From 1a426d772f327d842a1b2f632deadc53b8253c4c Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Akihiro Motoki Date: Fri, 13 May 2022 17:51:43 +0900 Subject: [PATCH] GNU_gzip: Update auto-generated draft pages commit 8243570b16981a6c56bbccea35530a732211e442 did not update draft pages generated from ja,po. --- manual/GNU_gzip/draft/man1/gzexe.1 | 24 ++- manual/GNU_gzip/draft/man1/gzip.1 | 307 +++++++++++++++++------------------- manual/GNU_gzip/draft/man1/zdiff.1 | 14 +- manual/GNU_gzip/draft/man1/zforce.1 | 9 +- manual/GNU_gzip/draft/man1/zgrep.1 | 24 ++- manual/GNU_gzip/draft/man1/zless.1 | 23 ++- manual/GNU_gzip/draft/man1/zmore.1 | 80 ++++------ manual/GNU_gzip/draft/man1/znew.1 | 19 ++- 8 files changed, 242 insertions(+), 258 deletions(-) diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzexe.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzexe.1 index 0b2ba521..3ebfc4db 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzexe.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzexe.1 @@ -10,6 +10,7 @@ .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO .\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH GZEXE 1 .SH 名前 @@ -17,30 +18,27 @@ gzexe \- 実行ファイルを実行できる形で圧縮する .SH 書式 \fBgzexe\fP \fIname .\|.\|.\fP .SH 説明 -\fIgzexe\fP ユーティリティーは実行ファイルを圧縮する。 この圧縮ファイルが実行されると、自動的に伸長して起動する -(性能の面でペナルティーがある)。 たとえば、\*(lqgzexe /usr/bin/gdb\*(rqを実行すると、以下の 2 つのファイルが生成される。 +\fBgzexe\fP ユーティリティーは実行ファイルを圧縮する。 この圧縮ファイルが実行されると、 自動的に伸長して起動する +(性能の面でペナルティーがある)。 たとえば、 \*(lqgzexe /usr/bin/gdb\*(rqを実行すると、 以下の 2 つのファイルが生成される。 .nf .br \-rwxr\-xr\-x 1 root root 1026675 Jun 7 13:53 /usr/bin/gdb \-rwxr\-xr\-x 1 root root 2304524 May 30 13:02 /usr/bin/gdb~ .fi -/usr/bin/gdb~ は元のファイルで、/usr/bin/gdb は自己伸長実行ファイルである。 -/usr/bin/gdb が正しく動作することが確かめられたら、/usr/bin/gdb~ は削除しても良い。 +/usr/bin/gdb~ は元のファイルであり、 /usr/bin/gdb は自己伸長実行ファイルである。 /usr/bin/gdb +が正しく動作することが確認できたら、 /usr/bin/gdb~ は削除してもかまわない。 .PP -このユーティリティーは、ディスク容量が非常に小さいシステムでとても役立つ。 +このユーティリティーは、 ディスク容量が非常に小さいシステムでとても役立つ。 .SH オプション .TP \fB\-d\fP 指定された実行ファイルを圧縮する代わりに伸長する。 .SH 関連項目 -gzip(1), znew(1), zmore(1), zcmp(1), zforce(1) +\fBgzip\fP(1), \fBznew\fP(1), \fBzmore\fP(1), \fBzcmp\fP(1), \fBzforce\fP(1) .SH 重要な注意 -圧縮実行ファイルはシェルスクリプトある。 -このことによって、何らかのセキュリティホールが生成される可能性がある。 -特に、圧縮実行ファイルは \fIgzip\fP や他の標準ユーティリティ -(\fIbasename\fP, \fIchmod\fP, \fIln\fP, \fImkdir\fP, \fImktemp\fP, \fIrm\fP, \fIsleep\fP, -\fItail\fP) -を検索する際には PATH 環境変数に依存している。 +圧縮実行ファイルはシェルスクリプトであるため、 これがセキュリティホールとなる可能性がある。 特に、 圧縮実行ファイルは、 \fBgzip\fP +や他の標準ユーティリティ (\fBbasename\fP, \fBchmod\fP, \fBln\fP, \fBmkdir\fP, \fBmktemp\fP, \fBrm\fP, +\fBsleep\fP, \fBtail\fP) の検索は PATH 環境変数に依存している。 .SH バグ -\fIgzexe\fP は、元ファイルの属性を圧縮実行ファイルに引き継ごうとするが、 \fIchmod\fP や \fIchown\fP +\fBgzexe\fP コマンドは、 元ファイルの属性を圧縮実行ファイルに引き継ごうとするが、 \fBchmod\fP や \fBchown\fP を用いて手動で属性を修正しなければならない場合がある。 diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzip.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzip.1 index e1808adc..1f0d3758 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzip.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/gzip.1 @@ -10,176 +10,180 @@ .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-09,Yuichi SATO .\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH GZIP 1 local .SH 名前 -gzip, gunzip, zcat \- ファイルの圧縮・伸長を行う +gzip, gunzip, zcat \- ファイルの圧縮、伸長を行う .SH 書式 .ll +8 -\fBgzip\fP [\fB \-acdfhlLnNrtvV19 \fP] [\fB\-S\ suffix\fP] [ \fIname \&...\fP ] +\fBgzip\fP [\fB \-acdfhklLnNrtvV19 \fP] [\fB\-S\ suffix\fP] [ \fIname \&...\fP ] .ll -8 .br -\fBgunzip\fP [\fB \-acfhlLnNrtvV \fP] [\fB\-S\ suffix\fP] [ \fIname \&...\fP ] +\fBgunzip\fP [\fB \-acfhklLnNrtvV \fP] [\fB\-S\ suffix\fP] [ \fIname \&...\fP ] .br \fBzcat\fP [\fB \-fhLV \fP] [ \fIname \&...\fP ] .SH 説明 -\fIgzip\fP は Lempel\-Ziv コーディング (LZ77) を利用して、 指定されたファイルのサイズを小さくする。 -各ファイルは所有権・アクセス時刻・修正時刻を保存したまま、 拡張子 \fB\&.gz\fP をつけたファイルに置き換えられる。 -(デフォルトの拡張子は、VMSでは \fB\-gz\fP, MSDOS, OS/2 FAT, Windows NT FAT, Atari では \fBz\fP -である。) ファイルが指定されない場合、またはファイル名が "\-" の場合、 標準入力を圧縮して標準出力に書き出す。 \fIgzip\fP -は通常のファイルしか圧縮しようとしない。 特に、シンボリックリンクは無視される。 +\fIgzip\fP コマンドは Lempel\-Ziv コーディング (LZ77) を利用して、 指定されたファイルのサイズを小さくする。 +各ファイルは、所有権、 アクセス時刻、 修正時刻を保存したまま、 拡張子 \fB\&.gz\fP をつけたファイルに置き換えられる (デフォルトの拡張子は、 +MSDOS, OS/2 FAT, Windows NT FAT, Atari では \fBz\fP である)。 ファイルが指定されない場合や、 ファイル名が +"\-" の場合、 標準入力を圧縮して標準出力に書き出す。 \fBgzip\fP コマンドが圧縮対象とするのは、 通常のファイルだけである。 特に、 +シンボリックリンクは無視される。 .PP -圧縮されたファイル名が、そのファイルシステム上では長すぎる場合、 \fIgzip\fP はファイル名を切り詰める。 \fIgzip\fP はファイル名のうちの 4 +圧縮されたファイル名が、 そのファイルシステム上では長すぎる場合、 \fBgzip\fP はファイル名を切り詰める。 \fBgzip\fP はファイル名のうちの 4 文字以上のパートを切り詰めようとする。 (各パートはドットで区切られている。) 小さなパートだけからファイル名ができている場合、 -もっとも長いパートが切り詰められる。 例えば、ファイル名が 14 文字までに制限されている場合、 gzip.msdos.exe は +もっとも長いパートが切り詰められる。 たとえば、 ファイル名が 14 文字までに制限されている場合、 gzip.msdos.exe は gzi.msd.exe.gz という名前で圧縮される。 ファイル名の長さに制限がないシステムでは、 ファイル名が切り詰められることはない。 .PP -デフォルトでは、 \fIgzip\fP は圧縮ファイルの中に元ファイルの名前とタイムスタンプを保存する。 これらの情報はファイルを \fB\-N\fP -オプションで伸長するときに使われる。 これは、圧縮されたファイルの名前が切り詰められた場合や、 +デフォルトでは、 \fBgzip\fP は圧縮ファイルの中に元ファイルの名前とタイムスタンプを保存する。 これらの情報はファイルを \fB\-N\fP +オプションで伸長するときに使われる。 これは、 圧縮されたファイルの名前が切り詰められた場合や、 ファイル転送の後でタイムスタンプが保存されなかった場合に役立つ。 .PP -圧縮されたファイルは \fIgzip \-d\fP, \fIgunzip\fP, \fIzcat\fP を使うと元の形に復元することができる。 +圧縮されたファイルは \fBgzip \-d\fP, \fBgunzip\fP, \fBzcat\fP を使うと元の形に復元することができる。 圧縮ファイルに保存された元ファイルの名前がファイルシステムに適合しない場合、 そのファイルシステムに適合するように元の名前から新しい名前が作られる。 .PP -\fIgunzip\fP は、ファイル名が .gz, \-gz, .z, \-z, _z (大文字小文字は区別しない) で終わっており、 -正しいマジックナンバーで始まっているファイルのリストを コマンドラインから受け取り、 -伸長したファイルに置き換える。このとき圧縮ファイルの拡張子は取り除かれる。 -\fIgunzip\fP は \fB\&.tgz\fP と \fB\&.taz\fP という特別な拡張子も認識する。 -これらはそれぞれ、 \fB\&.tar.gz\fP と \fB\&.tar.Z\fP の省略形である。 -圧縮するときに \fB\&.tar\fP という拡張子をもつファイルの名前を切り詰める必要があるなら、 -\fIgzip\fP はかわりに \fB\&.tgz\fP という拡張子を使う。 +\fBgunzip\fP は、 コマンドラインからファイルのリストを受け取り、 ファイル名の末尾が .gz, \-gz, .z, \-z, _z +(大文字小文字は区別しない) でファイルが正しいマジックナンバーで始まっている各ファイルを伸長したファイルに置き換える。 +このとき圧縮ファイルの拡張子は取り除かれる。 \fBgunzip\fP は \fB\&.tgz\fP と \fB\&.taz\fP という特別な拡張子も認識する。 +これらはそれぞれ、 \fB\&.tar.gz\fP と \fB\&.tar.Z\fP の省略形である。 \fBgzip\fP は、 圧縮する際に、 必要であれば、 +拡張子が \fB\&.tar\fP のファイルの名前を切り詰める代わりに \fB\&.tgz\fP という拡張子を使う。 .PP -\fIgunzip\fP は \fIgzip, zip, compress, compress \-H, pack\fP で作られたファイルを正しく伸長できる。 -入力形式の検知は自動的に行われる。 