヌル終端された文字列の配列 (属性名はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている)
で、各要素は整列されている訳ではない。 以下に例を示す:
.fam C
.RS
.PP
\fBlseek\fP() 関数は、オフセットをファイルの末尾を越えた位置に設定できる (但し、これによりファイルのサイズが変わらない)。
もしデータがこのオフセット位置以降に書き込まれた場合、 間の空隙の部分 ("穴 (hole)") の読み出しがあると、
-実際にそこにデータを書き込まれるまでは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
+実際にそこにデータを書き込まれるまではヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
.SS ファイルのデータとホールの探索
Linux バージョン 3.1 以降では、 \fIwhence\fP に以下の値も指定することができる。
.TP
.TP
\fBQM_MODULES\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、NULL 終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
+ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_DEPS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファには、NULL 終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
+指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_REFS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは \fBQM_DEPS\fP と逆の機能である。 バッファには、NULL
-終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP にはモジュールの数が設定される。
+指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは \fBQM_DEPS\fP と逆の機能である。
+バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_SYMBOLS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返す。 バッファのデータは、 以下の構造体の配列に NULL
-終端された文字列が続く形となる。
+カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返す。 バッファのデータは、
+以下の構造体の配列にヌル終端された文字列が続く形となる。
.in +4n
.nf
.PD
.SH 説明
\fBreadlink\fP() は \fIpathname\fP で与えられたシンボリックリンクの内容を \fIbuf\fP バッファーへ格納する、 \fIbuf\fP
-のサイズは \fIbufsiz\fP である。 \fBreadlink\fP() は NULL バイトを \fIbuf\fP に追加しない。
+のサイズは \fIbufsiz\fP である。 \fBreadlink\fP() はヌルバイトを \fIbuf\fP に追加しない。
その内容全てを格納するのにバッファーが小さ過ぎる場合は、 (\fIbufsiz\fP バイトの長さに) 内容を切り詰める。
.SS readlinkat()
\fBreadlinkat\fP() システムコールは \fBreadlink\fP() と全く同様に動作するが、以下で説明する点が異なる。
.in
.PP
\fImsg_name\fP と \fImsg_namelen\fP は、ソケットが接続されていない場合に送信元のアドレスを指定する。 名前が必要ない場合には
-\fImsg_name\fP に NULL ポインタを指定する。 \fImsg_iov\fP と \fImsg_iovlen\fP フィールドは \fBreadv\fP(2)
+\fImsg_name\fP にヌルポインタを指定する。 \fImsg_iov\fP と \fImsg_iovlen\fP フィールドは \fBreadv\fP(2)
に記述されているような分解/結合用のベクトル (scatter\-gather locations) を指定する。 \fImsg_control\fP
フィールドは \fImsg_controllen\fP の長さを持ち、他のプロトコル制御メッセージや 種々の補助データのためのバッファへのポインタである。
\fBrecvmsg\fP() を呼ぶ際には、 \fImsg_controllen\fP に \fImsg_control\fP
\fBfremovexattr\fP() は \fBremovexattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルから拡張属性を削除するだけである点が異なる (\fIfd\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前は、普通の NULL 終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の
-inode に対し、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
+拡張属性の名前は、普通のヌル終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode
+に対し、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
.SH 返り値
成功した場合、0 が返される。 失敗した場合、 \-1 が返され、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
.SH エラー
\fBfsetxattr\fP() は \fBsetxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを設定する点が異なる (\fIfiledes\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前 は普通の NULL 終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の
-inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値 \fIvalue\fP は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
+拡張属性の名前 は普通のヌル終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode
+に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値 \fIvalue\fP は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
バイナリ・データの集合である。
.PP
操作の意味を明確にするために \fIflags\fP 引き数を使用することができる。 \fBXATTR_CREATE\fP は属性の作成だけを行うことを指定する。
\fIst_size\fP フィールドは、(通常のファイルかシンボリックリンクの場合に)
ファイルの大きさをバイト単位で示す。 シンボリックリンクの大きさは、
-シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端の NULL バイトは含まない)
+シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端のヌルバイトは含まない)
である。
\fIst_blocks\fP フィールドは、ファイルの大きさを 512 バイトのブロックサイズ単位で示す フィールドは、ファイルに割り当てされたブロック数を
に翻訳する。
.TP
\fB2\fP
-ファイルシステムの型インデックス \fIfs_index\fP を NULL 終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。 この文字列は \fIbuf\fP
+ファイルシステムの型インデックス \fIfs_index\fP をヌル終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。 この文字列は \fIbuf\fP
で指定されたバッファーへ書き込まれる。 \fIbuf\fP に文字列を入れるだけの十分な容量があることを確かめること。
.TP
\fB3\fP
\fIlength\fP バイトの長さになるように延長する、もしくは切り詰める。
.LP
もし切り詰める前のファイルが \fIlength\fP より長ければ、length バイトを越える部分のデータは失われる。 もし切り詰める前のファイルが
-\fIlength\fP より短かければ、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
+\fIlength\fP より短かければ、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
.LP
ファイルオフセットは変更されない。
.LP
.fi
.in
-\fIstruct utsname\fP にある配列の長さは指定されていない (「注意」の節を参照)。 フィールドは NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) で終端される。
+\fIstruct utsname\fP にある配列の長さは指定されていない (「注意」の節を参照)。 フィールドはヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+で終端される。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
.fi
.in
.PP
-後の二つのフィールド \fIf_fname\fP と \fIf_fpack\fP は実装されておらず、常に NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-で埋められる。
+後の二つのフィールド \fIf_fname\fP と \fIf_fpack\fP は実装されておらず、常にヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で埋められる。
.SH 返り値
成功した場合にはゼロが返され、 \fIubuf\fP が指す \fIustat\fP 構造体が埋められる。 エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP
が適切に設定される。
.SH 説明
これらの関数は glibc 固有である。
.LP
-argz vector は長さ情報付きの文字バッファへのポインタである。 文字バッファでは、複数の文字列が NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-で区切られており、 文字列の配列として解釈されるようになっている。 長さが 0 でない場合、バッファの最後のバイトは NULL
-バイトでなければならない。
+argz vector は長さ情報付きの文字バッファへのポインタである。 文字バッファでは、複数の文字列がヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+で区切られており、 文字列の配列として解釈されるようになっている。 長さが 0 でない場合、バッファの最後のバイトはヌルバイトでなければならない。
.LP
これらの関数は argz vector を操作するためのものである。 ペア (NULL,0) は argz vector であり、逆に言えば 長さ 0
-の argz vectorは NULL ポインタを持たなければならない。 空でない argz vector の割り当ては \fBmalloc\fP(3)
+の argz vectorはヌルポインタを持たなければならない。 空でない argz vector の割り当ては \fBmalloc\fP(3)
を使って行われる。したがって、argz vector を解放するのに \fBfree\fP(3) を使うことができる。
.LP
\fBargz_add\fP() は、文字列 \fIstr\fP を配列 \fI*argz\fP の末尾に追加し、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP
\fBargz_append\fP() は argz vector (\fIbuf\fP,\ \fIbuf_len\fP) の後ろに (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) を付け加え、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP を更新する。 (したがって、 \fI*argz_len\fP は
\fIbuf_len\fP だけ増加する。)
.LP
-\fBargz_count\fP() は (\fIargz\fP,\ \fIargz_len\fP) 内の文字列の数を数える。実際には NULL バイト
+\fBargz_count\fP() は (\fIargz\fP,\ \fIargz_len\fP) 内の文字列の数を数える。実際にはヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) の数を数えている。
.LP
\fBargz_create\fP() は、UNIX 流の引き数ベクトルである (\fI(char\ *)\ 0\fP で終端される) \fIargv\fP を、argz
vector (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) に変換する。
.LP
-\fBargz_create_sep\fP() は、NULL 終端された文字列 \fIstr\fP を区切り文字 \fIsep\fP が現れる毎に分割しながら、argz
+\fBargz_create_sep\fP() は、ヌル終端された文字列 \fIstr\fP を区切り文字 \fIsep\fP が現れる毎に分割しながら、argz
vector (*\fIargz\fP,\ \fI*argz_len\fP) に変換する。
.LP
\fBargz_delete\fP() は、 \fIentry\fP で指し示された文字列を argz vector (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) から削除し、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP を更新する。
\fBargz_replace\fP() は、 \fIstr\fP をすべて \fIwith\fP で置き換える (必要に応じて argz の再割り当てを行う)。
\fIreplace_count\fP が NULL でない場合、 \fI*replace_count\fP を置き換えを行った数だけ増やす。
.LP
-\fBargz_stringify\fP() は \fBargz_create_sep\fP() の反対の操作を行う。 末尾の NULL バイト以外の全ての
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を \fIsep\fP で置き換えて、 argz vector を通常の文字列に変換する。
+\fBargz_stringify\fP() は \fBargz_create_sep\fP() の反対の操作を行う。 末尾の ヌルバイト以外の全てのヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) を \fIsep\fP で置き換えて、 argz vector を通常の文字列に変換する。
.SH 返り値
メモリ割り当てを行う argz 関数群はすべて \fIerror_t\fP 型の返り値を持つ。 成功した場合は 0 を返し、割り当てエラーが発生した場合は
\fBENOMEM\fP を返す。
.SH 準拠
これらの関数は GNU による拡張である。注意して使用すること。
.SH バグ
-NULL バイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation fault を起こすかもしれない。
+ヌルバイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation fault を起こすかもしれない。
.SH 関連項目
\fBenvz_add\fP(3)
.SH この文書について
\fP\fIap\fP\fB);\fP
.SH 説明
\fBasprintf\fP() 関数と \fBvasprintf\fP() 関数とは、それぞれ \fBsprintf\fP(3) 関数と
-\fBvsprintf\fP(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含めて)
+\fBvsprintf\fP(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含めて)
保持するのに十分な大きさのメモリを確保し、 最初の引数にその文字列へのポインタを返す。 このポインタは、不要になったら \fBfree\fP(3)
に渡し、割り当てられた記憶領域を解放すべきである。
.SH 返り値
.SH 説明
警告: \fBbasename\fP() には異なるバージョンが 2つ存在する。下記の「注意」の節を参照のこと。
.LP
-\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、NULL で終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
+\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、ヌルで終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
通常は、 \fBdirname\fP() は最後の \(aq/\(aq までの部分 (最後の \(aq/\(aq は含まない) を返し、
\fBbasename\fP() は最後の \(aq/\(aq 以降の部分を返す。 文字列の末尾についた \(aq/\(aq
文字は、パス名の一部とはみなされない。
.PP
\fIpath\fP に '/' 文字がない場合は、 \fBdirname\fP() は文字列 "." を返し、 \fBbasename\fP() は \fIpath\fP
と同じ内容を返す。 \fIpath\fP が文字列 "/" に等しい場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP() も文字列 "/"
-を返す。 \fIpath\fP が NULL ポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP()
+を返す。 \fIpath\fP が ヌルポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP()
も文字列 "." を返す。
.PP
\fBdirname\fP() の返した文字列、 "/"、 \fBbasename\fP() の返した文字列、 を順に結合すると、完全なパス名が得られる。
\&.. . ..
.TE
.SH 返り値
-\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、いずれも NULL で終端された文字列へのポインタを返す。 (これらのポインタを
+\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、いずれもヌルで終端された文字列へのポインタを返す。 (これらのポインタを
\fBfree\fP(3) に渡さないこと。)
.SH 準拠
POSIX.1\-2001.
\fBvoid *memset(void *\fP\fIs\fP\fB, int \fP\fIc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-これらの関数は NULL 終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数の詳しい説明は、それぞれの man ページを参照すること。
+これらの関数はヌル終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数の詳しい説明は、それぞれの man ページを参照すること。
.SH 注意
.\" The old functions are not even available on some non-GNU/Linux systems.
\fBbcmp\fP(), \fBbcopy\fP(), \fBbzero\fP() 関数は古いものである。代わりに \fBmemcmp\fP(), \fBmemcpy\fP()
.sp
\fBchar *canonicalize_file_name(const char *\fP\fIpath\fP\fB);\fP
.SH 説明
-\fBcanonicalize_file_name\fP() 関数は \fIpath\fP に対応する正規化された絶対パス名を示す NULL
-終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、パス名に含まれる \fI.\fP や \fI..\fP は展開される。連続するスラッシュ
-(\fI/\fP) 文字はスラッシュ一つに置換される。
+\fBcanonicalize_file_name\fP() 関数は \fIpath\fP
+に対応する正規化された絶対パス名を示すヌル終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、パス名に含まれる \fI.\fP や \fI..\fP
+は展開される。連続するスラッシュ (\fI/\fP) 文字はスラッシュ一つに置換される。
返される文字列は \fBcanonicalize_file_name\fP() により動的に割り当てられる。呼び出し側は、必要なくなった際にはこの文字列を
\fBfree\fP(3) で解放すべきである。
realpath(path, NULL);
.SH 返り値
-成功すると、 \fBcanonicalize_file_name\fP() は NULL 終端された文字列を返す。エラーの場合
+成功すると、 \fBcanonicalize_file_name\fP() はヌル終端された文字列を返す。エラーの場合
(例えば、パス名の中に読み込めなかったり存在しないパスが含まれている場合など)、 \fBcanonicalize_file_name\fP() は NULL
を返し、 \fIerrno\fP にエラー内容を示す値を設定する。
.SH エラー
"Wed Jun 30 21:49:08 1993\en"
.RE
.sp
-という形式の NULL 終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
+という形式のヌル終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
"Sat" である。 月の略称は "Jan", "Feb", "Mar", "Apr", "May", "Jun", "Jul", "Aug",
"Sep", "Oct", "Nov", "Dec" である。 返り値は、静的 (static) に割り当てられた文字列へのポインタである。
この文字列は、日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。 またこの関数は大域変数 \fItzname\fP, \fItimezone\fP,
上書きされる可能性がある。 \fBlocaltime_r\fP() も同様だが、 データはユーザーが用意した構造体に格納される。 この関数は
\fItzname\fP, \fItimezone\fP, and \fIdaylight\fP を設定する必要はない。
.PP
-関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式の NULL 終端された文字列へ変換する。
+関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式のヌル終端された文字列へ変換する。
返り値は静的に割り当てられた文字列へのポインタである。この文字列は、 日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。
リエントラント版である \fBasctime_r\fP() も同様だが、 文字列はユーザーが用意したバッファに格納される。バッファのサイズは 少なくとも
26 バイト以上でなければならない。
.nf
struct dl_phdr_info {
ElfW(Addr) dlpi_addr; /* オブジェクトのベースアドレス */
- const char *dlpi_name; /* (null 文字で終端された)
+ const char *dlpi_name; /* (ヌル文字で終端された)
オブジェクト名 */
const ElfW(Phdr) *dlpi_phdr; /* このオブジェクトの
ELF プログラムヘッダの
\fI<elf.h>\fP と \fI<link.h>\fP にある。
\fIdlpi_addr\fP フィールドは共有オブジェクトのベースアドレス (つまり、共有オブジェクトの仮想メモリアドレスと、 ファイル
-(このファイルから共有オブジェクトがロードされる) における 共有オブジェクトのオフセットとの差分) を表す。 \fIdlpi_name\fP は null
-文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから共有オブジェクトがロードされる。
+(このファイルから共有オブジェクトがロードされる) における 共有オブジェクトのオフセットとの差分) を表す。 \fIdlpi_name\fP
+はヌル文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから共有オブジェクトがロードされる。
\fIdlpi_phdr\fP と \fIdlpi_phnum\fP フィールドの意味を理解するには、 ELF
共有オブジェクトが幾つかのセグメントから構成されていることと、 各セグメントがそれに対応するプログラムヘッダ (そのセグメントを説明する)
\fBdlclose\fP() のいずれかで最後に発生したエラーについての説明メッセージを返す。
初期化後または前回呼び出された後で、エラーが発生していなければ NULL を返す。
.SS dlopen()
-関数 \fBdlopen\fP() は、NULL 終端された文字列 \fIfilename\fP で指定されたファイル名の動的ライブラリ (dynamic
+関数 \fBdlopen\fP() は、ヌル終端された文字列 \fIfilename\fP で指定されたファイル名の動的ライブラリ (dynamic
library) をロードし、 その動的ライブラリへの内部「ハンドル」を返す。 \fIfilename\fP が NULL
の場合、メイン・プログラムへのハンドルが返される。 \fIfilename\fP がスラッシュ ("/")
を含む場合、(相対か絶対かの)パス名として解釈される。 それ以外の場合、動的リンカは以下の手順でライブラリを検索する (詳細は \fBld.so\fP(8)
.RE
.ad b
.SH 説明
-関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP を NUL 文字で終端された \fIndigits\fP
-文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す (\fIndigits\fP が \fIdouble\fP
-の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP の値となる)。 \fInumber\fP が 0
-でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。 文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が
-\fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。
-もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、 そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0
-なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
+関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP をヌル文字で終端された \fIndigits\fP 文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す
+(\fIndigits\fP が \fIdouble\fP の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP
+の値となる)。 \fInumber\fP が 0 でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。
+文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が \fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP
+が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。 もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、
+そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0 なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
.PP
関数 \fBfcvt\fP() は \fBecvt\fP() と同じ機能を持つが、\fIndigits\fP は小数点以下の文字数を指定する。
.SH 返り値
.PP
関数 \fBexecl\fP(), \fBexeclp\fP(), \fBexecle\fP() の \fIconst char\ *arg\fP とそれに続く省略部分は
\fIarg0\fP, \fIarg1\fP, \&..., \fIargn\fP とみなされる。 これらには、実行されるプログラムで利用可能な引き数のリストを指定する
-(引き数のリストは NULL で終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
+(引き数のリストは ヌルで終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
へのポインタにする。引き数のリストは必ず NULL で終わらなければならず、これらの関数は可変長引き数関数なので、 このポインタは \fI(char\ *) NULL\fP とキャストしなければならない。
.PP
-関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (NULL で終端された文字列への
+関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (ヌルで終端された文字列への
ポインタの配列) を新しいプログラムに渡す。 慣習として、最初の引き数は実行されるファイル名へ のポインタにする。ポインタの配列は必ず NULL
で終わらなければならない。
.PP
関数 \fBexecle\fP(), \fBexecvpe\fP() では、呼び出し元が引き数 \fIenvp\fP
-経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL で終端された文字列へのポインタの配列であり、 NULL
-ポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
+経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL
+で終端された文字列へのポインタの配列であり、ヌルポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP
+から新しいプロセス用の環境を与える。
.SS "execlp() と execvp() の特別な動作"
.PP
関数 \fBexeclp\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、指定されたファイル名がスラッシュ (/) を含んでいない場合、
\fBfflush\fP() は、対応するファイルから取得されたが、アプリケーションからは 読み出されていないバッファデータを全て破棄する。
ストリームは開いた状態のままであり、 この関数によって何の影響も受けない。
.PP
-\fIstream\fP 引数が .BR NULL ならば、 \fBfflush\fP() は開いている\fIすべての\fP出力ストリームをフラッシュする。
+\fIstream\fP 引数が NULL ならば、 \fBfflush\fP() は開いている\fIすべての\fP出力ストリームをフラッシュする。
.PP
これらの処理をロックせずに行いたいときは、 \fBunlocked_stdio\fP(3) を参照のこと。
.SH 返り値
\fBgetchar\fP() は \fBgetc(\fP\fIstdin\fP\fB)\fP と同じである。
.PP
\fBfgets\fP() は \fIstream\fP から最大で \fIsize\fP \- 1 個の文字を読み込み、 \fIs\fP が指すバッファに格納する。読み込みは
-\fBEOF\fP または改行文字を読み込んだ後で停止する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端の NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) が一つバッファの中の最後の文字の後に書き込まれる。
+\fBEOF\fP または改行文字を読み込んだ後で停止する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+が一つバッファの中の最後の文字の後に書き込まれる。
.PP
\fBungetc\fP() は、後の read 操作で読めるように、 \fIc\fP を \fIunsigned char\fP にキャストして \fIstream\fP
に書き戻す。 書き戻された文字は逆順に戻される; 書き戻しとして保証されているのは、一文字だけである。
.fi
.SH 説明
\fBfgetws\fP() 関数は \fBfgets\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、最大 \fIn\-1\fP 文字のワイド文字を
-\fIws\fP が示すワイド文字の配列に読み込み、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
+\fIws\fP が示すワイド文字の配列に読み込み、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
この関数は、ワイド文字の改行文字を見つけ、これを格納すると読み込むのを止める。 この関数はストリームの終わりに達した場合も読み込みを止める。
.PP
プログラマは、\fIws\fP には少なくとも \fIn\fP 文字のワイド文字を 格納できる領域を必ず確保していなければならない。
.PP
引き数 \fImode\fP は \fBfopen\fP(3) の場合と同じである。 \fImode\fP で追記モード
(append mode) が指定された場合、ファイル位置の初期値は バッファ中の
-最初の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の位置に設定される。
+最初のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の位置に設定される。
それ以外の場合は、ファイル位置の初期値はバッファの先頭になる。
glibc 2.9 以降では、文字 \(aqb\(aq を \fImode\fP の二番目の文字として指定
することができる。 この文字は「バイナリ」モードを指定するものである。
ではなく、バッファの末尾 (\fIsize\fP で指定した値) からの相対値となる。
.PP
書き込み用にオープンされたストリームをフラッシュ (\fBfflush\fP(3)) やクローズ (\fBfclose\fP(3)) した時に、
-(バッファに空きがあれば) NULL バイトがバッファの末尾に書き込まれる。 このようにするためには、呼び出し元は バッファに 1バイト余裕を作る
+(バッファに空きがあれば) ヌルバイトがバッファの末尾に書き込まれる。 このようにするためには、呼び出し元は バッファに 1バイト余裕を作る
(\fIsize\fP にこの 1バイトを含めた値を指定する) 必要がある。
.\" See http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=1995
を使って、呼び出し側が明示的に stdio ストリームバッファとして \fIbuf\fP を指定し、バッファの指定時にバッファのサイズを stdio
に教える方法がある。)
.PP
-読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内に NULL バイト (\(aq\e0\(aq) があっても 読み出し操作がファイル末尾
+読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内にヌルバイト (\(aq\e0\(aq) があっても 読み出し操作がファイル末尾
(end\-of\-file) を返すことはない。 バッファからの読み出しでファイル末尾が返るのは、 ファイルポインタがバッファの先頭から \fIsize\fP
バイトを越えて先に進もうとした場合だけである。
.PP
\fIsizeloc\fP の値はそれぞれバッファへのポインタとそのサイズに更新される。 これらの値は、呼び出し元がそのストリームに新たな書き込みを
行わない場合に限り有効である。 ストリームに書き込みを行った際には、これらの変数を参照する前に ストリームを再度フラッシュしなければならない。
-バッファ末尾の NULL バイトは保持される。 この NULL バイトは \fIsizeloc\fP に格納されるサイズには「含まれない」。
+バッファ末尾のヌルバイトは保持される。 このヌルバイトは \fIsizeloc\fP に格納されるサイズには「含まれない」。
ストリームのファイル位置は \fBfseek\fP(3) や \fBfseeko\fP(3) で変更できる。
すでにデータが書き込まれた領域の末尾より先にファイル位置を動かすと、 その間の領域は 0 で埋められる。
.\" FIXME http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=13152
\fBfmemopen\fP() に追記モード ("a" や "a+") を指定すると、
-ファイル位置の初期値は最初の NULL バイトに設定されるが、(ファイル
+ファイル位置の初期値は最初のヌルバイトに設定されるが、(ファイル
オフセットをストリームの末尾以外の位置に再設定した場合)それ以降の
書き込みではストリームの末尾への追記が行われる訳ではない。
.\" FIXME http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=13151
\fBfmemopen\fP() の \fImode\fP 引き数に追記モード ("a" や "a+") を指定し、
-\fIsize\fP 引き数で指定した範囲の \fIbuf\fP 内に NULL バイトがない場合、
+\fIsize\fP 引き数で指定した範囲の \fIbuf\fP 内にヌルバイトがない場合、
POSIX.1\-2008 では、ファイル位置の初期値はバッファの末尾の直後の
バイトに設定すべきとされている。しかし、glibc の \fBfmemopen\fP() では
この場合ファイル位置は \-1 に設定される。
.fi
.SH 説明
\fBfputws\fP() 関数は、 \fBfputs\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIws\fP から始まるワイド文字列を終端の
-L'\e0' まで \fIstream\fP に書き出す。ただし終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まれない。
+L'\e0' まで \fIstream\fP に書き出す。ただし終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まれない。
.PP
これらの処理を停止せずに行いたいときは、 \fBunlocked_stdio\fP(3) を参照のこと。
.SH 返り値
\fIfts_pointer\fP フィールドのみの初期化しか保証されない。
.TP
\fIfts_link\fP
-\fBfts_children\fP() から返される場合、 \fIfts_link\fP フィールドはディレクトリメンバーの NUL
-終端されたリンクリストの形式で、 次の構造体を指し示す。 それ以外の場合、 \fIfts_link\fP フィールドは定義されない。
+\fBfts_children\fP() から返される場合、 \fIfts_link\fP フィールドはディレクトリメンバーのヌル終端されたリンクリストの形式で、
+次の構造体を指し示す。 それ以外の場合、 \fIfts_link\fP フィールドは定義されない。
.TP
\fIfts_cycle\fP
2 つのディレクトリにハードリンクが張られているため、 または、シンボリックリンクがあるディレクトリを指しているために、
このファイルの \fBstat\fP(2) 情報へのポインタ。
.PP
ファイル階層中のすべてのファイルのパスに対して、 ただ 1 つのバッファーが使われる。 したがって、 \fIfts_path\fP と
-\fIfts_accpath\fP フィールドは、 \fBfts_read\fP() によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」 NULL
-終端されることが保証される。 これらのフィールドを、他の \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるファイルを参照するために使うには、 \fIFTSENT\fP
-æ§\8bé\80 ä½\93ã\81® \fIfts_pathlen\fP ã\83\95ã\82£ã\83¼ã\83«ã\83\89ã\81«ã\81\82ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92使ã\81£ã\81¦ã\83\91ã\82¹ã\81®ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\82\92ä¿®æ£ã\81\99ã\82\8bå¿\85è¦\81ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ä¿®æ£ã\81¯ã\80\81ã\81\95ã\82\89ã\81«
-\fBfts_read\fP() を呼び出そうとする場合には、元に戻しておかなければならない。 \fIfts_name\fP フィールドは、常に \fBNUL\fP
-終端される。
+\fIfts_accpath\fP フィールドは、 \fBfts_read\fP()
+によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」ヌル終端されることが保証される。 これらのフィールドを、他の \fIFTSENT\fP
+æ§\8bé\80 ä½\93ã\81§è¡¨ç\8f¾ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81\99ã\82\8bã\81\9fã\82\81ã\81«ä½¿ã\81\86ã\81«ã\81¯ã\80\81 \fIFTSENT\fP æ§\8bé\80 ä½\93ã\81® \fIfts_pathlen\fP
+フィールドにある情報を使ってパスのバッファーを修正する必要がある。 これらの修正は、さらに \fBfts_read\fP()
+を呼び出そうとする場合には、元に戻しておかなければならない。 \fIfts_name\fP フィールドは、常に \fBNUL\fP 終端される。
.SS fts_open()
\fBfts_open\fP() 関数は、文字列ポインタの配列へのポインタを引き数に取る。 この文字列ポインタは、論理ファイル階層をつくる 1
つ以上のパスの名前になる。 配列は、 null ポインタで終端されなければならない。
\fIFTSENT\fP 構造体が返された後、 \fBfts_read\fP() の呼出しがあるまで、 これらの構造体は上書きされない。
.SS fts_children()
\fBfts_children\fP() 関数は、 \fIFTSENT\fP 構造体へのポインタを返す。 この構造体は、( \fBfts_read\fP()
-で最も新しく返された \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるディレクトリにあるファイルの) NUL 終端されたリンクリストの最初のエントリを記述する。
+で最も新しく返された \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるディレクトリにあるファイルの) ヌル終端されたリンクリストの最初のエントリを記述する。
このリストは、 \fIFTSENT\fP 構造体の \fIfts_link\fP フィールドを使ってリンクされ、
ユーザー指定の比較関数がある場合は、それで順序づけられる。 \fBfts_children\fP() の呼出しを繰り返すことで、
このリンクリストは再生成される。
.PD
.ad b
.SH 説明
-関数 \fBgcvt\fP() は、 \fInumber\fP を、最短の長さの NULL 終端された ASCII 文字列へ変換し、変換後の文字列を \fIbuf\fP
+関数 \fBgcvt\fP() は、 \fInumber\fP を、最短の長さのヌル終端された ASCII 文字列へ変換し、変換後の文字列を \fIbuf\fP
に格納する。 \fBprintf\fP(3) の F フォーマットや E フォーマットのように \fIndigit\fP 桁の 有効数字を生成する。
.SH 返り値
関数 \fBgcvt\fP() は文字列 \fIbuf\fP へのポインタを返す。
\fIai_flags\fP
このフィールドは、追加のオプション (下記) を指定する。 複数のフラグを指定する際には、それらのビット単位の OR をとって指定する。
.PP
-\fIhints\fP が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 か NULL ポインタを適切に入れなければならない。
+\fIhints\fP が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 かヌルポインタを適切に入れなければならない。
.PP
\fIhints\fP に NULL を指定するのは、 \fIai_socktype\fP と \fIai_protocol\fP に 0 を、 \fIai_family\fP
に \fBAF_UNSPEC\fP を、 \fIai_flags\fP に \fB(AI_V4MAPPED\ |\ AI_ADDRCONFIG)\fP
.ad b
.SH 説明
これらの関数は、呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリの 絶対パス名 (absolute pathname) が入った文字列を返す。
-返される文字列は NULL で終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
+返される文字列はヌルで終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
\fBgetcwd\fP() 関数はカレントワーキングディレクトリの絶対パス名を \fIbuf\fP で示された \fIsize\fP 長の配列にコピーする。
.PP
-終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL
-が返り \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、
-必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
+終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL が返り
+\fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、 必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
.PP
POSIX.1\-2001 標準の拡張として、 Linux (libc4, libc5, glibc) では \fIbuf\fP が NULL の場合、
\fBgetcwd\fP() は必要なバッファを \fBmalloc\fP(3) を用いて動的に割り当てる。 この場合、 \fIsize\fP が 0
\fBfree\fP(3) すべきである。
\fBgetwd\fP() は \fBmalloc\fP(3) によるメモリ獲得を一切行なわない。 \fIbuf\fP 引数は少なくとも \fBPATH_MAX\fP
-バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
+バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
\fBPATH_MAX\fP バイトを超えている場合、 NULL が返され、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP が設定される。
(システムによっては、 \fBPATH_MAX\fP は必ずしもコンパイル時に決まる定数ではない点に注意すること。
また、ファイルシステムに依存する場合もある。 \fBpathconf\fP(3) を参照。) 移植性とセキュリティ上の理由から、 \fBgetwd\fP()
\fIbuf\fP が不正なアドレスを指している。
.TP
\fBEINVAL\fP
-\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数が NULL ポインタでない。
+\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数がヌルポインタでない。
.TP
\fBEINVAL\fP
\fBgetwd\fP(): \fIbuf\fP が NULL である。
.TP
\fBENAMETOOLONG\fP
-\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入った NULL 終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
+\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入ったヌル終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
.TP
\fBENOENT\fP
カレントワーキングディレクトリが削除されている。
ホストの正式名 (official name)。
.TP
\fIh_aliases\fP
-ホストの別名の配列。配列は NULL ポインタで終端される。
+ホストの別名の配列。配列はヌルポインタで終端される。
.TP
\fIh_addrtype\fP
アドレスのタイプ。現在はすべて \fBAF_INET\fP または \fBAF_INET6\fP である。
バイト単位で表したアドレスの長さ。
.TP
\fIh_addr_list\fP
-ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列は NULL ポインタで終端される。 ネットワークアドレスはネットワークバイトオーダ形式である。
+ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列はヌルポインタで終端される。 ネットワークアドレスはネットワークバイトオーダ形式である。
.TP
\fIh_addr\fP
\fIh_addr_list\fP の最初のアドレス。過去との互換性を保つためのものである。
.SH 返り値
-\fBgethostbyname\fP() および \fBgethostbyaddr\fP() 関数は \fIhostent\fP 構造体を返す。エラーが起こったら
-NULL ポインタを返す。エラーの際には \fIh_errno\fP 変数がエラーの番号を保持する。 返り値が NULL
+\fBgethostbyname\fP() および \fBgethostbyaddr\fP() 関数は \fIhostent\fP
+構造体を返す。エラーが起こったらヌルポインタを返す。エラーの際には \fIh_errno\fP 変数がエラーの番号を保持する。 返り値が NULL
でない場合、静的データをポインタで指していることもある。 以下の「注意」を参照すること。
.SH エラー
\fIh_errno\fP 変数は以下の値を取りうる。
.\" The constant
.\" .B IF NAMESIZE
.\" indicates the maximum length of this field.
-\fIifa_name\fP は NULL 終端されたインターフェース名を指す。
+\fIifa_name\fP はヌル終端されたインターフェース名を指す。
.PP
\fIifa_flags\fP フィールドには、 \fBSIOCGIFFLAGS\fP \fBioctl\fP(2) 操作で返されるインターフェースのフラグが格納される
(これらのフラグのリストについては \fBnetdevice\fP(7) を参照)。
.PP
\fIifa_addr\fP フィールドは、インターフェースのアドレスを格納した構造体へのポインタである (\fIsa_family\fP
-サブフィールドを参照して、アドレス構造体の形式を判別すべきである)。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。
+サブフィールドを参照して、アドレス構造体の形式を判別すべきである)。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。
.PP
\fIifa_netmask\fP フィールドには、 ネットマスクがあるアドレスファミリーであれば、 \fIifa_addr\fP
-に関連付けられたネットマスクを格納した構造体へのポインタが入る。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。
+に関連付けられたネットマスクを格納した構造体へのポインタが入る。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。
.PP
\fIifa_flags\fP にビット \fBIFF_BROADCAST\fP か \fBIFF_POINTOPOINT\fP のどちらが設定されているかにより
(同時にはこれらのどちらか一方だけが設定される)、 \fIifa_broadaddr\fP に \fIifa_addr\fP に対応するブロードキャストが入るか
これはこのネットワークホストのオフィシャルな名前である。
.TP
\fIh_aliases\fP
-これは、そのホストのオフィシャルでない別名へのポインターの配列である。 配列は NULL ポインターで終端する。
+これは、そのホストのオフィシャルでない別名へのポインターの配列である。 配列はヌルポインターで終端する。
.TP
\fIh_addrtype\fP
これは \fBgetipnodebyname\fP() または \fBgetipnodebyaddr\fP() に与えられた \fIaf\fP 引き数のコピーである。
\fIh_addrtype\fP が \fBAF_INET6\fP なら \fIsizeof(struct in6_addr)\fP に設定される。
.TP
\fIh_addr_list\fP
-これはひとつ以上のポインターの配列で、 それぞれのポインターは、 そのネットワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。 この配列は
-NULL ポインターで終端する。
+これはひとつ以上のポインターの配列で、 それぞれのポインターは、 そのネットワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。
+この配列はヌルポインターで終端する。
.SH 準拠
.\" Not in POSIX.1-2001.
RFC\ 2553.
に指定することができる。 \fBgetline\fP() と同様に、ファイル終端に達するまでに入力行に区切り文字が見付からない場合は、
区切り文字をバッファに追加しない。
.SH 返り値
-成功した場合、 \fBgetline\fP() と \fBgetdelim\fP() は読み込んだ文字数を返す。 文字数には区切り文字は含まれるが、終端に使う
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない。 この値によって、読み込んだ行に含まれる NULL バイトを操作することができる。
+成功した場合、 \fBgetline\fP() と \fBgetdelim\fP() は読み込んだ文字数を返す。
+文字数には区切り文字は含まれるが、終端に使うヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない。
+この値によって、読み込んだ行に含まれるヌルバイトを操作することができる。
どちらの関数も、行の読み込みに失敗した場合には \-1 を返す (ファイルの終端に達した場合にも \-1 を返す)。 エラーが発生した場合には、
\fIerrno\fP にエラーの原因を示す値が設定される。
.br
\fBcuserid\fP(): _XOPEN_SOURCE
.SH 説明
-\fBgetlogin\fP() は、現在のプロセスの制御端末にログインしているユーザー名の文字列への ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合は
-NULL ポインタを返す。 文字列は静的領域に割り当てられており、この後でこの関数や \fBcuserid\fP()
+\fBgetlogin\fP() は、現在のプロセスの制御端末にログインしているユーザー名の文字列への
+ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合はヌルポインタを返す。 文字列は静的領域に割り当てられており、この後でこの関数や \fBcuserid\fP()
が呼び出された際に上書きされることがある。
.PP
\fBgetlogin_r\fP() は、上記の同じユーザ名を、大きさ \fIbufsize\fP の配列 \fIbuf\fP に入れて返す。
.PP
-\fBcuserid\fP() は、現在のプロセスの実効ユーザーID に対応するユーザー名の 文字列へのポインタを返す。 \fIstring\fP が NULL
-ポインタ以外の場合、\fIstring\fP は少なくとも \fBL_cuserid\fP 文字を保持できる配列でなければならない。 \fIstring\fP が
-NULL ポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。この文字列は静的領域に割り当てられており、後で この関数や
+\fBcuserid\fP() は、現在のプロセスの実効ユーザーID に対応するユーザー名の 文字列へのポインタを返す。 \fIstring\fP
+ã\81\8cã\83\8cã\83«ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ä»¥å¤\96ã\81®å ´å\90\88ã\80\81\fIstring\fP ã\81¯å°\91ã\81ªã\81\8fã\81¨ã\82\82 \fBL_cuserid\fP æ\96\87å\97ã\82\92ä¿\9dæ\8c\81ã\81§ã\81\8dã\82\8bé\85\8då\88\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 \fIstring\fP ã\81\8c
+ヌルポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。この文字列は静的領域に割り当てられており、後で この関数や
\fBgetlogin\fP() が呼び出された際に上書きされることがある。
.PP
マクロ \fBL_cuserid\fP は integer の定数で、ユーザー名を保持するために 必要な配列の長さを示す。 \fBL_cuserid\fP は
呼び出し元プロセスには制御端末がない。
.TP
\fBERANGE\fP
-(getlogin_r) (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含めた) ユーザ名の長さが \fIbufsize\fP よりも長い。
+(getlogin_r) (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含めた) ユーザ名の長さが \fIbufsize\fP よりも長い。
.LP
Linux/glibc には以下のエラーもある。
.TP
\fIsa\fP 引き数は、 IP アドレスとポート番号の情報を保持している 汎用的なソケットアドレス構造体 (\fIsockaddr_in\fP 型または
\fIsockaddr_in6\fP 型) へのポインタである。 \fIsalen\fP は \fIsa\fP のサイズである。 \fIhost\fP と \fIserv\fP
引き数は、(それぞれサイズが \fIhostlen\fP と \fIservlen\fP の) 呼び出し側で確保されたバッファへのポインタであり、
-ホスト名とサービス名を含む NULL 終端された文字列が それぞれのバッファに格納される。
+ホスト名とサービス名を含むヌル終端された文字列が それぞれのバッファに格納される。
ホスト名が不要であることをこの関数に伝えるには、 \fIhost\fP に NULL を指定するか、 \fIhostlen\fP に 0
を指定する。同様に、サービス名が不要な場合は、 \fIserv\fP に NULL を指定するか、 \fIservlen\fP に 0 を指定する。
.\" #define EAI_INTR -104 /* Interrupted by a signal. */
.\" #define EAI_IDN_ENCODE -105 /* IDN encoding failed. */
.\" #endif
-成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前が NULL 終端された文字列の形式でそれぞれの指定バッファに返される
+成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前がヌル終端された文字列の形式でそれぞれの指定バッファに返される
(バッファの長さにあうように縮められるかもしれない)。 エラーの場合は、以下の 0 以外のエラー・コードが返される:
.TP
\fBEAI_AGAIN\fP
ネットワークの正式名 (official name)。
.TP
\fIn_aliases\fP
-ネットワークの別名からなるリスト。 リストは NULL で終端される。
+ネットワークの別名からなるリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIn_addrtype\fP
ネットワーク番号の形式。現在は \fBAF_INET\fP のみ。
ホスト・バイトオーダ形式のネットワーク番号。
.SH 返り値
\fBgetnetent\fP(), \fBgetnetbyname\fP(), \fBgetnetbyaddr\fP() 関数は、静的に割り当てられた
-\fInetent\fP 構造体へのポインタを返す。 エラーが起こったり、ファイルの末尾に達した場合は NULL ポインタを返す。
+\fInetent\fP 構造体へのポインタを返す。 エラーが起こったり、ファイルの末尾に達した場合はヌルポインタを返す。
.SH ファイル
.TP
\fI/etc/networks\fP
echo をオフにし、一行 (「パスワード」) を読み込み、端末の状態を元に戻して、再び \fI/dev/tty\fP をクローズする。
.SH 返り値
\fBgetpass\fP() 関数は入力されたパスワード (の最初の \fBPASS_MAX\fP バイトまで) が書きこまれた、
-スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含まれない。この文字列は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で終端される。
+スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含まれない。この文字列はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で終端される。
このバッファーは、以降の関数コールで上書きされるかもしれない。 エラーが起こると、端末の状態を復元し、 \fIerrno\fP を適切な値に設定して、NULL
を返す。
.SH エラー
プロトコルの正式名 (official name)。
.TP
\fIp_aliases\fP
-プロトコルの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。
+プロトコルの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIp_proto\fP
プロトコルの番号
\fIこの関数は使用しないこと\fP。
\fBgets\fP() は、改行文字か \fBEOF\fP までの 1行を \fIstdin\fP から読み込み \fIs\fP が指すバッファに格納する
-(末尾の改行文字や \fBEOF\fP は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) に置き換えられる)。 バッファオーバーランのチェックは行われない
+(末尾の改行文字や \fBEOF\fP はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) に置き換えられる)。 バッファオーバーランのチェックは行われない
(下記の「バグ」を参照)。
.SH 返り値
\fBgets\fP() は、成功すると \fIs\fP を返し、エラーや 1 文字も読み込んでいないのにファイルの終わりになった 場合に NULL を返す。
サービスの正式名 (official name)。
.TP
\fIs_aliases\fP
-サービスの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。
+サービスの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIs_port\fP
サービスのポート番号。ネットワークバイトオーダで指定される。
.TP
\fBGLOB_DOOFFS\fP
\fIpglob\->pathv\fP の文字列リストの先頭に \fIpglob\->gl_offs\fP スロット分の領域を予約する。
-予約されたスロットには NULL ポインタが入る。
+予約されたスロットにはヌルポインタが入る。
.TP
\fBGLOB_NOCHECK\fP
マッチするパターンがなければ、元のパターンを返す。 デフォルトでは、 \fBglob\fP() はマッチするパターンがなければ
\fBglob\fP() は \fIerrfunc\fP の呼び出し後に終了する。
.PP
呼び出しが成功して戻った場合 \fIpglob\->gl_pathc\fP にはマッチしたパス名が含まれ、 \fIpglob\->gl_pathv\fP
-はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストは NULL ポインタで終端される。
+はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストはヌルポインタで終端される。
.PP
\fBglob\fP() を何度か続けて呼び出すことができる。その際2回目以降の呼び出しでは \fBGLOB_APPEND\fP フラグが \fIflags\fP
に設定されていなければならない。
.in
.fi
.sp
-フィールド \fIkey\fP は検索キーとなる NULL 終端された文字列を指す。 フィールド \fIdata\fP は、このキーに対応するデータを指す。
+フィールド \fIkey\fP は検索キーとなるヌル終端された文字列を指す。 フィールド \fIdata\fP は、このキーに対応するデータを指す。
検索が失敗した後の動作は、引き数 \fIaction\fP により決まる。 この引き数には \fBENTER\fP か \fBFIND\fP
のいずれかの値を指定しなければならない。 \fBENTER\fP は \fIitem\fP のコピーを挿入することを
.in +4n
.nf
unsigned int if_index; /* インターフェースのインデックス (1, 2, ...) */
- char *if_name; /* NULL 終端された名前 ("eth0" など) */
+ char *if_name; /*ヌル終端された名前 ("eth0" など) */
.fi
.in
.PP
-\fIif_index\fP フィールドにはインターフェースのインデックスが入る。 \fIifa_name\fP フィールドは NULL
-終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 \fIif_index\fP が 0 で \fIifa_name\fP が NULL のエントリで示される。
+\fIif_index\fP フィールドにはインターフェースのインデックスが入る。 \fIifa_name\fP
+フィールドはヌル終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 \fIif_index\fP が 0 で \fIifa_name\fP が NULL
+のエントリで示される。
.PP
\fBif_nameindex\fP() が返すデータ構造体は動的に確保される。 必要なくなった際には \fBif_freenameindex\fP()
で解放すべきである。
.PP
\fBrindex\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP 中に最後に文字 \fIc\fP が 現れた位置へのポインタを返す。
.PP
-文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は、文字列の一部とみなされる。
+文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は、文字列の一部とみなされる。
.SH 返り値
\fBindex\fP() と \fBrindex\fP() 関数は、一致した文字へのポインタか、 もし文字が見つからない場合は NULL を返す。
.SH 属性
\fIaiocb_list\fP 引き数は、I/O 操作を指定する \fIaiocb\fP 構造体へのポインタ
の配列である。指定された操作の実行順序は規定されていない。
\fInitems\fP 引き数は、配列 \fIaiocb_list\fP の大きさを指定する。
-\fIaiocb_list\fP 内の null ポインタは無視される。
+\fIaiocb_list\fP 内のヌルポインタは無視される。
\fIaiocb_list\fP の各制御ブロックでは、
\fIaio_lio_opcode\fP フィールドで開始する I/O 操作を指定する。
.SH 説明
\fIs\fP が NULL でなければ、 \fBmblen\fP() 関数は \fIs\fP から始まる最大 \fIn\fP バイトのマルチバイト文字列を検査して、
次の完全なマルチバイト文字を取り出す。これには \fBmblen\fP() 関数のみが使用する静的で名前のないシフト状態が使用される。
-ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\95ã\82\8cã\82\8b ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aルワイド文字ならば 0 を返す。
+ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\95ã\82\8cã\82\8b ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cルワイド文字ならば 0 を返す。
.PP
\fIs\fP から始まる \fIn\fP バイトが完全なマルチバイト文字を含んで いなければ、 \fBmblen\fP() は \-1 を返す。マルチバイト文字列
に冗長なシフトシーケンスが含まれていると、 \fIn\fP が \fIMB_CUR_MAX\fP 以上の場合にも このようなことが起こりえる。
\fIs\fP が NULL ならば、 \fBmblen\fP() 関数はこの関数のみが
使用するシフト状態を初期化状態に戻し、シフト状態を使用した文字符号の場合に はゼロ以外を、文字符号がシフト状態を持たない場合にはゼロを返す。
.SH 返り値
-\fBmblen\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8aルワイド文字以外を確認した場合にはそのバイト数を返す。
-ã\83\8aルワイド文字を確認した場合にはゼロを返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できなかった場合には \-1 を返す。
+\fBmblen\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8cルワイド文字以外を確認した場合にはそのバイト数を返す。
+ã\83\8cルワイド文字を確認した場合にはゼロを返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できなかった場合には \-1 を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBmblen\fP() 関数はスレッドセーフではない。
.SH 説明
この関数が用いられる場合、通常 \fIs\fP が NULL でなく \fIpwc\fP も NULL で ない。この場合は、 \fBmbrtowc\fP() 関数は
\fIs\fP から始まる最大 \fIn\fP バイトの マルチバイト文字を検査して、次の完全なマルチバイト文字列を取り出し、 それをワイド文字に変換して
-\fI*pwc\fP に格納する。 同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq (NULL ワイド文字)
+\fI*pwc\fP に格納する。 同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq (ヌルワイド文字)
でなければ、 \fIs\fP から消費するバイト数を返す。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq の場合にはシフト状態 \fI*ps\fP を
初期状態に戻して 0 を返す。
.PP
\fInms\fP 制限によって強制的に停止するか、\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外の ワイド文字を \fIdest\fP
に格納した場合。この場合は \fI*src\fP は 次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、\fIdest\fP に書き込まれた ワイド文字の数を返す。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP
-が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の NULL
-ワイド文字は含まれない) を返す。
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP
+が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の
+ã\83\8cã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81¯å\90«ã\81¾ã\82\8cã\81ªã\81\84) ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
.PP
\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限
が存在しない。
\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外のワイド文字を \fIdest\fP に格納した場合。 この場合は \fI*src\fP
は次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、 \fIdest\fP に書き込まれたワイド文字の数を返す。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この時、副作用として \fI*ps\fP
-が初期状態に戻される。 この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、終端の NULL ワイド文字を除いて \fIdest\fP
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この時、副作用として \fI*ps\fP
+が初期状態に戻される。 この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、終端のヌルワイド文字を除いて \fIdest\fP
に書き込まれた文字数を返す。
.PP
\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限
\fIn\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外のワイド文字を \fIdest\fP に格納した場合。 この場合は \fI*src\fP
が次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、 \fIdest\fP に書き込まれたワイド文字の数を返す。しかしこの指している 場所のシフト状態は失われる。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この場合は終端の NULL
-ワイド文字を除いて \fIdest\fP に書き込まれた文字数を返す。
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この場合は終端のヌルワイド文字を除いて
+\fIdest\fP に書き込まれた文字数を返す。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIn\fP ワイド文字を書き込むこ とができる空間があることを保証しなければならない。
.PP
上記の 2. の場合を避けるためにプログラマーは \fIn\fP が \fImbstowcs(NULL,src,0)+1\fP 以上であることを保証すべきである。
.SH 返り値
\fBmbstowcs\fP() 関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。
-çµ\82端ã\81®ã\83\8aルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
+çµ\82端ã\81®ã\83\8cルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
.SH 準拠
C99.
.SH 注意
.SH 説明
この関数が用いられる場合、通常 \fIs\fP が NULL でなく \fIpwc\fP も NULL でない。この場合は \fBmbtowc\fP() 関数は
\fIs\fP から始まる 最大 \fIn\fP バイトのマルチバイト文字列を検査して、次の完全なマルチバイト 文字を取り出し、それをワイド文字に変換して
-\fI*pwc\fP に格納する。 同時に mbtowc 関数のみが使用する内部状態を更新する。\fIs\fP が NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-以外を指している場合は、\fIs\fP から消費するバイト数を返す。 \fIs\fP が NULL バイトを指している場合には 0 を返す。
+\fI*pwc\fP に格納する。 同時に mbtowc 関数のみが使用する内部状態を更新する。\fIs\fP がヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+以外を指している場合は、\fIs\fP から消費するバイト数を返す。 \fIs\fP がヌルバイトを指している場合には 0 を返す。
.PP
\fIs\fP から始まる \fIn\fP バイトが完全なマルチバイト文字を含んで いない場合や不正なマルチバイト列を含んでいる場合には \fBmbtowc\fP()
は \-1 を返す。マルチバイト文字列に冗長なシフトシーケンスが 含まれていると \fIn\fP >= \fIMB_CUR_MAX\fP
三番目の場合として \fIs\fP が NULL の場合は \fIpwc\fP と \fIn\fP は 無視される。 \fBmbtowc\fP()
関数のみが使用するシフト状態は初期状態に 戻される。そして文字符号がシフト状態に依存するならばゼロ以外を、文字符号が 状態によらないならばゼロを返す。
.SH 返り値
-\fIs\fP ã\81\8c NULL ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fBmbtowc\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\97ã\81\9f ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92ã\80\81\fIs\fP ã\81\8cã\83\8aル文字を指している場合はゼロを、
+\fIs\fP ã\81\8c NULL ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fBmbtowc\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\97ã\81\9f ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92ã\80\81\fIs\fP ã\81\8cã\83\8cル文字を指している場合はゼロを、
変換に失敗した場合は \-1 を返す。
.PP
\fIs\fP が NULL ならば \fBmbtowc\fP() 関数は文字符号がシフト状態に依存 していればゼロ以外を、状態によらなければゼロを返す。
はそのことを知っている)、最適化した方法で \fIc\fP の検索を実行する (すなわ
ち、検索範囲の上限を示す引き数も使用されない)。\fIc\fP が見つからなかった
場合、その結果はどうなるか分からない。次に示す呼び出しは、文字列終端の
-NULL バイトの位置を特定する高速な手段である。
+ヌルバイトの位置を特定する高速な手段である。
.in +4n
.nf
\fIsys_errlist\fP, \fIsys_nerr\fP: _BSD_SOURCE
.SH 説明
関数 \fBperror\fP() は、システムコールやライブラリ関数の呼び出しにおいて、最後に発生した
-エラーに関する説明メッセージを生成し、標準エラー出力に出力する。 (\fIs\fP が NULL でなく、 \fI*s\fP が NULL バイト
+エラーに関する説明メッセージを生成し、標準エラー出力に出力する。 (\fIs\fP が NULL でなく、 \fI*s\fP がヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) でない場合には) 引き数の文字列 \fIs\fP がまず出力され、続いてコロン、空白が出力され、
それからメッセージと改行が出力される。
定義から分かるように、パイプは一方向なので、 \fItype\fP 引き数には読み込みか書き込みのどちらか一方だけを指定できる (両方は指定できない)。
生成されるストリームは、この指定に対応して、読み取り専用または 書き込み専用のいずれかとなる。
.PP
-\fIcommand\fP 引き数は、シェルのコマンドラインを含む NULL 終端された文字列へのポインタである。 このコマンドは \fB\-c\fP フラグを用いて
-\fI/bin/sh\fP に渡される。 コマンドの解釈は (もし必要ならば) シェルによって行われる。 \fItype\fP 引き数は、NULL
-終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \(aqr\(aq か、書き込みを示す文字 \(aqw\(aq の
+\fIcommand\fP 引き数は、シェルのコマンドラインを含むヌル終端された文字列へのポインタである。 このコマンドは \fB\-c\fP フラグを用いて
+\fI/bin/sh\fP に渡される。 コマンドの解釈は (もし必要ならば) シェルによって行われる。 \fItype\fP
+引き数は、ヌル終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \(aqr\(aq か、書き込みを示す文字 \(aqw\(aq の
どちらか一方を指定しなければならない。 glibc 2.9 以降では、この引き数に文字 \(aqe\(aq を追加で指定できる。 文字
\(aqe\(aq を指定すると、 対応するファイルディスクリプタにおいて、 close\-on\-exec フラグ (\fBFD_CLOEXEC\fP)
がセットされる。 これが役に立つ理由については、 \fBopen\fP(2) の \fBO_CLOEXEC\fP フラグの説明を参照のこと。
\fBvsprintf\fP(), \fBvsnprintf\fP() は出力を文字列 \fIstr\fP に書き込む。
.PP
\fBsnprintf\fP() と \fBvsnprintf\fP() は最大で \fIsize\fP バイトを \fIstr\fP に書き込む (\fIsize\fP
-には文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) もを含まれる)。
+には文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) もを含まれる)。
.PP
\fBvprintf\fP(), \fBvfprintf\fP(), \fBvsprintf\fP(), \fBvsnprintf\fP() の各関数はそれぞれ
\fBprintf\fP(), \fBfprintf\fP(), \fBsprintf\fP(), \fBsnprintf\fP(),
\fBvsnprintf\fP() の呼び出しで、範囲が重複するオブジェクト間でコピーが発生する場合の 結果は不定であると規定されている
(例えば、出力先の文字列と入力された 引き数の一つが同じバッファを参照している場合などである)。 「注意」の節を参照。
.SS "Return Values"
-成功時には、上記の関数は書き込まれた文字数を返す (文字列の最後を示すために使用する NULL バイトは数に含まれない)。
+成功時には、上記の関数は書き込まれた文字数を返す (文字列の最後を示すために使用するヌルバイトは数に含まれない)。
\fBsnprintf\fP() と \fBvsnprintf\fP() は、 \fIsize\fP バイトを越える文字数を書き込まない (\fIsize\fP
-には文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含まれる)。 この制限によって出力が切り詰められた場合には、
-もし十分なスペースがあれば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端する NULL バイトを除く) を返す。 従って、返り値が \fIsize\fP
+には文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含まれる)。 この制限によって出力が切り詰められた場合には、
+もし十分なスペースがあれば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端するヌルバイトを除く) を返す。 従って、返り値が \fIsize\fP
以上だった場合、出力が切り詰められたことを意味する (後述の注意も参照のこと)。
エラーが発生した場合は、負の数を返す。
.TP
\fBs\fP
\fBl\fP 修飾子がない場合、 引き数は \fIconst char\ *\fP 型で文字型の配列へのポインタ (文字列へのポインタ) であることが
-期待されている。配列中の文字は、終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されない)。
+期待されている。配列中の文字は、終端の ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されない)。
精度が指定されていると、指定された字数以上は出力されない。 精度が指定された場合には、終端バイトが存在する必要はない。
-精度が指定されていなかったり、精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端の NULL バイトを含んでいなければならない。
+精度が指定されていなかったり、精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端のヌルバイトを含んでいなければならない。
\fBl\fP 修飾子が指定されている場合、 引き数は \fIconst wchar_t\ *\fP 型でワイド文字の配列へのポインタであることが期待されている。
配列中のワイド文字は (1文字毎に \fBwcrtomb\fP(3) を呼び出して) マルチバイト文字に変換される (最初のワイド文字の変換の前に
-\fBwcrtomb\fP() のシフト状態を初期状態に戻してから変換は行われる)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端する NULL ワイド文字が
-出てくるまで行われ、終端 NULL ワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列は、終端の NULL バイトが出てくるまで 出力される
-(終端の NULL バイトは出力されない)。 精度が指定された場合、指定されたバイト数以上には出力されない。
+\fBwcrtomb\fP() のシフト状態を初期状態に戻してから変換は行われる)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端するヌルワイド文字が
+出てくるまで行われ、終端ヌルワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列は、終端のヌルバイトが出てくるまで 出力される
+(終端のヌルバイトは出力されない)。 精度が指定された場合、指定されたバイト数以上には出力されない。
但し、マルチバイト文字の一部分だけが出力されることはない。 精度は「バイト」数を指定するものであり、「ワイド文字」数や
「画面での位置」を指定するものではないことに注意。 精度が指定されていて、さらに出力が配列の末尾に達する前に出力バイト数が
-精度の値を超える場合だけは、配列は NULL ワイド文字で終端されていなくてもよい。 それ以外の場合は、必ず配列は NULL
-ワイド文字で終端されていなければならない。
+精度の値を超える場合だけは、配列はヌルワイド文字で終端されていなくてもよい。 それ以外の場合は、必ず配列はヌルワイド文字で終端されていなければならない。
.TP
\fBC\fP
(C99 にはないが SUSv2 にはある) \fBlc\fP と同じ。使ってはならない。
デフォルトでは、 \fBpthread_create\fP() で作成されたすべてのスレッドはプログラム名を継承する。
\fBpthread_setname_np\fP() 関数を使うとスレッドに固有の名前を設定することができる。
スレッド固有の名前はマルチスレッド・アプリケーションのデバッグに便利である。 スレッド名は意味のある C 言語の文字列である。 その長さは 16
-文字に限定されており、 終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
+文字に限定されており、 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
引き数で名前を変更するスレッドを指定する。 \fIname\fP には新しい名前を指定する。
\fBpthread_getname_np\fP() 関数を使うと、 スレッド名を取得することができる。 \fIthread\fP
引き数は名前を取得するスレッドを指定する。 バッファ \fIname\fP はスレッド名を返すのに使用される。 \fIlen\fP には \fIname\fP
-の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。 出力バッファに返されたスレッド名は
-NULL 終端される。
+の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。
+出力バッファに返されたスレッド名はヌル終端される。
.SH 返り値
成功すると、これらの関数は 0 を返す。
エラーの場合、0 以外のエラー番号を返す。
.SH 説明
\fBptsname\fP() 関数は \fIfd\fP で参照されるマスタ擬似端末 (pts) デバイスに対応する スレーブ擬似端末デバイスの名前を返す。
-\fBptsname_r\fP() 関数は \fBptsname\fP() のリエントラントなバージョンである。 この関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、
-NULL で終端された文字列の形で \fIbuf\fP で指定されたバッファに格納して返す。 \fIbuflen\fP 引き数には \fIbuf\fP
-のバイト数を指定する。
+\fBptsname_r\fP() 関数は \fBptsname\fP() のリエントラントなバージョンである。
+この関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、ヌルで終端された文字列の形で \fIbuf\fP で指定されたバッファに格納して返す。 \fIbuflen\fP
+引き数には \fIbuf\fP のバイト数を指定する。
.SH 返り値
成功の場合、 \fBptsname\fP() は静的記憶領域の文字列へのポインタを返す。 この記憶領域はこの後の \fBptsname\fP()
の呼び出しで上書きされる。 このポインタを free してはいけない。 エラーの場合は NULL を返す。
\fBint putgrent(const struct group *\fP\fIgrp\fP\fB, FILE *\fP\fIfp\fP\fB);\fP
.SH 説明
\fBputgrent\fP() 関数は \fBfgetgrent\fP(3) の逆である。 この関数は与えられた \fIstruct group\fP を
-\fIfp\fP で指されるファイルに書き込む。 グループメンバのリストは、NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。
+\fIfp\fP で指されるファイルに書き込む。 グループメンバのリストは、 NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。
.sp
\fIstruct group\fP は以下のように定義される:
.sp
.SH 説明
\fBfputc\fP() は、キャラクタ \fIc\fP を \fIunsigned char\fP にキャストし、 \fIstream\fP に書き込む。
.PP
-\fBfputs\fP() は、文字列 \fIs\fP を \fIstream\fP に書き込む。 文字列終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-は出力しない。
+\fBfputs\fP() は、文字列 \fIs\fP を \fIstream\fP に書き込む。 文字列終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は出力しない。
.PP
\fBputc\fP() は、 \fIstream\fP を一度以上評価するマクロとして実装されているかも知れないという点を除き、 \fBfputc\fP()
と同じである。
.sp
\fBint re_exec(char *\fP\fIstring\fP\fB);\fP
.SH 説明
-\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP で示される NULL で終端された正規表現をコンパイルするために使用される。
+\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP で示されるヌルで終端された正規表現をコンパイルするために使用される。
コンパイルされたパターンは静的な領域を使用しており、そのパターンバッファ は以降の \fBre_comp\fP() の使用によって上書きされる。 もし
\fIregex\fP が NULL ならば何の操作も行われず、パターンバッファの内容は 置き換えられない。
-\fBre_exec\fP() は、 \fIstring\fP が指す NULL で終端された文字列が前回コンパイルされた \fIregex\fP
+\fBre_exec\fP() は、 \fIstring\fP が指すヌルで終端された文字列が前回コンパイルされた \fIregex\fP
にマッチするかどうかを評価するために使用される。
.SH 返り値
\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP のコンパイルに成功した場合 NULL を返し、
.PP
\fIdirent\fP 構造体のフィールドで POSIX.1 で要求されているのは、 \fId_name\fP[] と (XSI 拡張での) \fId_ino\fP
だけである。 \fId_name\fP[] はその大きさも規定されておらず、 このフィールドには最大で \fBNAME_MAX\fP 個の文字と、それに続く終端の
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全てのシステムに存在するわけではない。
+ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全てのシステムに存在するわけではない。
詳細については、下記の「注意」を参照のこと。
.PP
\fBreaddir\fP() によって返されるデータは、それ以降の同じストリームに対する \fBreaddir\fP()
.RE
.ad
.SH 説明
-\fBrealpath\fP() は \fIpath\fP として与えられた NULL 終端された文字列中の すべてのシンボリックリンクを展開し、 \fI/./\fP,
+\fBrealpath\fP() は \fIpath\fP として与えられたヌル終端された文字列中の すべてのシンボリックリンクを展開し、 \fI/./\fP,
\fI/../\fP による参照や余分な \(aq/\(aq を解決して、正規化された絶対パス名を生成する。 得られた絶対パス名は、最大で
-\fBPATH_MAX\fP バイトの NULL 終端された文字列として、 \fIresolved_path\fP により参照されるバッファに格納される。
+\fBPATH_MAX\fP バイトのヌル終端された文字列として、 \fIresolved_path\fP により参照されるバッファに格納される。
結果として返るパスの中には、シンボリックリンクや \fI/./\fP, \fI/../\fP といった要素は含まれない。
.\" Even if we use resolved_path == NULL, then realpath() will still
\fIerrbuf\fP、 文字列バッファのサイズ \fIerrbuf_size\fP を引数にとる。
この関数は、ヌル文字で終端されたエラーメッセージ文字列を格納するのに必要な \fIerrbuf\fP のサイズを返す。もし \fIerrbuf\fP と
\fIerrbuf_size\fP の両方が非 0 値であれば、 \fIerrbuf\fP には最初の \fIerrbuf_size \- 1\fP
-文字分にエラーメッセージと終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が収まるように代入される。
+文字分にエラーメッセージと終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が収まるように代入される。
.SS "POSIX パターンバッファ解放"
引数にコンパイルされたパターンバッファ \fIpreg\fP を与えて \fBregfree\fP() を呼び出すと、 \fBregcomp\fP()
によるコンパイル時にパターンバッファに割り当てられたメモリが解放される。
.SH 説明
\fBrpmatch\fP() は yes/no の質問に対するユーザからの応答を処理する。 国際化 (I18N) に対応している。
-\fIresponse\fP にはユーザからの応答を格納した NULL 終端文字列が入っている必要がある。 たいていは、 \fBfgets\fP(3) や
+\fIresponse\fP にはユーザからの応答を格納したヌル終端文字列が入っている必要がある。 たいていは、 \fBfgets\fP(3) や
\fBgetline\fP(3) で取り込んだものであろう。
プログラムが \fBsetlocale\fP(3) を呼び出して環境変数の変更を有効にした場合、 環境変数 \fBLANG\fP, \fBLC_MESSAGES\fP,
\(bu
\fI「最大フィールド幅」\fP を指定する 10進数 (省略可能)。 この最大値に達するか、一致しない文字が見つかるか、のどちらかに
なると、文字の読み込みを停止する。 ほとんどの変換では、先頭のホワイトスペース文字は捨てられ (例外については後述する)、
-捨てられたこれらの文字は最大フィールド幅の計算には含まれない。 文字列の入力変換では、入力の末尾を示す終端の NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) も格納されるが、最大フィールド幅にはこの終端バイトは含まれない。
+捨てられたこれらの文字は最大フィールド幅の計算には含まれない。 文字列の入力変換では、入力の末尾を示す終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+も格納されるが、最大フィールド幅にはこの終端バイトは含まれない。
.TP
\(bu
\fI「型修飾子」 (type modifier characters)\fP (省略可能)。 例えば、型修飾子 \fBl\fP を \fB%d\fP
.TP
\fBs\fP
ホワイトスペースではない文字で構成された文字列に対応する。 次のポインタは文字の配列へのポインタでなければならず、 その文字配列は、入力された文字列と
-(自動的に追加される) 終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を格納するのに十分な大きさでなければならない。
+(自動的に追加される) 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を格納するのに十分な大きさでなければならない。
文字列の入力は、ホワイトスペースが入力されるか、最大フィールド幅に 達するか、のどちらかが起こると停止される。
.TP
\fBc\fP
\fI「最大フィールド幅」\fP (デフォルトは 1) で指定された幅の文字の列に対応する。 次のポインタは \fIchar\fP
-へのポインタで、すべての文字を格納するのに十分な領域が なければならない (終端の NULL バイトは追加されない)。
+へのポインタで、すべての文字を格納するのに十分な領域が なければならない (終端のヌルバイトは追加されない)。
通常行われる先頭のホワイトスペースの読み飛ばしは行われない。 先頭のホワイトスペースを読み飛ばすためには、
フォーマット文の中で明示的にスペースを使用すれば良い。
.TP
\fB\&[\fP
格納された文字列のうちから取り出された、 指定された文字の集合で構成される空ではない文字の列に対応する。 次のポインタは \fIchar\fP
-へのポインタでなければならず、 そこには文字列中のすべての文字と終端の NULL バイト を格納するための十分な領域がなければならない。
+へのポインタでなければならず、 そこには文字列中のすべての文字と終端のヌルバイト を格納するための十分な領域がなければならない。
通常行われる先頭のホワイトスペースの読み飛ばしは行われない。 この文字列は特別な集合の中の文字で構成されている。 この集合は 開き括弧 \fB[\fP
と閉じ括弧 \fB]\fP の間の文字で定義される。 開き括弧のあとの最初の文字が曲アクセント記号 (\fB^\fP)
の場合、集合はこれらの文字を含まないものとなる。 閉じ括弧を集合に含ませるためには、この文字を開き括弧または
.PP
\fBsetnetgrent\fP() コールは、この後で呼ばれる \fBgetnetgrent\fP() コールが検索するネットグループを定める。
\fBgetnetgrent\fP() 関数はネットグループの次のエントリを取得し、 \fIhost\fP, \fIuser\fP, \fIdomain\fP
-にポインタを入れて返る。 NULL ポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
+にポインタを入れて返る。ヌルポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
得られたポインタは、ネットグループ関係の関数のいずれかが呼ばれるまでの 間だけ有効である。この問題を避けるためには GNU 拡張の関数
\fBgetnetgrent_r\fP() を使うとよい。この関数は呼び出し側が用意したバッファに 文字列を格納する。割り当て済のバッファを全て解放するには
\fBendnetgrent\fP() を使用する。
.\" object in that subdirectory.
\fBshm_open\fP() の動作は \fBopen\fP(2) とよく似ている。 \fIname\fP
で作成したりオープンしたりする共有メモリ・オブジェクトを指定する。 移植性を持たせるためには、共有メモリ・オブジェクトは \fI/somename\fP
-という形式の名前で識別し、 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP (すなわち 255) 文字の NULL 終端された文字列で、
+という形式の名前で識別し、 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP (すなわち 255) 文字のヌル終端された文字列で、
スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式 にすべきである。
.LP
\fIoflag\fP はビットマスクで、 \fBO_RDONLY\fP と \fBO_RDWR\fP のいずれか一方と、以下に述べる他のフラグの論理和をとったもの
.ad
.PD
.SH 説明
-\fBstpcpy\fP() 関数は、\fIsrc\fP で指された文字列を (文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を含めて)
-\fIdest\fP で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 \fIdest\fP はコピーを受け取る
-のに十分大きくなくてはならない。
+\fBstpcpy\fP() 関数は、\fIsrc\fP で指された文字列を (文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を含めて) \fIdest\fP
+で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 \fIdest\fP はコピーを受け取る のに十分大きくなくてはならない。
.SH 返り値
-\fBstpcpy\fP() は、文字列 \fIdest\fP の始まりではなく \fB終り\fPを指すポインタ (すなわち、文字列を終端する NULL バイト)
-を返す。
+\fBstpcpy\fP() は、文字列 \fIdest\fP の始まりではなく \fB終り\fPを指すポインタ (すなわち、文字列を終端するヌルバイト) を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBstpcpy\fP() 関数はスレッドセーフである。
.ad
.PD
.SH 説明
-\fBstpncpy\fP() 関数は \fIsrc\fP が指している文字列から終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を含めて最大 \fIn\fP
-バイトを \fIdest\fP にコピーする。長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP より小さい場合には \fIdest\fP の残りの 部分には
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) 文字が埋められる。 長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP 以上ならば、 \fIdest\fP
-が指す文字列は NULL で終端されていない。
+\fBstpncpy\fP() 関数は \fIsrc\fP が指している文字列から終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を含めて最大 \fIn\fP バイトを
+\fIdest\fP にコピーする。長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP より小さい場合には \fIdest\fP の残りの 部分にはヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) 文字が埋められる。 長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP 以上ならば、 \fIdest\fP
+が指す文字列はヌルで終端されていない。
.PP
二つの文字列は重なってはならない。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に少なくとも \fIn\fP バイトの空きがあることを 保証しなければならない。
.SH 返り値
-\fBstpncpy\fP() は \fIdest\fP の終端の NULL バイトを指すポインターを返すか、 \fIdest\fP が NULL
-バイトで終端されていない場合には \fIdest\fP+\fIn\fP を返す。
+\fBstpncpy\fP() は \fIdest\fP の終端のヌルバイトを指すポインターを返すか、 \fIdest\fP がヌルバイトで終端されていない場合には
+\fIdest\fP+\fIn\fP を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBstpncpy\fP() 関数はスレッドセーフである。
\fBchar *strncat(char *\fP\fIdest\fP\fB, const char *\fP\fIsrc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrcat\fP() 関数は、\fIdest\fP 文字列の後に \fIsrc\fP 文字列を付け加える。 その際に、\fIdest\fP の最後にある終端の
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は上書きされ、新たに生成された文字列の末尾に終端の NULL バイトが付与される。 二つの文字列
+\fBstrcat\fP() 関数は、\fIdest\fP 文字列の後に \fIsrc\fP 文字列を付け加える。 その際に、\fIdest\fP
+の最後にある終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は上書きされ、新たに生成された文字列の末尾に終端のヌルバイトが付与される。 二つの文字列
\fIsrc\fP と \fIdest\fP は重なってはならない。 また、文字列 \fIdest\fP は、連結後の結果を格納するのに 十分な大きさでなければならない。
\fIdest\fP が十分な大きさでない場合、プログラムがどのような動作をするか分からない。
バッファオーバーランはセキュアなプログラムを攻撃する際に好んで使われる方法である。
\fIsrc\fP のうち最大 \fIn\fP バイトが使用される。
.IP *
\fIsrc\fP が \fIn\fP バイト以上の場合、
-\fIsrc\fP は NULL 終端されている必要はない。
+\fIsrc\fP はヌル終端されている必要はない。
.PP
-\fBstrcat\fP() と同じく、\fIdest\fP に格納される結果の文字列は常に NULL 終端される。
+\fBstrcat\fP() と同じく、\fIdest\fP に格納される結果の文字列は常にヌル終端される。
.PP
\fIsrc\fP が \fIn\fP バイト以上の場合、 \fBstrncat\fP() は \fIdest\fP に \fIn+1\fP
-バイトを書き込む (\fIsrc\fP からの \fIn\fP バイトと終端の NULL バイトである)。
+バイトを書き込む (\fIsrc\fP からの \fIn\fP バイトと終端のヌルバイトである)。
したがって、\fIdest\fP の大きさは最低でも \fIstrlen(dest)+n+1\fP でなければ
ならない。
size_t strlcat(char *dest, const char *src, size_t size);
.\" https://lwn.net/Articles/506530/
-この関数は、 NULL 終端された文字列 \fIsrc\fP を文字列 \fIdest\fP に追加する。 具体例には、 \fIsize\fP が
-\fIstrlen(dest)\fP より大きい場合には最大で \fIsize\-strlen(dest)\-1\fP バイトを \fIsrc\fP からコピーし、
-結果の末尾に終端の NULL バイトを追加する。 この関数では \fBstrcat\fP() のバッファオーバーランが発生するという問題が修正されているが、
-\fIsize\fP が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数は \fBstrlcat\fP()
+この関数は、ヌル終端された文字列 \fIsrc\fP を文字列 \fIdest\fP に追加する。 具体例には、 \fIsize\fP が \fIstrlen(dest)\fP
+より大きい場合には最大で \fIsize\-strlen(dest)\-1\fP バイトを \fIsrc\fP からコピーし、 結果の末尾に終端のヌルバイトを追加する。
+この関数では \fBstrcat\fP() のバッファオーバーランが発生するという問題が修正されているが、 \fIsize\fP
+が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数は \fBstrlcat\fP()
が作成しようとした文字列の長さを返す。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合、 データロスが発生している。 データロスが問題となる場合は、
呼び出し側で、 呼び出し前に引き数をチェックするか、 この関数の返り値を検査するかのいずれかをしなければならない。 \fBstrlcat\fP() は
glibc には存在せず、 POSIX による標準化もされていないが、 Linux では \fIlibbsd\fP ライブラリ経由で利用できる。
ここでいう「文字」は「バイト」の意味なので、 これらの関数はワイド文字やマルチバイト文字では動作しない。
.SH 返り値
\fBstrchr\fP() と \fBstrrchr\fP() 関数は一致した文字へのポインタを返し、もし
-文字が見つからない場合は NULL を返す。終端の NULL バイトは文字列の一部と
+文字が見つからない場合は NULL を返す。終端のヌルバイトは文字列の一部と
みなされ、\fIc\fP に \(aq\e0\(aq が指定された場合には、これらの関数は
-終端の NULL バイトへのポインタを返す。
+終端のヌルバイトへのポインタを返す。
\fBstrchrnul\fP() 関数は一致した文字へのポインタを返す。 文字が見つからない場合は、\fIs\fP の末尾のヌルバイトへの ポインタ (つまり
\fIs+strlen(s)\fP) を返す。
.\" "strlcpy and strlcat - consistent, safe, string copy and concatenation"
.\" 1999 USENIX Annual Technical Conference
.\" https://lwn.net/Articles/506530/
-この関数は \fBstrncpy\fP() と同様だが、 最大でも \fIsize\-1\fP バイトしか \fIdest\fP にコピーをせず、 末尾への終端の NULL
-バイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ (の未使用部分) への NULL バイトの書き込みが行われない。 この関数では \fBstrcpy\fP() や
-\fBstrncpy\fP() の持つ問題のいくつかが修正されているが、 \fIsize\fP が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、
-依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数の返り値は \fIsrc\fP の長さである。 これにより、
-末尾の切り詰めが行われたかを簡単に検出することができる。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合には、 末尾の切り詰めが発生している。
+この関数は \fBstrncpy\fP() と同様だが、 最大でも \fIsize\-1\fP バイトしか \fIdest\fP にコピーをせず、
+末尾への終端のヌルバイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ (の未使用部分) へのヌルバイトの書き込みが行われない。 この関数では
+\fBstrcpy\fP() や \fBstrncpy\fP() の持つ問題のいくつかが修正されているが、 \fIsize\fP
+が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数の返り値は \fIsrc\fP の長さである。
+これにより、 末尾の切り詰めが行われたかを簡単に検出することができる。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合には、 末尾の切り詰めが発生している。
データロスが問題となる場合は、 呼び出し側で、 呼び出し前に引き数をチェックするか、 この関数の返り値を検査するかのいずれかをしなければならない。
\fBstrlcpy\fP() は glibc には存在せず、 POSIX による標準化もされていないが、 Linux では \fIlibbsd\fP
ライブラリ経由で利用できる。
\fBstrndup\fP() 関数は同様であるが、最大で \fIn\fP バイトを複製する。
\fIs\fP が \fIn\fP よりも長い場合、\fIn\fP バイトだけが複製され、
-終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)) が追加される。
+終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)) が追加される。
\fBstrdupa\fP() と \fBstrndupa\fP() も同様だが、バッファの確保に
\fBalloca\fP(3) を使用する点が異なる。
\fBn\fP
\fIdouble\fP 型の引き数ひとつが、 ロケールの国内通貨フォーマット (national currency format) を用いて変換される。
.SH 返り値
-\fBstrfmon\fP() 関数は、結果の文字列が終端の NULL バイトを含めて配列 \fIs\fP に収まった場合には、 \fIs\fP
-に書きこまれた文字数を返す。NULL バイトは文字数に入らない。 それ以外の場合には、 \fIerrno\fP に \fBE2BIG\fP を設定して \-1
-ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82 ã\81\93ã\81®å ´å\90\88ã\81®é\85\8då\88\97ã\81®å\86\85容ã\81¯æ\9cªå®\9a義ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
+\fBstrfmon\fP() 関数は、結果の文字列が終端のヌルバイトを含めて配列 \fIs\fP に収まった場合には、 \fIs\fP
+に書きこまれた文字数を返す。ヌルバイトは文字数に入らない。 それ以外の場合には、 \fIerrno\fP に \fBE2BIG\fP を設定して \-1 を返す。
+この場合の配列の内容は未定義である。
.SH 準拠
POSIX.1\-2001 にはない。 他のいくつかのシステムに存在する。
.SH 例
\fBstrftime\fP() 関数 は、要素別の時刻 \fItm\fP の内容を \fIformat\fP で指定された書式指定にしたがって変換し、 長さ
\fImax\fP の文字列 \fIs\fP に書き込む。
.PP
-書式指定は NULL 終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion specification)」と呼ばれる特別な文字列を
-含まることができる。 各々の変換指定は \(aq%\(aq 文字で始まり、 「変換指定文字 (conversion specifier
-character)」と呼ばれる 何らか他の文字で終端される。上記以外の全ての文字列は 「通常の文字列 (ordinary character
-sequence)」となる。
+書式指定はヌル終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion specification)」と呼ばれる特別な文字列を 含まることができる。
+各々の変換指定は \(aq%\(aq 文字で始まり、 「変換指定文字 (conversion specifier character)」と呼ばれる
+何らか他の文字で終端される。上記以外の全ての文字列は 「通常の文字列 (ordinary character sequence)」となる。
.PP
(NULL バイトも含む) 通常の文字列内の文字は、 そのまま \fIformat\fP から \fIs\fP にコピーされる。
一方、変換指定の文字は以下のように置換される。
.PP
要素別の時刻構造体 \fItm\fP の詳細は \fI<time.h>\fP に定義されている。 \fBctime\fP(3) も参照すること。
.SH 返り値
-終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP バイトを超えなかった場合、 \fBstrftime\fP() 関数は配列 \fIs\fP
-に格納されたバイト数を返す (このバイト数に終端の NULL バイトは含まれない)。 終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP
+終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP バイトを超えなかった場合、 \fBstrftime\fP() 関数は配列 \fIs\fP
+に格納されたバイト数を返す (このバイト数に終端のヌルバイトは含まれない)。 終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP
バイトを超える場合には、 \fBstrftime\fP() は 0 を返し、配列の内容は不定となる。 (少なくとも libc 4.4.4
以降ではこの動作となる。 libc 4.4.1 などの非常に古いバージョンの libc では配列が短かすぎた場合には \fImax\fP が返される。)
.LP
\fBsize_t strxfrm(char *\fP\fIdest\fP\fB, const char *\fP\fIsrc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
\fIsrc\fP を現在のロケールに変換し、最初の \fIn\fP 文字を \fIdest\fP にコピーする。
.SH 説明
-文字列関数は、NULL 終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれの関数の説明については個々のmanページを見よ。
+文字列関数は、ヌル終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれの関数の説明については個々のmanページを見よ。
.SH 関連項目
\fBindex\fP(3), \fBrindex\fP(3), \fBstpcpy\fP(3), \fBstrcasecmp\fP(3), \fBstrcat\fP(3),
\fBstrchr\fP(3), \fBstrcmp\fP(3), \fBstrcoll\fP(3), \fBstrcpy\fP(3), \fBstrcspn\fP(3),
\fBsize_t strlen(const char *\fP\fIs\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP の長さを計算する。 このとき、終端 NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は計算に含まれない。
+\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP の長さを計算する。 このとき、終端ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は計算に含まれない。
.SH 返り値
\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP のバイト数を返す。
.SH 属性
.PD
.SH 説明
\fBstrnlen\fP() 関数は \fIs\fP が指す文字列の長さをバイト数で返す。 長さには
-終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まない。 また長さは最大で
+終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まない。 また長さは最大で
\fImaxlen\fP までであり、 \fBstrnlen\fP() は \fIs\fP の最初の \fImaxlen\fP バイト
のみを検査し \fIs+maxlen\fP より先を検査することはない。
.SH 返り値
\fBstrnlen\fP() 関数は \fImaxlen\fP 以下ならば \fIstrlen(s)\fP と同じ値を返す。
-\fIs\fP の指す文字列が最大 \fImaxlen\fP バイトまでに NULL バイト
+\fIs\fP の指す文字列が最大 \fImaxlen\fP バイトまでにヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) 文字を含まない場合には \fImaxlen\fP を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
年 (\fB%C\fP からのオフセット)。ロケールに依存した別の数値シンボルを使う。
.SH 返り値
この関数の返り値は、関数の中で処理されなかった最初の文字へのポインタである。 フォーマット文字列が必要する以上の文字が入力文字列に含まれている場合、
-返り値は最後に処理された入力文字の次の文字を指す。 すべての入力文字列が処理された場合、 返り値は文字列末尾の NULL バイトを指す。
-\fBstrptime\fP() がフォーマット文字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数は NULL ポインタを返す。
+返り値は最後に処理された入力文字の次の文字を指す。 すべての入力文字列が処理された場合、 返り値は文字列末尾のヌルバイトを指す。
+\fBstrptime\fP() がフォーマット文字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数はヌルポインタを返す。
.SH 準拠
SUSv2, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
\fBstrsep\fP(): _BSD_SOURCE
.SH 説明
\fI*stringp\fP が NULL の場合、 \fBstrsep\fP() 関数は何もせずに NULL を返す。 さもなければ、文字列
-\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字を NULL
-バイト (\(aq\e0\(aq) で上書きすることで 終端される。 \fI*stringp\fP は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。
+\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字をヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) で上書きすることで 終端される。 \fI*stringp\fP は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。
区切り文字が見つからない場合、\fI*stringp\fP 文字列全体がトークンとして 扱われ、\fI*stringp\fP は NULL となる。
.SH 返り値
\fBstrsep\fP() 関数は、トークンへのポインタを返す。 つまり、元の \fI*stringp\fP の値を返す。
\fBchar *strcasestr(const char *\fP\fIhaystack\fP\fB, const char *\fP\fIneedle\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrstr\fP() 関数は、部分文字列 \fIneedle\fP が文字列 \fIhaystack\fP 中 で最初に現れる位置を見つける。 文字列を終端
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は比較されない。
+\fBstrstr\fP() 関数は、部分文字列 \fIneedle\fP が文字列 \fIhaystack\fP 中 で最初に現れる位置を見つける。
+文字列を終端ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は比較されない。
\fBstrcasestr\fP() 関数は \fBstrstr\fP() 関数と同様だが、 両方の引数に対して大文字小文字を無視する。
.SH 返り値
バイト集合を指定する。同じ文字列を解析する一連の呼び出しにおいて、
\fIdelim\fP に違う文字列を指定してもよい。
-\fBstrtok\fP() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納した NULL 終端
+\fBstrtok\fP() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納したヌル終端
された文字列へのポインタが返される。この文字列には区切りバイトは含まれ
ない。これ以上トークンが見つからなかった場合には、NULL が返される。
\fBstrtok\fP() は NULL を返す (したがって、 空の文字列や区切りバイトだけを含む文字列の場合には、 最初の \fBstrtok\fP()
の呼び出しで NULL が返ることになる)。
-各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-に達するまで文字列を前方に検索することで見つかる。 区切りバイトが見つかった場合には、 現在のトークンの終わりを示すために、 見つかった区切りバイトが
-NULL バイトで上書きされ、 \fBstrtok\fP() はポインタを次のバイトに設定する。
-ã\81\93ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81¯ã\80\81次ã\81®ã\83\88ã\83¼ã\82¯ã\83³ã\82\92æ¤\9cç´¢ã\81\99ã\82\8bé\9a\9bã\81®é\96\8bå§\8bç\82¹ã\81¨ã\81\97ã\81¦ä½¿ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\81®å ´å\90\88ã\80\81 \fBstrtok\fP() ã\81¯è¦\8bã\81¤ã\81\8bã\81£ã\81\9fã\83\88ã\83¼ã\82¯ã\83³ã\81®å\85\88é ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
+各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) に達するまで文字列を前方に検索することで見つかる。
+区切りバイトが見つかった場合には、 現在のトークンの終わりを示すために、 見つかった区切りバイトがヌルバイトで上書きされ、 \fBstrtok\fP()
+はポインタを次のバイトに設定する。 このポインタは、次のトークンを検索する際の開始点として使用される。 この場合、 \fBstrtok\fP()
+は見つかったトークンの先頭へのポインタを返す。
上記の説明の通り、 解析対象の文字列に 2 つ以上の区切りバイトが連続している場合には、 一つの区切りバイトとみなされ、
文字列の先頭や末尾にある区切りバイトは無視される。 言い換えると、 \fBstrtok\fP() が返すトークンは必ず空でない文字列となる。
したがって、例えば "\fIaaa;;bbb,\fP" という文字列が与えられたとすると、 区切り文字列 "\fI;,\fP" を指定した一連の
-\fBstrtok\fP() の呼び出しでは、 "\fIaaa\fP" と \fIbbb\fP" が返り、その次に NULL ポインタが返る。
+\fBstrtok\fP() の呼び出しでは、 "\fIaaa\fP" と \fIbbb\fP" が返り、その次にヌルポインタが返る。
\fBstrtok_r\fP() 関数は \fBstrtok\fP() のリエントラント版である。 \fIsaveptr\fP 引き数は \fIchar\ *\fP
変数へのポインタであり、 同じ文字列の解析を行う \fBstrtok_r\fP() の呼び出し間で処理状況を保存するために \fBstrtok_r\fP()
変換は、プログラムの現在のロケールのカテゴリ \fBLC_COLLATE\fP に
基づいて行われる (\fBsetlocale\fP(3) を参照)。
.SH 返り値
-\fBstrxfrm\fP() 関数は、変換された文字列を \fIdest\fP に代入するときに 必要なバイト数から、終端の NULL バイト
+\fBstrxfrm\fP() 関数は、変換された文字列を \fIdest\fP に代入するときに 必要なバイト数から、終端のヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) の分を 引いたものを返す。もし返り値が \fIn\fP 以上の場合、 \fIdest\fP の内容は不定となる。
.SH 準拠
SVr4, 4.3BSD, C89, C99.