はじめの 2 つの形式を使った場合、 \fIgunzip\fP は 32 ビットの CRC をチェックする。 -\fIpack\fP に対して、gunzip は伸長した長さをチェックする。 標準的な \fIcompress\fP -形式は、整合性チェックをするようには設計されていない。 しかし、 \fIgunzip\fP は壊れた .Z ファイルを検知することができる場合もある。.Z -ファイルを 伸長しているときにエラーが出たときには、 単に標準の \fIuncompress\fP がエラーを出さないという理由で .Z -ファイルが正しいと考えてはならない。 一般的にいうと、標準的な \fIuncompress\fP -は入力をチェックせず、脳天気にゴミを出力してしまうことがある。 SCO の compress \-H 形式 (lzh 圧縮法) は CRC -を含んでいないが、いくつかの整合性チェックができる。 +\fBgunzip\fP は \fBgzip\fP, \fBzip\fP, \fBcompress\fP, \fBcompress \-H\fP, \fBpack\fP +で作られたファイルを正しく伸長できる。 入力形式の検知は自動的に行われる。 はじめの 2 つの形式を使った場合、 \fBgunzip\fP は 32 ビットの +CRC をチェックする。 \fBpack\fP に対して、 \fBgunzip\fP は伸長した長さをチェックする。 標準的な \fBcompress\fP 形式は、 +整合性チェックをするようには設計されていない。 しかし \fBgunzip\fP は壊れた .Z ファイルを検知することができる場合もある。 .Z ファイルを +伸長しているときにエラーが出たときには、 単に標準の \fBuncompress\fP がエラーを出さないという理由だけで .Z +ファイルが正しいと考えてはならない。 一般的にいうと、 標準的な \fBuncompress\fP は入力をチェックせず、 +脳天気にゴミを出力してしまうことがある。 SCO の compress \-H 形式 (lzh 圧縮法) は CRC を含んでいないが、 +いくつかの整合性チェックができる。 .PP -\fIzip\fP によって作られたファイルは、'deflation' 法で圧縮された元ファイルを 1 つしか -含まない場合にだけ、gzip で伸長することができる。この特徴は、tar.zip ファイルを -tar.gz 形式へ変換する際の補助となることだけを意図している。 -元ファイルが 1 つだけの \fIzip\fP ファイルを伸長するには、\fIgunzip , Internet RFC 1952 -(May 1996)で規定されている。\fIzip\fP deflation 形式は P. Deutsch, -\s-1DEFLATE\s0 Compressed Data Format Specification version 1.3, -, Internet RFC 1951 -(May 1996) で規定されている。 - +\fBgzip\fP は圧縮、伸長時にファイルのアクセス権、所有者、タイムスタンプを維持する。 適切な権限を有していれば、 +ファイル所有者やグループについても維持される。 .SH オプション .TP \fB\-a \-\-ascii\fP -アスキーテキストモード:局所変換を使って行末の変換をする。 このオプションはいくつかの非 Unix システムでサポートされている。 MSDOS -では、圧縮時に CR LF が LF に変換され、 伸長時に LF が CR LF に変換される。 +アスキーテキストモード: 局所変換を使って行末の変換をする。 このオプションは、 いくつかの非 Unix システムでサポートされている。 MSDOS +では、 圧縮時に CR LF が LF に変換され、 伸長時に LF が CR LF に変換される。 .TP \fB\-c \-\-stdout \-\-to\-stdout\fP -出力を標準出力に書き出し、元ファイルを変更しない。 入力ファイルが複数ある場合、出力はファイル毎に圧縮されたものとなる。 -圧縮率を上げるには、圧縮する前にすべての入力ファイルを (tar などで) まとめること。 +出力を標準出力に書き出し、 元ファイルを変更しない。 入力ファイルが複数ある場合、 出力はファイル毎に圧縮されたものとなる。 圧縮率を上げるには、 +圧縮する前にすべての入力ファイルを (tar などで) まとめること。 .TP \fB\-d \-\-decompress \-\-uncompress\fP 伸長する。 .TP \fB\-f \-\-force\fP ファイルが複数のリンクを張られていたり、 対応するファイルが既に存在していたり、 圧縮されたデータが端末に対して読み書きされてしているような場合でも、 -強制的に圧縮・伸長を行う。 入力データが \fIgzip\fP で認識できない形式のときに \-\-stdout オプションが指定されていると、 -入力データは変更なしに標準出力にコピーされる。 つまり、 \fIzcat\fP を \fIcat\fP として動作させる。 \fB\-f\fP -が指定されず、かつバックグラウンドで動作していない場合、 \fIgzip\fP は既に存在するファイルを上書きするかを問い合わせるプロンプトを出す。 +強制的に圧縮、 伸長を行う。 入力データが \fBgzip\fP で認識できない形式のときに \-\-stdout オプションが指定されていると、 +入力データは変更なしに標準出力にコピーされる。 つまり、 \fBzcat\fP を \fBcat\fP として動作させる。 \fB\-f\fP が指定されず、 +かつバックグラウンドで動作していない場合、 \fBgzip\fP は既に存在するファイルを上書きするかを問い合わせるプロンプトを出す。 .TP \fB\-h \-\-help\fP ヘルプ画面を表示して終了する。 .TP +\fB\-k \-\-keep\fP +圧縮中または伸長中に、 入力ファイルを保持する (削除しない)。 +.TP \fB\-l \-\-list\fP -圧縮された個々のファイルについて、以下のフィールドを列挙する。 +圧縮された個々のファイルについて、 以下のフィールドを列挙する。 compressed size: 圧縮されたファイルのサイズ uncompressed size: 伸長されたファイルのサイズ ratio: 圧縮率 (不明の場合は 0.0%) uncompressed_name: 伸長されたファイルの名前 -compress でつくられた .Z ファイルのように、 gzip 形式でないファイルの伸長時サイズは \-1 にされる。 -そのようなファイルについて伸長されたファイルのサイズを求める場合は、 +compress でつくられた .Z ファイルのように、 gzip 形式でないファイルの伸長時サイズは \-1 と表示される。 +そのようなファイルについて伸長されたファイルのサイズを求める場合は、 以下のコマンドを使えばよい。 zcat file.Z | wc \-c -を使うこと。\-\-verbose オプションと組み合わせると 以下のフィールドも表示される。 +\-\-verbose オプションと組み合わせると、以下のフィールドも表示される。 method: 圧縮法 crc: 伸長されたデータの 32 ビット CRC date & time: 伸長されたファイルのタイムスタンプ -現在サポートされている圧縮法は、deflate, compress, lzh (SCO compress \-H), pack である。 gzip -形式でないファイルについて、crc は ffffffff とされる。 +現在サポートされている圧縮法は、 deflate, compress, lzh (SCO compress \-H), pack である。 gzip +形式でないファイルについて、 crc は ffffffff とされる。 -\-\-name が同時に指定されると、(もし記録されているなら) 伸長されたファイルの名前・日付・時刻は 圧縮ファイル内に記録されているものになる。 +\-\-name が同時に指定されると、 (もし記録されているなら) 伸長されたファイルの名前、 日付、 時刻は +圧縮ファイル内に記録されているものになる。 -\-\-verbose が同時に指定されると、どれかのファイルのサイズが不明でない限り、 サイズの合計とその圧縮率も表示される。 \-\-quiet -が同時に指定されると、タイトルと合計の行は表示されない。 +\-\-verbose が同時に指定されると、 どれかのファイルのサイズが不明でない限り、 サイズの合計とその圧縮率も表示される。 \-\-quiet +が同時に指定されると、 タイトルと合計の行は表示されない。 .TP \fB\-L \-\-license\fP -\fIgzip\fP のライセンスを表示して終了する。 +\fBgzip\fP のライセンスを表示して終了する。 .TP \fB\-n \-\-no\-name\fP -デフォルトでは、圧縮時に元ファイルの名前とタイムスタンプを保存させない。 (元の名前を切り詰める必要がある場合は、元の名前は必ず保存される。) -伸長時に、元のファイル名が存在しても復元せず (圧縮ファイル名から \fIgzip\fP 拡張子を取り除くだけとし)、 -元ファイルのタイムスタンプが存在しても復元しない (圧縮ファイルからコピーする)。 