ユーザID あたりの同時に存在できるプロセスの最大数。 \fB_POSIX_CHILD_MAX\fP (25) 未満であってはならない。
.TP
\fBHOST_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_HOST_NAME_MAX\fP
-\fBgethostname\fP(2) で返されるホスト名の最大長。末尾の NULL バイトは長さに含まれない。
-\fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP (255) 未満であってはならない。
+\fBgethostname\fP(2) で返されるホスト名の最大長。末尾のヌルバイトは長さに含まれない。 \fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP
+(255) 未満であってはならない。
.TP
\fBLOGIN_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_LOGIN_NAME_MAX\fP
-ログイン名の長さの最大値。末尾の NULL バイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+ログイン名の長さの最大値。末尾のヌルバイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
.TP
clock ticks \- \fB_SC_CLK_TCK\fP
1秒あたりのクロックティック数。 対応する変数は廃止された。この変数は当然ながら \fBCLK_TCK\fP と呼ばれていた。 (注意: マクロ
\fB_POSIX_SYMLOOP_MAX\fP (8) 未満であってはならない。
.TP
\fBTTY_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_TTY_NAME_MAX\fP
-端末デバイス名の最大長。長さには末尾の NULL バイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+端末デバイス名の最大長。長さには末尾のヌルバイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
.TP
\fBTZNAME_MAX\fP \- \fB_SC_TZNAME_MAX\fP
タイムゾーン名として使えるバイト数の最大値。 \fB_POSIX_TZNAME_MAX\fP (6) 未満であってはならない。
\fBIGNBRK\fP が設定されている場合は、BREAK 信号は無視される。 \fBIGNBRK\fP が設定されていないが、\fBBRKINT\fP
が設定されている場合は、 BREAK 信号によって入出力キューがフラッシュされ、 さらに、端末がフォアグラウンドプロセスグループの制御端末の場合は、
フォアグラウンドプロセスグループに \fBSIGINT\fP が送られる。 \fBIGNBRK\fP も \fBBRKINT\fP も設定されていない場合、 BREAK
-を NULL バイト (\(aq\e0\(aq) として読み込む。 ただし、\fBPARMRK\fP が設定されている場合は \e377 \e0 \e0
+をヌルバイト (\(aq\e0\(aq) として読み込む。 ただし、\fBPARMRK\fP が設定されている場合は \e377 \e0 \e0
のシーケンスとして 読み込む。
.TP
\fBIGNPAR\fP
.PD
.SH 説明
\fBwcpcpy\fP() 関数は、 \fBstpcpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は \fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列を、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて、 \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
+が指すワイド文字文字列を、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて、 \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
プログラマは、少なくとも \fIwcslen(src)+1\fP 文字のワイド文字 が入るだけの領域を \fIdest\fP に対して確保しなければならない。
.SH 返り値
-\fBwcpcpy\fP() は、ワイド文字文字列 \fIdest\fP の末尾、つまり終端の NULL ワイド文字 を指すポインタを返す。
+\fBwcpcpy\fP() は、ワイド文字文字列 \fIdest\fP の末尾、つまり終端のヌルワイド文字 を指すポインタを返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
関数 \fBwcpcpy\fP() はスレッドセーフである。
.PD
.SH 説明
\fBwcpncpy\fP() 関数は、 \fBstpncpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列から \fIdest\fP が指す ワイド文字文字列に、終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて 最大
-\fIn\fP 文字をコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP にコピーされる。 つまり、\fIwcslen(src)\fP の長さが
-\fIn\fP より小さければ、 \fIdest\fP が指す配列中の残りのワイド文字は L\(aq\e0\(aq 文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP
-の長さが \fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す 文字列は L\(aq\e0\(aq で終端されない。
+が指すワイド文字文字列から \fIdest\fP が指す ワイド文字文字列に、終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて 最大 \fIn\fP
+文字をコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP にコピーされる。 つまり、\fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
+より小さければ、 \fIdest\fP が指す配列中の残りのワイド文字は L\(aq\e0\(aq 文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが
+\fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す 文字列は L\(aq\e0\(aq で終端されない。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
\fBsize_t wcrtomb(char *\fP\fIs\fP\fB, wchar_t \fP\fIwc\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
+この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
この場合には、 \fBwcrtomb\fP() 関数はワイド文字 \fIwc\fP をマルチバイト表 現に変換し、\fIs\fP が指す char
型の配列にこれを格納する。この関数は シフト状態 \fI*ps\fP を更新し、出力されたマルチバイト表現の長さ、すな わち \fIs\fP
に書き込まれたバイト数を返す。
.PP
-別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
+別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
\fBwcrtomb\fP() 関数は、\fI*ps\fP を初期状態に戻すのに必 要なシフトシーケンスを \fIs\fP が指す char 型配列に格納し、その後に
\(aq\e0\(aq を格納する。この関数はシフト状態 \fI*ps\fP を更新し(つまり初期状態に戻 し)、シフトシーケンスの長さに 1
を加えた値を返す。この値は \fIs\fP に 書き込まれたバイト数である。
.fi
.SH 説明
\fBwcscat\fP() 関数は、 \fBstrcat\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP が指すワイド文字文字列
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む) を、 \fIdest\fP が指すワイド文字文字列の最後にコピーする。
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む) を、 \fIdest\fP が指すワイド文字文字列の最後にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.fi
.SH 説明
\fBwcscpy\fP() 関数は、 \fBstrcpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP が指すワイド文字
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む)を \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む)を \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcslen\fP() 関数は、 \fBstrlen\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。
この関数は、\fIs\fP が指すワイド文字文字列の長さを求める。
-終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) はこの長さには含まれない。
+終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) はこの長さには含まれない。
.SH 返り値
\fBwcslen\fP() 関数は、\fIs\fP に含まれるワイド文字の数を返す。
.SH 属性
.SH 説明
\fBwcsncat\fP() 関数は \fBstrncat\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP
が指すワイド文字文字列から最大 \fIn\fP 個分のワ イド文字をコピーして、\fIdest\fP が指すワイド文字文字列の末尾に貼り付 ける。\fIdest\fP
-の終端には NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
+の終端には ヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcsncmp\fP() 関数は、 \fBstrncmp\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIs1\fP
が指すワイド文字文字列と \fIs2\fP が指すワイド文 字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字 \fIn\fP 個までしか比較
-しない。またいずれかの文字列に NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了する。
+しない。またいずれかの文字列にヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了する。
.SH 返り値
\fBwcsncmp\fP() 関数は、\fIs1\fP と \fIs2\fP がそれぞれ指す文字列を \fIn\fP 文字に収まるように切り詰めたものが等しければ 0
を返す。 この関数は、異なる文字が最初に現われた位置 \fIi\fP (\fIi\fP < \fIn\fP) において、その位置にある文字 \fIs1[i]\fP が
.fi
.SH 説明
\fBwcsncpy\fP() 関数は、 \fBstrncpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は \fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列から、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
+が指すワイド文字文字列から、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
が指す配列にコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
-より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は NULL ワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが
-\fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 が NULL ワイド文字で終端されることはない。
+より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は ヌルワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
+以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 がヌルワイド文字で終端されることはない。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcsnlen\fP() 関数は、 \fBstrnlen\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIs\fP
が指す文字列中のワイド文字の数を返すが、 返されるのはワイド文字で最大 \fImaxlen\fP 文字までである
-(このパラメータはバイト数ではない点に注意)。 また、終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない。 これを行う際には、
+(このパラメータはバイト数ではない点に注意)。 また、終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない。 これを行う際には、
\fBwcsnlen\fP() は \fIs\fP が指すワイド文字列の最初の \fImaxlen\fP 文字しか見ず、決して \fIs+maxlen\fP
文字を超えて文字列を 参照することはない。
.SH 返り値
\fBwcsnlen\fP() 関数は、\fIwcslen(s)\fP の値が \fImaxlen\fP より小さけれ ば \fIwcslen(s)\fP
-を返す。あるいは、\fIs\fP が指すワイド文字列中の 最初の \fImaxlen\fP 文字に NULL ワイド文字が含まれていなければ \fImaxlen\fP
-を返す。
+を返す。あるいは、\fIs\fP が指すワイド文字列中の 最初の \fImaxlen\fP 文字に ヌルワイド文字が含まれていなければ \fImaxlen\fP を返す。
.SH バージョン
\fBwcsnlen\fP() 関数は glibc バージョン 2.1 以降で提供されている。
.SH 属性
(現在のロケールに基づいて)マルチバイト列で表現できないワイド文字に 出会った場合。この場合は、\fI*src\fP は不正なワイド文字を指した状態になり、
\fI(size_t)\ \-1\fP が返され、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP が設定される。
.IP 2.
-NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に出会わないで \fInwc\fP 個のワイド文字を
-変換した場合か、長さの制限によって変換が止められた場合。 この場合には、\fI*src\fP は次に変換されるべきワイド文字を指した状態になり、
-\fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される。
+ヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に出会わないで \fInwc\fP 個のワイド文字を 変換した場合か、長さの制限によって変換が止められた場合。
+この場合には、\fI*src\fP は次に変換されるべきワイド文字を指した状態になり、 \fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される。
.IP 3.
ワイド文字列が終端の L\(aq\e0\(aq (これには \fI*ps\fP を初期状態に戻すという副作用がある)
も含めて全て変換された場合。この場合には \fI*src\fP に NULL が設定され、
\fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される
-(終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は数えない)。
+(終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は数えない)。
.PP
\fIdest\fP が NULL ならば \fIlen\fP は無視されて前述のように変換が行わ
れるが、変換されたバイトデータはメモリに書き出されない点と、出力先の長 さの制限がない点が異なる。
2. 長さの制限により変換が止められた場合。この場合には、\fI*src\fP は次に 変換されるべきワイド文字列を指した状態になり、\fIdest\fP
に書き込まれ たバイト数が返される。
.PP
-3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) も含めて全て 変換された場合。この際、\fI*ps\fP
+3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) も含めて全て 変換された場合。この際、\fI*ps\fP
が初期状態に戻るという副作用がある。 この場合には \fI*src\fP に NULL が設定され、\fIdest\fP に書き込まれた バイト数が返される
-(終端の NULL バイト (L\(aq\e0\(aq) は数えない)。
+(終端のヌルバイト (L\(aq\e0\(aq) は数えない)。
.PP
\fIdest\fP が NULL ならば \fIlen\fP は無視されて前述のように変換が行わ
れるが、変換されたバイトデータはメモリに書き出されない点と、出力先の長 さの制限がない点が異なる。
.fi
.SH 説明
\fBwcsstr\fP() 関数は、 \fBstrstr\fP(3) 関数に対応するワイド文字文字列である。 この関数はワイド文字文字列 \fIneedle\fP
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない) が、ワイド文字文字列 \fIhaystack\fP の部分文字列
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない) が、ワイド文字文字列 \fIhaystack\fP の部分文字列
として最初に現われる位置を探す。
.SH 返り値
\fBwcsstr\fP() 関数は、\fIhaystack\fP 中に \fIneedle\fP が現われた最初の 位置を返す。\fIneedle\fP が
ワイド文字文字列の終わりに達したら、 \fBwcstok\fP() は NULL を返して トークンが全く見つからなかったことを示し、この後に
\fBwcstok\fP() を呼び 出しても NULL が返されるように \fI*ptr\fP に適切な値を設定する。それ 以外の場合には、
\fBwcstok\fP() 関数はトークンの先頭を識別し、これを指す ポインタを返す。ただしこれを行う前に、トークンの後にある、\fIdelim\fP
-に含まれている文字を NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP
+に含まれている文字をヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP
を更新し、後で \fBwcstok\fP() を呼び出した 際に、識別されたトークンの続きから検索できるようにする。
.SH 返り値
\fBwcstok\fP() 関数は次のトークンへのポインタを返す。トークンが見つから なければ NULL を返す。
.PP
2. 長さ制限によって強制停止させられた場合。この場合には \fIdest\fP に 書き込まれたバイト数が返される。しかしこの時点でのシフト状態は失われる。
.PP
-3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて完全に変換された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、
-\fIdest\fP に書き込まれたバイト数を返す (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない)。
+3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて完全に変換された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、
+\fIdest\fP に書き込まれたバイト数を返す (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない)。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIn\fP バイトの空きがあることを 保証しなければならない。
.PP
上記の 2. の場合を避けるために、プログラマーは \fIn\fP が \fIwcstombs(NULL,src,0)+1\fP
以上であることを保証しなければならない。
.SH 返り値
-\fBwcstombs\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8aル文字は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には
+\fBwcstombs\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8cル文字は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には
\fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
.SH 準拠
C99.
.fi
.SH 説明
\fBwcwidth\fP() 関数は、ワイド文字 \fIc\fP を表現するために必要なカラム 数を返す。\fIc\fP が印刷可能文字ならば、この値は 0
-以上である。 \fIc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) ならば、値は 0 である。 それ以外の場合には \-1 が返される。
+以上である。 \fIc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) ならば、値は 0 である。 それ以外の場合には \-1 が返される。
.SH 返り値
\fBwcwidth\fP() 関数は、\fIc\fP の表現に必要なカラム数を返す。
.SH 属性
\fB unsigned int \fP\fIobjsize\fP\fB, xdrproc_t \fP\fIxdrobj\fP\fB);\fP
.fi
.IP
-\fBxdr_reference\fP() と同様であるが、これが NULL ポインターを番号化するのに対して \fBxdr_reference\fP()
+\fBxdr_reference\fP() と同様であるが、これがヌルポインターを番号化するのに対して \fBxdr_reference\fP()
はそうしない点が異なっている。これにより、 \fBxdr_pointer\fP() は二分木や連結リストのような再帰的なデータ構造体を 表現できる。
.LP
.nf
が指している構造体の \fIsizeof\fP である。 \fIproc\fP はその構造体の C 形式と外部表現との変換を行なう XDR プロシジャである。
このルーティンは成功した場合 1 を返す。 失敗した場合はゼロを返す。
.IP
-警告: このルーティンは NULL ポインターを理解することができない。かわりに \fBxdr_pointer\fP() を使用すること。
+警告: このルーティンはヌルポインターを理解することができない。かわりに \fBxdr_pointer\fP() を使用すること。
.LP
.nf
\fBxdr_setpos(XDR *\fP\fIxdrs\fP\fB, unsigned int \fP\fIpos\fP\fB);\fP
.fi
.in
-\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端された) 文字列が \fIkb_string\fP
-に設定される。
+\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (ヌルで終端された) 文字列が \fIkb_string\fP に設定される。
.TP
\fBKDSKBSENT\fP
ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。\fIargp\fP は、 構造体 \fIstruct kbsentry\fP へのポインターである。
このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 ゼロのバイトで埋められたり、切り詰められたりする。
.IP \fBDSP56K_SET_RX_WSIZE\fP
受信ワードサイズを設定する。 設定できる値は 1 〜 4 の範囲で、 このバイト数分だけ 1 度に DSP56001 から受信する。
-このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
+このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
で埋められたりする。
.IP \fBDSP56K_HOST_FLAGS\fP
ホストフラグを読み書きする。 ホストフラグは、一般的な目的で使うことのできるビットで、 ホストコンピュータと DSP56001
この配列要素は動的リンク情報を指定する。
.TP
\fBPT_INTERP\fP
-この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (NULL 文字終端) の位置とサイズを指定する。 このセグメント型は
+この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (ヌル文字終端) の位置とサイズを指定する。 このセグメント型は
(共有オブジェクトにもあるかも知れないが) 実行可能ファイルでのみ意味を持つ。 ただし、このセグメント型は 1 つのファイルに 2
回以上出現してはならない。 もし存在する場合、このセグメント型は 全てのロード可能セグメントエントリより前になければならない。
.TP
32 ビットと 64 ビットのセクションヘッダには実際の違いはない。
.TP 10
\fIsh_name\fP
-このメンバはセクション名を定める。 この値はセクションヘッダ文字列テーブルセクションのインデックスであり、 NULL
-文字で終端された文字列の場所を示す。
+このメンバはセクション名を定める。 この値はセクションヘッダ文字列テーブルセクションのインデックスであり、 ヌル文字で終端された文字列の場所を示す。
.TP
\fIsh_type\fP
.\" .Bl -tag -width "SHT_PROGBITS"
このセクションはプログラムの "テキスト" または実行可能命令を保持する。 セクションのタイプは \fBSHT_PROGBITS\fP である。
使用される属性は \fBSHF_ALLOC\fP と \fBSHF_EXECINSTR\fP である。
.PP
-文字列テーブルセクションは NULL 文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と呼ばれるもの) を保持する。 オブジェクトファイルはこれらの文字列を
+文字列テーブルセクションはヌル文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と呼ばれるもの) を保持する。 オブジェクトファイルはこれらの文字列を
シンボル名とセクション名を表すために使う。 文字列は、文字列テーブルセクションへのインデックスとして参照される。 インデックス 0
-の最初のバイトは、NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を 保持すると定義されている。 同様に文字列テーブルの最後のバイトも NULL
-文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列が NULL バイトで終端されていることを保証するためである。
+の最初のバイトは、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を 保持すると定義されている。
+同様に文字列テーブルの最後のバイトもヌル文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列がヌルバイトで終端されていることを保証するためである。
.PP
オブジェクトファイルのシンボルテーブルは、 プログラムのシンボル定義と参照を配置または再配置するのに 必要な情報を保持する。
.in +4n
プロセスの完全なコマンド行を保持する。ただし、そのプロセスがゾンビプロセス
の場合は、このファイルは空となる。つまり、このファイルを読み出しても一文字
も返らない。このファイルではコマンドライン引き数が、
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られた文字列として書かれており、
-最後の文字列の後に NULL バイトが一つ置かれる。
+ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られた文字列として書かれており、
+最後の文字列の後にヌルバイトが一つ置かれる。
.TP
\fI/proc/[pid]/coredump_filter\fP (kernel 2.6.23 以降)
\fBcore\fP(5) 参照。
\fBpthread_exit\fP(3) を呼び出しにより行われる)。
.TP
\fI/proc/[pid]/environ\fP
-このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られていて、 末尾に NULL
-バイトがあるかもしれない。 したがって、プロセス 1 の環境変数を表示するためには 次のようにすればよい。
+このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリはヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られていて、
+末尾にヌルバイトがあるかもしれない。 したがって、プロセス 1 の環境変数を表示するためには 次のようにすればよい。
.in +4n
.nf
このファイルはメモリのゾーン (memory zone) に関する情報を表示する。 仮想メモリの振舞いを分析するのに役立つ。
.SH 注意
ほとんどの文字列 (たとえば環境変数やコマンド行) は内部表現のままなので、
-各フィールドは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている。だから、
+各フィールドはヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている。だから、
\fIod \-c\fP や \fItr "\e000" "\en"\fP を使えば、それらはより読みやすくなる。
また \fIecho \`cat <file>\`\fP でもよい。
HC 最下行にないカーソルは見づらい
hs ステータス行がある
hz チルダ文字が表示できない端末である (Hazeltine 端末のバグ)
-in ホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなく NULL バイトを挿入する端末である
+in ホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなくヌルバイトを挿入する端末である
km 端末にはメタキーがある
mi 挿入モードでもカーソル移動ができる
ms 強調/下線モードでもカーソル移動ができる
.fi
.in
この構造体からユーザーの使っている端末のスペシャルファイル名、 ユーザーのログイン名、 (\fBtime\fP(2)
-形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 フィールドの長さより文字列が短い場合には、 NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
+形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 フィールドの長さより文字列が短い場合には、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
によって終端される。
.PP
最初のエントリは \fBinit\fP(8) コマンドが \fBinittab\fP(5) を処理することで作られる。 あるエントリを処理する前に、
Linux (System V 系)では、設定ファイルを必要とせず セッション用のスロットを割り当てるので、一旦設定 されてしまうとレコードの
\fIut_id\fP は決して変更されない。 \fIut_id\fP をクリアすると競合状態におちいり、 utmp
-のエントリを壊したり、潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドを NULL バイトで埋めてクリアしておくのは、 System V
+のエントリを壊したり、潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドをヌルバイトで埋めてクリアしておくのは、 System V
での取り決めでは必要とはされていないが、 BSD での取り決めを前提としていて、かつ utmp を更新しない多くのプログラムが
動作するようにするためである。 Linux ではここまで記述してきたように、行内容の表示は BSD の慣例に従っている。
.PP
uint32_t cookie; /* 関連するイベント群を関連づける
一意なクッキー (rename(2) 用) */
uint32_t len; /* \(aqname\(aq フィールドのサイズ */
- char name[]; /* NULL で終端された任意の名前 */
+ char name[]; /* ヌルで終端された任意の名前 */
};
.fi
.in
他のイベント種別の場合には、 \fIcookie\fP は 0 に設定する。
\fIname\fP フィールドは監視しているディレクトリ内のファイルに対して イベントが返される場合のためにだけ存在する。
-監視するディレクトリからのファイルの相対パス名を表す。 このパス名は NULL で終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境界に調整するために、
-さらに NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が含まれる場合もある。
+監視するディレクトリからのファイルの相対パス名を表す。 このパス名はヌルで終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境界に調整するために、
+さらにヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が含まれる場合もある。
-\fIlen\fP フィールドは NULL バイトを含む \fIname\fP の全てのバイト数を表す。
+\fIlen\fP フィールドはヌルバイトを含む \fIname\fP の全てのバイト数を表す。
よって、 \fIinotify_event\fP 構造体のサイズは
\fIsizeof(struct inotify_event)+len\fP である。
メッセージキューの作成とオープンは \fBmq_open\fP(3) を使って行う。この関数は \fIメッセージキュー記述子 (message queue
descriptor)\fP (\fImqd_t\fP) を返す。これ以降のコールでは、オープンされたメッセージキューは \fIメッセージキュー記述子\fP
を使って参照される。 各メッセージキューは \fI/somename\fP の形の名前で区別することができる。 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP
-(すなわち 255) 文字の NULL 終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。
+(すなわち 255) 文字のヌル終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。
\fBmq_open\fP(3) に同じ名前を渡すことで、2つのプロセスで同一のキューを 操作することができる。
メッセージのキューへの送受信は \fBmq_send\fP(3) と \fBmq_receive\fP(3)
.in
\fIspkt_family\fP はデバイスのタイプ、 \fIspkt_protocol\fP は \fI<sys/if_ether.h>\fP
-で定義されている IEEE 802.3 プロトコルタイプ、 \fIspkt_device\fP はデバイスの名前を NULL 終端された文字列で与えたもの
-(例: eth0) である。
+で定義されている IEEE 802.3 プロトコルタイプ、 \fIspkt_device\fP はデバイスの名前をヌル終端された文字列で与えたもの (例:
+eth0) である。
この構造体は obsolete であり、 新しくコードを書く時には用いるべきでない。
.SH バグ
.\" required permissions if a user wants to create a semaphore
.\" object in a subdirectory.
名前付きセマフォは \fI/somename\fP という形式の名前で識別される。 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP\fI\-4\fP (すなわち 251)
-文字の NULL 終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。 \fBsem_open\fP(3)
+文字のヌル終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。 \fBsem_open\fP(3)
に同じ名前を渡すことにより、2 つのプロセス間で同じ名前のセマフォ に対し操作を行うことができる。
\fBsem_open\fP(3) 関数は、新しい名前付きセマフォを作成するか、既に存在する名前付き セマフォをオープンする。 セマフォをオープンした後は、
この構造体では 3 種類のアドレスが区別される。
.IP * 3
-\fIpathname (パス名)\fP: \fBbind\fP(2) を使って、UNIX ドメインソケットを NULL 終端されたファイルシステム上の
+\fIpathname (パス名)\fP: \fBbind\fP(2) を使って、UNIX ドメインソケットをヌル終端されたファイルシステム上の
パス名に結び付けることができる。 \fBgetsockname\fP(2), \fBgetpeername\fP(2), \fBaccept\fP(2)
がソケットのアドレスを返す際には、その長さは
offsetof(struct sockaddr_un, sun_path) + strlen(sun_path) + 1
-であり、 \fIsun_path\fP に NULL 終端されたパス名が格納される。
+であり、 \fIsun_path\fP にヌル終端されたパス名が格納される。
.IP *
.\" There is quite some variation across implementations: FreeBSD
.\" says the length is 16 bytes, HP-UX 11 says it's zero bytes.
\fBgetpeername\fP(2), \fBaccept\fP(2) が名前なしのソケットのアドレスを返す際には、 その長さは
\fIsizeof(sa_family_t)\fP であり、 \fIsun_path\fP は検査すべきではない。
.IP *
-\fIabstract (抽象)\fP: 抽象ソケットアドレスは、 \fIsun_path[0]\fP が NULL バイト
+\fIabstract (抽象)\fP: 抽象ソケットアドレスは、 \fIsun_path[0]\fP がヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) であることで区別される。この名前空間におけるソケットのアドレス
は、 \fIsun_path\fP の残りのバイトの、アドレス構造体の指定された長さの範囲で表さ
-れる (名前中の NULL バイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステムの
+れる (名前中のヌルバイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステムの
パス名とは何の関係もない。 \fBgetsockname\fP(2), \fBgetpeername\fP(2),
\fBaccept\fP(2) が抽象ソケットのアドレスを返す際には、返される \fIaddrlen\fP は
\fIsizeof(sa_family_t)\fP より大きく (つまり 2 より大きく)、ソケットの名前は
アドレスに明示的にバインドされていないソケットに対して
\fBSO_PASSCRED\fP ソケットオプションが指定されていた場合、
そのソケットは抽象アドレスに自動的にバインドされる。
-このアドレスは、1 個の NULL バイトの後に、文字集合 \fI[0\-9a\-f]\fP のバイトが
+このアドレスは、1 個のヌルバイトの後に、文字集合 \fI[0\-9a\-f]\fP のバイトが
5 個続く形式である。したがって、自動的にバインドされるアドレス数には
2^20 個という上限が存在する。
(Linux 2.1.15 以降で、自動バインド機能が追加されたときには、
msgstr ""
"Project-Id-Version: man-pages-ja\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:50+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:35+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:24+0900\n"
"Last-Translator: Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>\n"
"Language-Team: Japanese (http://www.transifex.net/projects/p/man-pages-ja/"
"language/ja/)\n"
"I<aiocb_list> 引き数は、I/O 操作を指定する I<aiocb> 構造体へのポインタ\n"
"の配列である。指定された操作の実行順序は規定されていない。\n"
"I<nitems> 引き数は、配列 I<aiocb_list> の大きさを指定する。\n"
-"I<aiocb_list> 内の null ポインタは無視される。"
+"I<aiocb_list> 内のヌルポインタは無視される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/lio_listio.3:83
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:50+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:36+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:31+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"I<d_ino> は inode 番号である。 I<d_off> はディレクトリの先頭から次の "
"I<linux_dirent> の先頭までの距離である。 I<d_reclen> はこの I<linux_dirent> "
-"全体のサイズである。 I<d_name> はヌル(null)文字で終わるファイル名である。"
+"全体のサイズである。 I<d_name> はヌル文字で終わるファイル名である。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/getdents.2:99
"I<dirent> 構造体のフィールドで POSIX.1 で要求されているのは、 I<d_name>[] と "
"(XSI 拡張での) I<d_ino> だけである。 I<d_name>[] はその大きさも規定されてお"
"らず、 このフィールドには最大で B<NAME_MAX> 個の文字と、それに続く終端の "
-"NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全て"
+"ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全て"
"のシステムに存在するわけではない。 詳細については、下記の「注意」を参照のこ"
"と。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:50+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-26 02:37+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:30+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"members. Otherwise, the contents of the I<fts_link> field are undefined."
msgstr ""
"B<fts_children>() から返される場合、 I<fts_link> フィールドはディレクトリメ"
-"ンバーの NUL 終端されたリンクリストの形式で、 次の構造体を指し示す。 それ以外"
+"ンバーのヌル終端されたリンクリストの形式で、 次の構造体を指し示す。 それ以外"
"の場合、 I<fts_link> フィールドは定義されない。"
#. type: TP
msgstr ""
"ファイル階層中のすべてのファイルのパスに対して、 ただ 1 つのバッファーが使わ"
"れる。 したがって、 I<fts_path> と I<fts_accpath> フィールドは、 B<fts_read>"
-"() によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」 NULL 終端されることが"
+"() によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」ヌル終端されることが"
"保証される。 これらのフィールドを、他の I<FTSENT> 構造体で表現されるファイル"
"を参照するために使うには、 I<FTSENT> 構造体の I<fts_pathlen> フィールドにある"
"情報を使ってパスのバッファーを修正する必要がある。 これらの修正は、さらに "
msgstr ""
"B<fts_children>() 関数は、 I<FTSENT> 構造体へのポインタを返す。 この構造体"
"は、( B<fts_read>() で最も新しく返された I<FTSENT> 構造体で表現されるディレ"
-"クトリにあるファイルの) NUL 終端されたリンクリストの最初のエントリを記述す"
+"クトリにあるファイルの) ヌル終端されたリンクリストの最初のエントリを記述す"
"る。 このリストは、 I<FTSENT> 構造体の I<fts_link> フィールドを使ってリンクさ"
"れ、 ユーザー指定の比較関数がある場合は、それで順序づけられる。 "
"B<fts_children>() の呼出しを繰り返すことで、 このリンクリストは再生成され"
"associated with an individual inode. The value of an extended attribute is "
"a chunk of arbitrary textual or binary data of specified length."
msgstr ""
-"拡張属性の名前 I<name> は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前"
+"拡張属性の名前 I<name> は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前"
"空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の inode に対して、互いに独立な名前"
"空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・デー"
"タまたは バイナリ・データの集合である。"
"B<listxattr>() は、ファイルシステム内の指定された I<path> に対応する拡張属性"
"の名前リストを取得する。取得したリストは I<list> に格納される。 I<list> は呼"
"び出し側で確保するバッファで、引き数 I<size> でバッファのサイズを (バイト単位"
-"で) 指定する。リストは名前の集合で、 NULL 終端された文字列が連続して並んでい"
+"で) 指定する。リストは名前の集合で、ヌル終端された文字列が連続して並んでい"
"る。呼び出したプロセスがアクセスする権限のない拡張属性の名前は、リストに含ま"
"れない。拡張属性の名前の I<list> の長さが返される。"
"name includes a namespace prefix; there may be several, disjoint namespaces "
"associated with an individual inode."
msgstr ""
-"個々の拡張属性の I<name> は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名"
+"個々の拡張属性の I<name> は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名"
"前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の inode に対して、互いに独立な名"
"前空間が複数あってもよい。"
"character strings (attribute names are separated by null bytes (\\(aq"
"\\e0\\(aq)), like this:"
msgstr ""
-"返される名前の I<list> は、 NULL 終端された文字列の配列 (属性名は NULL バイ"
+"返される名前の I<list> は、ヌル終端された文字列の配列 (属性名はヌルバイ"
"ト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られている) で、各要素は整列されている訳ではな"
"い。 以下に例を示す:"
"includes a namespace prefix; there may be several, disjoint namespaces "
"associated with an individual inode."
msgstr ""
-"拡張属性の名前は、普通の NULL 終端された文字列である。 I<name> には、名前空間"
+"拡張属性の名前は、普通のヌル終端された文字列である。 I<name> には、名前空間"
"を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode に対し、互いに独立な名前空間"
"が複数あってもよい。"
"associated with an individual inode. The I<value> of an extended attribute "
"is a chunk of arbitrary textual or binary data of specified length."
msgstr ""
-"拡張属性の名前 は普通の NULL 終端された文字列である。 I<name> には、名前空間"
+"拡張属性の名前 は普通のヌル終端された文字列である。 I<name> には、名前空間"
"を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode に対して、互いに独立な名前空"
"間が複数あってもよい。 拡張属性の値 I<value> は、ある一定の長さの任意のテキス"
"ト・データまたは バイナリ・データの集合である。"
msgstr ""
"I<st_size> フィールドは、(通常のファイルかシンボリックリンクの場合に)\n"
"ファイルの大きさをバイト単位で示す。 シンボリックリンクの大きさは、\n"
-"シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端の NULL バイトは含まな"
+"シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端のヌルバイトは含まな"
"い)\n"
"である。"
"pointed to by I<buf>. Make sure that I<buf> has enough space to accept the "
"string."
msgstr ""
-"ファイルシステムの型インデックス I<fs_index> を NULL 終端されたファイルシステ"
+"ファイルシステムの型インデックス I<fs_index> をヌル終端されたファイルシステ"
"ム識別文字列に翻訳する。 この文字列は I<buf> で指定されたバッファーへ書き込ま"
"れる。 I<buf> に文字列を入れるだけの十分な容量があることを確かめること。"
"The last two fields, I<f_fname> and I<f_fpack>, are not implemented and will "
"always be filled with null bytes (\\(aq\\e0\\(aq)."
msgstr ""
-"後の二つのフィールド I<f_fname> と I<f_fpack> は実装されておらず、常に NULL "
+"後の二つのフィールド I<f_fname> と I<f_fpack> は実装されておらず、常にヌル"
"バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で埋められる。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:50+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:58+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:31+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
" uint32_t cookie; /* 関連するイベント群を関連づける\n"
" 一意なクッキー (rename(2) 用) */\n"
" uint32_t len; /* \\(aqname\\(aq フィールドのサイズ */\n"
-" char name[]; /* NULL で終端された任意の名前 */\n"
+" char name[]; /* ヌルで終端された任意の名前 */\n"
"};\n"
#. type: Plain text
msgstr ""
"I<name> フィールドは監視しているディレクトリ内のファイルに対して イベントが返"
"される場合のためにだけ存在する。 監視するディレクトリからのファイルの相対パス"
-"名を表す。 このパス名は NULL で終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境"
-"界に調整するために、 さらに NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) が含まれる場合もあ"
+"名を表す。 このパス名はヌルで終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境"
+"界に調整するために、 さらにヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) が含まれる場合もあ"
"る。"
#. type: Plain text
"bytes; the length of each I<inotify_event> structure is thus I<sizeof(struct "
"inotify_event)+len>."
msgstr ""
-"I<len> フィールドは NULL バイトを含む I<name> の全てのバイト数を表す。\n"
+"I<len> フィールドはヌルバイトを含む I<name> の全てのバイト数を表す。\n"
"よって、 I<inotify_event> 構造体のサイズは \n"
"I<sizeof(struct inotify_event)+len> である。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:08+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:32+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"プロセスの完全なコマンド行を保持する。ただし、そのプロセスがゾンビプロセス\n"
"の場合は、このファイルは空となる。つまり、このファイルを読み出しても一文字\n"
"も返らない。このファイルではコマンドライン引き数が、\n"
-"NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られた文字列として書かれており、\n"
-"最後の文字列の後に NULL バイトが一つ置かれる。"
+"ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られた文字列として書かれており、\n"
+"最後の文字列の後にヌルバイトが一つ置かれる。"
#. type: TP
#: build/C/man5/proc.5:204
"separated by null bytes (\\(aq\\e0\\(aq), and there may be a null byte at "
"the end. Thus, to print out the environment of process 1, you would do:"
msgstr ""
-"このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリは NULL バイト "
-"(\\(aq\\e0\\(aq) で区切られていて、 末尾に NULL バイトがあるかもしれない。 し"
+"このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリはヌルバイト "
+"(\\(aq\\e0\\(aq) で区切られていて、 末尾にヌルバイトがあるかもしれない。 し"
"たがって、プロセス 1 の環境変数を表示するためには 次のようにすればよい。"
#. type: Plain text
"works well."
msgstr ""
"ほとんどの文字列 (たとえば環境変数やコマンド行) は内部表現のままなので、\n"
-"各フィールドは NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られている。だから、 \n"
+"各フィールドはヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られている。だから、 \n"
"I<od -c> や I<tr \"\\e000\" \"\\en\"> を使えば、それらはより読みやすくな"
"る。\n"
"また I<echo \\`cat E<lt>fileE<gt>\\`> でもよい。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:38+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:35+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"struct dl_phdr_info {\n"
" ElfW(Addr) dlpi_addr; /* オブジェクトのベースアドレス */\n"
-" const char *dlpi_name; /* (null 文字で終端された)\n"
+" const char *dlpi_name; /* (ヌル文字で終端された)\n"
" オブジェクト名 */\n"
" const ElfW(Phdr) *dlpi_phdr; /* このオブジェクトの\n"
" ELF プログラムヘッダの\n"
"I<dlpi_addr> フィールドは共有オブジェクトのベースアドレス (つまり、共有オブ"
"ジェクトの仮想メモリアドレスと、 ファイル (このファイルから共有オブジェクトが"
"ロードされる) における 共有オブジェクトのオフセットとの差分) を表す。 "
-"I<dlpi_name> は null 文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから"
+"I<dlpi_name> はヌル文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから"
"共有オブジェクトがロードされる。"
#. type: Plain text
"linker searches for the library as follows (see B<ld.so>(8) for further "
"details):"
msgstr ""
-"関数 B<dlopen>() は、NULL 終端された文字列 I<filename> で指定されたファイル"
+"関数 B<dlopen>() は、ヌル終端された文字列 I<filename> で指定されたファイル"
"名の動的ライブラリ (dynamic library) をロードし、 その動的ライブラリへの内部"
"「ハンドル」を返す。 I<filename> が NULL の場合、メイン・プログラムへのハンド"
"ルが返される。 I<filename> がスラッシュ (\"/\") を含む場合、(相対か絶対かの)"
"may not occur more than once in a file. If it is present, it must precede "
"any loadable segment entry."
msgstr ""
-"この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (NULL 文字終端) の位置と"
+"この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (ヌル文字終端) の位置と"
"サイズを指定する。 このセグメント型は (共有オブジェクトにもあるかも知れない"
"が) 実行可能ファイルでのみ意味を持つ。 ただし、このセグメント型は 1 つのファ"
"イルに 2 回以上出現してはならない。 もし存在する場合、このセグメント型は 全て"
"terminated string."
msgstr ""
"このメンバはセクション名を定める。 この値はセクションヘッダ文字列テーブルセク"
-"ションのインデックスであり、 NULL 文字で終端された文字列の場所を示す。"
+"ションのインデックスであり、 ヌル文字で終端された文字列の場所を示す。"
#. type: TP
#: build/C/man5/elf.5:1000
"byte (\\(aq\\e0\\(aq). Similarly, a string table's last byte is defined to "
"hold a null byte, ensuring null termination for all strings."
msgstr ""
-"文字列テーブルセクションは NULL 文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と"
+"文字列テーブルセクションはヌル文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と"
"呼ばれるもの) を保持する。 オブジェクトファイルはこれらの文字列を シンボル名"
"とセクション名を表すために使う。 文字列は、文字列テーブルセクションへのイン"
-"デックスとして参照される。 インデックス 0 の最初のバイトは、NULL バイト "
+"デックスとして参照される。 インデックス 0 の最初のバイトは、ヌルバイト "
"(\\(aq\\e0\\(aq) を 保持すると定義されている。 同様に文字列テーブルの最後のバ"
-"イトも NULL 文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列が NULL バイト"
+"イトもヌル文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列がヌルバイト"
"で終端されていることを保証するためである。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:38+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:36+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"Returns the names of all loaded modules. The returned buffer consists of a "
"sequence of null-terminated strings; I<ret> is set to the number of modules."
msgstr ""
-"ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、NULL 終端された"
+"ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、ヌル終端された"
"文字列が順に入る。 返されるバッファ I<ret> にはモジュールの数が設定される。"
#. type: TP
"the number of modules."
msgstr ""
"指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファには、"
-"NULL 終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ I<ret> にはモジュールの数"
+"ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ I<ret> にはモジュールの数"
"が設定される。"
#. type: TP
"terminated strings; I<ret> is set to the number of modules."
msgstr ""
"指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは "
-"B<QM_DEPS> と逆の機能である。 バッファには、NULL 終端された文字列が順に入"
+"B<QM_DEPS> と逆の機能である。 バッファには、ヌル終端された文字列が順に入"
"る。 返されるバッファ I<ret> にはモジュールの数が設定される。"
#. type: TP
"module. The returned buffer is an array of structures of the following form"
msgstr ""
"カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返"
-"す。 バッファのデータは、 以下の構造体の配列に NULL 終端された文字列が続く形"
+"す。 バッファのデータは、 以下の構造体の配列にヌル終端された文字列が続く形"
"となる。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-26 02:39+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:38+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"including the terminating null byte, fits. Otherwise, it sets I<errno> to "
"B<E2BIG>, returns -1, and the contents of the array is undefined."
msgstr ""
-"B<strfmon>() 関数は、結果の文字列が終端の NULL バイトを含めて配列 I<s> に収"
-"まった場合には、 I<s> に書きこまれた文字数を返す。NULL バイトは文字数に入らな"
+"B<strfmon>() 関数は、結果の文字列が終端のヌルバイトを含めて配列 I<s> に収"
+"まった場合には、 I<s> に書きこまれた文字数を返す。ヌルバイトは文字数に入らな"
"い。 それ以外の場合には、 I<errno> に B<E2BIG> を設定して -1 を返す。 この場"
"合の配列の内容は未定義である。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:38+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:40+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"length is nonzero, the last byte of the buffer must be a null byte."
msgstr ""
"argz vector は長さ情報付きの文字バッファへのポインタである。 文字バッファで"
-"は、複数の文字列が NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られており、 文字列の配"
+"は、複数の文字列がヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) で区切られており、 文字列の配"
"列として解釈されるようになっている。 長さが 0 でない場合、バッファの最後のバ"
-"イトは NULL バイトでなければならない。"
+"イトはヌルバイトでなければならない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/argz_add.3:67
"B<free>(3) can be used to dispose of them again."
msgstr ""
"これらの関数は argz vector を操作するためのものである。 ペア (NULL,0) は "
-"argz vector であり、逆に言えば 長さ 0 の argz vectorは NULL ポインタを持たな"
+"argz vector であり、逆に言えば 長さ 0 の argz vectorはヌルポインタを持たな"
"ければならない。 空でない argz vector の割り当ては B<malloc>(3) を使って行わ"
"れる。したがって、argz vector を解放するのに B<free>(3) を使うことができる。"
"bytes (\\(aq\\e0\\(aq), in (I<argz>,\\ I<argz_len>)."
msgstr ""
"B<argz_count>() は (I<argz>,\\ I<argz_len>) 内の文字列の数を数える。実際に"
-"は NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) の数を数えている。"
+"はヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) の数を数えている。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/argz_add.3:112
"argz vector (I<*argz>,\\ I<*argz_len>) by breaking it up at every "
"occurrence of the separator I<sep>."
msgstr ""
-"B<argz_create_sep>() は、NULL 終端された文字列 I<str> を区切り文字 I<sep> が"
+"B<argz_create_sep>() は、ヌル終端された文字列 I<str> を区切り文字 I<sep> が"
"現れる毎に分割しながら、argz vector (*I<argz>,\\ I<*argz_len>) に変換する。"
#. type: Plain text
"\\e0\\(aq) except the last by I<sep>."
msgstr ""
"B<argz_stringify>() は B<argz_create_sep>() の反対の操作を行う。 末尾の "
-"NULL バイト以外の全ての NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) を I<sep> で置き換え"
+"ヌルバイト以外の全てのヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) を I<sep> で置き換え"
"て、 argz vector を通常の文字列に変換する。"
#. type: Plain text
msgid ""
"Argz vectors without a terminating null byte may lead to Segmentation Faults."
msgstr ""
-"NULL バイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation "
+"ヌルバイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation "
"fault を起こすかもしれない。"
#. type: Plain text
"\\(aq. Trailing \\(aq/\\(aq characters are not counted as part of the "
"pathname."
msgstr ""
-"B<dirname>() と B<basename>() は、NULL で終端されたパス名の文字列を、 ディ"
+"B<dirname>() と B<basename>() は、ヌルで終端されたパス名の文字列を、 ディ"
"レクトリ部分・ファイル名部分に分割する。 通常は、 B<dirname>() は最後の "
"\\(aq/\\(aq までの部分 (最後の \\(aq/\\(aq は含まない) を返し、 B<basename>"
"() は最後の \\(aq/\\(aq 以降の部分を返す。 文字列の末尾についた \\(aq/\\(aq "
"I<path> に '/' 文字がない場合は、 B<dirname>() は文字列 \".\" を返し、 "
"B<basename>() は I<path> と同じ内容を返す。 I<path> が文字列 \"/\" に等しい"
"場合は、 B<dirname>() も B<basename>() も文字列 \"/\" を返す。 I<path> が "
-"NULL ポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 B<dirname>() も "
+"ヌルポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 B<dirname>() も "
"B<basename>() も文字列 \".\" を返す。"
#. type: Plain text
"Both B<dirname>() and B<basename>() return pointers to null-terminated "
"strings. (Do not pass these pointers to B<free>(3).)"
msgstr ""
-"B<dirname>() と B<basename>() は、いずれも NULL で終端された文字列へのポイ"
+"B<dirname>() と B<basename>() は、いずれもヌルで終端された文字列へのポイ"
"ンタを返す。 (これらのポインタを B<free>(3) に渡さないこと。)"
#. type: Plain text
"B<PATH_MAX> bytes, in the buffer pointed to by I<resolved_path>. The "
"resulting path will have no symbolic link, I</./> or I</../> components."
msgstr ""
-"B<realpath>() は I<path> として与えられた NULL 終端された文字列中の すべての"
+"B<realpath>() は I<path> として与えられたヌル終端された文字列中の すべての"
"シンボリックリンクを展開し、 I</./>, I</../> による参照や余分な \\(aq/\\(aq "
"を解決して、正規化された絶対パス名を生成する。 得られた絶対パス名は、最大で "
-"B<PATH_MAX> バイトの NULL 終端された文字列として、 I<resolved_path> により参"
+"B<PATH_MAX> バイトのヌル終端された文字列として、 I<resolved_path> により参"
"照されるバッファに格納される。 結果として返るパスの中には、シンボリックリンク"
"や I</./>, I</../> といった要素は含まれない。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 05:30+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:42+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"B<shm_open>() の動作は B<open>(2) とよく似ている。 I<name> で作成したりオー"
"プンしたりする共有メモリ・オブジェクトを指定する。 移植性を持たせるためには、"
"共有メモリ・オブジェクトは I</somename> という形式の名前で識別し、 その名前"
-"は、最大で B<NAME_MAX> (すなわち 255) 文字の NULL 終端された文字列で、 スラッ"
+"は、最大で B<NAME_MAX> (すなわち 255) 文字のヌル終端された文字列で、 スラッ"
"シュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式 にすべきである。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 06:03+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:42+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"メッセージキュー記述子 (message queue descriptor)> (I<mqd_t>) を返す。これ以"
"降のコールでは、オープンされたメッセージキューは I<メッセージキュー記述子> を"
"使って参照される。 各メッセージキューは I</somename> の形の名前で区別すること"
-"ができる。 その名前は、最大で B<NAME_MAX> (すなわち 255) 文字の NULL 終端され"
+"ができる。 その名前は、最大で B<NAME_MAX> (すなわち 255) 文字のヌル終端され"
"た文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式で"
"ある。 B<mq_open>(3) に同じ名前を渡すことで、2つのプロセスで同一のキューを "
"操作することができる。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-27 01:54+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:17+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"All the other fields in the structure pointed to by I<hints> must contain "
"either 0 or a null pointer, as appropriate."
msgstr ""
-"I<hints> が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 か NULL ポインタを適"
+"I<hints> が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 かヌルポインタを適"
"切に入れなければならない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/gethostbyname.3:263
msgid ""
"An array of alternative names for the host, terminated by a null pointer."
-msgstr "ホストの別名の配列。配列は NULL ポインタで終端される。"
+msgstr "ホストの別名の配列。配列はヌルポインタで終端される。"
#. type: TP
#: build/C/man3/gethostbyname.3:263 build/C/man3/getipnodebyname.3:217
"An array of pointers to network addresses for the host (in network byte "
"order), terminated by a null pointer."
msgstr ""
-"ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列は NULL ポインタで終端さ"
+"ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列はヌルポインタで終端さ"
"れる。 ネットワークアドレスはネットワークバイトオーダ形式である。"
#. type: TP
"may point at static data, see the notes below."
msgstr ""
"B<gethostbyname>() および B<gethostbyaddr>() 関数は I<hostent> 構造体を返"
-"す。エラーが起こったら NULL ポインタを返す。エラーの際には I<h_errno> 変数が"
+"す。エラーが起こったらヌルポインタを返す。エラーの際には I<h_errno> 変数が"
"エラーの番号を保持する。 返り値が NULL でない場合、静的データをポインタで指し"
"ていることもある。 以下の「注意」を参照すること。"
"array is terminated by a null pointer."
msgstr ""
"これは、そのホストのオフィシャルでない別名へのポインターの配列である。 配列"
-"は NULL ポインターで終端する。"
+"はヌルポインターで終端する。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getipnodebyname.3:239
"the network host. The array is terminated by a null pointer."
msgstr ""
"これはひとつ以上のポインターの配列で、 それぞれのポインターは、 そのネット"
-"ワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。 この配列は NULL ポイ"
+"ワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。 この配列はヌルポイ"
"ンターで終端する。"
#. Not in POSIX.1-2001.
"アドレス構造体 (I<sockaddr_in> 型または I<sockaddr_in6> 型) へのポインタであ"
"る。 I<salen> は I<sa> のサイズである。 I<host> と I<serv> 引き数は、(それぞ"
"れサイズが I<hostlen> と I<servlen> の) 呼び出し側で確保されたバッファへのポ"
-"インタであり、 ホスト名とサービス名を含む NULL 終端された文字列が それぞれの"
+"インタであり、 ホスト名とサービス名を含むヌル終端された文字列が それぞれの"
"バッファに格納される。"
#. type: Plain text
"buffer lengths. On error, one of the following nonzero error codes is "
"returned:"
msgstr ""
-"成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前が NULL 終端さ"
+"成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前がヌル終端さ"
"れた文字列の形式でそれぞれの指定バッファに返される (バッファの長さにあうよう"
"に縮められるかもしれない)。 エラーの場合は、以下の 0 以外のエラー・コードが返"
"される:"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getnetent.3:123
msgid "A NULL-terminated list of alternative names for the network."
-msgstr "ネットワークの別名からなるリスト。 リストは NULL で終端される。"
+msgstr "ネットワークの別名からなるリスト。 リストはヌルで終端される。"
#. type: TP
#: build/C/man3/getnetent.3:123
msgstr ""
"B<getnetent>(), B<getnetbyname>(), B<getnetbyaddr>() 関数は、静的に割り当て"
"られた I<netent> 構造体へのポインタを返す。 エラーが起こったり、ファイルの末"
-"尾に達した場合は NULL ポインタを返す。"
+"尾に達した場合はヌルポインタを返す。"
#. type: TP
#: build/C/man3/getnetent.3:142 build/C/man5/networks.5:71
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getprotoent.3:120
msgid "A NULL-terminated list of alternative names for the protocol."
-msgstr "プロトコルの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。"
+msgstr "プロトコルの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。"
#. type: TP
#: build/C/man3/getprotoent.3:120
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getservent.3:136
msgid "A NULL-terminated list of alternative names for the service."
-msgstr "サービスの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。"
+msgstr "サービスの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。"
#. type: TP
#: build/C/man3/getservent.3:136
msgstr ""
"I<spkt_family> はデバイスのタイプ、 I<spkt_protocol> は I<E<lt>sys/if_ether."
"hE<gt>> で定義されている IEEE 802.3 プロトコルタイプ、 I<spkt_device> はデバ"
-"イスの名前を NULL 終端された文字列で与えたもの (例: eth0) である。"
+"イスの名前をヌル終端された文字列で与えたもの (例: eth0) である。"
#. type: Plain text
#: build/C/man7/packet.7:583
msgstr ""
"B<setnetgrent>() コールは、この後で呼ばれる B<getnetgrent>() コールが検索す"
"るネットグループを定める。 B<getnetgrent>() 関数はネットグループの次のエント"
-"リを取得し、 I<host>, I<user>, I<domain> にポインタを入れて返る。 NULL ポイン"
+"リを取得し、 I<host>, I<user>, I<domain> にポインタを入れて返る。ヌルポイン"
"タは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。 得られたポイ"
"ンタは、ネットグループ関係の関数のいずれかが呼ばれるまでの 間だけ有効である。"
"この問題を避けるためには GNU 拡張の関数 B<getnetgrent_r>() を使うとよい。こ"
"returned by B<getsockname>(2), B<getpeername>(2), and B<accept>(2), its "
"length is"
msgstr ""
-"I<pathname (パス名)>: B<bind>(2) を使って、UNIX ドメインソケットを NULL 終端"
+"I<pathname (パス名)>: B<bind>(2) を使って、UNIX ドメインソケットをヌル終端"
"されたファイルシステム上の パス名に結び付けることができる。 B<getsockname>"
"(2), B<getpeername>(2), B<accept>(2) がソケットのアドレスを返す際には、その長"
"さは"
#. type: Plain text
#: build/C/man7/unix.7:91
msgid "and I<sun_path> contains the null-terminated pathname."
-msgstr "であり、 I<sun_path> に NULL 終端されたパス名が格納される。"
+msgstr "であり、 I<sun_path> にヌル終端されたパス名が格納される。"
#. There is quite some variation across implementations: FreeBSD
#. says the length is 16 bytes, HP-UX 11 says it's zero bytes.
"(sa_family_t))> bytes of I<sun_path>. The abstract socket namespace is a "
"nonportable Linux extension."
msgstr ""
-"I<abstract (抽象)>: 抽象ソケットアドレスは、 I<sun_path[0]> が NULL バイト\n"
+"I<abstract (抽象)>: 抽象ソケットアドレスは、 I<sun_path[0]> がヌルバイト\n"
"(\\(aq\\e0\\(aq) であることで区別される。この名前空間におけるソケットのアドレ"
"ス\n"
"は、 I<sun_path> の残りのバイトの、アドレス構造体の指定された長さの範囲で表"
"さ\n"
-"れる (名前中の NULL バイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステム"
+"れる (名前中のヌルバイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステム"
"の\n"
"パス名とは何の関係もない。 B<getsockname>(2), B<getpeername>(2),\n"
"B<accept>(2) が抽象ソケットのアドレスを返す際には、返される I<addrlen> は\n"
"アドレスに明示的にバインドされていないソケットに対して\n"
"B<SO_PASSCRED> ソケットオプションが指定されていた場合、\n"
"そのソケットは抽象アドレスに自動的にバインドされる。\n"
-"このアドレスは、1 個の NULL バイトの後に、文字集合 I<[0-9a-f]> のバイトが\n"
+"このアドレスは、1 個のヌルバイトの後に、文字集合 I<[0-9a-f]> のバイトが\n"
"5 個続く形式である。したがって、自動的にバインドされるアドレス数には\n"
"2^20 個という上限が存在する。\n"
"(Linux 2.1.15 以降で、自動バインド機能が追加されたときには、\n"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 04:38+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:46+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"名を継承する。 B<pthread_setname_np>() 関数を使うとスレッドに固有の名前を設定"
"することができる。 スレッド固有の名前はマルチスレッド・アプリケーションのデ"
"バッグに便利である。 スレッド名は意味のある C 言語の文字列である。 その長さ"
-"は 16 文字に限定されており、 終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) も 16 文字に"
+"は 16 文字に限定されており、 終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) も 16 文字に"
"含まれる。 I<thread> 引き数で名前を変更するスレッドを指定する。 I<name> には"
"新しい名前を指定する。"
"I<thread> 引き数は名前を取得するスレッドを指定する。 バッファ I<name> はス"
"レッド名を返すのに使用される。 I<len> には I<name> の大きさをバイトで指定す"
"る。 I<name> で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。 "
-"出力バッファに返されたスレッド名は NULL 終端される。"
+"出力バッファに返されたスレッド名はヌル終端される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/pthread_setname_np.3:79
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:41+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:47+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"B<putgrent>() 関数は B<fgetgrent>(3) の逆である。 この関数は与えられた "
"I<struct group> を I<fp> で指されるファイルに書き込む。 グループメンバのリス"
-"トは、NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。"
+"トは、 NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/putgrent.3:31
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:41+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:17+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"in I<pglob-E<gt>pathv>. The reserved slots contain null pointers."
msgstr ""
"I<pglob-E<gt>pathv> の文字列リストの先頭に I<pglob-E<gt>gl_offs> スロット分の"
-"領域を予約する。 予約されたスロットには NULL ポインタが入る。"
+"領域を予約する。 予約されたスロットにはヌルポインタが入る。"
#. type: TP
#: build/C/man3/glob.3:118
msgstr ""
"呼び出しが成功して戻った場合 I<pglob-E<gt>gl_pathc> にはマッチしたパス名が含"
"まれ、 I<pglob-E<gt>gl_pathv> はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポイ"
-"ンタとなる。 ポインタのリストは NULL ポインタで終端される。"
+"ンタとなる。 ポインタのリストはヌルポインタで終端される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/glob.3:254
"I<regex> is NULL, no operation is performed and the pattern buffer's "
"contents are not altered."
msgstr ""
-"B<re_comp>() は、 I<regex> で示される NULL で終端された正規表現をコンパイル"
+"B<re_comp>() は、 I<regex> で示されるヌルで終端された正規表現をコンパイル"
"するために使用される。 コンパイルされたパターンは静的な領域を使用しており、そ"
"のパターンバッファ は以降の B<re_comp>() の使用によって上書きされる。 もし "
"I<regex> が NULL ならば何の操作も行われず、パターンバッファの内容は 置き換え"
"B<re_exec>() is used to assess whether the null-terminated string pointed "
"to by I<string> matches the previously compiled I<regex>."
msgstr ""
-"B<re_exec>() は、 I<string> が指す NULL で終端された文字列が前回コンパイルさ"
+"B<re_exec>() は、 I<string> が指すヌルで終端された文字列が前回コンパイルさ"
"れた I<regex> にマッチするかどうかを評価するために使用される。"
#. type: Plain text
"にとる。 この関数は、ヌル文字で終端されたエラーメッセージ文字列を格納するのに"
"必要な I<errbuf> のサイズを返す。もし I<errbuf> と I<errbuf_size> の両方が非 "
"0 値であれば、 I<errbuf> には最初の I<errbuf_size - 1> 文字分にエラーメッセー"
-"ジと終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) が収まるように代入される。"
+"ジと終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) が収まるように代入される。"
#. type: SS
#: build/C/man3/regex.3:239
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:41+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:18+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"B<xdr_reference>() does not. Thus, B<xdr_pointer>() can represent "
"recursive data structures, such as binary trees or linked lists."
msgstr ""
-"B<xdr_reference>() と同様であるが、これが NULL ポインターを番号化するのに対"
+"B<xdr_reference>() と同様であるが、これがヌルポインターを番号化するのに対"
"して B<xdr_reference>() はそうしない点が異なっている。これにより、 "
"B<xdr_pointer>() は二分木や連結リストのような再帰的なデータ構造体を 表現でき"
"る。"
"Warning: this routine does not understand null pointers. Use B<xdr_pointer>"
"() instead."
msgstr ""
-"警告: このルーティンは NULL ポインターを理解することができない。かわりに "
+"警告: このルーティンはヌルポインターを理解することができない。かわりに "
"B<xdr_pointer>() を使用すること。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:42+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:48+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"The field I<key> points to a null-terminated string which is the search "
"key. The field I<data> points to data that is associated with that key."
msgstr ""
-"フィールド I<key> は検索キーとなる NULL 終端された文字列を指す。 フィールド "
+"フィールド I<key> は検索キーとなるヌル終端された文字列を指す。 フィールド "
"I<data> は、このキーに対応するデータを指す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/tsearch.3:294
msgid "B<bsearch>(3), B<hsearch>(3), B<lsearch>(3), B<qsort>(3)"
msgstr "B<bsearch>(3), B<hsearch>(3), B<lsearch>(3) B<qsort>(3)"
-
-#~ msgid "2013-07-22"
-#~ msgstr "2013-07-22"
-
-#~ msgid "2012-08-03"
-#~ msgstr "2012-08-03"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:42+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:49+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"passing the same name to B<sem_open>(3)."
msgstr ""
"名前付きセマフォは I</somename> という形式の名前で識別される。 その名前は、最"
-"大で B<NAME_MAX>I<-4> (すなわち 251) 文字の NULL 終端された文字列で、 スラッ"
+"大で B<NAME_MAX>I<-4> (すなわち 251) 文字のヌル終端された文字列で、 スラッ"
"シュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。 B<sem_open>"
"(3) に同じ名前を渡すことにより、2 つのプロセス間で同じ名前のセマフォ に対し"
"操作を行うことができる。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 03:26+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:50+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"呼び出し元スレッドのプロセス名を I<(char\\ *) arg2> が指す場所に格納された値"
"を使って設定する。 名前は最大で 16 バイトであり、 それより少ないバイト数の場"
-"合は NULL で終端すべきである。 これは、 B<pthread_setname_np>(3) で設定で"
+"合はヌルで終端すべきである。 これは、 B<pthread_setname_np>(3) で設定で"
"き、 B<pthread_getname_np>(3) で取得できるのと同じ属性である。 同様に、 "
"I<tid> が呼び出し元スレッドの ID の場合、 この属性は I</proc/self/task/[tid]/"
"comm> 経由でもアクセス可能である。"
msgstr ""
"呼び出し元スレッドの名前を I<(char\\ *) arg2> が指す場所に格納して返す。 バッ"
"ファは最大で 16 バイトを格納できるようにすべきである。 返される文字列は、長さ"
-"が 16 バイトより短い場合は NULL 終端される。"
+"が 16 バイトより短い場合はヌル終端される。"
#. type: TP
#: build/C/man2/prctl.2:260
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 06:48+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:19+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getifaddrs.3:91
msgid "The I<ifa_name> points to the null-terminated interface name."
-msgstr "I<ifa_name> は NULL 終端されたインターフェース名を指す。"
+msgstr "I<ifa_name> はヌル終端されたインターフェース名を指す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getifaddrs.3:100
msgstr ""
"I<ifa_addr> フィールドは、インターフェースのアドレスを格納した構造体へのポイ"
"ンタである (I<sa_family> サブフィールドを参照して、アドレス構造体の形式を判別"
-"すべきである)。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。"
+"すべきである)。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getifaddrs.3:116
msgstr ""
"I<ifa_netmask> フィールドには、 ネットマスクがあるアドレスファミリーであれ"
"ば、 I<ifa_addr> に関連付けられたネットマスクを格納した構造体へのポインタが入"
-"る。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。"
+"る。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getifaddrs.3:131
" char *if_name; /* Null-terminated name (\"eth0\", etc.) */\n"
msgstr ""
" unsigned int if_index; /* インターフェースのインデックス (1, 2, ...) */\n"
-" char *if_name; /* NULL 終端された名前 (\"eth0\" など) */\n"
+" char *if_name; /*ヌル終端された名前 (\"eth0\" など) */\n"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/if_nameindex.3:65
"indicated by entry with I<if_index> set to zero and I<ifa_name> set to NULL."
msgstr ""
"I<if_index> フィールドにはインターフェースのインデックスが入る。 I<ifa_name> "
-"フィールドは NULL 終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 "
+"フィールドはヌル終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 "
"I<if_index> が 0 で I<ifa_name> が NULL のエントリで示される。"
#. type: Plain text
"it will contain the length of the control message sequence."
msgstr ""
"I<msg_name> と I<msg_namelen> は、ソケットが接続されていない場合に送信元のア"
-"ドレスを指定する。 名前が必要ない場合には I<msg_name> に NULL ポインタを指定"
+"ドレスを指定する。 名前が必要ない場合には I<msg_name> にヌルポインタを指定"
"する。 I<msg_iov> と I<msg_iovlen> フィールドは B<readv>(2) に記述されている"
"ような分解/結合用のベクトル (scatter-gather locations) を指定する。 "
"I<msg_control> フィールドは I<msg_controllen> の長さを持ち、他のプロトコル制"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:42+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:51+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"I<kb_string> is set to the (null-terminated) string corresponding to the "
"I<kb_func>th function key action code."
msgstr ""
-"I<kb_func> 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端"
+"I<kb_func> 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (ヌルで終端"
"された) 文字列が I<kb_string> に設定される。"
#. type: TP
msgstr ""
"受信ワードサイズを設定する。 設定できる値は 1 〜 4 の範囲で、 このバイト数分"
"だけ 1 度に DSP56001 から受信する。 このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビッ"
-"トデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) "
+"トデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) "
"で埋められたりする。"
#. type: IP
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 03:26+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:55+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"needed."
msgstr ""
"B<asprintf>() 関数と B<vasprintf>() 関数とは、それぞれ B<sprintf>(3) 関数"
-"と B<vsprintf>(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端の NULL バイト "
+"と B<vsprintf>(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端のヌルバイト "
"(\\(aq\\e0\\(aq) も含めて) 保持するのに十分な大きさのメモリを確保し、 最初の"
"引数にその文字列へのポインタを返す。 このポインタは、不要になったら B<free>"
"(3) に渡し、割り当てられた記憶領域を解放すべきである。"
"If the I<stream> argument is NULL, B<fflush>() flushes I<all> open output "
"streams."
msgstr ""
-"I<stream> 引数が .BR NULL ならば、 B<fflush>() は開いているI<すべての>出力ス"
+"I<stream> 引数が NULL ならば、 B<fflush>() は開いているI<すべての>出力ス"
"トリームをフラッシュする。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<fgets>() は I<stream> から最大で I<size> - 1 個の文字を読み込み、 I<s> が"
"指すバッファに格納する。読み込みは B<EOF> または改行文字を読み込んだ後で停止"
-"する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端の NULL バイト (\\(aq"
+"する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端のヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) が一つバッファの中の最後の文字の後に書き込まれる。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"引き数 I<mode> は B<fopen>(3) の場合と同じである。 I<mode> で追記モード\n"
"(append mode) が指定された場合、ファイル位置の初期値は バッファ中の\n"
-"最初の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) の位置に設定される。\n"
+"最初のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) の位置に設定される。\n"
"それ以外の場合は、ファイル位置の初期値はバッファの先頭になる。 \n"
"glibc 2.9 以降では、文字 \\(aqb\\(aq を I<mode> の二番目の文字として指定\n"
"することができる。 この文字は「バイナリ」モードを指定するものである。\n"
"the buffer (and that I<size> counts that byte) to allow for this."
msgstr ""
"書き込み用にオープンされたストリームをフラッシュ (B<fflush>(3)) やクローズ "
-"(B<fclose>(3)) した時に、 (バッファに空きがあれば) NULL バイトがバッファの末"
+"(B<fclose>(3)) した時に、 (バッファに空きがあれば) ヌルバイトがバッファの末"
"尾に書き込まれる。 このようにするためには、呼び出し元は バッファに 1バイト余"
"裕を作る (I<size> にこの 1バイトを含めた値を指定する) 必要がある。"
"the buffer will only indicate end-of-file when the file pointer advances "
"I<size> bytes past the start of the buffer."
msgstr ""
-"読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内に NULL バイト (\\(aq"
+"読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内にヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) があっても 読み出し操作がファイル末尾 (end-of-file) を返すことはな"
"い。 バッファからの読み出しでファイル末尾が返るのは、 ファイルポインタがバッ"
"ファの先頭から I<size> バイトを越えて先に進もうとした場合だけである。"
"A null byte is maintained at the end of the buffer. This byte is I<not> "
"included in the size value stored at I<sizeloc>."
msgstr ""
-"バッファ末尾の NULL バイトは保持される。 この NULL バイトは I<sizeloc> に格納"
+"バッファ末尾のヌルバイトは保持される。 このヌルバイトは I<sizeloc> に格納"
"されるサイズには「含まれない」。"
#. type: Plain text
"to append at the end of the stream."
msgstr ""
"B<fmemopen>() に追記モード (\"a\" や \"a+\") を指定すると、\n"
-"ファイル位置の初期値は最初の NULL バイトに設定されるが、(ファイル\n"
+"ファイル位置の初期値は最初のヌルバイトに設定されるが、(ファイル\n"
"オフセットをストリームの末尾以外の位置に再設定した場合)それ以降の\n"
"書き込みではストリームの末尾への追記が行われる訳ではない。"
"B<fmemopen>() sets the file position to -1."
msgstr ""
"B<fmemopen>() の I<mode> 引き数に追記モード (\"a\" や \"a+\") を指定し、\n"
-"I<size> 引き数で指定した範囲の I<buf> 内に NULL バイトがない場合、\n"
+"I<size> 引き数で指定した範囲の I<buf> 内にヌルバイトがない場合、\n"
"POSIX.1-2008 では、ファイル位置の初期値はバッファの末尾の直後の\n"
"バイトに設定すべきとされている。しかし、glibc の B<fmemopen>() では\n"
"この場合ファイル位置は -1 に設定される。"
"bytes in the line read."
msgstr ""
"成功した場合、 B<getline>() と B<getdelim>() は読み込んだ文字数を返す。 文"
-"字数には区切り文字は含まれるが、終端に使う NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含"
-"まれない。 この値によって、読み込んだ行に含まれる NULL バイトを操作することが"
+"字数には区切り文字は含まれるが、終端に使うヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含"
+"まれない。 この値によって、読み込んだ行に含まれるヌルバイトを操作することが"
"できる。"
#. type: Plain text
"below)."
msgstr ""
"B<gets>() は、改行文字か B<EOF> までの 1行を I<stdin> から読み込み I<s> が指"
-"すバッファに格納する (末尾の改行文字や B<EOF> は NULL バイト (\\(aq"
+"すバッファに格納する (末尾の改行文字や B<EOF> はヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) に置き換えられる)。 バッファオーバーランのチェックは行われない (下"
"記の「バグ」を参照)。"
"B<lseek>() 関数は、オフセットをファイルの末尾を越えた位置に設定できる (但"
"し、これによりファイルのサイズが変わらない)。 もしデータがこのオフセット位置"
"以降に書き込まれた場合、 間の空隙の部分 (\"穴 (hole)\") の読み出しがあると、 "
-"実際にそこにデータを書き込まれるまでは NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) の列が返"
+"実際にそこにデータを書き込まれるまではヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) の列が返"
"される。"
#. type: SS
msgstr ""
"関数 B<perror>() は、システムコールやライブラリ関数の呼び出しにおいて、最後"
"に発生した エラーに関する説明メッセージを生成し、標準エラー出力に出力する。 "
-"(I<s> が NULL でなく、 I<*s> が NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) でない場合には) "
+"(I<s> が NULL でなく、 I<*s> がヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) でない場合には) "
"引き数の文字列 I<s> がまず出力され、続いてコロン、空白が出力され、 それから"
"メッセージと改行が出力される。"
"underlying file descriptor; see the description of the B<O_CLOEXEC> flag in "
"B<open>(2) for reasons why this may be useful."
msgstr ""
-"I<command> 引き数は、シェルのコマンドラインを含む NULL 終端された文字列へのポ"
+"I<command> 引き数は、シェルのコマンドラインを含むヌル終端された文字列へのポ"
"インタである。 このコマンドは B<-c> フラグを用いて I</bin/sh> に渡される。 コ"
"マンドの解釈は (もし必要ならば) シェルによって行われる。 I<type> 引き数は、"
-"NULL 終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \\(aqr\\(aq か、書き"
+"ヌル終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \\(aqr\\(aq か、書き"
"込みを示す文字 \\(aqw\\(aq の どちらか一方を指定しなければならない。 glibc "
"2.9 以降では、この引き数に文字 \\(aqe\\(aq を追加で指定できる。 文字 \\(aqe"
"\\(aq を指定すると、 対応するファイルディスクリプタにおいて、 close-on-exec "
"(including the terminating null byte (\\(aq\\e0\\(aq)) to I<str>."
msgstr ""
"B<snprintf>() と B<vsnprintf>() は最大で I<size> バイトを I<str> に書き込"
-"む (I<size> には文字列を終端する NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) もを含まれる)。"
+"む (I<size> には文字列を終端するヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) もを含まれる)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/printf.3:134
"printed (excluding the null byte used to end output to strings)."
msgstr ""
"成功時には、上記の関数は書き込まれた文字数を返す (文字列の最後を示すために使"
-"用する NULL バイトは数に含まれない)。"
+"用するヌルバイトは数に含まれない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/printf.3:171
"also below under NOTES.)"
msgstr ""
"B<snprintf>() と B<vsnprintf>() は、 I<size> バイトを越える文字数を書き込ま"
-"ない (I<size> には文字列を終端する NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) も含まれ"
+"ない (I<size> には文字列を終端するヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) も含まれ"
"る)。 この制限によって出力が切り詰められた場合には、 もし十分なスペースがあれ"
-"ば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端する NULL バイトを除く) を返"
+"ば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端するヌルバイトを除く) を返"
"す。 従って、返り値が I<size> 以上だった場合、出力が切り詰められたことを意味"
"する (後述の注意も参照のこと)。"
msgstr ""
"B<l> 修飾子がない場合、 引き数は I<const char\\ *> 型で文字型の配列へのポイン"
"タ (文字列へのポインタ) であることが 期待されている。配列中の文字は、終端の "
-"NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されな"
+"ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されな"
"い)。 精度が指定されていると、指定された字数以上は出力されない。 精度が指定さ"
"れた場合には、終端バイトが存在する必要はない。 精度が指定されていなかったり、"
-"精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端の NULL バイトを含んでい"
+"精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端のヌルバイトを含んでい"
"なければならない。"
#. type: Plain text
"字の配列へのポインタであることが期待されている。 配列中のワイド文字は (1文字"
"毎に B<wcrtomb>(3) を呼び出して) マルチバイト文字に変換される (最初のワイド"
"文字の変換の前に B<wcrtomb>() のシフト状態を初期状態に戻してから変換は行われ"
-"る)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端する NULL ワイド文字が 出てくる"
-"まで行われ、終端 NULL ワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列"
-"は、終端の NULL バイトが出てくるまで 出力される (終端の NULL バイトは出力され"
+"る)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端するヌルワイド文字が 出てくる"
+"まで行われ、終端ヌルワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列"
+"は、終端のヌルバイトが出てくるまで 出力される (終端のヌルバイトは出力され"
"ない)。 精度が指定された場合、指定されたバイト数以上には出力されない。 但し、"
"マルチバイト文字の一部分だけが出力されることはない。 精度は「バイト」数を指定"
"するものであり、「ワイド文字」数や 「画面での位置」を指定するものではないこと"
"に注意。 精度が指定されていて、さらに出力が配列の末尾に達する前に出力バイト数"
-"が 精度の値を超える場合だけは、配列は NULL ワイド文字で終端されていなくてもよ"
-"い。 それ以外の場合は、必ず配列は NULL ワイド文字で終端されていなければならな"
+"が 精度の値を超える場合だけは、配列はヌルワイド文字で終端されていなくてもよ"
+"い。 それ以外の場合は、必ず配列はヌルワイド文字で終端されていなければならな"
"い。"
#. type: TP
"B<fputs>() writes the string I<s> to I<stream>, without its terminating "
"null byte (\\(aq\\e0\\(aq)."
msgstr ""
-"B<fputs>() は、文字列 I<s> を I<stream> に書き込む。 文字列終端の NULL バイ"
+"B<fputs>() は、文字列 I<s> を I<stream> に書き込む。 文字列終端のヌルバイ"
"ト (\\(aq\\e0\\(aq) は出力しない。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<readlink>() は I<pathname> で与えられたシンボリックリンクの内容を I<buf> "
"バッファーへ格納する、 I<buf> のサイズは I<bufsiz> である。 B<readlink>() "
-"は NULL バイトを I<buf> に追加しない。 その内容全てを格納するのにバッファーが"
+"はヌルバイトを I<buf> に追加しない。 その内容全てを格納するのにバッファーが"
"小さ過ぎる場合は、 (I<bufsiz> バイトの長さに) 内容を切り詰める。"
#. type: SS
"一致しない文字が見つかるか、のどちらかに なると、文字の読み込みを停止する。 "
"ほとんどの変換では、先頭のホワイトスペース文字は捨てられ (例外については後述"
"する)、 捨てられたこれらの文字は最大フィールド幅の計算には含まれない。 文字列"
-"の入力変換では、入力の末尾を示す終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) も格納さ"
+"の入力変換では、入力の末尾を示す終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) も格納さ"
"れるが、最大フィールド幅にはこの終端バイトは含まれない。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"ホワイトスペースではない文字で構成された文字列に対応する。 次のポインタは文字"
"の配列へのポインタでなければならず、 その文字配列は、入力された文字列と (自動"
-"的に追加される) 終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) を格納するのに十分な大き"
+"的に追加される) 終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) を格納するのに十分な大き"
"さでなければならない。 文字列の入力は、ホワイトスペースが入力されるか、最大"
"フィールド幅に 達するか、のどちらかが起こると停止される。"
msgstr ""
"I<「最大フィールド幅」> (デフォルトは 1) で指定された幅の文字の列に対応す"
"る。 次のポインタは I<char> へのポインタで、すべての文字を格納するのに十分な"
-"領域が なければならない (終端の NULL バイトは追加されない)。 通常行われる先頭"
+"領域が なければならない (終端のヌルバイトは追加されない)。 通常行われる先頭"
"のホワイトスペースの読み飛ばしは行われない。 先頭のホワイトスペースを読み飛ば"
"すためには、 フォーマット文の中で明示的にスペースを使用すれば良い。"
msgstr ""
"格納された文字列のうちから取り出された、 指定された文字の集合で構成される空で"
"はない文字の列に対応する。 次のポインタは I<char> へのポインタでなければなら"
-"ず、 そこには文字列中のすべての文字と終端の NULL バイト を格納するための十分"
+"ず、 そこには文字列中のすべての文字と終端のヌルバイト を格納するための十分"
"な領域がなければならない。 通常行われる先頭のホワイトスペースの読み飛ばしは行"
"われない。 この文字列は特別な集合の中の文字で構成されている。 この集合は 開き"
"括弧 B<[> と閉じ括弧 B<]> の間の文字で定義される。 開き括弧のあとの最初の文字"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 03:28+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:58+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"single slash."
msgstr ""
"B<canonicalize_file_name>() 関数は I<path> に対応する正規化された絶対パス名を"
-"示す NULL 終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、"
+"示すヌル終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、"
"パス名に含まれる I<.> や I<..> は展開される。連続するスラッシュ (I</>) 文字は"
"スラッシュ一つに置換される。"
"B<canonicalize_file_name>() returns NULL and sets I<errno> to indicate the "
"error."
msgstr ""
-"成功すると、 B<canonicalize_file_name>() は NULL 終端された文字列を返す。エ"
+"成功すると、 B<canonicalize_file_name>() はヌル終端された文字列を返す。エ"
"ラーの場合 (例えば、パス名の中に読み込めなかったり存在しないパスが含まれてい"
"る場合など)、 B<canonicalize_file_name>() は NULL を返し、 I<errno> にエラー"
"内容を示す値を設定する。"
"set to 0. If I<number> is zero, it is unspecified whether I<*decpt> is 0 or "
"1."
msgstr ""
-"関数 B<ecvt>() は I<number> を NUL 文字で終端された I<ndigits> 文字の文字列"
+"関数 B<ecvt>() は I<number> をヌル文字で終端された I<ndigits> 文字の文字列"
"へ変換し、その文字列へのポインタを返す (I<ndigits> が I<double> の精度によっ"
"て決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が I<ndigits> の"
"値となる)。 I<number> が 0 でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁"
"terminated ASCII string and stores the result in I<buf>. It produces "
"I<ndigit> significant digits in either B<printf>(3) F format or E format."
msgstr ""
-"関数 B<gcvt>() は、 I<number> を、最短の長さの NULL 終端された ASCII 文字列"
+"関数 B<gcvt>() は、 I<number> を、最短の長さのヌル終端された ASCII 文字列"
"へ変換し、変換後の文字列を I<buf> に格納する。 B<printf>(3) の F フォーマッ"
"トや E フォーマットのように I<ndigit> 桁の 有効数字を生成する。"
"I<s> が NULL でなければ、 B<mblen>() 関数は I<s> から始まる最大 I<n> バイト"
"のマルチバイト文字列を検査して、 次の完全なマルチバイト文字を取り出す。これに"
"は B<mblen>() 関数のみが使用する静的で名前のないシフト状態が使用される。 マ"
-"ã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aルワイド文字でなければ I<s> から消費される バイト数を返す。"
-"ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aルワイド文字ならば 0 を返す。"
+"ã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cルワイド文字でなければ I<s> から消費される バイト数を返す。"
+"ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cルワイド文字ならば 0 を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/mblen.3:57
"returns -1, if an invalid multibyte sequence was encountered or if it "
"couldn't parse a complete multibyte character."
msgstr ""
-"B<mblen>() é\96¢æ\95°ã\81¯ I<s> ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8aルワイド文字以外"
-"ã\82\92確èª\8dã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\81«ã\81¯ã\81\9dã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82 ã\83\8aルワイド文字を確認した場合にはゼロを"
+"B<mblen>() é\96¢æ\95°ã\81¯ I<s> ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8cルワイド文字以外"
+"ã\82\92確èª\8dã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\81«ã\81¯ã\81\9dã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82 ã\83\8cルワイド文字を確認した場合にはゼロを"
"返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できな"
"かった場合には -1 を返す。"
"of wide characters written to I<dest>, excluding the terminating null wide "
"character, is returned."
msgstr ""
-"マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に "
-"変換された場合。この場合は終端の NULL ワイド文字を除いて I<dest> に書き込まれ"
+"マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に "
+"変換された場合。この場合は終端のヌルワイド文字を除いて I<dest> に書き込まれ"
"た文字数を返す。"
#. type: Plain text
"encountered, I<(size_t)\\ -1> is returned."
msgstr ""
"B<mbstowcs>() 関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。 終端の"
-"ã\83\8aルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には I<"
+"ã\83\8cルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には I<"
"(size_t)\\ -1> を返す。"
#. type: Plain text
"の場合は B<mbtowc>() 関数は I<s> から始まる 最大 I<n> バイトのマルチバイト文"
"字列を検査して、次の完全なマルチバイト 文字を取り出し、それをワイド文字に変換"
"して I<*pwc> に格納する。 同時に mbtowc 関数のみが使用する内部状態を更新す"
-"る。I<s> が NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) 以外を指している場合は、I<s> から消"
-"費するバイト数を返す。 I<s> が NULL バイトを指している場合には 0 を返す。"
+"る。I<s> がヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) 以外を指している場合は、I<s> から消"
+"費するバイト数を返す。 I<s> がヌルバイトを指している場合には 0 を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/mbtowc.3:64
"upon failure."
msgstr ""
"I<s> が NULL でなければ B<mbtowc>() 関数は I<s> から消費した バイト数を、"
-"I<s> ã\81\8cã\83\8aル文字を指している場合はゼロを、 変換に失敗した場合は -1 を返す。"
+"I<s> ã\81\8cã\83\8cル文字を指している場合はゼロを、 変換に失敗した場合は -1 を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/mbtowc.3:113
"I<response> should be a null-terminated string containing a user-supplied "
"response, perhaps obtained with B<fgets>(3) or B<getline>(3)."
msgstr ""
-"I<response> にはユーザからの応答を格納した NULL 終端文字列が入っている必要が"
+"I<response> にはユーザからの応答を格納したヌル終端文字列が入っている必要が"
"ある。 たいていは、 B<fgets>(3) や B<getline>(3) で取り込んだものであろう。"
#. type: Plain text
"conversion ends in the initial state. The number of bytes written to "
"I<dest>, excluding the terminating null byte (\\(aq\\e0\\(aq), is returned."