このオプションは伸長時のデフォルトである。 +デフォルトで圧縮時に元ファイルの名前とタイムスタンプを保存しない (元の名前を切り詰める必要がある場合は元の名前は必ず保存される)。 伸長時に、 +元のファイル名が存在しても復元せず (圧縮ファイル名から \fBgzip\fP 拡張子を取り除くだけとし)、 元ファイルのタイムスタンプが存在しても復元しない +(圧縮ファイルから他インプスタンプをコピーする)。 このオプションは伸長時のデフォルトである。 .TP \fB\-N \-\-name\fP -圧縮時に元ファイルの名前とタイムスタンプを保存する。 これがデフォルトである。 伸長時に元ファイルの名前とタイムスタンプが存在するなら復元する。 -このオプションは、ファイル名の長さに制限があるシステムや、 ファイル転送の後にタイムスタンプが失われた場合に役立つ。 +圧縮時には元のファイル名を必ず保存する。 また元のファイルが通常ファイルであって、 そのタイムスタンプが最低でも 1 (1970\-01\-01 +00:00:01 UTC)、 さらに 2**32 (2106\-02\-07 06:28:16 UTC, うるう秒を考慮しない場合) 未満である場合に、 +元のファイルの修正タイムスタンプの秒部分を保存する。 これがデフォルトの動作である。 伸長時には、ファイル名とタイムスタンプが保存されていれば復元する。 +このオプションは、 ファイル名の長さに制限があるシステムや、 ファイル転送の後にタイムスタンプが失われた場合に役立つ。 .TP \fB\-q \-\-quiet\fP すべての警告を抑制する。 .TP \fB\-r \-\-recursive\fP -ディレクトリ構造を再帰的に巡る。 コマンドラインで指定されたファイル名がディレクトリであった場合、 \fIgzip\fP -はディレクトリに降りて、見つかったすべてのファイルを圧縮する (\fIgunzip\fP の場合は、すべてのファイルを伸長する)。 +ディレクトリ構造を再帰的に巡る。 コマンドラインで指定されたファイル名がディレクトリであった場合、 \fBgzip\fP は、 ディレクトリ内に入り、 +見つかったすべてのファイルを圧縮する (\fBgunzip\fP の場合は、 すべてのファイルを伸長する)。 .TP \fB\-S .suf \-\-suffix .suf\fP -拡張子 .gz のかわりに .suf を使う。 どのような拡張子でも指定することができるが、.z と .gz 以外の拡張子は 使うべきでない。 -他のシステムにファイルが転送されたときの混乱を避けるためである。 拡張子なしの場合、以下のように拡張子に関係なく、 すべての指示されたファイルを -gunzip に伸長させることができる。 - - gunzip \-S "" * (MSDOS の場合は *.*) +圧縮時には、 拡張子 .gz のかわりに .suf を使う。 空でない任意の拡張子を指定できるが、 .z と .gz 以外の拡張子は使うべきでない。 +他のシステムにファイルが転送されたときの混乱を避けるためである。 -前のバージョンの gzip は拡張子 .z を使った。 これは \fIpack\fP(1) との衝突を避けるために変更された。 +伸長時には、 入力ファイル名から出力ファイル名を抜き出す際に確認する拡張子のリストの先頭に .suf を追加する。 +.TP +\fB\-\-synchronous\fP +同期出力を行う。 このオプションを用いると、 システムクラッシュの際にデータを失う可能性が低くなるが、 処理速度はかなり低下する。 .TP \fB\-t \-\-test\fP -テストする。圧縮ファイルの整合性をチェックする。 +検査する。 圧縮ファイルの整合性をチェックして終了する。 .TP \fB\-v \-\-verbose\fP -詳細出力。圧縮・伸長される各ファイルについて名前と圧縮率を表示する。 +詳細出力。 圧縮、 伸長される各ファイルについて名前と圧縮率を表示する。 .TP \fB\-V \-\-version\fP -バージョン。バージョン番号とコンパイルオプションを表示して終了する。 +バージョン。 バージョン番号とコンパイルオプションを表示して終了する。 .TP \fB\-# \-\-fast \-\-best\fP -指定した数字 \fI#\fP を用いて圧縮のスピードを調整する。 \fB\-1\fP と \fB\-\-fast\fP は最も速い圧縮法を示す (圧縮率は低い)。 \fB\-9\fP -と \fB\-\-best\fP は最も遅い圧縮法を示す (圧縮率は最も高い)。 