msgstr ""
-"3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を含めて完全に変換"
+"3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を含めて完全に変換"
"された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、 I<dest> に書き込まれたバイ"
-"ト数を返す (終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含まれない)。"
+"ト数を返す (終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含まれない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcstombs.3:66
"byte. If a wide character was encountered which could not be converted, I<"
"(size_t)\\ -1> is returned."
msgstr ""
-"B<wcstombs>() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8aル文字"
+"B<wcstombs>() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8cル文字"
"は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には I<(size_t)\\ -1> を"
"返す。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 03:29+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 07:01+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"are not necessarily null-terminated. See the individual man pages for "
"descriptions of each function."
msgstr ""
-"これらの関数は NULL 終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数"
+"これらの関数はヌル終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数"
"の詳しい説明は、それぞれの man ページを参照すること。"
#. type: SH
"The terminating null byte (\\(aq\\e0\\(aq) is considered to be a part of the "
"strings."
msgstr ""
-"文字列を終端する NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は、文字列の一部とみなされる。"
+"文字列を終端するヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は、文字列の一部とみなされる。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/index.3:62
"はそのことを知っている)、最適化した方法で I<c> の検索を実行する (すなわ\n"
"ち、検索範囲の上限を示す引き数も使用されない)。I<c> が見つからなかった\n"
"場合、その結果はどうなるか分からない。次に示す呼び出しは、文字列終端の\n"
-"NULL バイトの位置を特定する高速な手段である。"
+"ヌルバイトの位置を特定する高速な手段である。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/memchr.3:103
"I<dest>. The strings may not overlap, and the destination string I<dest> "
"must be large enough to receive the copy."
msgstr ""
-"B<stpcpy>() 関数は、I<src> で指された文字列を (文字列を終端する NULL バイト "
+"B<stpcpy>() 関数は、I<src> で指された文字列を (文字列を終端するヌルバイト "
"(\\(aq\\e0\\(aq) を含めて) I<dest> で指された配列にコピーする。 文字列は重複"
"してはならず、コピー先の文字列 I<dest> はコピーを受け取る のに十分大きくなく"
"てはならない。"
"the address of the terminating null byte) rather than the beginning."
msgstr ""
"B<stpcpy>() は、文字列 I<dest> の始まりではなく B<終り>を指すポインタ (すな"
-"わち、文字列を終端する NULL バイト) を返す。"
+"わち、文字列を終端するヌルバイト) を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/stpcpy.3:76
"(\\(aq\\e0\\(aq), If the length I<strlen(src)> is greater than or equal to "
"I<n>, the string pointed to by I<dest> will not be null-terminated."
msgstr ""
-"B<stpncpy>() 関数は I<src> が指している文字列から終端の NULL バイト (\\(aq"
+"B<stpncpy>() 関数は I<src> が指している文字列から終端のヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) を含めて最大 I<n> バイトを I<dest> にコピーする。長さ I<strlen"
-"(src)> が I<n> より小さい場合には I<dest> の残りの 部分には NULL バイト "
+"(src)> が I<n> より小さい場合には I<dest> の残りの 部分にはヌルバイト "
"(\\(aq\\e0\\(aq) 文字が埋められる。 長さ I<strlen(src)> が I<n> 以上ならば、 "
-"I<dest> が指す文字列は NULL で終端されていない。"
+"I<dest> が指す文字列はヌルで終端されていない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/stpncpy.3:76
"B<stpncpy>() returns a pointer to the terminating null byte in I<dest>, or, "
"if I<dest> is not null-terminated, I<dest>+I<n>."
msgstr ""
-"B<stpncpy>() は I<dest> の終端の NULL バイトを指すポインターを返すか、 "
-"I<dest> が NULL バイトで終端されていない場合には I<dest>+I<n> を返す。"
+"B<stpncpy>() は I<dest> の終端のヌルバイトを指すポインターを返すか、 "
+"I<dest> がヌルバイトで終端されていない場合には I<dest>+I<n> を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/stpncpy.3:96
"overruns are a favorite avenue for attacking secure programs>."
msgstr ""
"B<strcat>() 関数は、I<dest> 文字列の後に I<src> 文字列を付け加える。 その際"
-"に、I<dest> の最後にある終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は上書きされ、新"
-"たに生成された文字列の末尾に終端の NULL バイトが付与される。 二つの文字列 "
+"に、I<dest> の最後にある終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は上書きされ、新"
+"たに生成された文字列の末尾に終端のヌルバイトが付与される。 二つの文字列 "
"I<src> と I<dest> は重なってはならない。 また、文字列 I<dest> は、連結後の結"
"果を格納するのに 十分な大きさでなければならない。 I<dest> が十分な大きさでな"
"い場合、プログラムがどのような動作をするか分からない。 バッファオーバーランは"
"I<src> does not need to be null-terminated if it contains I<n> or more bytes."
msgstr ""
"I<src> が I<n> バイト以上の場合、 \n"
-"I<src> は NULL 終端されている必要はない。"
+"I<src> はヌル終端されている必要はない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/strcat.3:83
"As with B<strcat>(), the resulting string in I<dest> is always null-"
"terminated."
msgstr ""
-"B<strcat>() と同じく、I<dest> に格納される結果の文字列は常に NULL 終端され"
+"B<strcat>() と同じく、I<dest> に格納される結果の文字列は常にヌル終端され"
"る。"
#. type: Plain text
"size of I<dest> must be at least I<strlen(dest)+n+1>."
msgstr ""
"I<src> が I<n> バイト以上の場合、 B<strncat>() は I<dest> に I<n+1> \n"
-"バイトを書き込む (I<src> からの I<n> バイトと終端の NULL バイトである)。\n"
+"バイトを書き込む (I<src> からの I<n> バイトと終端のヌルバイトである)。\n"
"したがって、I<dest> の大きさは最低でも I<strlen(dest)+n+1> でなければ\n"
"ならない。"
"is not present in glibc and is not standardized by POSIX, but is available "
"on Linux via the I<libbsd> library."
msgstr ""
-"この関数は、 NULL 終端された文字列 I<src> を文字列 I<dest> に追加する。 具体"
+"この関数は、ヌル終端された文字列 I<src> を文字列 I<dest> に追加する。 具体"
"例には、 I<size> が I<strlen(dest)> より大きい場合には最大で I<size-strlen"
-"(dest)-1> バイトを I<src> からコピーし、 結果の末尾に終端の NULL バイトを追加"
+"(dest)-1> バイトを I<src> からコピーし、 結果の末尾に終端のヌルバイトを追加"
"する。 この関数では B<strcat>() のバッファオーバーランが発生するという問題が"
"修正されているが、 I<size> が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依"
"然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数は B<strlcat>() が作成しよう"
"\\e0\\(aq, these functions return a pointer to the terminator."
msgstr ""
"B<strchr>() と B<strrchr>() 関数は一致した文字へのポインタを返し、もし\n"
-"文字が見つからない場合は NULL を返す。終端の NULL バイトは文字列の一部と\n"
+"文字が見つからない場合は NULL を返す。終端のヌルバイトは文字列の一部と\n"
"みなされ、I<c> に \\(aq\\e0\\(aq が指定された場合には、これらの関数は\n"
-"終端の NULL バイトへのポインタを返す。"
+"終端のヌルバイトへのポインタを返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/strchr.3:104
"is available on Linux via the I<libbsd> library."
msgstr ""
"この関数は B<strncpy>() と同様だが、 最大でも I<size-1> バイトしか I<dest> に"
-"コピーをせず、 末尾への終端の NULL バイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ "
-"(の未使用部分) への NULL バイトの書き込みが行われない。 この関数では "
+"コピーをせず、 末尾への終端のヌルバイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ "
+"(の未使用部分) へのヌルバイトの書き込みが行われない。 この関数では "
"B<strcpy>() や B<strncpy>() の持つ問題のいくつかが修正されているが、 I<size> "
"が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する"
"必要がある。 この関数の返り値は I<src> の長さである。 これにより、 末尾の切り"
msgstr ""
"B<strndup>() 関数は同様であるが、最大で I<n> バイトを複製する。\n"
"I<s> が I<n> よりも長い場合、I<n> バイトだけが複製され、\n"
-"終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq)) が追加される。"
+"終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq)) が追加される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/strdup.3:111
"The string functions perform string operations on null-terminated strings. "
"See the individual man pages for descriptions of each function."
msgstr ""
-"文字列関数は、NULL 終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれ"
+"文字列関数は、ヌル終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれ"
"の関数の説明については個々のmanページを見よ。"
#. type: Plain text
"The B<strlen>() function calculates the length of the string I<s>, "
"excluding the terminating null byte (\\(aq\\e0\\(aq)."
msgstr ""
-"B<strlen>() 関数は文字列 I<s> の長さを計算する。 このとき、終端 NULL バイト "
+"B<strlen>() 関数は文字列 I<s> の長さを計算する。 このとき、終端ヌルバイト "
"(\\(aq\\e0\\(aq) は計算に含まれない。"
#. type: Plain text
"I<maxlen> bytes at I<s> and never beyond I<s+maxlen>."
msgstr ""
"B<strnlen>() 関数は I<s> が指す文字列の長さをバイト数で返す。 長さには\n"
-"終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含まない。 また長さは最大で\n"
+"終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は含まない。 また長さは最大で\n"
"I<maxlen> までであり、 B<strnlen>() は I<s> の最初の I<maxlen> バイト\n"
"のみを検査し I<s+maxlen> より先を検査することはない。"
"first I<maxlen> bytes pointed to by I<s>."
msgstr ""
"B<strnlen>() 関数は I<maxlen> 以下ならば I<strlen(s)> と同じ値を返す。\n"
-"I<s> の指す文字列が最大 I<maxlen> バイトまでに NULL バイト\n"
+"I<s> の指す文字列が最大 I<maxlen> バイトまでにヌルバイト\n"
"(\\(aq\\e0\\(aq) 文字を含まない場合には I<maxlen> を返す。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"I<*stringp> が NULL の場合、 B<strsep>() 関数は何もせずに NULL を返す。 さも"
"なければ、文字列 I<stringp> を I<delim> に含まれるいずれかのバイトで区切った"
-"トークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字を NULL バイト (\\(aq"
+"トークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字をヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) で上書きすることで 終端される。 I<*stringp> は切り出されたトークン"
"の次の位置を示すように更新される。 区切り文字が見つからない場合、I<*stringp> "
"文字列全体がトークンとして 扱われ、I<*stringp> は NULL となる。"
"\\e0\\(aq) are not compared."
msgstr ""
"B<strstr>() 関数は、部分文字列 I<needle> が文字列 I<haystack> 中 で最初に現"
-"れる位置を見つける。 文字列を終端 NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は比較されな"
+"れる位置を見つける。 文字列を終端ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は比較されな"
"い。"
#. type: Plain text
"containing the next token. This string does not include the delimiting "
"byte. If no more tokens are found, B<strtok>() returns NULL."
msgstr ""
-"B<strtok>() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納した NULL 終端\n"
+"B<strtok>() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納したヌル終端\n"
"された文字列へのポインタが返される。この文字列には区切りバイトは含まれ\n"
"ない。これ以上トークンが見つからなかった場合には、NULL が返される。"
"searching for the next token. In this case, B<strtok>() returns a pointer "
"to the start of the found token."
msgstr ""
-"各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端の NULL バイト (\\(aq"
+"各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端のヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) に達するまで文字列を前方に検索することで見つかる。 区切りバイトが"
"見つかった場合には、 現在のトークンの終わりを示すために、 見つかった区切りバ"
-"イトが NULL バイトで上書きされ、 B<strtok>() はポインタを次のバイトに設定す"
+"イトがヌルバイトで上書きされ、 B<strtok>() はポインタを次のバイトに設定す"
"る。 このポインタは、次のトークンを検索する際の開始点として使用される。 この"
"場合、 B<strtok>() は見つかったトークンの先頭へのポインタを返す。"
"は無視される。 言い換えると、 B<strtok>() が返すトークンは必ず空でない文字列"
"となる。 したがって、例えば \"I<aaa;;bbb,>\" という文字列が与えられたとする"
"と、 区切り文字列 \"I<;,>\" を指定した一連の B<strtok>() の呼び出しでは、 "
-"\"I<aaa>\" と I<bbb>\" が返り、その次に NULL ポインタが返る。"
+"\"I<aaa>\" と I<bbb>\" が返り、その次にヌルポインタが返る。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/strtok.3:144
"are indeterminate."
msgstr ""
"B<strxfrm>() 関数は、変換された文字列を I<dest> に代入するときに 必要なバイ"
-"ト数から、終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) の分を 引いたものを返す。もし返"
+"ト数から、終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) の分を 引いたものを返す。もし返"
"り値が I<n> 以上の場合、 I<dest> の内容は不定となる。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:43+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 06:22+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"have room for at least 26 bytes. It need not set I<tzname>, I<timezone>, "
"and I<daylight>."
msgstr ""
-"という形式の NULL 終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は \"Sun\", \"Mon"
+"という形式のヌル終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は \"Sun\", \"Mon"
"\", \"Tue\", \"Wed\", \"Thu\", \"Fri\", \"Sat\" である。 月の略称は \"Jan\", "
"\"Feb\", \"Mar\", \"Apr\", \"May\", \"Jun\", \"Jul\", \"Aug\", \"Sep\", \"Oct"
"\", \"Nov\", \"Dec\" である。 返り値は、静的 (static) に割り当てられた文字列"
"function does the same, but stores the string in a user-supplied buffer "
"which should have room for at least 26 bytes."
msgstr ""
-"関数 B<asctime>() は、要素別の時刻 I<tm> を B<ctime>() と同じ形式の NULL 終"
+"関数 B<asctime>() は、要素別の時刻 I<tm> を B<ctime>() と同じ形式のヌル終"
"端された文字列へ変換する。 返り値は静的に割り当てられた文字列へのポインタであ"
"る。この文字列は、 日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることが"
"ある。 リエントラント版である B<asctime_r>() も同様だが、 文字列はユーザーが"
"known as a I<conversion specifier character>. All other character sequences "
"are I<ordinary character sequences>."
msgstr ""
-"書式指定は NULL 終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion "
+"書式指定はヌル終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion "
"specification)」と呼ばれる特別な文字列を 含まることができる。 各々の変換指定"
"は \\(aq%\\(aq 文字で始まり、 「変換指定文字 (conversion specifier "
"character)」と呼ばれる 何らか他の文字で終端される。上記以外の全ての文字列は "
"old versions of libc, such as libc 4.4.1, would return I<max> if the array "
"was too small.)"
msgstr ""
-"終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長さが I<max> バイトを超えなかった場"
+"終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長さが I<max> バイトを超えなかった場"
"合、 B<strftime>() 関数は配列 I<s> に格納されたバイト数を返す (このバイト数に"
-"終端の NULL バイトは含まれない)。 終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長"
+"終端のヌルバイトは含まれない)。 終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長"
"さが I<max> バイトを超える場合には、 B<strftime>() は 0 を返し、配列の内容は"
"不定となる。 (少なくとも libc 4.4.4 以降ではこの動作となる。 libc 4.4.1 など"
"の非常に古いバージョンの libc では配列が短かすぎた場合には I<max> が返され"
"この関数の返り値は、関数の中で処理されなかった最初の文字へのポインタである。 "
"フォーマット文字列が必要する以上の文字が入力文字列に含まれている場合、 返り値"
"は最後に処理された入力文字の次の文字を指す。 すべての入力文字列が処理された場"
-"合、 返り値は文字列末尾の NULL バイトを指す。 B<strptime>() がフォーマット文"
-"字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数は NULL ポインタを返"
+"合、 返り値は文字列末尾のヌルバイトを指す。 B<strptime>() がフォーマット文"
+"字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数はヌルポインタを返"
"す。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 06:30+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 07:02+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"B<getpass>() 関数は入力されたパスワード (の最初の B<PASS_MAX> バイトまで) が"
"書きこまれた、 スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含"
-"まれない。この文字列は NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で終端される。 このバッ"
+"まれない。この文字列はヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) で終端される。 このバッ"
"ファーは、以降の関数コールで上書きされるかもしれない。 エラーが起こると、端末"
"の状態を復元し、 I<errno> を適切な値に設定して、NULL を返す。"
"the number of bytes available in I<buf>."
msgstr ""
"B<ptsname_r>() 関数は B<ptsname>() のリエントラントなバージョンである。 こ"
-"の関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、 NULL で終端された文字列の形で "
+"の関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、ヌルで終端された文字列の形で "
"I<buf> で指定されたバッファに格納して返す。 I<buflen> 引き数には I<buf> のバ"
"イト数を指定する。"
"HC\t最下行にないカーソルは見づらい\n"
"hs\tステータス行がある\n"
"hz\tチルダ文字が表示できない端末である (Hazeltine 端末のバグ)\n"
-"in\tホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなく NULL バイトを挿入する端末である\n"
+"in\tホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなくヌルバイトを挿入する端末である\n"
"km\t端末にはメタキーがある\n"
"mi\t挿入モードでもカーソル移動ができる\n"
"ms\t強調/下線モードでもカーソル移動ができる\n"
"れていないが、B<BRKINT> が設定されている場合は、 BREAK 信号によって入出力"
"キューがフラッシュされ、 さらに、端末がフォアグラウンドプロセスグループの制御"
"端末の場合は、 フォアグラウンドプロセスグループに B<SIGINT> が送られる。 "
-"B<IGNBRK> も B<BRKINT> も設定されていない場合、 BREAK を NULL バイト (\\(aq"
+"B<IGNBRK> も B<BRKINT> も設定されていない場合、 BREAK をヌルバイト (\\(aq"
"\\e0\\(aq) として読み込む。 ただし、B<PARMRK> が設定されている場合は \\e377 "
"\\e0 \\e0 のシーケンスとして 読み込む。"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-26 02:39+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 07:04+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"関数 B<execl>(), B<execlp>(), B<execle>() の I<const char\\ *arg> とそれに続"
"く省略部分は I<arg0>, I<arg1>, \\&..., I<argn> とみなされる。 これらには、実"
"行されるプログラムで利用可能な引き数のリストを指定する (引き数のリストは "
-"NULL で終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数"
+"ヌルで終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数"
"は、実行されるファイル名 へのポインタにする。引き数のリストは必ず NULL で終わ"
"らなければならず、これらの関数は可変長引き数関数なので、 このポインタは I<"
"(char\\ *) NULL> とキャストしなければならない。"
"point to the filename associated with the file being executed. The array of "
"pointers I<must> be terminated by a null pointer."
msgstr ""
-"関数 B<execv>(), B<execvp>(), B<execvpe>() は、利用可能な引き数リスト (NULL "
+"関数 B<execv>(), B<execvp>(), B<execvpe>() は、利用可能な引き数リスト (ヌル"
"で終端された文字列への ポインタの配列) を新しいプログラムに渡す。 慣習とし"
"て、最初の引き数は実行されるファイル名へ のポインタにする。ポインタの配列は必"
"ず NULL で終わらなければならない。"
msgstr ""
"関数 B<execle>(), B<execvpe>() では、呼び出し元が引き数 I<envp> 経由実行され"
"るプログラムの環境を指定することができる。 I<envp> 引き数は、NULL で終端され"
-"た文字列へのポインタの配列であり、 NULL ポインタで終わらなければならない。 他"
+"た文字列へのポインタの配列であり、ヌルポインタで終わらなければならない。 他"
"の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 B<environ> から新しいプロセス用の"
"環境を与える。"
"ファイル名を含めることになっている。\n"
"I<envp> は文字列の配列であり、伝統的に B<key=value> の形式をしており、\n"
"新しいプログラムの環境変数として渡される。\n"
-"I<argv> と I<envp> はいずれもの NULL ポインタで終わっている必要がある。\n"
+"I<argv> と I<envp> はいずれものヌルポインタで終わっている必要がある。\n"
"引き数配列と環境変数は、呼び出されたプログラムの main 関数を\n"
"以下のように定義することによってアクセス可能になる。"
"result in an error (B<EFAULT>)."
msgstr ""
"Linux では、 I<argv> と I<envp> のいずれかには NULL を指定することができる。"
-"これは、これらの引き数に NULL ポインタ 1個だけを含むリストへのポインタを指定"
+"これは、これらの引き数にヌルポインタ 1個だけを含むリストへのポインタを指定"
"したのと同じ効果を持つ。 B<「この間違った機能を利用しないこと」>。 これは非標"
"準で、移植性もない。 他のほとんどの UNIX システムでは、これを行うとエラー "
"(B<EFAULT>) になる。"
"present."
msgstr ""
"これらの関数は、呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリの 絶対パス"
-"名 (absolute pathname) が入った文字列を返す。 返される文字列は NULL で終端さ"
+"名 (absolute pathname) が入った文字列を返す。 返される文字列はヌルで終端さ"
"れる。 パス名は関数の結果として返され、引数 I<buf> がある場合は I<buf> 経由で"
"も返される。"
"returned, and I<errno> is set to B<ERANGE>; an application should check for "
"this error, and allocate a larger buffer if necessary."
msgstr ""
-"終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さ"
+"終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さ"
"が I<size> バイトを超えている場合は、返り値として NULL が返り I<errno> に "
"B<ERANGE> がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、 必要に"
"応じてより長いバッファを用意すべきである。"
msgstr ""
"B<getwd>() は B<malloc>(3) によるメモリ獲得を一切行なわない。 I<buf> 引数は"
"少なくとも B<PATH_MAX> バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 "
-"終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さ"
+"終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さ"
"が B<PATH_MAX> バイトを超えている場合、 NULL が返され、 I<errno> に "
"B<ENAMETOOLONG> が設定される。 (システムによっては、 B<PATH_MAX> は必ずしもコ"
"ンパイル時に決まる定数ではない点に注意すること。 また、ファイルシステムに依存"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/getcwd.3:187
msgid "The I<size> argument is zero and I<buf> is not a null pointer."
-msgstr "I<size> 引数が 0 かつ、 I<buf> 引数が NULL ポインタでない。"
+msgstr "I<size> 引数が 0 かつ、 I<buf> 引数がヌルポインタでない。"
#. type: TP
#: build/C/man3/getcwd.3:187
"B<getwd>(): The size of the null-terminated absolute pathname string exceeds "
"B<PATH_MAX> bytes."
msgstr ""
-"B<getwd>(): 絶対パス名が入った NULL 終端された文字列の長さが B<PATH_MAX> バイ"
+"B<getwd>(): 絶対パス名が入ったヌル終端された文字列の長さが B<PATH_MAX> バイ"
"トを超えている。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<setdomainname>() は、ドメイン名を、文字配列 I<name> で指定された値に設定す"
"る。 引き数 I<len> には、 I<name> のバイト数を指定する (そのため、 I<name> で"
-"は文字列終端の NULL バイトは必要ない)。"
+"は文字列終端のヌルバイトは必要ない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/getdomainname.2:75
"first I<len> bytes (glibc) or gives an error (libc)."
msgstr ""
"B<getdomainname>() は、NULL 終端されたドメイン名を、 I<len> バイトの長さの文"
-"字配列 I<name> に格納して返す。 NULL 終端されたドメイン名が I<len> バイトより"
+"字配列 I<name> に格納して返す。ヌル終端されたドメイン名が I<len> バイトより"
"長い場合、 B<getdomainname>() は、(glibc では) 始めの I<len> バイトを返し、"
"(libc では) エラーとなる。"
"For B<getdomainname>() under libc: I<name> is NULL or I<name> is longer "
"than I<len> bytes."
msgstr ""
-"libc ã\81§ã\81® B<getdomainname>() ã\81«ã\81\8aã\81\84ã\81¦ã\80\81 I<name> ã\81\8c NULL ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\81\8bã\80\81 "
+"libc での B<getdomainname>() において、 I<name> が NULL であるか、 "
"I<len> バイトより長い。"
#. But they appear on most systems...
"Since Linux 1.0, the limit on the length of a domain name, including the "
"terminating null byte, is 64 bytes. In older kernels, it was 8 bytes."
msgstr ""
-"Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端の NULL バイトを含めて 64 バ"
+"Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端のヌルバイトを含めて 64 バ"
"イトである。 もっと古いカーネルでは 8 バイトであった。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<sethostname>() は、ホスト名を、文字配列 I<name> で指定された値に設定す"
"る。 引き数 I<len> には、 I<name> のバイト数を指定する (そのため、 I<name> で"
-"は文字列終端の NULL バイトは必要ない)。"
+"は文字列終端のヌルバイトは必要ない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/gethostname.2:89
"terminating null byte."
msgstr ""
"B<gethostname>() は、NULL 終端されたホスト名を、 I<len> バイトの長さの文字配"
-"列 I<name> に格納して返す。 NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長"
+"列 I<name> に格納して返す。ヌル終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長"
"い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参"
"照)。 POSIX.1-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに"
-"終端の NULL バイトが含まれているかどうかは 規定されていない。"
+"終端のヌルバイトが含まれているかどうかは 規定されていない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/gethostname.2:99
"imposed a limit of 8 bytes)."
msgstr ""
"SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 "
-"POSIX.1-2001 では「ホスト名 (終端の NULL バイトは含まない) が "
+"POSIX.1-2001 では「ホスト名 (終端のヌルバイトは含まない) が "
"B<HOST_NAME_MAX> バイトに制限される」ことを保証している。 Linux では、 "
"B<HOST_NAME_MAX> は 64 に定義されており、 Linux 1.0 以降ではこれが上限となっ"
"てきた (もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。"
"大 I<len> バイト) を I<name> にコピーする。 コピーを行った際に、この関数は "
"I<nodename> の長さが I<len> 以上かの確認を行い、 I<len> 以上の場合には -1 を"
"返し、 I<errno> に B<ENAMETOOLONG> を設定する。 この場合、返された I<name> に"
-"は終端の NULL バイトは含まれない。"
+"は終端のヌルバイトは含まれない。"
#. At least glibc 2.0 and 2.1, older versions not checked
#. type: Plain text
"B<cuserid>()."
msgstr ""
"B<getlogin>() は、現在のプロセスの制御端末にログインしているユーザー名の文字"
-"列への ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合は NULL ポインタを返す。 "
+"列への ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合はヌルポインタを返す。 "
"文字列は静的領域に割り当てられており、この後でこの関数や B<cuserid>() が呼び"
"出された際に上書きされることがある。"
"B<getlogin>()."
msgstr ""
"B<cuserid>() は、現在のプロセスの実効ユーザーID に対応するユーザー名の 文字"
-"列へのポインタを返す。 I<string> が NULL ポインタ以外の場合、I<string> は少な"
+"列へのポインタを返す。 I<string> がヌルポインタ以外の場合、I<string> は少な"
"くとも B<L_cuserid> 文字を保持できる配列でなければならない。 I<string> が "
-"NULL ポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。こ"
+"ヌルポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。こ"
"の文字列は静的領域に割り当てられており、後で この関数や B<getlogin>() が呼び"
"出された際に上書きされることがある。"
"(getlogin_r) The length of the username, including the terminating null "
"byte (\\(aq\\e0\\(aq), is larger than I<bufsize>."
msgstr ""
-"(getlogin_r) (終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) も含めた) ユーザ名の長さ"
+"(getlogin_r) (終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) も含めた) ユーザ名の長さ"
"が I<bufsize> よりも長い。"
#. type: Plain text
"returned by B<gethostname>(2). Must not be less than "
"B<_POSIX_HOST_NAME_MAX> (255)."
msgstr ""
-"B<gethostname>(2) で返されるホスト名の最大長。末尾の NULL バイトは長さに含ま"
+"B<gethostname>(2) で返されるホスト名の最大長。末尾のヌルバイトは長さに含ま"
"れない。 B<_POSIX_HOST_NAME_MAX> (255) 未満であってはならない。"
#. type: TP
"Maximum length of a login name, including the terminating null byte. Must "
"not be less than B<_POSIX_LOGIN_NAME_MAX> (9)."
msgstr ""
-"ログイン名の長さの最大値。末尾の NULL バイトも長さに含まれる。 "
+"ログイン名の長さの最大値。末尾のヌルバイトも長さに含まれる。 "
"B<_POSIX_LOGIN_NAME_MAX> (9) 未満であってはならない。"
#. type: TP
"The maximum length of terminal device name, including the terminating null "
"byte. Must not be less than B<_POSIX_TTY_NAME_MAX> (9)."
msgstr ""
-"端末デバイス名の最大長。長さには末尾の NULL バイトも含まれる。 "
+"端末デバイス名の最大長。長さには末尾のヌルバイトも含まれる。 "
"B<_POSIX_TTY_NAME_MAX> (9) 未満であってはならない。"
#. type: TP
msgstr ""
"もし切り詰める前のファイルが I<length> より長ければ、length バイトを越える部"
"分のデータは失われる。 もし切り詰める前のファイルが I<length> より短かけれ"
-"ば、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合は NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) の"
+"ば、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合はヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) の"
"列が返される。"
#. type: Plain text
"the fields are terminated by a null byte (\\(aq\\e0\\(aq)."
msgstr ""
"I<struct utsname> にある配列の長さは指定されていない (「注意」の節を参照)。 "
-"フィールドは NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) で終端される。"
+"フィールドはヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) で終端される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man2/uname.2:73
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:51+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 07:04+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"この構造体からユーザーの使っている端末のスペシャルファイル名、 ユーザーのログ"
"イン名、 (B<time>(2) 形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 "
-"フィールドの長さより文字列が短い場合には、 NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) に"
+"フィールドの長さより文字列が短い場合には、ヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) に"
"よって終端される。"
#. type: Plain text
"Linux (System V 系)では、設定ファイルを必要とせず セッション用のスロットを割"
"り当てるので、一旦設定 されてしまうとレコードの I<ut_id> は決して変更されな"
"い。 I<ut_id> をクリアすると競合状態におちいり、 utmp のエントリを壊したり、"
-"潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドを NULL バイト"
+"潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドをヌルバイト"
"で埋めてクリアしておくのは、 System V での取り決めでは必要とはされていない"
"が、 BSD での取り決めを前提としていて、かつ utmp を更新しない多くのプログラム"
"が 動作するようにするためである。 Linux ではここまで記述してきたように、行内"
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2014-04-24 00:51+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2014-04-24 02:43+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2014-04-27 07:07+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
msgstr ""
"B<fgetws>() 関数は B<fgets>(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数"
"は、最大 I<n-1> 文字のワイド文字を I<ws> が示すワイド文字の配列に読み込み、 "
-"終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を追加する。 この関数は、ワイド文字"
+"終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を追加する。 この関数は、ワイド文字"
"の改行文字を見つけ、これを格納すると読み込むのを止める。 この関数はストリーム"
"の終わりに達した場合も読み込みを止める。"
msgstr ""
"B<fputws>() 関数は、 B<fputs>(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数"
"は、I<ws> から始まるワイド文字列を終端の L'\\e0' まで I<stream> に書き出す。"
-"ただし終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) は含まれない。"
+"ただし終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) は含まれない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/fputws.3:43
"の場合は、 B<mbrtowc>() 関数は I<s> から始まる最大 I<n> バイトの マルチバイ"
"ト文字を検査して、次の完全なマルチバイト文字列を取り出し、 それをワイド文字に"
"変換して I<*pwc> に格納する。 同時にシフト状態 I<*ps> を更新する。 変換したワ"
-"イド文字が L\\(aq\\e0\\(aq (NULL ワイド文字) でなければ、 I<s> から消費するバ"
+"イド文字が L\\(aq\\e0\\(aq (ヌルワイド文字) でなければ、 I<s> から消費するバ"
"イト数を返す。 変換したワイド文字が L\\(aq\\e0\\(aq の場合にはシフト状態 "
"I<*ps> を 初期状態に戻して 0 を返す。"
"to NULL, and the number of wide characters written to I<dest>, excluding the "
"terminating null wide character, is returned."
msgstr ""
-"マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に"
+"マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に"
"変換された場合。 (この時、副作用として I<*ps> が初期状態に戻される。) この場"
"合は I<*src> には NULL が設定され、 I<dest> に書き込まれた文字数 (終端の "
-"NULL ワイド文字は含まれない) を返す。"
+"ヌルワイド文字は含まれない) を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/mbsnrtowcs.3:137
"to NULL, and the number of wide characters written to I<dest>, excluding the "
"terminating null wide character, is returned."
msgstr ""
-"マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に "
+"マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\\(aq\\e0\\(aq) まで含めて完全に "
"変換された場合。この時、副作用として I<*ps> が初期状態に戻される。 この場合"
-"は I<*src> には NULL が設定され、終端の NULL ワイド文字を除いて I<dest> に書"
+"は I<*src> には NULL が設定され、終端のヌルワイド文字を除いて I<dest> に書"
"き込まれた文字数を返す。"
#. type: Plain text
"array pointed to by I<dest>."
msgstr ""
"B<wcpcpy>() 関数は、 B<stpcpy>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この"
-"関数は I<src> が指すワイド文字文字列を、 終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq"
+"関数は I<src> が指すワイド文字文字列を、 終端のヌルワイド文字 (L\\(aq"
"\\e0\\(aq) を含めて、 I<dest> が指す配列にコピーする。"
#. type: Plain text
"B<wcpcpy>() returns a pointer to the end of the wide-character string "
"I<dest>, that is, a pointer to the terminating null wide character."
msgstr ""
-"B<wcpcpy>() は、ワイド文字文字列 I<dest> の末尾、つまり終端の NULL ワイド文"
+"B<wcpcpy>() は、ワイド文字文字列 I<dest> の末尾、つまり終端のヌルワイド文"
"字 を指すポインタを返す。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<wcpncpy>() 関数は、 B<stpncpy>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 こ"
"の関数は、I<src> が指すワイド文字文字列から I<dest> が指す ワイド文字文字列"
-"に、終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を含めて 最大 I<n> 文字をコピー"
+"に、終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を含めて 最大 I<n> 文字をコピー"
"する。 ちょうど I<n> 個のワイド文字が I<dest> にコピーされる。 つまり、"
"I<wcslen(src)> の長さが I<n> より小さければ、 I<dest> が指す配列中の残りのワ"
"イド文字は L\\(aq\\e0\\(aq 文字で埋められる。 I<wcslen(src)> の長さが I<n> 以"
"It updates the shift state I<*ps>, and returns the length of said multibyte "
"representation, that is, the number of bytes written at I<s>."
msgstr ""
-"この関数が主に使われるのは、I<s> が NULL でなく、 I<wc> が NULL ワイド文字 (L"
+"この関数が主に使われるのは、I<s> が NULL でなく、 I<wc> がヌルワイド文字 (L"
"\\(aq\\e0\\(aq) でない場合である。 この場合には、 B<wcrtomb>() 関数はワイド"
"文字 I<wc> をマルチバイト表 現に変換し、I<s> が指す char 型の配列にこれを格納"
"する。この関数は シフト状態 I<*ps> を更新し、出力されたマルチバイト表現の長"
"state), and returns the length of the shift sequence plus one, that is, the "
"number of bytes written at I<s>."
msgstr ""
-"別のケースとしては、I<s> は NULL でないが I<wc> が NULL ワイド文字 (L\\(aq"
+"別のケースとしては、I<s> は NULL でないが I<wc> がヌルワイド文字 (L\\(aq"
"\\e0\\(aq) のことがある。 この場合の B<wcrtomb>() 関数は、I<*ps> を初期状態"
"に戻すのに必 要なシフトシーケンスを I<s> が指す char 型配列に格納し、その後"
"に \\(aq\\e0\\(aq を格納する。この関数はシフト状態 I<*ps> を更新し(つまり初期"
"of the wide-character string pointed to by I<dest>."
msgstr ""
"B<wcscat>() 関数は、 B<strcat>(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数"
-"は、I<src> が指すワイド文字文字列 (終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) "
+"は、I<src> が指すワイド文字文字列 (終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) "
"を含む) を、 I<dest> が指すワイド文字文字列の最後にコピーする。"
#. type: Plain text
"array pointed to by I<dest>."
msgstr ""
"B<wcscpy>() 関数は、 B<strcpy>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この"
-"関数は、I<src> が指すワイド文字 (終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を"
+"関数は、I<src> が指すワイド文字 (終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を"
"含む)を I<dest> が指す配列にコピーする。"
#. type: Plain text
msgstr ""
"B<wcslen>() 関数は、 B<strlen>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。\n"
"この関数は、I<s> が指すワイド文字文字列の長さを求める。\n"
-"終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) はこの長さには含まれない。"
+"終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) はこの長さには含まれない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcslen.3:42
"B<wcsncat>() 関数は B<strncat>(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数"
"は、I<src> が指すワイド文字文字列から最大 I<n> 個分のワ イド文字をコピーし"
"て、I<dest> が指すワイド文字文字列の末尾に貼り付 ける。I<dest> の終端には "
-"NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を追加する。"
+"ヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) を追加する。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcsncat.3:47
"B<wcsncmp>() 関数は、 B<strncmp>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 こ"
"の関数は、I<s1> が指すワイド文字文字列と I<s2> が指すワイド文 字文字列を比較"
"するが、最大でも先頭のワイド文字 I<n> 個までしか比較 しない。またいずれかの文"
-"字列に NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了す"
+"字列にヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了す"
"る。"
#. type: Plain text
"not be terminated by a null wide character."
msgstr ""
"B<wcsncpy>() 関数は、 B<strncpy>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 こ"
-"の関数は I<src> が指すワイド文字文字列から、 終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq"
+"の関数は I<src> が指すワイド文字文字列から、 終端のヌルワイド文字 (L\\(aq"
"\\e0\\(aq) を 含めて最大 I<n> 個のワイド文字を、I<dest> が指す配列にコピーす"
"る。 ちょうど I<n> 個のワイド文字が I<dest> に書き込まれる。 I<wcslen(src)> "
"の長さが I<n> より小さければ、I<dest> が指す 配列の残りのワイド文字の部分は "
-"NULL ワイド文字で埋められる。 I<wcslen(src)> の長さが I<n> 以上ならば、"
-"I<dest> が指す文字列 が NULL ワイド文字で終端されることはない。"
+"ヌルワイド文字で埋められる。 I<wcslen(src)> の長さが I<n> 以上ならば、"
+"I<dest> が指す文字列 がヌルワイド文字で終端されることはない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcsncpy.3:69
"B<wcsnlen>() 関数は、 B<strnlen>(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 こ"
"の関数は、I<s> が指す文字列中のワイド文字の数を返すが、 返されるのはワイド文"
"字で最大 I<maxlen> 文字までである (このパラメータはバイト数ではない点に注"
-"意)。 また、終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) は含まない。 これを行う"
+"意)。 また、終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) は含まない。 これを行う"
"際には、 B<wcsnlen>() は I<s> が指すワイド文字列の最初の I<maxlen> 文字しか"
"見ず、決して I<s+maxlen> 文字を超えて文字列を 参照することはない。"
msgstr ""
"B<wcsnlen>() 関数は、I<wcslen(s)> の値が I<maxlen> より小さけれ ば I<wcslen"
"(s)> を返す。あるいは、I<s> が指すワイド文字列中の 最初の I<maxlen> 文字に "
-"NULL ワイド文字が含まれていなければ I<maxlen> を返す。"
+"ヌルワイド文字が含まれていなければ I<maxlen> を返す。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcsnlen.3:82
"case, I<*src> is left pointing to the next wide character to be converted, "
"and the number of bytes written to I<dest> is returned."
msgstr ""
-"NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) に出会わないで I<nwc> 個のワイド文字を 変換"
+"ヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) に出会わないで I<nwc> 個のワイド文字を 変換"
"した場合か、長さの制限によって変換が止められた場合。 この場合には、I<*src> は"
"次に変換されるべきワイド文字を指した状態になり、 I<dest> に書き込まれたバイト"
"数が返される。"
"副作用がある)\n"
"も含めて全て変換された場合。この場合には I<*src> に NULL が設定され、\n"
"I<dest> に書き込まれたバイト数が返される\n"
-"(終端の NULL バイト (\\(aq\\e0\\(aq) は数えない)。"
+"(終端のヌルバイト (\\(aq\\e0\\(aq) は数えない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcsnrtombs.3:132
"to NULL, and the number of bytes written to I<dest>, excluding the "
"terminating null byte (\\(aq\\e0\\(aq), is returned."
msgstr ""
-"3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) も含めて全て 変換さ"
+"3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) も含めて全て 変換さ"
"れた場合。この際、I<*ps> が初期状態に戻るという副作用がある。 この場合には "
"I<*src> に NULL が設定され、I<dest> に書き込まれた バイト数が返される (終端"
-"の NULL バイト (L\\(aq\\e0\\(aq) は数えない)。"
+"のヌルバイト (L\\(aq\\e0\\(aq) は数えない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/wcsrtombs.3:98
"\\e0\\(aq)) as a substring in the wide-character string I<haystack>."
msgstr ""
"B<wcsstr>() 関数は、 B<strstr>(3) 関数に対応するワイド文字文字列である。 こ"
-"の関数はワイド文字文字列 I<needle> (終端の NULL ワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) "
+"の関数はワイド文字文字列 I<needle> (終端のヌルワイド文字 (L\\(aq\\e0\\(aq) "
"は含まない) が、ワイド文字文字列 I<haystack> の部分文字列 として最初に現われ"
"る位置を探す。"
"く見つからなかったことを示し、この後に B<wcstok>() を呼び 出しても NULL が返"
"されるように I<*ptr> に適切な値を設定する。それ 以外の場合には、 B<wcstok>"
"() 関数はトークンの先頭を識別し、これを指す ポインタを返す。ただしこれを行う"
-"前に、トークンの後にある、I<delim> に含まれている文字を NULL ワイド文字 (L"
+"前に、トークンの後にある、I<delim> に含まれている文字をヌルワイド文字 (L"
"\\(aq\\e0\\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに "
"I<*ptr> を更新し、後で B<wcstok>() を呼び出した 際に、識別されたトークンの続"
"きから検索できるようにする。"
"is 0. Otherwise -1 is returned."
msgstr ""
"B<wcwidth>() 関数は、ワイド文字 I<c> を表現するために必要なカラム 数を返す。"
-"I<c> が印刷可能文字ならば、この値は 0 以上である。 I<c> が NULL ワイド文字 (L"
+"I<c> が印刷可能文字ならば、この値は 0 以上である。 I<c> がヌルワイド文字 (L"
"\\(aq\\e0\\(aq) ならば、値は 0 である。 それ以外の場合には -1 が返される。"
#. type: Plain text
ファイル名を含めることになっている。
\fIenvp\fP は文字列の配列であり、伝統的に \fBkey=value\fP の形式をしており、
新しいプログラムの環境変数として渡される。
-\fIargv\fP と \fIenvp\fP はいずれもの NULL ポインタで終わっている必要がある。
+\fIargv\fP と \fIenvp\fP はいずれものヌルポインタで終わっている必要がある。
引き数配列と環境変数は、呼び出されたプログラムの main 関数を
以下のように定義することによってアクセス可能になる。
.\" Bug filed 30 Apr 2007: http://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=8408
.\" Bug rejected (because fix would constitute an ABI change).
.\"
-Linux では、 \fIargv\fP と \fIenvp\fP のいずれかには NULL を指定することができる。これは、これらの引き数に NULL ポインタ
+Linux では、 \fIargv\fP と \fIenvp\fP のいずれかには NULL を指定することができる。これは、これらの引き数にヌルポインタ
1個だけを含むリストへのポインタを指定したのと同じ効果を持つ。 \fB「この間違った機能を利用しないこと」\fP。 これは非標準で、移植性もない。
他のほとんどの UNIX システムでは、これを行うとエラー (\fBEFAULT\fP) になる。
.in
.PP
\fId_ino\fP は inode 番号である。 \fId_off\fP はディレクトリの先頭から次の \fIlinux_dirent\fP の先頭までの距離である。
-\fId_reclen\fP はこの \fIlinux_dirent\fP 全体のサイズである。 \fId_name\fP
-はヌル(null)文字で終わるファイル名である。
+\fId_reclen\fP はこの \fIlinux_dirent\fP 全体のサイズである。 \fId_name\fP はヌル文字で終わるファイル名である。
\fId_type\fP は、構造体の最後のバイトであり、ファイルタイプを示す。 \fId_type\fP は以下の値の一つを取る
(\fI<dirent.h>\fP で定義されている)。
これらの関数は、ホストシステムの NIS ドメイン名を取得・変更するために使われる。
\fBsetdomainname\fP() は、ドメイン名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、
-\fIname\fP のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+\fIname\fP のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端のヌルバイトは必要ない)。
-\fBgetdomainname\fP() は、NULL 終端されたドメイン名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
-NULL 終端されたドメイン名が \fIlen\fP バイトより長い場合、 \fBgetdomainname\fP() は、(glibc では) 始めの
+\fBgetdomainname\fP() は、NULL 終端されたドメイン名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP
+に格納して返す。ヌル終端されたドメイン名が \fIlen\fP バイトより長い場合、 \fBgetdomainname\fP() は、(glibc では) 始めの
\fIlen\fP バイトを返し、(libc では) エラーとなる。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
\fBgetdomainname\fP() は以下のエラーで失敗する可能性がある。
.TP
\fBEINVAL\fP
-libc ã\81§ã\81® \fBgetdomainname\fP() ã\81«ã\81\8aã\81\84ã\81¦ã\80\81 \fIname\fP ã\81\8c NULL ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\81\8bã\80\81 \fIlen\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\82\88ã\82\8aé\95·ã\81\84ã\80\82
+libc での \fBgetdomainname\fP() において、 \fIname\fP が NULL であるか、 \fIlen\fP バイトより長い。
.SH 準拠
.\" But they appear on most systems...
POSIX では、これら関数は定義されていない。
.SH 注意
-Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端の NULL バイトを含めて 64 バイトである。 もっと古いカーネルでは 8
-バイトであった。
+Linux 1.0 以降では、ドメイン名の長さの上限は 終端のヌルバイトを含めて 64 バイトである。 もっと古いカーネルでは 8 バイトであった。
(x86 を含む) Linux のほとんどのアーキテクチャでは、 \fBgetdomainname\fP() というシステムコールは存在しない。
その代わり、glibc で \fBgetdomainname\fP() がライブラリ関数として実装されており、この関数は \fBuname\fP(2)
これらのシステムコールは、現在のプロセッサのホスト名を取得・変更するために 使用される。
\fBsethostname\fP() は、ホスト名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、 \fIname\fP
-のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端のヌルバイトは必要ない)。
-\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
-NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
-POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端の NULL バイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
+\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP
+に格納して返す。ヌル終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
+POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端のヌルバイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
SVr4, 4.4BSD (これらのインタフェースは 4.2BSD で初めて登場した)。 POSIX.1\-2001 では
\fBgethostname\fP() については規定しているが、 \fBsethostname\fP() は規定していない。
.SH 注意
-SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端の NULL
-ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81¯å\90«ã\81¾ã\81ªã\81\84) ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP
-ã\81¯ 64 ã\81«å®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\8aã\82\8aã\80\81 Linux 1.0 以é\99\8dã\81§ã\81¯ã\81\93ã\82\8cã\81\8cä¸\8aé\99\90ã\81¨ã\81ªã\81£ã\81¦ã\81\8dã\81\9f (ã\82\82ã\81£ã\81¨å\8f¤ã\81\84ã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81§ã\81¯ 8 ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81®ä¸\8aé\99\90ã\81\8cé\81©ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81\9f)ã\80\82
+SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端のヌルバイトは含まない)
+ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\81¯ 64
+に定義されており、 Linux 1.0 以降ではこれが上限となってきた (もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。
.SS "glibc での注意"
GNU C ライブラリは、 \fBgethostname\fP() システムコールを利用していない。その代わり、 \fBgethostname\fP()
をライブラリ関数として実装しており、 この関数は \fBuname\fP(2) を呼び出し、 \fBuname\fP(2) が返した \fInodename\fP
フィールド (の最大 \fIlen\fP バイト) を \fIname\fP にコピーする。 コピーを行った際に、この関数は \fInodename\fP の長さが
\fIlen\fP 以上かの確認を行い、 \fIlen\fP 以上の場合には \-1 を返し、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP を設定する。
-この場合、返された \fIname\fP には終端の NULL バイトは含まれない。
+この場合、返された \fIname\fP には終端のヌルバイトは含まれない。
.\" At least glibc 2.0 and 2.1, older versions not checked
バージョン 2.2 より前の glibc では、 \fInodename\fP の長さが \fIlen\fP 以上の場合の扱いが異なる; \fIlen\fP
\fBfgetxattr\fP() は \fBgetxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを取得する点が異なる (\fIfd\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前 \fIname\fP は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
-inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
-バイナリ・データの集合である。
+拡張属性の名前 \fIname\fP は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の inode
+に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは バイナリ・データの集合である。
.PP
\fIsize\fP に 0 を指定して空のバッファをこれらのシステムコールに渡すことができ、 この場合には指定された名前の拡張属性の現在のサイズが返される。
この方法は、拡張属性の値を保持するのに十分な大きさのバッファ・サイズを 見積もるのに使うことができる、
.PP
\fBlistxattr\fP() は、ファイルシステム内の指定された \fIpath\fP に対応する拡張属性の名前リストを取得する。取得したリストは
\fIlist\fP に格納される。 \fIlist\fP は呼び出し側で確保するバッファで、引き数 \fIsize\fP でバッファのサイズを (バイト単位で)
-指定する。リストは名前の集合で、 NULL
-終端された文字列が連続して並んでいる。呼び出したプロセスがアクセスする権限のない拡張属性の名前は、リストに含まれない。拡張属性の名前の \fIlist\fP
-の長さが返される。
+指定する。リストは名前の集合で、ヌル終端された文字列が連続して並んでいる。呼び出したプロセスがアクセスする権限のない拡張属性の名前は、リストに含まれない。拡張属性の名前の
+\fIlist\fP の長さが返される。
.PP
\fBllistxattr\fP() は \fBlistxattr\fP() と同じだが、シンボリックリンクの場合に、リンクが参照しているファイル
ではなく、リンクそのものの拡張属性の名前リストを取得する点だけが異なる。
\fBflistxattr\fP() は \fBlistxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを取得する点が異なる (\fIfiledes\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-個々の拡張属性の \fIname\fP は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
+個々の拡張属性の \fIname\fP は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
.PP
\fIsize\fP に 0 を指定して空のバッファをこれらのシステムコールに渡すことができ、 この場合には拡張属性の名前リストの現在のサイズが返される。
この方法は名前リストを保持するのに十分な大きさのバッファ・サイズを 見積もるのに使うことができる、
.SS Example
-返される名前の \fIlist\fP は、 NULL 終端された文字列の配列 (属性名は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている)
+返される名前の \fIlist\fP は、ヌル終端された文字列の配列 (属性名はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている)
で、各要素は整列されている訳ではない。 以下に例を示す:
.fam C
.RS
.PP
\fBlseek\fP() 関数は、オフセットをファイルの末尾を越えた位置に設定できる (但し、これによりファイルのサイズが変わらない)。
もしデータがこのオフセット位置以降に書き込まれた場合、 間の空隙の部分 ("穴 (hole)") の読み出しがあると、
-実際にそこにデータを書き込まれるまでは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
+実際にそこにデータを書き込まれるまではヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
.SS ファイルのデータとホールの探索
Linux バージョン 3.1 以降では、 \fIwhence\fP に以下の値も指定することができる。
.TP
.TP
\fBQM_MODULES\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、NULL 終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
+ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_DEPS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファには、NULL 終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
+指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP
にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_REFS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは \fBQM_DEPS\fP と逆の機能である。 バッファには、NULL
-終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP にはモジュールの数が設定される。
+指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは \fBQM_DEPS\fP と逆の機能である。
+バッファには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファ \fIret\fP にはモジュールの数が設定される。
.TP
\fBQM_SYMBOLS\fP
.\" ret is set on ENOSPC
-カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返す。 バッファのデータは、 以下の構造体の配列に NULL
-終端された文字列が続く形となる。
+カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返す。 バッファのデータは、
+以下の構造体の配列にヌル終端された文字列が続く形となる。
.in +4n
.nf
.PD
.SH 説明
\fBreadlink\fP() は \fIpathname\fP で与えられたシンボリックリンクの内容を \fIbuf\fP バッファーへ格納する、 \fIbuf\fP
-のサイズは \fIbufsiz\fP である。 \fBreadlink\fP() は NULL バイトを \fIbuf\fP に追加しない。
+のサイズは \fIbufsiz\fP である。 \fBreadlink\fP() はヌルバイトを \fIbuf\fP に追加しない。
その内容全てを格納するのにバッファーが小さ過ぎる場合は、 (\fIbufsiz\fP バイトの長さに) 内容を切り詰める。
.SS readlinkat()
\fBreadlinkat\fP() システムコールは \fBreadlink\fP() と全く同様に動作するが、以下で説明する点が異なる。
.in
.PP
\fImsg_name\fP と \fImsg_namelen\fP は、ソケットが接続されていない場合に送信元のアドレスを指定する。 名前が必要ない場合には
-\fImsg_name\fP に NULL ポインタを指定する。 \fImsg_iov\fP と \fImsg_iovlen\fP フィールドは \fBreadv\fP(2)
+\fImsg_name\fP にヌルポインタを指定する。 \fImsg_iov\fP と \fImsg_iovlen\fP フィールドは \fBreadv\fP(2)
に記述されているような分解/結合用のベクトル (scatter\-gather locations) を指定する。 \fImsg_control\fP
フィールドは \fImsg_controllen\fP の長さを持ち、他のプロトコル制御メッセージや 種々の補助データのためのバッファへのポインタである。
\fBrecvmsg\fP() を呼ぶ際には、 \fImsg_controllen\fP に \fImsg_control\fP
\fBfremovexattr\fP() は \fBremovexattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルから拡張属性を削除するだけである点が異なる (\fIfd\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前は、普通の NULL 終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の
-inode に対し、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
+拡張属性の名前は、普通のヌル終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode
+に対し、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。
.SH 返り値
成功した場合、0 が返される。 失敗した場合、 \-1 が返され、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
.SH エラー
\fBfsetxattr\fP() は \fBsetxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを設定する点が異なる (\fIfiledes\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前 は普通の NULL 終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の
-inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値 \fIvalue\fP は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
+拡張属性の名前 は普通のヌル終端された文字列である。 \fIname\fP には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる。 個々の inode
+に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値 \fIvalue\fP は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
バイナリ・データの集合である。
.PP
操作の意味を明確にするために \fIflags\fP 引き数を使用することができる。 \fBXATTR_CREATE\fP は属性の作成だけを行うことを指定する。
\fIst_size\fP フィールドは、(通常のファイルかシンボリックリンクの場合に)
ファイルの大きさをバイト単位で示す。 シンボリックリンクの大きさは、
-シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端の NULL バイトは含まない)
+シンボリックリンクに含まれている パス名の長さ (終端のヌルバイトは含まない)
である。
\fIst_blocks\fP フィールドは、ファイルの大きさを 512 バイトのブロックサイズ単位で示す フィールドは、ファイルに割り当てされたブロック数を
に翻訳する。
.TP
\fB2\fP
-ファイルシステムの型インデックス \fIfs_index\fP を NULL 終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。 この文字列は \fIbuf\fP
+ファイルシステムの型インデックス \fIfs_index\fP をヌル終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。 この文字列は \fIbuf\fP
で指定されたバッファーへ書き込まれる。 \fIbuf\fP に文字列を入れるだけの十分な容量があることを確かめること。
.TP
\fB3\fP
\fIlength\fP バイトの長さになるように延長する、もしくは切り詰める。
.LP
もし切り詰める前のファイルが \fIlength\fP より長ければ、length バイトを越える部分のデータは失われる。 もし切り詰める前のファイルが
-\fIlength\fP より短かければ、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
+\fIlength\fP より短かければ、伸張される。 伸張された部分を読んだ場合はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の列が返される。
.LP
ファイルオフセットは変更されない。
.LP
.fi
.in
-\fIstruct utsname\fP にある配列の長さは指定されていない (「注意」の節を参照)。 フィールドは NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) で終端される。
+\fIstruct utsname\fP にある配列の長さは指定されていない (「注意」の節を参照)。 フィールドはヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+で終端される。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
.fi
.in
.PP
-後の二つのフィールド \fIf_fname\fP と \fIf_fpack\fP は実装されておらず、常に NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-で埋められる。
+後の二つのフィールド \fIf_fname\fP と \fIf_fpack\fP は実装されておらず、常にヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で埋められる。
.SH 返り値
成功した場合にはゼロが返され、 \fIubuf\fP が指す \fIustat\fP 構造体が埋められる。 エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP
が適切に設定される。
.SH 説明
これらの関数は glibc 固有である。
.LP
-argz vector は長さ情報付きの文字バッファへのポインタである。 文字バッファでは、複数の文字列が NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-で区切られており、 文字列の配列として解釈されるようになっている。 長さが 0 でない場合、バッファの最後のバイトは NULL
-バイトでなければならない。
+argz vector は長さ情報付きの文字バッファへのポインタである。 文字バッファでは、複数の文字列がヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+で区切られており、 文字列の配列として解釈されるようになっている。 長さが 0 でない場合、バッファの最後のバイトはヌルバイトでなければならない。
.LP
これらの関数は argz vector を操作するためのものである。 ペア (NULL,0) は argz vector であり、逆に言えば 長さ 0
-の argz vectorは NULL ポインタを持たなければならない。 空でない argz vector の割り当ては \fBmalloc\fP(3)
+の argz vectorはヌルポインタを持たなければならない。 空でない argz vector の割り当ては \fBmalloc\fP(3)
を使って行われる。したがって、argz vector を解放するのに \fBfree\fP(3) を使うことができる。
.LP
\fBargz_add\fP() は、文字列 \fIstr\fP を配列 \fI*argz\fP の末尾に追加し、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP
\fBargz_append\fP() は argz vector (\fIbuf\fP,\ \fIbuf_len\fP) の後ろに (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) を付け加え、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP を更新する。 (したがって、 \fI*argz_len\fP は
\fIbuf_len\fP だけ増加する。)
.LP
-\fBargz_count\fP() は (\fIargz\fP,\ \fIargz_len\fP) 内の文字列の数を数える。実際には NULL バイト
+\fBargz_count\fP() は (\fIargz\fP,\ \fIargz_len\fP) 内の文字列の数を数える。実際にはヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) の数を数えている。
.LP
\fBargz_create\fP() は、UNIX 流の引き数ベクトルである (\fI(char\ *)\ 0\fP で終端される) \fIargv\fP を、argz
vector (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) に変換する。
.LP
-\fBargz_create_sep\fP() は、NULL 終端された文字列 \fIstr\fP を区切り文字 \fIsep\fP が現れる毎に分割しながら、argz
+\fBargz_create_sep\fP() は、ヌル終端された文字列 \fIstr\fP を区切り文字 \fIsep\fP が現れる毎に分割しながら、argz
vector (*\fIargz\fP,\ \fI*argz_len\fP) に変換する。
.LP
\fBargz_delete\fP() は、 \fIentry\fP で指し示された文字列を argz vector (\fI*argz\fP,\ \fI*argz_len\fP) から削除し、 \fI*argz\fP と \fI*argz_len\fP を更新する。
\fBargz_replace\fP() は、 \fIstr\fP をすべて \fIwith\fP で置き換える (必要に応じて argz の再割り当てを行う)。
\fIreplace_count\fP が NULL でない場合、 \fI*replace_count\fP を置き換えを行った数だけ増やす。
.LP
-\fBargz_stringify\fP() は \fBargz_create_sep\fP() の反対の操作を行う。 末尾の NULL バイト以外の全ての
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を \fIsep\fP で置き換えて、 argz vector を通常の文字列に変換する。
+\fBargz_stringify\fP() は \fBargz_create_sep\fP() の反対の操作を行う。 末尾の ヌルバイト以外の全てのヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) を \fIsep\fP で置き換えて、 argz vector を通常の文字列に変換する。
.SH 返り値
メモリ割り当てを行う argz 関数群はすべて \fIerror_t\fP 型の返り値を持つ。 成功した場合は 0 を返し、割り当てエラーが発生した場合は
\fBENOMEM\fP を返す。
.SH 準拠
これらの関数は GNU による拡張である。注意して使用すること。
.SH バグ
-NULL バイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation fault を起こすかもしれない。
+ヌルバイトで終端されていない argz vector を使用した場合、 segmentation fault を起こすかもしれない。
.SH 関連項目
\fBenvz_add\fP(3)
.SH この文書について
\fP\fIap\fP\fB);\fP
.SH 説明
\fBasprintf\fP() 関数と \fBvasprintf\fP() 関数とは、それぞれ \fBsprintf\fP(3) 関数と
-\fBvsprintf\fP(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含めて)
+\fBvsprintf\fP(3) 関数とに似ているが、 出力文字列を (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含めて)
保持するのに十分な大きさのメモリを確保し、 最初の引数にその文字列へのポインタを返す。 このポインタは、不要になったら \fBfree\fP(3)
に渡し、割り当てられた記憶領域を解放すべきである。
.SH 返り値
.SH 説明
警告: \fBbasename\fP() には異なるバージョンが 2つ存在する。下記の「注意」の節を参照のこと。
.LP
-\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、NULL で終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
+\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、ヌルで終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
通常は、 \fBdirname\fP() は最後の \(aq/\(aq までの部分 (最後の \(aq/\(aq は含まない) を返し、
\fBbasename\fP() は最後の \(aq/\(aq 以降の部分を返す。 文字列の末尾についた \(aq/\(aq
文字は、パス名の一部とはみなされない。
.PP
\fIpath\fP に '/' 文字がない場合は、 \fBdirname\fP() は文字列 "." を返し、 \fBbasename\fP() は \fIpath\fP
と同じ内容を返す。 \fIpath\fP が文字列 "/" に等しい場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP() も文字列 "/"
-を返す。 \fIpath\fP が NULL ポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP()
+を返す。 \fIpath\fP が ヌルポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP() も \fBbasename\fP()
も文字列 "." を返す。
.PP
\fBdirname\fP() の返した文字列、 "/"、 \fBbasename\fP() の返した文字列、 を順に結合すると、完全なパス名が得られる。
\&.. . ..
.TE
.SH 返り値
-\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、いずれも NULL で終端された文字列へのポインタを返す。 (これらのポインタを
+\fBdirname\fP() と \fBbasename\fP() は、いずれもヌルで終端された文字列へのポインタを返す。 (これらのポインタを
\fBfree\fP(3) に渡さないこと。)
.SH 準拠
POSIX.1\-2001.
\fBvoid *memset(void *\fP\fIs\fP\fB, int \fP\fIc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-これらの関数は NULL 終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数の詳しい説明は、それぞれの man ページを参照すること。
+これらの関数はヌル終端する必要のない文字列 (バイト配列) の操作を行う。 関数の詳しい説明は、それぞれの man ページを参照すること。
.SH 注意
.\" The old functions are not even available on some non-GNU/Linux systems.
\fBbcmp\fP(), \fBbcopy\fP(), \fBbzero\fP() 関数は古いものである。代わりに \fBmemcmp\fP(), \fBmemcpy\fP()
.sp
\fBchar *canonicalize_file_name(const char *\fP\fIpath\fP\fB);\fP
.SH 説明
-\fBcanonicalize_file_name\fP() 関数は \fIpath\fP に対応する正規化された絶対パス名を示す NULL
-終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、パス名に含まれる \fI.\fP や \fI..\fP は展開される。連続するスラッシュ
-(\fI/\fP) 文字はスラッシュ一つに置換される。
+\fBcanonicalize_file_name\fP() 関数は \fIpath\fP
+に対応する正規化された絶対パス名を示すヌル終端された文字列を返す。返された文字列では、シンボリックリンクや、パス名に含まれる \fI.\fP や \fI..\fP
+は展開される。連続するスラッシュ (\fI/\fP) 文字はスラッシュ一つに置換される。
返される文字列は \fBcanonicalize_file_name\fP() により動的に割り当てられる。呼び出し側は、必要なくなった際にはこの文字列を
\fBfree\fP(3) で解放すべきである。
realpath(path, NULL);
.SH 返り値
-成功すると、 \fBcanonicalize_file_name\fP() は NULL 終端された文字列を返す。エラーの場合
+成功すると、 \fBcanonicalize_file_name\fP() はヌル終端された文字列を返す。エラーの場合
(例えば、パス名の中に読み込めなかったり存在しないパスが含まれている場合など)、 \fBcanonicalize_file_name\fP() は NULL
を返し、 \fIerrno\fP にエラー内容を示す値を設定する。
.SH エラー
"Wed Jun 30 21:49:08 1993\en"
.RE
.sp
-という形式の NULL 終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
+という形式のヌル終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
"Sat" である。 月の略称は "Jan", "Feb", "Mar", "Apr", "May", "Jun", "Jul", "Aug",
"Sep", "Oct", "Nov", "Dec" である。 返り値は、静的 (static) に割り当てられた文字列へのポインタである。
この文字列は、日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。 またこの関数は大域変数 \fItzname\fP, \fItimezone\fP,
上書きされる可能性がある。 \fBlocaltime_r\fP() も同様だが、 データはユーザーが用意した構造体に格納される。 この関数は
\fItzname\fP, \fItimezone\fP, and \fIdaylight\fP を設定する必要はない。
.PP
-関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式の NULL 終端された文字列へ変換する。
+関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式のヌル終端された文字列へ変換する。
返り値は静的に割り当てられた文字列へのポインタである。この文字列は、 日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。
リエントラント版である \fBasctime_r\fP() も同様だが、 文字列はユーザーが用意したバッファに格納される。バッファのサイズは 少なくとも
26 バイト以上でなければならない。
.nf
struct dl_phdr_info {
ElfW(Addr) dlpi_addr; /* オブジェクトのベースアドレス */
- const char *dlpi_name; /* (null 文字で終端された)
+ const char *dlpi_name; /* (ヌル文字で終端された)
オブジェクト名 */
const ElfW(Phdr) *dlpi_phdr; /* このオブジェクトの
ELF プログラムヘッダの
\fI<elf.h>\fP と \fI<link.h>\fP にある。
\fIdlpi_addr\fP フィールドは共有オブジェクトのベースアドレス (つまり、共有オブジェクトの仮想メモリアドレスと、 ファイル
-(このファイルから共有オブジェクトがロードされる) における 共有オブジェクトのオフセットとの差分) を表す。 \fIdlpi_name\fP は null
-文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから共有オブジェクトがロードされる。
+(このファイルから共有オブジェクトがロードされる) における 共有オブジェクトのオフセットとの差分) を表す。 \fIdlpi_name\fP
+はヌル文字で終端された文字列であり、 このパス名のファイルから共有オブジェクトがロードされる。
\fIdlpi_phdr\fP と \fIdlpi_phnum\fP フィールドの意味を理解するには、 ELF
共有オブジェクトが幾つかのセグメントから構成されていることと、 各セグメントがそれに対応するプログラムヘッダ (そのセグメントを説明する)
\fBdlclose\fP() のいずれかで最後に発生したエラーについての説明メッセージを返す。
初期化後または前回呼び出された後で、エラーが発生していなければ NULL を返す。
.SS dlopen()
-関数 \fBdlopen\fP() は、NULL 終端された文字列 \fIfilename\fP で指定されたファイル名の動的ライブラリ (dynamic
+関数 \fBdlopen\fP() は、ヌル終端された文字列 \fIfilename\fP で指定されたファイル名の動的ライブラリ (dynamic
library) をロードし、 その動的ライブラリへの内部「ハンドル」を返す。 \fIfilename\fP が NULL
の場合、メイン・プログラムへのハンドルが返される。 \fIfilename\fP がスラッシュ ("/")
を含む場合、(相対か絶対かの)パス名として解釈される。 それ以外の場合、動的リンカは以下の手順でライブラリを検索する (詳細は \fBld.so\fP(8)
.RE
.ad b
.SH 説明
-関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP を NUL 文字で終端された \fIndigits\fP
-文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す (\fIndigits\fP が \fIdouble\fP
-の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP の値となる)。 \fInumber\fP が 0
-でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。 文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が
-\fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。
-もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、 そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0
-なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
+関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP をヌル文字で終端された \fIndigits\fP 文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す
+(\fIndigits\fP が \fIdouble\fP の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP
+の値となる)。 \fInumber\fP が 0 でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。
+文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が \fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP
+が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。 もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、
+そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0 なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
.PP
関数 \fBfcvt\fP() は \fBecvt\fP() と同じ機能を持つが、\fIndigits\fP は小数点以下の文字数を指定する。
.SH 返り値
.PP
関数 \fBexecl\fP(), \fBexeclp\fP(), \fBexecle\fP() の \fIconst char\ *arg\fP とそれに続く省略部分は
\fIarg0\fP, \fIarg1\fP, \&..., \fIargn\fP とみなされる。 これらには、実行されるプログラムで利用可能な引き数のリストを指定する
-(引き数のリストは NULL で終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
+(引き数のリストは ヌルで終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
へのポインタにする。引き数のリストは必ず NULL で終わらなければならず、これらの関数は可変長引き数関数なので、 このポインタは \fI(char\ *) NULL\fP とキャストしなければならない。
.PP
-関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (NULL で終端された文字列への
+関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (ヌルで終端された文字列への
ポインタの配列) を新しいプログラムに渡す。 慣習として、最初の引き数は実行されるファイル名へ のポインタにする。ポインタの配列は必ず NULL
で終わらなければならない。
.PP
関数 \fBexecle\fP(), \fBexecvpe\fP() では、呼び出し元が引き数 \fIenvp\fP
-経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL で終端された文字列へのポインタの配列であり、 NULL
-ポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
+経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL
+で終端された文字列へのポインタの配列であり、ヌルポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP
+から新しいプロセス用の環境を与える。
.SS "execlp() と execvp() の特別な動作"
.PP
関数 \fBexeclp\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、指定されたファイル名がスラッシュ (/) を含んでいない場合、
\fBfflush\fP() は、対応するファイルから取得されたが、アプリケーションからは 読み出されていないバッファデータを全て破棄する。
ストリームは開いた状態のままであり、 この関数によって何の影響も受けない。
.PP
-\fIstream\fP 引数が .BR NULL ならば、 \fBfflush\fP() は開いている\fIすべての\fP出力ストリームをフラッシュする。
+\fIstream\fP 引数が NULL ならば、 \fBfflush\fP() は開いている\fIすべての\fP出力ストリームをフラッシュする。
.PP
これらの処理をロックせずに行いたいときは、 \fBunlocked_stdio\fP(3) を参照のこと。
.SH 返り値
\fBgetchar\fP() は \fBgetc(\fP\fIstdin\fP\fB)\fP と同じである。
.PP
\fBfgets\fP() は \fIstream\fP から最大で \fIsize\fP \- 1 個の文字を読み込み、 \fIs\fP が指すバッファに格納する。読み込みは
-\fBEOF\fP または改行文字を読み込んだ後で停止する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端の NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) が一つバッファの中の最後の文字の後に書き込まれる。
+\fBEOF\fP または改行文字を読み込んだ後で停止する。 読み込まれた改行文字はバッファに格納される。 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+が一つバッファの中の最後の文字の後に書き込まれる。
.PP
\fBungetc\fP() は、後の read 操作で読めるように、 \fIc\fP を \fIunsigned char\fP にキャストして \fIstream\fP
に書き戻す。 書き戻された文字は逆順に戻される; 書き戻しとして保証されているのは、一文字だけである。
.fi
.SH 説明
\fBfgetws\fP() 関数は \fBfgets\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、最大 \fIn\-1\fP 文字のワイド文字を
-\fIws\fP が示すワイド文字の配列に読み込み、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
+\fIws\fP が示すワイド文字の配列に読み込み、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
この関数は、ワイド文字の改行文字を見つけ、これを格納すると読み込むのを止める。 この関数はストリームの終わりに達した場合も読み込みを止める。
.PP
プログラマは、\fIws\fP には少なくとも \fIn\fP 文字のワイド文字を 格納できる領域を必ず確保していなければならない。
.PP
引き数 \fImode\fP は \fBfopen\fP(3) の場合と同じである。 \fImode\fP で追記モード
(append mode) が指定された場合、ファイル位置の初期値は バッファ中の
-最初の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) の位置に設定される。
+最初のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) の位置に設定される。
それ以外の場合は、ファイル位置の初期値はバッファの先頭になる。
glibc 2.9 以降では、文字 \(aqb\(aq を \fImode\fP の二番目の文字として指定
することができる。 この文字は「バイナリ」モードを指定するものである。
ではなく、バッファの末尾 (\fIsize\fP で指定した値) からの相対値となる。
.PP
書き込み用にオープンされたストリームをフラッシュ (\fBfflush\fP(3)) やクローズ (\fBfclose\fP(3)) した時に、
-(バッファに空きがあれば) NULL バイトがバッファの末尾に書き込まれる。 このようにするためには、呼び出し元は バッファに 1バイト余裕を作る
+(バッファに空きがあれば) ヌルバイトがバッファの末尾に書き込まれる。 このようにするためには、呼び出し元は バッファに 1バイト余裕を作る
(\fIsize\fP にこの 1バイトを含めた値を指定する) 必要がある。
.\" See http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=1995
を使って、呼び出し側が明示的に stdio ストリームバッファとして \fIbuf\fP を指定し、バッファの指定時にバッファのサイズを stdio
に教える方法がある。)
.PP
-読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内に NULL バイト (\(aq\e0\(aq) があっても 読み出し操作がファイル末尾
+読み出し用にオープンされたストリームでは、 バッファ内にヌルバイト (\(aq\e0\(aq) があっても 読み出し操作がファイル末尾
(end\-of\-file) を返すことはない。 バッファからの読み出しでファイル末尾が返るのは、 ファイルポインタがバッファの先頭から \fIsize\fP
バイトを越えて先に進もうとした場合だけである。
.PP
\fIsizeloc\fP の値はそれぞれバッファへのポインタとそのサイズに更新される。 これらの値は、呼び出し元がそのストリームに新たな書き込みを
行わない場合に限り有効である。 ストリームに書き込みを行った際には、これらの変数を参照する前に ストリームを再度フラッシュしなければならない。
-バッファ末尾の NULL バイトは保持される。 この NULL バイトは \fIsizeloc\fP に格納されるサイズには「含まれない」。
+バッファ末尾のヌルバイトは保持される。 このヌルバイトは \fIsizeloc\fP に格納されるサイズには「含まれない」。
ストリームのファイル位置は \fBfseek\fP(3) や \fBfseeko\fP(3) で変更できる。
すでにデータが書き込まれた領域の末尾より先にファイル位置を動かすと、 その間の領域は 0 で埋められる。
.\" FIXME http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=13152
\fBfmemopen\fP() に追記モード ("a" や "a+") を指定すると、
-ファイル位置の初期値は最初の NULL バイトに設定されるが、(ファイル
+ファイル位置の初期値は最初のヌルバイトに設定されるが、(ファイル
オフセットをストリームの末尾以外の位置に再設定した場合)それ以降の
書き込みではストリームの末尾への追記が行われる訳ではない。
.\" FIXME http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=13151
\fBfmemopen\fP() の \fImode\fP 引き数に追記モード ("a" や "a+") を指定し、
-\fIsize\fP 引き数で指定した範囲の \fIbuf\fP 内に NULL バイトがない場合、
+\fIsize\fP 引き数で指定した範囲の \fIbuf\fP 内にヌルバイトがない場合、
POSIX.1\-2008 では、ファイル位置の初期値はバッファの末尾の直後の
バイトに設定すべきとされている。しかし、glibc の \fBfmemopen\fP() では
この場合ファイル位置は \-1 に設定される。
.fi
.SH 説明
\fBfputws\fP() 関数は、 \fBfputs\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIws\fP から始まるワイド文字列を終端の
-L'\e0' まで \fIstream\fP に書き出す。ただし終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まれない。
+L'\e0' まで \fIstream\fP に書き出す。ただし終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まれない。
.PP
これらの処理を停止せずに行いたいときは、 \fBunlocked_stdio\fP(3) を参照のこと。
.SH 返り値
\fIfts_pointer\fP フィールドのみの初期化しか保証されない。
.TP
\fIfts_link\fP
-\fBfts_children\fP() から返される場合、 \fIfts_link\fP フィールドはディレクトリメンバーの NUL
-終端されたリンクリストの形式で、 次の構造体を指し示す。 それ以外の場合、 \fIfts_link\fP フィールドは定義されない。
+\fBfts_children\fP() から返される場合、 \fIfts_link\fP フィールドはディレクトリメンバーのヌル終端されたリンクリストの形式で、
+次の構造体を指し示す。 それ以外の場合、 \fIfts_link\fP フィールドは定義されない。
.TP
\fIfts_cycle\fP
2 つのディレクトリにハードリンクが張られているため、 または、シンボリックリンクがあるディレクトリを指しているために、
このファイルの \fBstat\fP(2) 情報へのポインタ。
.PP
ファイル階層中のすべてのファイルのパスに対して、 ただ 1 つのバッファーが使われる。 したがって、 \fIfts_path\fP と
-\fIfts_accpath\fP フィールドは、 \fBfts_read\fP() によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」 NULL
-終端されることが保証される。 これらのフィールドを、他の \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるファイルを参照するために使うには、 \fIFTSENT\fP
-æ§\8bé\80 ä½\93ã\81® \fIfts_pathlen\fP ã\83\95ã\82£ã\83¼ã\83«ã\83\89ã\81«ã\81\82ã\82\8bæ\83\85å ±ã\82\92使ã\81£ã\81¦ã\83\91ã\82¹ã\81®ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\82\92ä¿®æ£ã\81\99ã\82\8bå¿\85è¦\81ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ä¿®æ£ã\81¯ã\80\81ã\81\95ã\82\89ã\81«
-\fBfts_read\fP() を呼び出そうとする場合には、元に戻しておかなければならない。 \fIfts_name\fP フィールドは、常に \fBNUL\fP
-終端される。
+\fIfts_accpath\fP フィールドは、 \fBfts_read\fP()
+によって返された最も新しいファイルに対して「のみ」ヌル終端されることが保証される。 これらのフィールドを、他の \fIFTSENT\fP
+æ§\8bé\80 ä½\93ã\81§è¡¨ç\8f¾ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81\99ã\82\8bã\81\9fã\82\81ã\81«ä½¿ã\81\86ã\81«ã\81¯ã\80\81 \fIFTSENT\fP æ§\8bé\80 ä½\93ã\81® \fIfts_pathlen\fP
+フィールドにある情報を使ってパスのバッファーを修正する必要がある。 これらの修正は、さらに \fBfts_read\fP()
+を呼び出そうとする場合には、元に戻しておかなければならない。 \fIfts_name\fP フィールドは、常に \fBNUL\fP 終端される。
.SS fts_open()
\fBfts_open\fP() 関数は、文字列ポインタの配列へのポインタを引き数に取る。 この文字列ポインタは、論理ファイル階層をつくる 1
つ以上のパスの名前になる。 配列は、 null ポインタで終端されなければならない。
\fIFTSENT\fP 構造体が返された後、 \fBfts_read\fP() の呼出しがあるまで、 これらの構造体は上書きされない。
.SS fts_children()
\fBfts_children\fP() 関数は、 \fIFTSENT\fP 構造体へのポインタを返す。 この構造体は、( \fBfts_read\fP()
-で最も新しく返された \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるディレクトリにあるファイルの) NUL 終端されたリンクリストの最初のエントリを記述する。
+で最も新しく返された \fIFTSENT\fP 構造体で表現されるディレクトリにあるファイルの) ヌル終端されたリンクリストの最初のエントリを記述する。
このリストは、 \fIFTSENT\fP 構造体の \fIfts_link\fP フィールドを使ってリンクされ、
ユーザー指定の比較関数がある場合は、それで順序づけられる。 \fBfts_children\fP() の呼出しを繰り返すことで、
このリンクリストは再生成される。
.PD
.ad b
.SH 説明
-関数 \fBgcvt\fP() は、 \fInumber\fP を、最短の長さの NULL 終端された ASCII 文字列へ変換し、変換後の文字列を \fIbuf\fP
+関数 \fBgcvt\fP() は、 \fInumber\fP を、最短の長さのヌル終端された ASCII 文字列へ変換し、変換後の文字列を \fIbuf\fP
に格納する。 \fBprintf\fP(3) の F フォーマットや E フォーマットのように \fIndigit\fP 桁の 有効数字を生成する。
.SH 返り値
関数 \fBgcvt\fP() は文字列 \fIbuf\fP へのポインタを返す。
\fIai_flags\fP
このフィールドは、追加のオプション (下記) を指定する。 複数のフラグを指定する際には、それらのビット単位の OR をとって指定する。
.PP
-\fIhints\fP が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 か NULL ポインタを適切に入れなければならない。
+\fIhints\fP が指し示す構造体の他のすべてのフィールドには 0 かヌルポインタを適切に入れなければならない。
.PP
\fIhints\fP に NULL を指定するのは、 \fIai_socktype\fP と \fIai_protocol\fP に 0 を、 \fIai_family\fP
に \fBAF_UNSPEC\fP を、 \fIai_flags\fP に \fB(AI_V4MAPPED\ |\ AI_ADDRCONFIG)\fP
.ad b
.SH 説明
これらの関数は、呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリの 絶対パス名 (absolute pathname) が入った文字列を返す。
-返される文字列は NULL で終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
+返される文字列はヌルで終端される。 パス名は関数の結果として返され、引数 \fIbuf\fP がある場合は \fIbuf\fP 経由でも返される。
\fBgetcwd\fP() 関数はカレントワーキングディレクトリの絶対パス名を \fIbuf\fP で示された \fIsize\fP 長の配列にコピーする。
.PP
-終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL
-が返り \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、
-必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
+終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが \fIsize\fP バイトを超えている場合は、返り値として NULL が返り
+\fIerrno\fP に \fBERANGE\fP がセットされる。 アプリケーションはこのエラーをチェックし、 必要に応じてより長いバッファを用意すべきである。
.PP
POSIX.1\-2001 標準の拡張として、 Linux (libc4, libc5, glibc) では \fIbuf\fP が NULL の場合、
\fBgetcwd\fP() は必要なバッファを \fBmalloc\fP(3) を用いて動的に割り当てる。 この場合、 \fIsize\fP が 0
\fBfree\fP(3) すべきである。
\fBgetwd\fP() は \fBmalloc\fP(3) によるメモリ獲得を一切行なわない。 \fIbuf\fP 引数は少なくとも \fBPATH_MAX\fP
-バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端の NULL バイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
+バイトの長さを持つ配列へのポインタである必要がある。 終端のヌルバイトも含めた、カレントワーキングディレクトリの 絶対パス名の長さが
\fBPATH_MAX\fP バイトを超えている場合、 NULL が返され、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP が設定される。
(システムによっては、 \fBPATH_MAX\fP は必ずしもコンパイル時に決まる定数ではない点に注意すること。
また、ファイルシステムに依存する場合もある。 \fBpathconf\fP(3) を参照。) 移植性とセキュリティ上の理由から、 \fBgetwd\fP()
\fIbuf\fP が不正なアドレスを指している。
.TP
\fBEINVAL\fP
-\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数が NULL ポインタでない。
+\fIsize\fP 引数が 0 かつ、 \fIbuf\fP 引数がヌルポインタでない。
.TP
\fBEINVAL\fP
\fBgetwd\fP(): \fIbuf\fP が NULL である。
.TP
\fBENAMETOOLONG\fP
-\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入った NULL 終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
+\fBgetwd\fP(): 絶対パス名が入ったヌル終端された文字列の長さが \fBPATH_MAX\fP バイトを超えている。
.TP
\fBENOENT\fP
カレントワーキングディレクトリが削除されている。
ホストの正式名 (official name)。
.TP
\fIh_aliases\fP
-ホストの別名の配列。配列は NULL ポインタで終端される。
+ホストの別名の配列。配列はヌルポインタで終端される。
.TP
\fIh_addrtype\fP
アドレスのタイプ。現在はすべて \fBAF_INET\fP または \fBAF_INET6\fP である。
バイト単位で表したアドレスの長さ。
.TP
\fIh_addr_list\fP
-ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列は NULL ポインタで終端される。 ネットワークアドレスはネットワークバイトオーダ形式である。
+ホストのネットワークアドレスへのポインタの配列。 配列はヌルポインタで終端される。 ネットワークアドレスはネットワークバイトオーダ形式である。
.TP
\fIh_addr\fP
\fIh_addr_list\fP の最初のアドレス。過去との互換性を保つためのものである。
.SH 返り値
-\fBgethostbyname\fP() および \fBgethostbyaddr\fP() 関数は \fIhostent\fP 構造体を返す。エラーが起こったら
-NULL ポインタを返す。エラーの際には \fIh_errno\fP 変数がエラーの番号を保持する。 返り値が NULL
+\fBgethostbyname\fP() および \fBgethostbyaddr\fP() 関数は \fIhostent\fP
+構造体を返す。エラーが起こったらヌルポインタを返す。エラーの際には \fIh_errno\fP 変数がエラーの番号を保持する。 返り値が NULL
でない場合、静的データをポインタで指していることもある。 以下の「注意」を参照すること。
.SH エラー
\fIh_errno\fP 変数は以下の値を取りうる。
.\" The constant
.\" .B IF NAMESIZE
.\" indicates the maximum length of this field.
-\fIifa_name\fP は NULL 終端されたインターフェース名を指す。
+\fIifa_name\fP はヌル終端されたインターフェース名を指す。
.PP
\fIifa_flags\fP フィールドには、 \fBSIOCGIFFLAGS\fP \fBioctl\fP(2) 操作で返されるインターフェースのフラグが格納される
(これらのフラグのリストについては \fBnetdevice\fP(7) を参照)。
.PP
\fIifa_addr\fP フィールドは、インターフェースのアドレスを格納した構造体へのポインタである (\fIsa_family\fP
-サブフィールドを参照して、アドレス構造体の形式を判別すべきである)。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。
+サブフィールドを参照して、アドレス構造体の形式を判別すべきである)。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。
.PP
\fIifa_netmask\fP フィールドには、 ネットマスクがあるアドレスファミリーであれば、 \fIifa_addr\fP
-に関連付けられたネットマスクを格納した構造体へのポインタが入る。 このフィールドは NULL ポインタとなる場合がある。
+に関連付けられたネットマスクを格納した構造体へのポインタが入る。 このフィールドはヌルポインタとなる場合がある。
.PP
\fIifa_flags\fP にビット \fBIFF_BROADCAST\fP か \fBIFF_POINTOPOINT\fP のどちらが設定されているかにより
(同時にはこれらのどちらか一方だけが設定される)、 \fIifa_broadaddr\fP に \fIifa_addr\fP に対応するブロードキャストが入るか
これはこのネットワークホストのオフィシャルな名前である。
.TP
\fIh_aliases\fP
-これは、そのホストのオフィシャルでない別名へのポインターの配列である。 配列は NULL ポインターで終端する。
+これは、そのホストのオフィシャルでない別名へのポインターの配列である。 配列はヌルポインターで終端する。
.TP
\fIh_addrtype\fP
これは \fBgetipnodebyname\fP() または \fBgetipnodebyaddr\fP() に与えられた \fIaf\fP 引き数のコピーである。
\fIh_addrtype\fP が \fBAF_INET6\fP なら \fIsizeof(struct in6_addr)\fP に設定される。
.TP
\fIh_addr_list\fP
-これはひとつ以上のポインターの配列で、 それぞれのポインターは、 そのネットワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。 この配列は
-NULL ポインターで終端する。
+これはひとつ以上のポインターの配列で、 それぞれのポインターは、 そのネットワークホストに対応するネットワークアドレス構造体を指す。
+この配列はヌルポインターで終端する。
.SH 準拠
.\" Not in POSIX.1-2001.
RFC\ 2553.
に指定することができる。 \fBgetline\fP() と同様に、ファイル終端に達するまでに入力行に区切り文字が見付からない場合は、
区切り文字をバッファに追加しない。
.SH 返り値
-成功した場合、 \fBgetline\fP() と \fBgetdelim\fP() は読み込んだ文字数を返す。 文字数には区切り文字は含まれるが、終端に使う
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない。 この値によって、読み込んだ行に含まれる NULL バイトを操作することができる。
+成功した場合、 \fBgetline\fP() と \fBgetdelim\fP() は読み込んだ文字数を返す。
+文字数には区切り文字は含まれるが、終端に使うヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない。
+この値によって、読み込んだ行に含まれるヌルバイトを操作することができる。
どちらの関数も、行の読み込みに失敗した場合には \-1 を返す (ファイルの終端に達した場合にも \-1 を返す)。 エラーが発生した場合には、
\fIerrno\fP にエラーの原因を示す値が設定される。
.br
\fBcuserid\fP(): _XOPEN_SOURCE
.SH 説明
-\fBgetlogin\fP() は、現在のプロセスの制御端末にログインしているユーザー名の文字列への ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合は
-NULL ポインタを返す。 文字列は静的領域に割り当てられており、この後でこの関数や \fBcuserid\fP()
+\fBgetlogin\fP() は、現在のプロセスの制御端末にログインしているユーザー名の文字列への
+ポインタを返す。ユーザー名が決定できない場合はヌルポインタを返す。 文字列は静的領域に割り当てられており、この後でこの関数や \fBcuserid\fP()
が呼び出された際に上書きされることがある。
.PP
\fBgetlogin_r\fP() は、上記の同じユーザ名を、大きさ \fIbufsize\fP の配列 \fIbuf\fP に入れて返す。
.PP
-\fBcuserid\fP() は、現在のプロセスの実効ユーザーID に対応するユーザー名の 文字列へのポインタを返す。 \fIstring\fP が NULL
-ポインタ以外の場合、\fIstring\fP は少なくとも \fBL_cuserid\fP 文字を保持できる配列でなければならない。 \fIstring\fP が
-NULL ポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。この文字列は静的領域に割り当てられており、後で この関数や
+\fBcuserid\fP() は、現在のプロセスの実効ユーザーID に対応するユーザー名の 文字列へのポインタを返す。 \fIstring\fP
+ã\81\8cã\83\8cã\83«ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ä»¥å¤\96ã\81®å ´å\90\88ã\80\81\fIstring\fP ã\81¯å°\91ã\81ªã\81\8fã\81¨ã\82\82 \fBL_cuserid\fP æ\96\87å\97ã\82\92ä¿\9dæ\8c\81ã\81§ã\81\8dã\82\8bé\85\8då\88\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 \fIstring\fP ã\81\8c
+ヌルポインタの場合には、静的領域に置かれた文字列への ポインタが返される。この文字列は静的領域に割り当てられており、後で この関数や
\fBgetlogin\fP() が呼び出された際に上書きされることがある。
.PP
マクロ \fBL_cuserid\fP は integer の定数で、ユーザー名を保持するために 必要な配列の長さを示す。 \fBL_cuserid\fP は
呼び出し元プロセスには制御端末がない。
.TP
\fBERANGE\fP
-(getlogin_r) (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含めた) ユーザ名の長さが \fIbufsize\fP よりも長い。
+(getlogin_r) (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含めた) ユーザ名の長さが \fIbufsize\fP よりも長い。
.LP
Linux/glibc には以下のエラーもある。
.TP
\fIsa\fP 引き数は、 IP アドレスとポート番号の情報を保持している 汎用的なソケットアドレス構造体 (\fIsockaddr_in\fP 型または
\fIsockaddr_in6\fP 型) へのポインタである。 \fIsalen\fP は \fIsa\fP のサイズである。 \fIhost\fP と \fIserv\fP
引き数は、(それぞれサイズが \fIhostlen\fP と \fIservlen\fP の) 呼び出し側で確保されたバッファへのポインタであり、
-ホスト名とサービス名を含む NULL 終端された文字列が それぞれのバッファに格納される。
+ホスト名とサービス名を含むヌル終端された文字列が それぞれのバッファに格納される。
ホスト名が不要であることをこの関数に伝えるには、 \fIhost\fP に NULL を指定するか、 \fIhostlen\fP に 0
を指定する。同様に、サービス名が不要な場合は、 \fIserv\fP に NULL を指定するか、 \fIservlen\fP に 0 を指定する。
.\" #define EAI_INTR -104 /* Interrupted by a signal. */
.\" #define EAI_IDN_ENCODE -105 /* IDN encoding failed. */
.\" #endif
-成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前が NULL 終端された文字列の形式でそれぞれの指定バッファに返される
+成功すると 0 が返り、(要求されていれば) ノードとサービスの名前がヌル終端された文字列の形式でそれぞれの指定バッファに返される
(バッファの長さにあうように縮められるかもしれない)。 エラーの場合は、以下の 0 以外のエラー・コードが返される:
.TP
\fBEAI_AGAIN\fP
ネットワークの正式名 (official name)。
.TP
\fIn_aliases\fP
-ネットワークの別名からなるリスト。 リストは NULL で終端される。
+ネットワークの別名からなるリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIn_addrtype\fP
ネットワーク番号の形式。現在は \fBAF_INET\fP のみ。
ホスト・バイトオーダ形式のネットワーク番号。
.SH 返り値
\fBgetnetent\fP(), \fBgetnetbyname\fP(), \fBgetnetbyaddr\fP() 関数は、静的に割り当てられた
-\fInetent\fP 構造体へのポインタを返す。 エラーが起こったり、ファイルの末尾に達した場合は NULL ポインタを返す。
+\fInetent\fP 構造体へのポインタを返す。 エラーが起こったり、ファイルの末尾に達した場合はヌルポインタを返す。
.SH ファイル
.TP
\fI/etc/networks\fP
echo をオフにし、一行 (「パスワード」) を読み込み、端末の状態を元に戻して、再び \fI/dev/tty\fP をクローズする。
.SH 返り値
\fBgetpass\fP() 関数は入力されたパスワード (の最初の \fBPASS_MAX\fP バイトまで) が書きこまれた、
-スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含まれない。この文字列は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で終端される。
+スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含まれない。この文字列はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で終端される。
このバッファーは、以降の関数コールで上書きされるかもしれない。 エラーが起こると、端末の状態を復元し、 \fIerrno\fP を適切な値に設定して、NULL
を返す。
.SH エラー
プロトコルの正式名 (official name)。
.TP
\fIp_aliases\fP
-プロトコルの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。
+プロトコルの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIp_proto\fP
プロトコルの番号
\fIこの関数は使用しないこと\fP。
\fBgets\fP() は、改行文字か \fBEOF\fP までの 1行を \fIstdin\fP から読み込み \fIs\fP が指すバッファに格納する
-(末尾の改行文字や \fBEOF\fP は NULL バイト (\(aq\e0\(aq) に置き換えられる)。 バッファオーバーランのチェックは行われない
+(末尾の改行文字や \fBEOF\fP はヌルバイト (\(aq\e0\(aq) に置き換えられる)。 バッファオーバーランのチェックは行われない
(下記の「バグ」を参照)。
.SH 返り値
\fBgets\fP() は、成功すると \fIs\fP を返し、エラーや 1 文字も読み込んでいないのにファイルの終わりになった 場合に NULL を返す。
サービスの正式名 (official name)。
.TP
\fIs_aliases\fP
-サービスの別名のリスト。 リストは NULL で終端される。
+サービスの別名のリスト。 リストはヌルで終端される。
.TP
\fIs_port\fP
サービスのポート番号。ネットワークバイトオーダで指定される。
.TP
\fBGLOB_DOOFFS\fP
\fIpglob\->pathv\fP の文字列リストの先頭に \fIpglob\->gl_offs\fP スロット分の領域を予約する。
-予約されたスロットには NULL ポインタが入る。
+予約されたスロットにはヌルポインタが入る。
.TP
\fBGLOB_NOCHECK\fP
マッチするパターンがなければ、元のパターンを返す。 デフォルトでは、 \fBglob\fP() はマッチするパターンがなければ
\fBglob\fP() は \fIerrfunc\fP の呼び出し後に終了する。
.PP
呼び出しが成功して戻った場合 \fIpglob\->gl_pathc\fP にはマッチしたパス名が含まれ、 \fIpglob\->gl_pathv\fP
-はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストは NULL ポインタで終端される。
+はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。 ポインタのリストはヌルポインタで終端される。
.PP
\fBglob\fP() を何度か続けて呼び出すことができる。その際2回目以降の呼び出しでは \fBGLOB_APPEND\fP フラグが \fIflags\fP
に設定されていなければならない。
.in
.fi
.sp
-フィールド \fIkey\fP は検索キーとなる NULL 終端された文字列を指す。 フィールド \fIdata\fP は、このキーに対応するデータを指す。
+フィールド \fIkey\fP は検索キーとなるヌル終端された文字列を指す。 フィールド \fIdata\fP は、このキーに対応するデータを指す。
検索が失敗した後の動作は、引き数 \fIaction\fP により決まる。 この引き数には \fBENTER\fP か \fBFIND\fP
のいずれかの値を指定しなければならない。 \fBENTER\fP は \fIitem\fP のコピーを挿入することを
.in +4n
.nf
unsigned int if_index; /* インターフェースのインデックス (1, 2, ...) */
- char *if_name; /* NULL 終端された名前 ("eth0" など) */
+ char *if_name; /*ヌル終端された名前 ("eth0" など) */
.fi
.in
.PP
-\fIif_index\fP フィールドにはインターフェースのインデックスが入る。 \fIifa_name\fP フィールドは NULL
-終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 \fIif_index\fP が 0 で \fIifa_name\fP が NULL のエントリで示される。
+\fIif_index\fP フィールドにはインターフェースのインデックスが入る。 \fIifa_name\fP
+フィールドはヌル終端されたインターフェース名を指す。 配列の最後は、 \fIif_index\fP が 0 で \fIifa_name\fP が NULL
+のエントリで示される。
.PP
\fBif_nameindex\fP() が返すデータ構造体は動的に確保される。 必要なくなった際には \fBif_freenameindex\fP()
で解放すべきである。
.PP
\fBrindex\fP() 関数は、文字列 \fIs\fP 中に最後に文字 \fIc\fP が 現れた位置へのポインタを返す。
.PP
-文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は、文字列の一部とみなされる。
+文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は、文字列の一部とみなされる。
.SH 返り値
\fBindex\fP() と \fBrindex\fP() 関数は、一致した文字へのポインタか、 もし文字が見つからない場合は NULL を返す。
.SH 属性
\fIaiocb_list\fP 引き数は、I/O 操作を指定する \fIaiocb\fP 構造体へのポインタ
の配列である。指定された操作の実行順序は規定されていない。
\fInitems\fP 引き数は、配列 \fIaiocb_list\fP の大きさを指定する。
-\fIaiocb_list\fP 内の null ポインタは無視される。
+\fIaiocb_list\fP 内のヌルポインタは無視される。
\fIaiocb_list\fP の各制御ブロックでは、
\fIaio_lio_opcode\fP フィールドで開始する I/O 操作を指定する。
.SH 説明
\fIs\fP が NULL でなければ、 \fBmblen\fP() 関数は \fIs\fP から始まる最大 \fIn\fP バイトのマルチバイト文字列を検査して、
次の完全なマルチバイト文字を取り出す。これには \fBmblen\fP() 関数のみが使用する静的で名前のないシフト状態が使用される。
-ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\95ã\82\8cã\82\8b ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8aルワイド文字ならば 0 を返す。
+ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\95ã\82\8cã\82\8b ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82ã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\96\87å\97ã\81\8cã\83\8cルワイド文字ならば 0 を返す。
.PP
\fIs\fP から始まる \fIn\fP バイトが完全なマルチバイト文字を含んで いなければ、 \fBmblen\fP() は \-1 を返す。マルチバイト文字列
に冗長なシフトシーケンスが含まれていると、 \fIn\fP が \fIMB_CUR_MAX\fP 以上の場合にも このようなことが起こりえる。
\fIs\fP が NULL ならば、 \fBmblen\fP() 関数はこの関数のみが
使用するシフト状態を初期化状態に戻し、シフト状態を使用した文字符号の場合に はゼロ以外を、文字符号がシフト状態を持たない場合にはゼロを返す。
.SH 返り値
-\fBmblen\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8aルワイド文字以外を確認した場合にはそのバイト数を返す。
-ã\83\8aルワイド文字を確認した場合にはゼロを返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できなかった場合には \-1 を返す。
+\fBmblen\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89å§\8bã\81¾ã\82\8bã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\82\92æ¤\9cæ\9f»ã\81\97ã\81¦ ã\83\8cルワイド文字以外を確認した場合にはそのバイト数を返す。
+ã\83\8cルワイド文字を確認した場合にはゼロを返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できなかった場合には \-1 を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBmblen\fP() 関数はスレッドセーフではない。
.SH 説明
この関数が用いられる場合、通常 \fIs\fP が NULL でなく \fIpwc\fP も NULL で ない。この場合は、 \fBmbrtowc\fP() 関数は
\fIs\fP から始まる最大 \fIn\fP バイトの マルチバイト文字を検査して、次の完全なマルチバイト文字列を取り出し、 それをワイド文字に変換して
-\fI*pwc\fP に格納する。 同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq (NULL ワイド文字)
+\fI*pwc\fP に格納する。 同時にシフト状態 \fI*ps\fP を更新する。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq (ヌルワイド文字)
でなければ、 \fIs\fP から消費するバイト数を返す。 変換したワイド文字が L\(aq\e0\(aq の場合にはシフト状態 \fI*ps\fP を
初期状態に戻して 0 を返す。
.PP
\fInms\fP 制限によって強制的に停止するか、\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外の ワイド文字を \fIdest\fP
に格納した場合。この場合は \fI*src\fP は 次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、\fIdest\fP に書き込まれた ワイド文字の数を返す。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP
-が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の NULL
-ワイド文字は含まれない) を返す。
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に変換された場合。 (この時、副作用として \fI*ps\fP
+が初期状態に戻される。) この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、 \fIdest\fP に書き込まれた文字数 (終端の
+ã\83\8cã\83«ã\83¯ã\82¤ã\83\89æ\96\87å\97ã\81¯å\90«ã\81¾ã\82\8cã\81ªã\81\84) ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
.PP
\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限
が存在しない。
\fIlen\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外のワイド文字を \fIdest\fP に格納した場合。 この場合は \fI*src\fP
は次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、 \fIdest\fP に書き込まれたワイド文字の数を返す。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この時、副作用として \fI*ps\fP
-が初期状態に戻される。 この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、終端の NULL ワイド文字を除いて \fIdest\fP
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この時、副作用として \fI*ps\fP
+が初期状態に戻される。 この場合は \fI*src\fP には NULL が設定され、終端のヌルワイド文字を除いて \fIdest\fP
に書き込まれた文字数を返す。
.PP
\fIdest\fP が NULL の場合、\fIlen\fP は無視され、上記と同様の変換が 行われるが、変換されたワイド文字はメモリに書き込まれず、変換先の上限
\fIn\fP 文字の L\(aq\e0\(aq 以外のワイド文字を \fIdest\fP に格納した場合。 この場合は \fI*src\fP
が次に変換されるマルチバイト列を指すようにして、 \fIdest\fP に書き込まれたワイド文字の数を返す。しかしこの指している 場所のシフト状態は失われる。
.IP 3.
-マルチバイト文字列が終端の NULL ワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この場合は終端の NULL
-ワイド文字を除いて \fIdest\fP に書き込まれた文字数を返す。
+マルチバイト文字列が終端のヌルワイド文字 (\(aq\e0\(aq) まで含めて完全に 変換された場合。この場合は終端のヌルワイド文字を除いて
+\fIdest\fP に書き込まれた文字数を返す。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIn\fP ワイド文字を書き込むこ とができる空間があることを保証しなければならない。
.PP
上記の 2. の場合を避けるためにプログラマーは \fIn\fP が \fImbstowcs(NULL,src,0)+1\fP 以上であることを保証すべきである。
.SH 返り値
\fBmbstowcs\fP() 関数はワイド文字列に変換完了したワイド文字の数を返す。
-çµ\82端ã\81®ã\83\8aルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
+çµ\82端ã\81®ã\83\8cルワイド文字は含まない。不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
.SH 準拠
C99.
.SH 注意
.SH 説明
この関数が用いられる場合、通常 \fIs\fP が NULL でなく \fIpwc\fP も NULL でない。この場合は \fBmbtowc\fP() 関数は
\fIs\fP から始まる 最大 \fIn\fP バイトのマルチバイト文字列を検査して、次の完全なマルチバイト 文字を取り出し、それをワイド文字に変換して
-\fI*pwc\fP に格納する。 同時に mbtowc 関数のみが使用する内部状態を更新する。\fIs\fP が NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-以外を指している場合は、\fIs\fP から消費するバイト数を返す。 \fIs\fP が NULL バイトを指している場合には 0 を返す。
+\fI*pwc\fP に格納する。 同時に mbtowc 関数のみが使用する内部状態を更新する。\fIs\fP がヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+以外を指している場合は、\fIs\fP から消費するバイト数を返す。 \fIs\fP がヌルバイトを指している場合には 0 を返す。
.PP
\fIs\fP から始まる \fIn\fP バイトが完全なマルチバイト文字を含んで いない場合や不正なマルチバイト列を含んでいる場合には \fBmbtowc\fP()
は \-1 を返す。マルチバイト文字列に冗長なシフトシーケンスが 含まれていると \fIn\fP >= \fIMB_CUR_MAX\fP
三番目の場合として \fIs\fP が NULL の場合は \fIpwc\fP と \fIn\fP は 無視される。 \fBmbtowc\fP()
関数のみが使用するシフト状態は初期状態に 戻される。そして文字符号がシフト状態に依存するならばゼロ以外を、文字符号が 状態によらないならばゼロを返す。
.SH 返り値
-\fIs\fP ã\81\8c NULL ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fBmbtowc\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\97ã\81\9f ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92ã\80\81\fIs\fP ã\81\8cã\83\8aル文字を指している場合はゼロを、
+\fIs\fP ã\81\8c NULL ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81° \fBmbtowc\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIs\fP ã\81\8bã\82\89æ¶\88è²»ã\81\97ã\81\9f ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92ã\80\81\fIs\fP ã\81\8cã\83\8cル文字を指している場合はゼロを、
変換に失敗した場合は \-1 を返す。
.PP
\fIs\fP が NULL ならば \fBmbtowc\fP() 関数は文字符号がシフト状態に依存 していればゼロ以外を、状態によらなければゼロを返す。
はそのことを知っている)、最適化した方法で \fIc\fP の検索を実行する (すなわ
ち、検索範囲の上限を示す引き数も使用されない)。\fIc\fP が見つからなかった
場合、その結果はどうなるか分からない。次に示す呼び出しは、文字列終端の
-NULL バイトの位置を特定する高速な手段である。
+ヌルバイトの位置を特定する高速な手段である。
.in +4n
.nf
\fIsys_errlist\fP, \fIsys_nerr\fP: _BSD_SOURCE
.SH 説明
関数 \fBperror\fP() は、システムコールやライブラリ関数の呼び出しにおいて、最後に発生した
-エラーに関する説明メッセージを生成し、標準エラー出力に出力する。 (\fIs\fP が NULL でなく、 \fI*s\fP が NULL バイト
+エラーに関する説明メッセージを生成し、標準エラー出力に出力する。 (\fIs\fP が NULL でなく、 \fI*s\fP がヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) でない場合には) 引き数の文字列 \fIs\fP がまず出力され、続いてコロン、空白が出力され、
それからメッセージと改行が出力される。
定義から分かるように、パイプは一方向なので、 \fItype\fP 引き数には読み込みか書き込みのどちらか一方だけを指定できる (両方は指定できない)。
生成されるストリームは、この指定に対応して、読み取り専用または 書き込み専用のいずれかとなる。
.PP
-\fIcommand\fP 引き数は、シェルのコマンドラインを含む NULL 終端された文字列へのポインタである。 このコマンドは \fB\-c\fP フラグを用いて
-\fI/bin/sh\fP に渡される。 コマンドの解釈は (もし必要ならば) シェルによって行われる。 \fItype\fP 引き数は、NULL
-終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \(aqr\(aq か、書き込みを示す文字 \(aqw\(aq の
+\fIcommand\fP 引き数は、シェルのコマンドラインを含むヌル終端された文字列へのポインタである。 このコマンドは \fB\-c\fP フラグを用いて
+\fI/bin/sh\fP に渡される。 コマンドの解釈は (もし必要ならば) シェルによって行われる。 \fItype\fP
+引き数は、ヌル終端された文字列へのポインタで、 読み込みを示す文字 \(aqr\(aq か、書き込みを示す文字 \(aqw\(aq の
どちらか一方を指定しなければならない。 glibc 2.9 以降では、この引き数に文字 \(aqe\(aq を追加で指定できる。 文字
\(aqe\(aq を指定すると、 対応するファイルディスクリプタにおいて、 close\-on\-exec フラグ (\fBFD_CLOEXEC\fP)
がセットされる。 これが役に立つ理由については、 \fBopen\fP(2) の \fBO_CLOEXEC\fP フラグの説明を参照のこと。
\fBvsprintf\fP(), \fBvsnprintf\fP() は出力を文字列 \fIstr\fP に書き込む。
.PP
\fBsnprintf\fP() と \fBvsnprintf\fP() は最大で \fIsize\fP バイトを \fIstr\fP に書き込む (\fIsize\fP
-には文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) もを含まれる)。
+には文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) もを含まれる)。
.PP
\fBvprintf\fP(), \fBvfprintf\fP(), \fBvsprintf\fP(), \fBvsnprintf\fP() の各関数はそれぞれ
\fBprintf\fP(), \fBfprintf\fP(), \fBsprintf\fP(), \fBsnprintf\fP(),
\fBvsnprintf\fP() の呼び出しで、範囲が重複するオブジェクト間でコピーが発生する場合の 結果は不定であると規定されている
(例えば、出力先の文字列と入力された 引き数の一つが同じバッファを参照している場合などである)。 「注意」の節を参照。
.SS "Return Values"
-成功時には、上記の関数は書き込まれた文字数を返す (文字列の最後を示すために使用する NULL バイトは数に含まれない)。
+成功時には、上記の関数は書き込まれた文字数を返す (文字列の最後を示すために使用するヌルバイトは数に含まれない)。
\fBsnprintf\fP() と \fBvsnprintf\fP() は、 \fIsize\fP バイトを越える文字数を書き込まない (\fIsize\fP
-には文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も含まれる)。 この制限によって出力が切り詰められた場合には、
-もし十分なスペースがあれば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端する NULL バイトを除く) を返す。 従って、返り値が \fIsize\fP
+には文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も含まれる)。 この制限によって出力が切り詰められた場合には、
+もし十分なスペースがあれば書き込まれたであろう文字の個数 (文字列を終端するヌルバイトを除く) を返す。 従って、返り値が \fIsize\fP
以上だった場合、出力が切り詰められたことを意味する (後述の注意も参照のこと)。
エラーが発生した場合は、負の数を返す。
.TP
\fBs\fP
\fBl\fP 修飾子がない場合、 引き数は \fIconst char\ *\fP 型で文字型の配列へのポインタ (文字列へのポインタ) であることが
-期待されている。配列中の文字は、終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されない)。
+期待されている。配列中の文字は、終端の ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が出てくるまで出力される (終端文字は出力されない)。
精度が指定されていると、指定された字数以上は出力されない。 精度が指定された場合には、終端バイトが存在する必要はない。
-精度が指定されていなかったり、精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端の NULL バイトを含んでいなければならない。
+精度が指定されていなかったり、精度の値が配列の大きさより大きい場合には、 配列は終端のヌルバイトを含んでいなければならない。
\fBl\fP 修飾子が指定されている場合、 引き数は \fIconst wchar_t\ *\fP 型でワイド文字の配列へのポインタであることが期待されている。
配列中のワイド文字は (1文字毎に \fBwcrtomb\fP(3) を呼び出して) マルチバイト文字に変換される (最初のワイド文字の変換の前に
-\fBwcrtomb\fP() のシフト状態を初期状態に戻してから変換は行われる)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端する NULL ワイド文字が
-出てくるまで行われ、終端 NULL ワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列は、終端の NULL バイトが出てくるまで 出力される
-(終端の NULL バイトは出力されない)。 精度が指定された場合、指定されたバイト数以上には出力されない。
+\fBwcrtomb\fP() のシフト状態を初期状態に戻してから変換は行われる)。 マルチバイト文字への変換は、文字列を終端するヌルワイド文字が
+出てくるまで行われ、終端ヌルワイド文字も含めて変換される。 結果のマルチバイト文字列は、終端のヌルバイトが出てくるまで 出力される
+(終端のヌルバイトは出力されない)。 精度が指定された場合、指定されたバイト数以上には出力されない。
但し、マルチバイト文字の一部分だけが出力されることはない。 精度は「バイト」数を指定するものであり、「ワイド文字」数や
「画面での位置」を指定するものではないことに注意。 精度が指定されていて、さらに出力が配列の末尾に達する前に出力バイト数が
-精度の値を超える場合だけは、配列は NULL ワイド文字で終端されていなくてもよい。 それ以外の場合は、必ず配列は NULL
-ワイド文字で終端されていなければならない。
+精度の値を超える場合だけは、配列はヌルワイド文字で終端されていなくてもよい。 それ以外の場合は、必ず配列はヌルワイド文字で終端されていなければならない。
.TP
\fBC\fP
(C99 にはないが SUSv2 にはある) \fBlc\fP と同じ。使ってはならない。
デフォルトでは、 \fBpthread_create\fP() で作成されたすべてのスレッドはプログラム名を継承する。
\fBpthread_setname_np\fP() 関数を使うとスレッドに固有の名前を設定することができる。
スレッド固有の名前はマルチスレッド・アプリケーションのデバッグに便利である。 スレッド名は意味のある C 言語の文字列である。 その長さは 16
-文字に限定されており、 終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
+文字に限定されており、 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) も 16 文字に含まれる。 \fIthread\fP
引き数で名前を変更するスレッドを指定する。 \fIname\fP には新しい名前を指定する。
\fBpthread_getname_np\fP() 関数を使うと、 スレッド名を取得することができる。 \fIthread\fP
引き数は名前を取得するスレッドを指定する。 バッファ \fIname\fP はスレッド名を返すのに使用される。 \fIlen\fP には \fIname\fP
-の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。 出力バッファに返されたスレッド名は
-NULL 終端される。
+の大きさをバイトで指定する。 \fIname\fP で指定されたバッファの大きさは最低でも 16 文字とすべきである。
+出力バッファに返されたスレッド名はヌル終端される。
.SH 返り値
成功すると、これらの関数は 0 を返す。
エラーの場合、0 以外のエラー番号を返す。
.SH 説明
\fBptsname\fP() 関数は \fIfd\fP で参照されるマスタ擬似端末 (pts) デバイスに対応する スレーブ擬似端末デバイスの名前を返す。
-\fBptsname_r\fP() 関数は \fBptsname\fP() のリエントラントなバージョンである。 この関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、
-NULL で終端された文字列の形で \fIbuf\fP で指定されたバッファに格納して返す。 \fIbuflen\fP 引き数には \fIbuf\fP
-のバイト数を指定する。
+\fBptsname_r\fP() 関数は \fBptsname\fP() のリエントラントなバージョンである。
+この関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、ヌルで終端された文字列の形で \fIbuf\fP で指定されたバッファに格納して返す。 \fIbuflen\fP
+引き数には \fIbuf\fP のバイト数を指定する。
.SH 返り値
成功の場合、 \fBptsname\fP() は静的記憶領域の文字列へのポインタを返す。 この記憶領域はこの後の \fBptsname\fP()
の呼び出しで上書きされる。 このポインタを free してはいけない。 エラーの場合は NULL を返す。
\fBint putgrent(const struct group *\fP\fIgrp\fP\fB, FILE *\fP\fIfp\fP\fB);\fP
.SH 説明
\fBputgrent\fP() 関数は \fBfgetgrent\fP(3) の逆である。 この関数は与えられた \fIstruct group\fP を
-\fIfp\fP で指されるファイルに書き込む。 グループメンバのリストは、NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。
+\fIfp\fP で指されるファイルに書き込む。 グループメンバのリストは、 NULL で終端されるか、 NULL で初期化されなければならない。
.sp
\fIstruct group\fP は以下のように定義される:
.sp
.SH 説明
\fBfputc\fP() は、キャラクタ \fIc\fP を \fIunsigned char\fP にキャストし、 \fIstream\fP に書き込む。
.PP
-\fBfputs\fP() は、文字列 \fIs\fP を \fIstream\fP に書き込む。 文字列終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-は出力しない。
+\fBfputs\fP() は、文字列 \fIs\fP を \fIstream\fP に書き込む。 文字列終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は出力しない。
.PP
\fBputc\fP() は、 \fIstream\fP を一度以上評価するマクロとして実装されているかも知れないという点を除き、 \fBfputc\fP()
と同じである。
.sp
\fBint re_exec(char *\fP\fIstring\fP\fB);\fP
.SH 説明
-\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP で示される NULL で終端された正規表現をコンパイルするために使用される。
+\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP で示されるヌルで終端された正規表現をコンパイルするために使用される。
コンパイルされたパターンは静的な領域を使用しており、そのパターンバッファ は以降の \fBre_comp\fP() の使用によって上書きされる。 もし
\fIregex\fP が NULL ならば何の操作も行われず、パターンバッファの内容は 置き換えられない。
-\fBre_exec\fP() は、 \fIstring\fP が指す NULL で終端された文字列が前回コンパイルされた \fIregex\fP
+\fBre_exec\fP() は、 \fIstring\fP が指すヌルで終端された文字列が前回コンパイルされた \fIregex\fP
にマッチするかどうかを評価するために使用される。
.SH 返り値
\fBre_comp\fP() は、 \fIregex\fP のコンパイルに成功した場合 NULL を返し、
.PP
\fIdirent\fP 構造体のフィールドで POSIX.1 で要求されているのは、 \fId_name\fP[] と (XSI 拡張での) \fId_ino\fP
だけである。 \fId_name\fP[] はその大きさも規定されておらず、 このフィールドには最大で \fBNAME_MAX\fP 個の文字と、それに続く終端の
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全てのシステムに存在するわけではない。
+ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)が格納される。 他のフィールドは非標準であり、全てのシステムに存在するわけではない。
詳細については、下記の「注意」を参照のこと。
.PP
\fBreaddir\fP() によって返されるデータは、それ以降の同じストリームに対する \fBreaddir\fP()
.RE
.ad
.SH 説明
-\fBrealpath\fP() は \fIpath\fP として与えられた NULL 終端された文字列中の すべてのシンボリックリンクを展開し、 \fI/./\fP,
+\fBrealpath\fP() は \fIpath\fP として与えられたヌル終端された文字列中の すべてのシンボリックリンクを展開し、 \fI/./\fP,
\fI/../\fP による参照や余分な \(aq/\(aq を解決して、正規化された絶対パス名を生成する。 得られた絶対パス名は、最大で
-\fBPATH_MAX\fP バイトの NULL 終端された文字列として、 \fIresolved_path\fP により参照されるバッファに格納される。
+\fBPATH_MAX\fP バイトのヌル終端された文字列として、 \fIresolved_path\fP により参照されるバッファに格納される。
結果として返るパスの中には、シンボリックリンクや \fI/./\fP, \fI/../\fP といった要素は含まれない。
.\" Even if we use resolved_path == NULL, then realpath() will still
\fIerrbuf\fP、 文字列バッファのサイズ \fIerrbuf_size\fP を引数にとる。
この関数は、ヌル文字で終端されたエラーメッセージ文字列を格納するのに必要な \fIerrbuf\fP のサイズを返す。もし \fIerrbuf\fP と
\fIerrbuf_size\fP の両方が非 0 値であれば、 \fIerrbuf\fP には最初の \fIerrbuf_size \- 1\fP
-文字分にエラーメッセージと終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が収まるように代入される。
+文字分にエラーメッセージと終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が収まるように代入される。
.SS "POSIX パターンバッファ解放"
引数にコンパイルされたパターンバッファ \fIpreg\fP を与えて \fBregfree\fP() を呼び出すと、 \fBregcomp\fP()
によるコンパイル時にパターンバッファに割り当てられたメモリが解放される。
.SH 説明
\fBrpmatch\fP() は yes/no の質問に対するユーザからの応答を処理する。 国際化 (I18N) に対応している。
-\fIresponse\fP にはユーザからの応答を格納した NULL 終端文字列が入っている必要がある。 たいていは、 \fBfgets\fP(3) や
+\fIresponse\fP にはユーザからの応答を格納したヌル終端文字列が入っている必要がある。 たいていは、 \fBfgets\fP(3) や
\fBgetline\fP(3) で取り込んだものであろう。
プログラムが \fBsetlocale\fP(3) を呼び出して環境変数の変更を有効にした場合、 環境変数 \fBLANG\fP, \fBLC_MESSAGES\fP,
\(bu
\fI「最大フィールド幅」\fP を指定する 10進数 (省略可能)。 この最大値に達するか、一致しない文字が見つかるか、のどちらかに
なると、文字の読み込みを停止する。 ほとんどの変換では、先頭のホワイトスペース文字は捨てられ (例外については後述する)、
-捨てられたこれらの文字は最大フィールド幅の計算には含まれない。 文字列の入力変換では、入力の末尾を示す終端の NULL バイト
-(\(aq\e0\(aq) も格納されるが、最大フィールド幅にはこの終端バイトは含まれない。
+捨てられたこれらの文字は最大フィールド幅の計算には含まれない。 文字列の入力変換では、入力の末尾を示す終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
+も格納されるが、最大フィールド幅にはこの終端バイトは含まれない。
.TP
\(bu
\fI「型修飾子」 (type modifier characters)\fP (省略可能)。 例えば、型修飾子 \fBl\fP を \fB%d\fP
.TP
\fBs\fP
ホワイトスペースではない文字で構成された文字列に対応する。 次のポインタは文字の配列へのポインタでなければならず、 その文字配列は、入力された文字列と
-(自動的に追加される) 終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を格納するのに十分な大きさでなければならない。
+(自動的に追加される) 終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を格納するのに十分な大きさでなければならない。
文字列の入力は、ホワイトスペースが入力されるか、最大フィールド幅に 達するか、のどちらかが起こると停止される。
.TP
\fBc\fP
\fI「最大フィールド幅」\fP (デフォルトは 1) で指定された幅の文字の列に対応する。 次のポインタは \fIchar\fP
-へのポインタで、すべての文字を格納するのに十分な領域が なければならない (終端の NULL バイトは追加されない)。
+へのポインタで、すべての文字を格納するのに十分な領域が なければならない (終端のヌルバイトは追加されない)。
通常行われる先頭のホワイトスペースの読み飛ばしは行われない。 先頭のホワイトスペースを読み飛ばすためには、
フォーマット文の中で明示的にスペースを使用すれば良い。
.TP
\fB\&[\fP
格納された文字列のうちから取り出された、 指定された文字の集合で構成される空ではない文字の列に対応する。 次のポインタは \fIchar\fP
-へのポインタでなければならず、 そこには文字列中のすべての文字と終端の NULL バイト を格納するための十分な領域がなければならない。
+へのポインタでなければならず、 そこには文字列中のすべての文字と終端のヌルバイト を格納するための十分な領域がなければならない。
通常行われる先頭のホワイトスペースの読み飛ばしは行われない。 この文字列は特別な集合の中の文字で構成されている。 この集合は 開き括弧 \fB[\fP
と閉じ括弧 \fB]\fP の間の文字で定義される。 開き括弧のあとの最初の文字が曲アクセント記号 (\fB^\fP)
の場合、集合はこれらの文字を含まないものとなる。 閉じ括弧を集合に含ませるためには、この文字を開き括弧または
.PP
\fBsetnetgrent\fP() コールは、この後で呼ばれる \fBgetnetgrent\fP() コールが検索するネットグループを定める。
\fBgetnetgrent\fP() 関数はネットグループの次のエントリを取得し、 \fIhost\fP, \fIuser\fP, \fIdomain\fP
-にポインタを入れて返る。 NULL ポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
+にポインタを入れて返る。ヌルポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
得られたポインタは、ネットグループ関係の関数のいずれかが呼ばれるまでの 間だけ有効である。この問題を避けるためには GNU 拡張の関数
\fBgetnetgrent_r\fP() を使うとよい。この関数は呼び出し側が用意したバッファに 文字列を格納する。割り当て済のバッファを全て解放するには
\fBendnetgrent\fP() を使用する。
.\" object in that subdirectory.
\fBshm_open\fP() の動作は \fBopen\fP(2) とよく似ている。 \fIname\fP
で作成したりオープンしたりする共有メモリ・オブジェクトを指定する。 移植性を持たせるためには、共有メモリ・オブジェクトは \fI/somename\fP
-という形式の名前で識別し、 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP (すなわち 255) 文字の NULL 終端された文字列で、
+という形式の名前で識別し、 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP (すなわち 255) 文字のヌル終端された文字列で、
スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式 にすべきである。
.LP
\fIoflag\fP はビットマスクで、 \fBO_RDONLY\fP と \fBO_RDWR\fP のいずれか一方と、以下に述べる他のフラグの論理和をとったもの
.ad
.PD
.SH 説明
-\fBstpcpy\fP() 関数は、\fIsrc\fP で指された文字列を (文字列を終端する NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を含めて)
-\fIdest\fP で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 \fIdest\fP はコピーを受け取る
-のに十分大きくなくてはならない。
+\fBstpcpy\fP() 関数は、\fIsrc\fP で指された文字列を (文字列を終端するヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を含めて) \fIdest\fP
+で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 \fIdest\fP はコピーを受け取る のに十分大きくなくてはならない。
.SH 返り値
-\fBstpcpy\fP() は、文字列 \fIdest\fP の始まりではなく \fB終り\fPを指すポインタ (すなわち、文字列を終端する NULL バイト)
-を返す。
+\fBstpcpy\fP() は、文字列 \fIdest\fP の始まりではなく \fB終り\fPを指すポインタ (すなわち、文字列を終端するヌルバイト) を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBstpcpy\fP() 関数はスレッドセーフである。
.ad
.PD
.SH 説明
-\fBstpncpy\fP() 関数は \fIsrc\fP が指している文字列から終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を含めて最大 \fIn\fP
-バイトを \fIdest\fP にコピーする。長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP より小さい場合には \fIdest\fP の残りの 部分には
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) 文字が埋められる。 長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP 以上ならば、 \fIdest\fP
-が指す文字列は NULL で終端されていない。
+\fBstpncpy\fP() 関数は \fIsrc\fP が指している文字列から終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を含めて最大 \fIn\fP バイトを
+\fIdest\fP にコピーする。長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP より小さい場合には \fIdest\fP の残りの 部分にはヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) 文字が埋められる。 長さ \fIstrlen(src)\fP が \fIn\fP 以上ならば、 \fIdest\fP
+が指す文字列はヌルで終端されていない。
.PP
二つの文字列は重なってはならない。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に少なくとも \fIn\fP バイトの空きがあることを 保証しなければならない。
.SH 返り値
-\fBstpncpy\fP() は \fIdest\fP の終端の NULL バイトを指すポインターを返すか、 \fIdest\fP が NULL
-バイトで終端されていない場合には \fIdest\fP+\fIn\fP を返す。
+\fBstpncpy\fP() は \fIdest\fP の終端のヌルバイトを指すポインターを返すか、 \fIdest\fP がヌルバイトで終端されていない場合には
+\fIdest\fP+\fIn\fP を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
\fBstpncpy\fP() 関数はスレッドセーフである。
\fBchar *strncat(char *\fP\fIdest\fP\fB, const char *\fP\fIsrc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrcat\fP() 関数は、\fIdest\fP 文字列の後に \fIsrc\fP 文字列を付け加える。 その際に、\fIdest\fP の最後にある終端の
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は上書きされ、新たに生成された文字列の末尾に終端の NULL バイトが付与される。 二つの文字列
+\fBstrcat\fP() 関数は、\fIdest\fP 文字列の後に \fIsrc\fP 文字列を付け加える。 その際に、\fIdest\fP
+の最後にある終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は上書きされ、新たに生成された文字列の末尾に終端のヌルバイトが付与される。 二つの文字列
\fIsrc\fP と \fIdest\fP は重なってはならない。 また、文字列 \fIdest\fP は、連結後の結果を格納するのに 十分な大きさでなければならない。
\fIdest\fP が十分な大きさでない場合、プログラムがどのような動作をするか分からない。
バッファオーバーランはセキュアなプログラムを攻撃する際に好んで使われる方法である。
\fIsrc\fP のうち最大 \fIn\fP バイトが使用される。
.IP *
\fIsrc\fP が \fIn\fP バイト以上の場合、
-\fIsrc\fP は NULL 終端されている必要はない。
+\fIsrc\fP はヌル終端されている必要はない。
.PP
-\fBstrcat\fP() と同じく、\fIdest\fP に格納される結果の文字列は常に NULL 終端される。
+\fBstrcat\fP() と同じく、\fIdest\fP に格納される結果の文字列は常にヌル終端される。
.PP
\fIsrc\fP が \fIn\fP バイト以上の場合、 \fBstrncat\fP() は \fIdest\fP に \fIn+1\fP
-バイトを書き込む (\fIsrc\fP からの \fIn\fP バイトと終端の NULL バイトである)。
+バイトを書き込む (\fIsrc\fP からの \fIn\fP バイトと終端のヌルバイトである)。
したがって、\fIdest\fP の大きさは最低でも \fIstrlen(dest)+n+1\fP でなければ
ならない。
size_t strlcat(char *dest, const char *src, size_t size);
.\" https://lwn.net/Articles/506530/
-この関数は、 NULL 終端された文字列 \fIsrc\fP を文字列 \fIdest\fP に追加する。 具体例には、 \fIsize\fP が
-\fIstrlen(dest)\fP より大きい場合には最大で \fIsize\-strlen(dest)\-1\fP バイトを \fIsrc\fP からコピーし、
-結果の末尾に終端の NULL バイトを追加する。 この関数では \fBstrcat\fP() のバッファオーバーランが発生するという問題が修正されているが、
-\fIsize\fP が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数は \fBstrlcat\fP()
+この関数は、ヌル終端された文字列 \fIsrc\fP を文字列 \fIdest\fP に追加する。 具体例には、 \fIsize\fP が \fIstrlen(dest)\fP
+より大きい場合には最大で \fIsize\-strlen(dest)\-1\fP バイトを \fIsrc\fP からコピーし、 結果の末尾に終端のヌルバイトを追加する。
+この関数では \fBstrcat\fP() のバッファオーバーランが発生するという問題が修正されているが、 \fIsize\fP
+が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数は \fBstrlcat\fP()
が作成しようとした文字列の長さを返す。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合、 データロスが発生している。 データロスが問題となる場合は、
呼び出し側で、 呼び出し前に引き数をチェックするか、 この関数の返り値を検査するかのいずれかをしなければならない。 \fBstrlcat\fP() は
glibc には存在せず、 POSIX による標準化もされていないが、 Linux では \fIlibbsd\fP ライブラリ経由で利用できる。
ここでいう「文字」は「バイト」の意味なので、 これらの関数はワイド文字やマルチバイト文字では動作しない。
.SH 返り値
\fBstrchr\fP() と \fBstrrchr\fP() 関数は一致した文字へのポインタを返し、もし
-文字が見つからない場合は NULL を返す。終端の NULL バイトは文字列の一部と
+文字が見つからない場合は NULL を返す。終端のヌルバイトは文字列の一部と
みなされ、\fIc\fP に \(aq\e0\(aq が指定された場合には、これらの関数は
-終端の NULL バイトへのポインタを返す。
+終端のヌルバイトへのポインタを返す。
\fBstrchrnul\fP() 関数は一致した文字へのポインタを返す。 文字が見つからない場合は、\fIs\fP の末尾のヌルバイトへの ポインタ (つまり
\fIs+strlen(s)\fP) を返す。
.\" "strlcpy and strlcat - consistent, safe, string copy and concatenation"
.\" 1999 USENIX Annual Technical Conference
.\" https://lwn.net/Articles/506530/
-この関数は \fBstrncpy\fP() と同様だが、 最大でも \fIsize\-1\fP バイトしか \fIdest\fP にコピーをせず、 末尾への終端の NULL
-バイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ (の未使用部分) への NULL バイトの書き込みが行われない。 この関数では \fBstrcpy\fP() や
-\fBstrncpy\fP() の持つ問題のいくつかが修正されているが、 \fIsize\fP が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、
-依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数の返り値は \fIsrc\fP の長さである。 これにより、
-末尾の切り詰めが行われたかを簡単に検出することができる。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合には、 末尾の切り詰めが発生している。
+この関数は \fBstrncpy\fP() と同様だが、 最大でも \fIsize\-1\fP バイトしか \fIdest\fP にコピーをせず、
+末尾への終端のヌルバイトの追加が必ず行われ、 宛先バッファ (の未使用部分) へのヌルバイトの書き込みが行われない。 この関数では
+\fBstrcpy\fP() や \fBstrncpy\fP() の持つ問題のいくつかが修正されているが、 \fIsize\fP
+が小さすぎた場合にはデータが失われる問題には、 依然として呼び出し側で対処する必要がある。 この関数の返り値は \fIsrc\fP の長さである。
+これにより、 末尾の切り詰めが行われたかを簡単に検出することができる。 返り値が \fIsize\fP 以上の場合には、 末尾の切り詰めが発生している。
データロスが問題となる場合は、 呼び出し側で、 呼び出し前に引き数をチェックするか、 この関数の返り値を検査するかのいずれかをしなければならない。
\fBstrlcpy\fP() は glibc には存在せず、 POSIX による標準化もされていないが、 Linux では \fIlibbsd\fP
ライブラリ経由で利用できる。
\fBstrndup\fP() 関数は同様であるが、最大で \fIn\fP バイトを複製する。
\fIs\fP が \fIn\fP よりも長い場合、\fIn\fP バイトだけが複製され、
-終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)) が追加される。
+終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)) が追加される。
\fBstrdupa\fP() と \fBstrndupa\fP() も同様だが、バッファの確保に
\fBalloca\fP(3) を使用する点が異なる。
\fBn\fP
\fIdouble\fP 型の引き数ひとつが、 ロケールの国内通貨フォーマット (national currency format) を用いて変換される。
.SH 返り値
-\fBstrfmon\fP() 関数は、結果の文字列が終端の NULL バイトを含めて配列 \fIs\fP に収まった場合には、 \fIs\fP
-に書きこまれた文字数を返す。NULL バイトは文字数に入らない。 それ以外の場合には、 \fIerrno\fP に \fBE2BIG\fP を設定して \-1
-ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82 ã\81\93ã\81®å ´å\90\88ã\81®é\85\8då\88\97ã\81®å\86\85容ã\81¯æ\9cªå®\9a義ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
+\fBstrfmon\fP() 関数は、結果の文字列が終端のヌルバイトを含めて配列 \fIs\fP に収まった場合には、 \fIs\fP
+に書きこまれた文字数を返す。ヌルバイトは文字数に入らない。 それ以外の場合には、 \fIerrno\fP に \fBE2BIG\fP を設定して \-1 を返す。
+この場合の配列の内容は未定義である。
.SH 準拠
POSIX.1\-2001 にはない。 他のいくつかのシステムに存在する。
.SH 例
\fBstrftime\fP() 関数 は、要素別の時刻 \fItm\fP の内容を \fIformat\fP で指定された書式指定にしたがって変換し、 長さ
\fImax\fP の文字列 \fIs\fP に書き込む。
.PP
-書式指定は NULL 終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion specification)」と呼ばれる特別な文字列を
-含まることができる。 各々の変換指定は \(aq%\(aq 文字で始まり、 「変換指定文字 (conversion specifier
-character)」と呼ばれる 何らか他の文字で終端される。上記以外の全ての文字列は 「通常の文字列 (ordinary character
-sequence)」となる。
+書式指定はヌル終端された文字列であり、 「変換指定 (conversion specification)」と呼ばれる特別な文字列を 含まることができる。
+各々の変換指定は \(aq%\(aq 文字で始まり、 「変換指定文字 (conversion specifier character)」と呼ばれる
+何らか他の文字で終端される。上記以外の全ての文字列は 「通常の文字列 (ordinary character sequence)」となる。
.PP
(NULL バイトも含む) 通常の文字列内の文字は、 そのまま \fIformat\fP から \fIs\fP にコピーされる。
一方、変換指定の文字は以下のように置換される。
.PP
要素別の時刻構造体 \fItm\fP の詳細は \fI<time.h>\fP に定義されている。 \fBctime\fP(3) も参照すること。
.SH 返り値
-終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP バイトを超えなかった場合、 \fBstrftime\fP() 関数は配列 \fIs\fP
-に格納されたバイト数を返す (このバイト数に終端の NULL バイトは含まれない)。 終端の NULL バイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP
+終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP バイトを超えなかった場合、 \fBstrftime\fP() 関数は配列 \fIs\fP
+に格納されたバイト数を返す (このバイト数に終端のヌルバイトは含まれない)。 終端のヌルバイトを含めた結果の文字列の長さが \fImax\fP
バイトを超える場合には、 \fBstrftime\fP() は 0 を返し、配列の内容は不定となる。 (少なくとも libc 4.4.4
以降ではこの動作となる。 libc 4.4.1 などの非常に古いバージョンの libc では配列が短かすぎた場合には \fImax\fP が返される。)
.LP
\fBsize_t strxfrm(char *\fP\fIdest\fP\fB, const char *\fP\fIsrc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
\fIsrc\fP を現在のロケールに変換し、最初の \fIn\fP 文字を \fIdest\fP にコピーする。
.SH 説明
-文字列関数は、NULL 終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれの関数の説明については個々のmanページを見よ。
+文字列関数は、ヌル終端された文字列に 対して、文字列操作を実行する。 それぞれの関数の説明については個々のmanページを見よ。
.SH 関連項目
\fBindex\fP(3), \fBrindex\fP(3), \fBstpcpy\fP(3), \fBstrcasecmp\fP(3), \fBstrcat\fP(3),
\fBstrchr\fP(3), \fBstrcmp\fP(3), \fBstrcoll\fP(3), \fBstrcpy\fP(3), \fBstrcspn\fP(3),
\fBsize_t strlen(const char *\fP\fIs\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP の長さを計算する。 このとき、終端 NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は計算に含まれない。
+\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP の長さを計算する。 このとき、終端ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は計算に含まれない。
.SH 返り値
\fBstrlen\fP() 関数は文字列 \fIs\fP のバイト数を返す。
.SH 属性
.PD
.SH 説明
\fBstrnlen\fP() 関数は \fIs\fP が指す文字列の長さをバイト数で返す。 長さには
-終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まない。 また長さは最大で
+終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まない。 また長さは最大で
\fImaxlen\fP までであり、 \fBstrnlen\fP() は \fIs\fP の最初の \fImaxlen\fP バイト
のみを検査し \fIs+maxlen\fP より先を検査することはない。
.SH 返り値
\fBstrnlen\fP() 関数は \fImaxlen\fP 以下ならば \fIstrlen(s)\fP と同じ値を返す。
-\fIs\fP の指す文字列が最大 \fImaxlen\fP バイトまでに NULL バイト
+\fIs\fP の指す文字列が最大 \fImaxlen\fP バイトまでにヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) 文字を含まない場合には \fImaxlen\fP を返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
年 (\fB%C\fP からのオフセット)。ロケールに依存した別の数値シンボルを使う。
.SH 返り値
この関数の返り値は、関数の中で処理されなかった最初の文字へのポインタである。 フォーマット文字列が必要する以上の文字が入力文字列に含まれている場合、
-返り値は最後に処理された入力文字の次の文字を指す。 すべての入力文字列が処理された場合、 返り値は文字列末尾の NULL バイトを指す。
-\fBstrptime\fP() がフォーマット文字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数は NULL ポインタを返す。
+返り値は最後に処理された入力文字の次の文字を指す。 すべての入力文字列が処理された場合、 返り値は文字列末尾のヌルバイトを指す。
+\fBstrptime\fP() がフォーマット文字列のすべての比較に失敗し、 エラーが起こった場合、関数はヌルポインタを返す。
.SH 準拠
SUSv2, POSIX.1\-2001.
.SH 注意
\fBstrsep\fP(): _BSD_SOURCE
.SH 説明
\fI*stringp\fP が NULL の場合、 \fBstrsep\fP() 関数は何もせずに NULL を返す。 さもなければ、文字列
-\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字を NULL
-バイト (\(aq\e0\(aq) で上書きすることで 終端される。 \fI*stringp\fP は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。
+\fIstringp\fP を \fIdelim\fP に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字をヌルバイト
+(\(aq\e0\(aq) で上書きすることで 終端される。 \fI*stringp\fP は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。
区切り文字が見つからない場合、\fI*stringp\fP 文字列全体がトークンとして 扱われ、\fI*stringp\fP は NULL となる。
.SH 返り値
\fBstrsep\fP() 関数は、トークンへのポインタを返す。 つまり、元の \fI*stringp\fP の値を返す。
\fBchar *strcasestr(const char *\fP\fIhaystack\fP\fB, const char *\fP\fIneedle\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-\fBstrstr\fP() 関数は、部分文字列 \fIneedle\fP が文字列 \fIhaystack\fP 中 で最初に現れる位置を見つける。 文字列を終端
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は比較されない。
+\fBstrstr\fP() 関数は、部分文字列 \fIneedle\fP が文字列 \fIhaystack\fP 中 で最初に現れる位置を見つける。
+文字列を終端ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は比較されない。
\fBstrcasestr\fP() 関数は \fBstrstr\fP() 関数と同様だが、 両方の引数に対して大文字小文字を無視する。
.SH 返り値
バイト集合を指定する。同じ文字列を解析する一連の呼び出しにおいて、
\fIdelim\fP に違う文字列を指定してもよい。
-\fBstrtok\fP() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納した NULL 終端
+\fBstrtok\fP() のそれぞれの呼び出しでは、次のトークンを格納したヌル終端
された文字列へのポインタが返される。この文字列には区切りバイトは含まれ
ない。これ以上トークンが見つからなかった場合には、NULL が返される。
\fBstrtok\fP() は NULL を返す (したがって、 空の文字列や区切りバイトだけを含む文字列の場合には、 最初の \fBstrtok\fP()
の呼び出しで NULL が返ることになる)。
-各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
-に達するまで文字列を前方に検索することで見つかる。 区切りバイトが見つかった場合には、 現在のトークンの終わりを示すために、 見つかった区切りバイトが
-NULL バイトで上書きされ、 \fBstrtok\fP() はポインタを次のバイトに設定する。
-ã\81\93ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81¯ã\80\81次ã\81®ã\83\88ã\83¼ã\82¯ã\83³ã\82\92æ¤\9cç´¢ã\81\99ã\82\8bé\9a\9bã\81®é\96\8bå§\8bç\82¹ã\81¨ã\81\97ã\81¦ä½¿ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\81®å ´å\90\88ã\80\81 \fBstrtok\fP() ã\81¯è¦\8bã\81¤ã\81\8bã\81£ã\81\9fã\83\88ã\83¼ã\82¯ã\83³ã\81®å\85\88é ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
+各トークンの末尾は、次の区切りバイトが見つかるか、終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) に達するまで文字列を前方に検索することで見つかる。
+区切りバイトが見つかった場合には、 現在のトークンの終わりを示すために、 見つかった区切りバイトがヌルバイトで上書きされ、 \fBstrtok\fP()
+はポインタを次のバイトに設定する。 このポインタは、次のトークンを検索する際の開始点として使用される。 この場合、 \fBstrtok\fP()
+は見つかったトークンの先頭へのポインタを返す。
上記の説明の通り、 解析対象の文字列に 2 つ以上の区切りバイトが連続している場合には、 一つの区切りバイトとみなされ、
文字列の先頭や末尾にある区切りバイトは無視される。 言い換えると、 \fBstrtok\fP() が返すトークンは必ず空でない文字列となる。
したがって、例えば "\fIaaa;;bbb,\fP" という文字列が与えられたとすると、 区切り文字列 "\fI;,\fP" を指定した一連の
-\fBstrtok\fP() の呼び出しでは、 "\fIaaa\fP" と \fIbbb\fP" が返り、その次に NULL ポインタが返る。
+\fBstrtok\fP() の呼び出しでは、 "\fIaaa\fP" と \fIbbb\fP" が返り、その次にヌルポインタが返る。
\fBstrtok_r\fP() 関数は \fBstrtok\fP() のリエントラント版である。 \fIsaveptr\fP 引き数は \fIchar\ *\fP
変数へのポインタであり、 同じ文字列の解析を行う \fBstrtok_r\fP() の呼び出し間で処理状況を保存するために \fBstrtok_r\fP()
変換は、プログラムの現在のロケールのカテゴリ \fBLC_COLLATE\fP に
基づいて行われる (\fBsetlocale\fP(3) を参照)。
.SH 返り値
-\fBstrxfrm\fP() 関数は、変換された文字列を \fIdest\fP に代入するときに 必要なバイト数から、終端の NULL バイト
+\fBstrxfrm\fP() 関数は、変換された文字列を \fIdest\fP に代入するときに 必要なバイト数から、終端のヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) の分を 引いたものを返す。もし返り値が \fIn\fP 以上の場合、 \fIdest\fP の内容は不定となる。
.SH 準拠
SVr4, 4.3BSD, C89, C99.
ユーザID あたりの同時に存在できるプロセスの最大数。 \fB_POSIX_CHILD_MAX\fP (25) 未満であってはならない。
.TP
\fBHOST_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_HOST_NAME_MAX\fP
-\fBgethostname\fP(2) で返されるホスト名の最大長。末尾の NULL バイトは長さに含まれない。
-\fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP (255) 未満であってはならない。
+\fBgethostname\fP(2) で返されるホスト名の最大長。末尾のヌルバイトは長さに含まれない。 \fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP
+(255) 未満であってはならない。
.TP
\fBLOGIN_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_LOGIN_NAME_MAX\fP
-ログイン名の長さの最大値。末尾の NULL バイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+ログイン名の長さの最大値。末尾のヌルバイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
.TP
clock ticks \- \fB_SC_CLK_TCK\fP
1秒あたりのクロックティック数。 対応する変数は廃止された。この変数は当然ながら \fBCLK_TCK\fP と呼ばれていた。 (注意: マクロ
\fB_POSIX_SYMLOOP_MAX\fP (8) 未満であってはならない。
.TP
\fBTTY_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_TTY_NAME_MAX\fP
-端末デバイス名の最大長。長さには末尾の NULL バイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+端末デバイス名の最大長。長さには末尾のヌルバイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
.TP
\fBTZNAME_MAX\fP \- \fB_SC_TZNAME_MAX\fP
タイムゾーン名として使えるバイト数の最大値。 \fB_POSIX_TZNAME_MAX\fP (6) 未満であってはならない。
\fBIGNBRK\fP が設定されている場合は、BREAK 信号は無視される。 \fBIGNBRK\fP が設定されていないが、\fBBRKINT\fP
が設定されている場合は、 BREAK 信号によって入出力キューがフラッシュされ、 さらに、端末がフォアグラウンドプロセスグループの制御端末の場合は、
フォアグラウンドプロセスグループに \fBSIGINT\fP が送られる。 \fBIGNBRK\fP も \fBBRKINT\fP も設定されていない場合、 BREAK
-を NULL バイト (\(aq\e0\(aq) として読み込む。 ただし、\fBPARMRK\fP が設定されている場合は \e377 \e0 \e0
+をヌルバイト (\(aq\e0\(aq) として読み込む。 ただし、\fBPARMRK\fP が設定されている場合は \e377 \e0 \e0
のシーケンスとして 読み込む。
.TP
\fBIGNPAR\fP
.PD
.SH 説明
\fBwcpcpy\fP() 関数は、 \fBstpcpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は \fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列を、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて、 \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
+が指すワイド文字文字列を、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて、 \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
プログラマは、少なくとも \fIwcslen(src)+1\fP 文字のワイド文字 が入るだけの領域を \fIdest\fP に対して確保しなければならない。
.SH 返り値
-\fBwcpcpy\fP() は、ワイド文字文字列 \fIdest\fP の末尾、つまり終端の NULL ワイド文字 を指すポインタを返す。
+\fBwcpcpy\fP() は、ワイド文字文字列 \fIdest\fP の末尾、つまり終端のヌルワイド文字 を指すポインタを返す。
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
関数 \fBwcpcpy\fP() はスレッドセーフである。
.PD
.SH 説明
\fBwcpncpy\fP() 関数は、 \fBstpncpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列から \fIdest\fP が指す ワイド文字文字列に、終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて 最大
-\fIn\fP 文字をコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP にコピーされる。 つまり、\fIwcslen(src)\fP の長さが
-\fIn\fP より小さければ、 \fIdest\fP が指す配列中の残りのワイド文字は L\(aq\e0\(aq 文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP
-の長さが \fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す 文字列は L\(aq\e0\(aq で終端されない。
+が指すワイド文字文字列から \fIdest\fP が指す ワイド文字文字列に、終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて 最大 \fIn\fP
+文字をコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP にコピーされる。 つまり、\fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
+より小さければ、 \fIdest\fP が指す配列中の残りのワイド文字は L\(aq\e0\(aq 文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが
+\fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す 文字列は L\(aq\e0\(aq で終端されない。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
\fBsize_t wcrtomb(char *\fP\fIs\fP\fB, wchar_t \fP\fIwc\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
+この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
この場合には、 \fBwcrtomb\fP() 関数はワイド文字 \fIwc\fP をマルチバイト表 現に変換し、\fIs\fP が指す char
型の配列にこれを格納する。この関数は シフト状態 \fI*ps\fP を更新し、出力されたマルチバイト表現の長さ、すな わち \fIs\fP
に書き込まれたバイト数を返す。
.PP
-別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
+別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
\fBwcrtomb\fP() 関数は、\fI*ps\fP を初期状態に戻すのに必 要なシフトシーケンスを \fIs\fP が指す char 型配列に格納し、その後に
\(aq\e0\(aq を格納する。この関数はシフト状態 \fI*ps\fP を更新し(つまり初期状態に戻 し)、シフトシーケンスの長さに 1
を加えた値を返す。この値は \fIs\fP に 書き込まれたバイト数である。
.fi
.SH 説明
\fBwcscat\fP() 関数は、 \fBstrcat\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP が指すワイド文字文字列
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む) を、 \fIdest\fP が指すワイド文字文字列の最後にコピーする。
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む) を、 \fIdest\fP が指すワイド文字文字列の最後にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.fi
.SH 説明
\fBwcscpy\fP() 関数は、 \fBstrcpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP が指すワイド文字
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む)を \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含む)を \fIdest\fP が指す配列にコピーする。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcslen\fP() 関数は、 \fBstrlen\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。
この関数は、\fIs\fP が指すワイド文字文字列の長さを求める。
-終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) はこの長さには含まれない。
+終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) はこの長さには含まれない。
.SH 返り値
\fBwcslen\fP() 関数は、\fIs\fP に含まれるワイド文字の数を返す。
.SH 属性
.SH 説明
\fBwcsncat\fP() 関数は \fBstrncat\fP(3) に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIsrc\fP
が指すワイド文字文字列から最大 \fIn\fP 個分のワ イド文字をコピーして、\fIdest\fP が指すワイド文字文字列の末尾に貼り付 ける。\fIdest\fP
-の終端には NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
+の終端には ヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を追加する。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcsncmp\fP() 関数は、 \fBstrncmp\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIs1\fP
が指すワイド文字文字列と \fIs2\fP が指すワイド文 字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字 \fIn\fP 個までしか比較
-しない。またいずれかの文字列に NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了する。
+しない。またいずれかの文字列にヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) が現れたら、 比較はその位置で終了する。
.SH 返り値
\fBwcsncmp\fP() 関数は、\fIs1\fP と \fIs2\fP がそれぞれ指す文字列を \fIn\fP 文字に収まるように切り詰めたものが等しければ 0
を返す。 この関数は、異なる文字が最初に現われた位置 \fIi\fP (\fIi\fP < \fIn\fP) において、その位置にある文字 \fIs1[i]\fP が
.fi
.SH 説明
\fBwcsncpy\fP() 関数は、 \fBstrncpy\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は \fIsrc\fP
-が指すワイド文字文字列から、 終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
+が指すワイド文字文字列から、 終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を 含めて最大 \fIn\fP 個のワイド文字を、\fIdest\fP
が指す配列にコピーする。 ちょうど \fIn\fP 個のワイド文字が \fIdest\fP に書き込まれる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
-より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は NULL ワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが
-\fIn\fP 以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 が NULL ワイド文字で終端されることはない。
+より小さければ、\fIdest\fP が指す 配列の残りのワイド文字の部分は ヌルワイド文字で埋められる。 \fIwcslen(src)\fP の長さが \fIn\fP
+以上ならば、\fIdest\fP が指す文字列 がヌルワイド文字で終端されることはない。
.PP
これらの文字列は重なっていてはならない。
.PP
.SH 説明
\fBwcsnlen\fP() 関数は、 \fBstrnlen\fP(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、\fIs\fP
が指す文字列中のワイド文字の数を返すが、 返されるのはワイド文字で最大 \fImaxlen\fP 文字までである
-(このパラメータはバイト数ではない点に注意)。 また、終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない。 これを行う際には、
+(このパラメータはバイト数ではない点に注意)。 また、終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない。 これを行う際には、
\fBwcsnlen\fP() は \fIs\fP が指すワイド文字列の最初の \fImaxlen\fP 文字しか見ず、決して \fIs+maxlen\fP
文字を超えて文字列を 参照することはない。
.SH 返り値
\fBwcsnlen\fP() 関数は、\fIwcslen(s)\fP の値が \fImaxlen\fP より小さけれ ば \fIwcslen(s)\fP
-を返す。あるいは、\fIs\fP が指すワイド文字列中の 最初の \fImaxlen\fP 文字に NULL ワイド文字が含まれていなければ \fImaxlen\fP
-を返す。
+を返す。あるいは、\fIs\fP が指すワイド文字列中の 最初の \fImaxlen\fP 文字に ヌルワイド文字が含まれていなければ \fImaxlen\fP を返す。
.SH バージョン
\fBwcsnlen\fP() 関数は glibc バージョン 2.1 以降で提供されている。
.SH 属性
(現在のロケールに基づいて)マルチバイト列で表現できないワイド文字に 出会った場合。この場合は、\fI*src\fP は不正なワイド文字を指した状態になり、
\fI(size_t)\ \-1\fP が返され、\fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP が設定される。
.IP 2.
-NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に出会わないで \fInwc\fP 個のワイド文字を
-変換した場合か、長さの制限によって変換が止められた場合。 この場合には、\fI*src\fP は次に変換されるべきワイド文字を指した状態になり、
-\fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される。
+ヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に出会わないで \fInwc\fP 個のワイド文字を 変換した場合か、長さの制限によって変換が止められた場合。
+この場合には、\fI*src\fP は次に変換されるべきワイド文字を指した状態になり、 \fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される。
.IP 3.
ワイド文字列が終端の L\(aq\e0\(aq (これには \fI*ps\fP を初期状態に戻すという副作用がある)
も含めて全て変換された場合。この場合には \fI*src\fP に NULL が設定され、
\fIdest\fP に書き込まれたバイト数が返される
-(終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は数えない)。
+(終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は数えない)。
.PP
\fIdest\fP が NULL ならば \fIlen\fP は無視されて前述のように変換が行わ
れるが、変換されたバイトデータはメモリに書き出されない点と、出力先の長 さの制限がない点が異なる。
2. 長さの制限により変換が止められた場合。この場合には、\fI*src\fP は次に 変換されるべきワイド文字列を指した状態になり、\fIdest\fP
に書き込まれ たバイト数が返される。
.PP
-3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) も含めて全て 変換された場合。この際、\fI*ps\fP
+3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) も含めて全て 変換された場合。この際、\fI*ps\fP
が初期状態に戻るという副作用がある。 この場合には \fI*src\fP に NULL が設定され、\fIdest\fP に書き込まれた バイト数が返される
-(終端の NULL バイト (L\(aq\e0\(aq) は数えない)。
+(終端のヌルバイト (L\(aq\e0\(aq) は数えない)。
.PP
\fIdest\fP が NULL ならば \fIlen\fP は無視されて前述のように変換が行わ
れるが、変換されたバイトデータはメモリに書き出されない点と、出力先の長 さの制限がない点が異なる。
.fi
.SH 説明
\fBwcsstr\fP() 関数は、 \fBstrstr\fP(3) 関数に対応するワイド文字文字列である。 この関数はワイド文字文字列 \fIneedle\fP
-(終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない) が、ワイド文字文字列 \fIhaystack\fP の部分文字列
+(終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) は含まない) が、ワイド文字文字列 \fIhaystack\fP の部分文字列
として最初に現われる位置を探す。
.SH 返り値
\fBwcsstr\fP() 関数は、\fIhaystack\fP 中に \fIneedle\fP が現われた最初の 位置を返す。\fIneedle\fP が
ワイド文字文字列の終わりに達したら、 \fBwcstok\fP() は NULL を返して トークンが全く見つからなかったことを示し、この後に
\fBwcstok\fP() を呼び 出しても NULL が返されるように \fI*ptr\fP に適切な値を設定する。それ 以外の場合には、
\fBwcstok\fP() 関数はトークンの先頭を識別し、これを指す ポインタを返す。ただしこれを行う前に、トークンの後にある、\fIdelim\fP
-に含まれている文字を NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP
+に含まれている文字をヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) に置き換えること によってトークンを 0 で終端させる。さらに \fI*ptr\fP
を更新し、後で \fBwcstok\fP() を呼び出した 際に、識別されたトークンの続きから検索できるようにする。
.SH 返り値
\fBwcstok\fP() 関数は次のトークンへのポインタを返す。トークンが見つから なければ NULL を返す。
.PP
2. 長さ制限によって強制停止させられた場合。この場合には \fIdest\fP に 書き込まれたバイト数が返される。しかしこの時点でのシフト状態は失われる。
.PP
-3. ワイド文字列が終端の NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて完全に変換された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、
-\fIdest\fP に書き込まれたバイト数を返す (終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない)。
+3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて完全に変換された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、
+\fIdest\fP に書き込まれたバイト数を返す (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない)。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIn\fP バイトの空きがあることを 保証しなければならない。
.PP
上記の 2. の場合を避けるために、プログラマーは \fIn\fP が \fIwcstombs(NULL,src,0)+1\fP
以上であることを保証しなければならない。
.SH 返り値
-\fBwcstombs\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8aル文字は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には
+\fBwcstombs\fP() é\96¢æ\95°ã\81¯ç\94\9fæ\88\90ã\81\97ã\81\9fã\83\9eã\83«ã\83\81ã\83\90ã\82¤ã\83\88å\88\97ã\81®ã\83\90ã\82¤ã\83\88æ\95°ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82çµ\82端ã\81® ã\83\8cル文字は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には
\fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
.SH 準拠
C99.
.fi
.SH 説明
\fBwcwidth\fP() 関数は、ワイド文字 \fIc\fP を表現するために必要なカラム 数を返す。\fIc\fP が印刷可能文字ならば、この値は 0
-以上である。 \fIc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) ならば、値は 0 である。 それ以外の場合には \-1 が返される。
+以上である。 \fIc\fP がヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) ならば、値は 0 である。 それ以外の場合には \-1 が返される。
.SH 返り値
\fBwcwidth\fP() 関数は、\fIc\fP の表現に必要なカラム数を返す。
.SH 属性
\fB unsigned int \fP\fIobjsize\fP\fB, xdrproc_t \fP\fIxdrobj\fP\fB);\fP
.fi
.IP
-\fBxdr_reference\fP() と同様であるが、これが NULL ポインターを番号化するのに対して \fBxdr_reference\fP()
+\fBxdr_reference\fP() と同様であるが、これがヌルポインターを番号化するのに対して \fBxdr_reference\fP()
はそうしない点が異なっている。これにより、 \fBxdr_pointer\fP() は二分木や連結リストのような再帰的なデータ構造体を 表現できる。
.LP
.nf
が指している構造体の \fIsizeof\fP である。 \fIproc\fP はその構造体の C 形式と外部表現との変換を行なう XDR プロシジャである。
このルーティンは成功した場合 1 を返す。 失敗した場合はゼロを返す。
.IP
-警告: このルーティンは NULL ポインターを理解することができない。かわりに \fBxdr_pointer\fP() を使用すること。
+警告: このルーティンはヌルポインターを理解することができない。かわりに \fBxdr_pointer\fP() を使用すること。
.LP
.nf
\fBxdr_setpos(XDR *\fP\fIxdrs\fP\fB, unsigned int \fP\fIpos\fP\fB);\fP
.fi
.in
-\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端された) 文字列が \fIkb_string\fP
-に設定される。
+\fIkb_func\fP 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (ヌルで終端された) 文字列が \fIkb_string\fP に設定される。
.TP
\fBKDSKBSENT\fP
ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。\fIargp\fP は、 構造体 \fIstruct kbsentry\fP へのポインターである。
このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 ゼロのバイトで埋められたり、切り詰められたりする。
.IP \fBDSP56K_SET_RX_WSIZE\fP
受信ワードサイズを設定する。 設定できる値は 1 〜 4 の範囲で、 このバイト数分だけ 1 度に DSP56001 から受信する。
-このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
+このデータ単位は、DSP56001 本来の 24 ビットデータ形式に合わせるため、 切り詰められたり、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
で埋められたりする。
.IP \fBDSP56K_HOST_FLAGS\fP
ホストフラグを読み書きする。 ホストフラグは、一般的な目的で使うことのできるビットで、 ホストコンピュータと DSP56001
この配列要素は動的リンク情報を指定する。
.TP
\fBPT_INTERP\fP
-この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (NULL 文字終端) の位置とサイズを指定する。 このセグメント型は
+この配列要素は、インタプリタとして起動されるパス名 (ヌル文字終端) の位置とサイズを指定する。 このセグメント型は
(共有オブジェクトにもあるかも知れないが) 実行可能ファイルでのみ意味を持つ。 ただし、このセグメント型は 1 つのファイルに 2
回以上出現してはならない。 もし存在する場合、このセグメント型は 全てのロード可能セグメントエントリより前になければならない。
.TP
32 ビットと 64 ビットのセクションヘッダには実際の違いはない。
.TP 10
\fIsh_name\fP
-このメンバはセクション名を定める。 この値はセクションヘッダ文字列テーブルセクションのインデックスであり、 NULL
-文字で終端された文字列の場所を示す。
+このメンバはセクション名を定める。 この値はセクションヘッダ文字列テーブルセクションのインデックスであり、 ヌル文字で終端された文字列の場所を示す。
.TP
\fIsh_type\fP
.\" .Bl -tag -width "SHT_PROGBITS"
このセクションはプログラムの "テキスト" または実行可能命令を保持する。 セクションのタイプは \fBSHT_PROGBITS\fP である。
使用される属性は \fBSHF_ALLOC\fP と \fBSHF_EXECINSTR\fP である。
.PP
-文字列テーブルセクションは NULL 文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と呼ばれるもの) を保持する。 オブジェクトファイルはこれらの文字列を
+文字列テーブルセクションはヌル文字で終端されたキャラクタ配列 (通常文字列と呼ばれるもの) を保持する。 オブジェクトファイルはこれらの文字列を
シンボル名とセクション名を表すために使う。 文字列は、文字列テーブルセクションへのインデックスとして参照される。 インデックス 0
-の最初のバイトは、NULL バイト (\(aq\e0\(aq) を 保持すると定義されている。 同様に文字列テーブルの最後のバイトも NULL
-文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列が NULL バイトで終端されていることを保証するためである。
+の最初のバイトは、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) を 保持すると定義されている。
+同様に文字列テーブルの最後のバイトもヌル文字を保持すると定義されている。 これは全ての文字列がヌルバイトで終端されていることを保証するためである。
.PP
オブジェクトファイルのシンボルテーブルは、 プログラムのシンボル定義と参照を配置または再配置するのに 必要な情報を保持する。
.in +4n
プロセスの完全なコマンド行を保持する。ただし、そのプロセスがゾンビプロセス
の場合は、このファイルは空となる。つまり、このファイルを読み出しても一文字
も返らない。このファイルではコマンドライン引き数が、
-NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られた文字列として書かれており、
-最後の文字列の後に NULL バイトが一つ置かれる。
+ヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られた文字列として書かれており、
+最後の文字列の後にヌルバイトが一つ置かれる。
.TP
\fI/proc/[pid]/coredump_filter\fP (kernel 2.6.23 以降)
\fBcore\fP(5) 参照。
\fBpthread_exit\fP(3) を呼び出しにより行われる)。
.TP
\fI/proc/[pid]/environ\fP
-このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られていて、 末尾に NULL
-バイトがあるかもしれない。 したがって、プロセス 1 の環境変数を表示するためには 次のようにすればよい。
+このファイルはプロセスの環境変数を含んでいる。 各エントリはヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られていて、
+末尾にヌルバイトがあるかもしれない。 したがって、プロセス 1 の環境変数を表示するためには 次のようにすればよい。
.in +4n
.nf
このファイルはメモリのゾーン (memory zone) に関する情報を表示する。 仮想メモリの振舞いを分析するのに役立つ。
.SH 注意
ほとんどの文字列 (たとえば環境変数やコマンド行) は内部表現のままなので、
-各フィールドは NULL バイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている。だから、
+各フィールドはヌルバイト (\(aq\e0\(aq) で区切られている。だから、
\fIod \-c\fP や \fItr "\e000" "\en"\fP を使えば、それらはより読みやすくなる。
また \fIecho \`cat <file>\`\fP でもよい。
HC 最下行にないカーソルは見づらい
hs ステータス行がある
hz チルダ文字が表示できない端末である (Hazeltine 端末のバグ)
-in ホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなく NULL バイトを挿入する端末である
+in ホワイトスペースを埋めるのに、スペースではなくヌルバイトを挿入する端末である
km 端末にはメタキーがある
mi 挿入モードでもカーソル移動ができる
ms 強調/下線モードでもカーソル移動ができる
.fi
.in
この構造体からユーザーの使っている端末のスペシャルファイル名、 ユーザーのログイン名、 (\fBtime\fP(2)
-形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 フィールドの長さより文字列が短い場合には、 NULL バイト (\(aq\e0\(aq)
+形式での)ログイン時刻がわかる。文字列フィールドは、 フィールドの長さより文字列が短い場合には、ヌルバイト (\(aq\e0\(aq)
によって終端される。
.PP
最初のエントリは \fBinit\fP(8) コマンドが \fBinittab\fP(5) を処理することで作られる。 あるエントリを処理する前に、
Linux (System V 系)では、設定ファイルを必要とせず セッション用のスロットを割り当てるので、一旦設定 されてしまうとレコードの
\fIut_id\fP は決して変更されない。 \fIut_id\fP をクリアすると競合状態におちいり、 utmp
-のエントリを壊したり、潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドを NULL バイトで埋めてクリアしておくのは、 System V
+のエントリを壊したり、潜在的なセキュリティホールになる可能性がある。 上述のフィールドをヌルバイトで埋めてクリアしておくのは、 System V
での取り決めでは必要とはされていないが、 BSD での取り決めを前提としていて、かつ utmp を更新しない多くのプログラムが
動作するようにするためである。 Linux ではここまで記述してきたように、行内容の表示は BSD の慣例に従っている。
.PP
uint32_t cookie; /* 関連するイベント群を関連づける
一意なクッキー (rename(2) 用) */
uint32_t len; /* \(aqname\(aq フィールドのサイズ */
- char name[]; /* NULL で終端された任意の名前 */
+ char name[]; /* ヌルで終端された任意の名前 */
};
.fi
.in
他のイベント種別の場合には、 \fIcookie\fP は 0 に設定する。
\fIname\fP フィールドは監視しているディレクトリ内のファイルに対して イベントが返される場合のためにだけ存在する。
-監視するディレクトリからのファイルの相対パス名を表す。 このパス名は NULL で終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境界に調整するために、
-さらに NULL バイト (\(aq\e0\(aq) が含まれる場合もある。
+監視するディレクトリからのファイルの相対パス名を表す。 このパス名はヌルで終端され、 その後の読み込みで適切なアドレス境界に調整するために、
+さらにヌルバイト (\(aq\e0\(aq) が含まれる場合もある。
-\fIlen\fP フィールドは NULL バイトを含む \fIname\fP の全てのバイト数を表す。
+\fIlen\fP フィールドはヌルバイトを含む \fIname\fP の全てのバイト数を表す。
よって、 \fIinotify_event\fP 構造体のサイズは
\fIsizeof(struct inotify_event)+len\fP である。
メッセージキューの作成とオープンは \fBmq_open\fP(3) を使って行う。この関数は \fIメッセージキュー記述子 (message queue
descriptor)\fP (\fImqd_t\fP) を返す。これ以降のコールでは、オープンされたメッセージキューは \fIメッセージキュー記述子\fP
を使って参照される。 各メッセージキューは \fI/somename\fP の形の名前で区別することができる。 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP
-(すなわち 255) 文字の NULL 終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。
+(すなわち 255) 文字のヌル終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。
\fBmq_open\fP(3) に同じ名前を渡すことで、2つのプロセスで同一のキューを 操作することができる。
メッセージのキューへの送受信は \fBmq_send\fP(3) と \fBmq_receive\fP(3)
.in
\fIspkt_family\fP はデバイスのタイプ、 \fIspkt_protocol\fP は \fI<sys/if_ether.h>\fP
-で定義されている IEEE 802.3 プロトコルタイプ、 \fIspkt_device\fP はデバイスの名前を NULL 終端された文字列で与えたもの
-(例: eth0) である。
+で定義されている IEEE 802.3 プロトコルタイプ、 \fIspkt_device\fP はデバイスの名前をヌル終端された文字列で与えたもの (例:
+eth0) である。
この構造体は obsolete であり、 新しくコードを書く時には用いるべきでない。
.SH バグ
.\" required permissions if a user wants to create a semaphore
.\" object in a subdirectory.
名前付きセマフォは \fI/somename\fP という形式の名前で識別される。 その名前は、最大で \fBNAME_MAX\fP\fI\-4\fP (すなわち 251)
-文字の NULL 終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。 \fBsem_open\fP(3)
+文字のヌル終端された文字列で、 スラッシュで始まり、スラッシュ以外の文字が 1 文字以上続く形式である。 \fBsem_open\fP(3)
に同じ名前を渡すことにより、2 つのプロセス間で同じ名前のセマフォ に対し操作を行うことができる。
\fBsem_open\fP(3) 関数は、新しい名前付きセマフォを作成するか、既に存在する名前付き セマフォをオープンする。 セマフォをオープンした後は、
この構造体では 3 種類のアドレスが区別される。
.IP * 3
-\fIpathname (パス名)\fP: \fBbind\fP(2) を使って、UNIX ドメインソケットを NULL 終端されたファイルシステム上の
+\fIpathname (パス名)\fP: \fBbind\fP(2) を使って、UNIX ドメインソケットをヌル終端されたファイルシステム上の
パス名に結び付けることができる。 \fBgetsockname\fP(2), \fBgetpeername\fP(2), \fBaccept\fP(2)
がソケットのアドレスを返す際には、その長さは
offsetof(struct sockaddr_un, sun_path) + strlen(sun_path) + 1
-であり、 \fIsun_path\fP に NULL 終端されたパス名が格納される。
+であり、 \fIsun_path\fP にヌル終端されたパス名が格納される。
.IP *
.\" There is quite some variation across implementations: FreeBSD
.\" says the length is 16 bytes, HP-UX 11 says it's zero bytes.
\fBgetpeername\fP(2), \fBaccept\fP(2) が名前なしのソケットのアドレスを返す際には、 その長さは
\fIsizeof(sa_family_t)\fP であり、 \fIsun_path\fP は検査すべきではない。
.IP *
-\fIabstract (抽象)\fP: 抽象ソケットアドレスは、 \fIsun_path[0]\fP が NULL バイト
+\fIabstract (抽象)\fP: 抽象ソケットアドレスは、 \fIsun_path[0]\fP がヌルバイト
(\(aq\e0\(aq) であることで区別される。この名前空間におけるソケットのアドレス
は、 \fIsun_path\fP の残りのバイトの、アドレス構造体の指定された長さの範囲で表さ
-れる (名前中の NULL バイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステムの
+れる (名前中のヌルバイトには特別な意味はない)。この名前はファイルシステムの
パス名とは何の関係もない。 \fBgetsockname\fP(2), \fBgetpeername\fP(2),
\fBaccept\fP(2) が抽象ソケットのアドレスを返す際には、返される \fIaddrlen\fP は
\fIsizeof(sa_family_t)\fP より大きく (つまり 2 より大きく)、ソケットの名前は
アドレスに明示的にバインドされていないソケットに対して
\fBSO_PASSCRED\fP ソケットオプションが指定されていた場合、
そのソケットは抽象アドレスに自動的にバインドされる。
-このアドレスは、1 個の NULL バイトの後に、文字集合 \fI[0\-9a\-f]\fP のバイトが
+このアドレスは、1 個のヌルバイトの後に、文字集合 \fI[0\-9a\-f]\fP のバイトが
5 個続く形式である。したがって、自動的にバインドされるアドレス数には
2^20 個という上限が存在する。
(Linux 2.1.15 以降で、自動バインド機能が追加されたときには、