デフォルトの圧縮レベルは \fB\-6\fP である -(つまり、速さを犠牲にして圧縮率の良い方にしてある)。 +指定した数字 \fB#\fP を用いて圧縮のスピードを調整する。 \fB\-1\fP と \fB\-\-fast\fP は最も速い圧縮法を示す (圧縮率は低い)。 \fB\-9\fP +と \fB\-\-best\fP は最も遅い圧縮法を示す (圧縮率は最も高い)。 デフォルトの圧縮レベルは \fB\-6\fP である (つまり、 +速さを犠牲にして圧縮率の良い方にしてある)。 +.TP +\fB\-\-rsyncable\fP +2 つのコンピューター間で圧縮ファイルの同期を行う場合、 このオプションを用いると、 rsync +はアーカイブ全体ではなく変更があったファイルのみを転送できるようになる。 通常、 アーカイブ内のファイルに変更が行われた場合、 +圧縮アルゴリズムは新たなバージョンのアーカイブを生成し、 このバージョンは以前のバージョンのアーカイブとは一致しない。 その場合 rsync は、 +リモートコンピューターに対して新たなバージョンのアーカイブ全体を転送する。 このオプションを用いると、 rsync は、 変更がかかったファイル、 +およびアーカイブ内の変更が行われた領域を更新するために必要な最小限のメタデータのみを転送できる。 .SH 高度な使用法 -複数の圧縮ファイルを連結することができる。 この場合、 \fIgunzip\fP はすべての圧縮ファイルを一度に伸長する。たとえば、 +複数の圧縮ファイルは連結することができる。 この場合、 \fBgunzip\fP はすべての圧縮ファイルを一度に伸長する。 たとえば、 gzip \-c file1 > foo.gz gzip \-c file2 >> foo.gz @@ -188,12 +192,12 @@ gunzip に伸長させることができる。 gunzip \-c foo -とするのは、以下と同じである。 +とするのは、 以下と同じである。 cat file1 file2 -\&.gz ファイルのうち 1 つのファイルが壊れても、 (壊れたファイルを削除すれば) 他のファイルはまだ回復できる。 -しかし、次のようにすべてのファイルを一度に圧縮すれば、より高い圧縮が得られる。 +\&.gz ファイルのうち 1 つのファイルが壊れても、 (壊れたファイルを削除すれば) 他のファイルはまだ回復できる。 しかし、 +次のようにすべてのファイルを一度に圧縮すれば、 より高い圧縮が得られる。 cat file1 file2 | gzip > foo.gz @@ -201,7 +205,7 @@ gunzip に伸長させることができる。 gzip \-c file1 file2 > foo.gz -より高い圧縮を得るために、結合されたファイルをもう一度圧縮するには、 次のようにすること。 +より高い圧縮を得るために、 結合されたファイルをもう一度圧縮するには、 次のようにすること。 gzip \-cd old.gz | gzip > new.gz @@ -212,102 +216,83 @@ gunzip に伸長させることができる。 複数の元ファイルからなる 1 つの書庫ファイルを作って、 後から元ファイルを別々に伸長できるようにしたいなら、 tar や zip といったアーカイバーを使うこと。 GNU tar は gzip を透過的に起動するために \-z オプションをサポートしている。 gzip は tar -の代用としてではなく、補助として設計されている。 +の代用としてではなく、 tar を補完するものとして設計されている。 .SH 環境変数 -環境変数 -\fBGZIP\fP -に -\fIgzip\fP -のデフォルトのオプションセットを入れることができる。 -これらのオプションは最初に解釈されるので、 -明示的なコマンドラインパラメータで上書きすることができる。 -例を示す。 - sh の場合: GZIP="\-8v \-\-name"; export GZIP - csh の場合: setenv GZIP "\-8v \-\-name" - MSDOS の場合: set GZIP=\-8v \-\-name +古い環境変数 \fBGZIP\fP には \fBgzip\fP のデフォルトのオプションセットを入れることができる。 これらのオプションは最初に解釈され、 +明示的にコマンドラインパラメーターを指定することでこれらを上書きできる。 ただし、 スクリプトを用いる際にはこの機能が問題になる場合がある。 +したがって、 この機能は、 あまり支障がないと考えられるオプションに対してのみサポートされており、 仮に使用された場合 \fBgzip\fP は警告表示する。 +この機能は \fBgzip\fP の将来のバージョンにおいて削除される予定である。 +.PP +この代わりとして、 エイリアスやスクリプトを利用できる。 たとえば、 \fBgzip\fP がディレクトリ \fB/usr/bin\fP にある場合、 +\fBPATH\fP 変数の先頭に \fB$HOME/bin\fP を追加し、 以下のような内容を含んだ実行スクリプト \fB$HOME/bin/gzip\fP +を作成すればよい。 -Vax/VMS では、環境変数の名前は GZIP_OPT である。 これは、プログラムを呼び出すためのシンボルセットとの衝突を避けるためである。 + #! /bin/sh + export PATH=/usr/bin + exec gzip \-9 "$@" .SH 関連項目 -znew(1), zcmp(1), zmore(1), zforce(1), gzexe(1), zip(1), unzip(1), -compress(1), pack(1), compact(1) +\fBznew\fP(1), \fBzcmp\fP(1), \fBzmore\fP(1), \fBzforce\fP(1), \fBgzexe\fP(1), \fBzip\fP(1), +\fBunzip\fP(1), \fBcompress\fP(1) .PP -\fIgzip\fP ファイル形式は P. Deutsch, \s-1GZIP\s0 file format -specification version 4.3, -\fB\fP, Internet RFC 1952 -(May 1996) で規定されている。\fIzip\fP deflation 形式は P. Deutsch, -\s-1DEFLATE\s0 Compressed Data Format Specification version 1.3, -\fB\fP, Internet RFC 1951 -(May 1996) で規定されている。 -.SH 返り値 -通常、終了状態は 0 である。 エラーが起きた場合、終了状態は 1 である。 警告が起きた場合、終了状態は 2 である。 +\fBgzip\fP ファイル形式は P. Deutsch, \s-1GZIP\s0 file format specification version +4.3, \fB\fP, Internet RFC 1952 +(May 1996) で規定されている。 \fBzip\fP deflation 形式は P. Deutsch, \s-1DEFLATE\s0 +Compressed Data Format Specification version 1.3, +\fB\fP, Internet RFC 1951 (May +1996) で規定されている。 +.SH 診断メッセージ +通常、 終了ステータスは 0 である。 エラーが起きた場合、 終了ステータスは 1 である。 警告が起きた場合、 終了ステータスは 2 である。 .TP -Usage: gzip [\-cdfhlLnNrtvV19] [\-S suffix] [file ...] +Usage: gzip [\-cdfhklLnNrtvV19] [\-S suffix] [file ...] 無効なオプションがコマンドラインから指定された。 .TP \fIfile\fP\^: not in gzip format -\fIgunzip\fP に指示されたファイルが圧縮されたものではない。 +\fBgunzip\fP に指示されたファイルが圧縮されたものではない。 .TP \fIfile\fP\^: Corrupt input. Use zcat to recover some data. -圧縮されたファイルが壊れている。 破損した位置までのデータは、次のコマンドを使って修復できる。 +圧縮されたファイルが壊れている。 破損した位置までのデータは、 次のコマンドを使って修復できる。 zcat \fIfile\fP > recover .TP \fIfile\fP\^: compressed with \fIxx\fP bits, can only handle \fIyy\fP bits -\fIファイル\fP が、このマシン上での伸長コードより多くの \fIビット\fP を扱うことができるプログラムで (LZW を使って) 圧縮されている。 -より高い圧縮ができ、メモリ使用量の少ない、gzip を使って ファイルを再圧縮すること。 +\fBファイル\fP が、 このマシン上での伸長コードより多くのビットを扱うことができるプログラムで (LZW を使って) 圧縮されている。 +より高い圧縮ができ、 メモリ使用量の少ない、 gzip を使って ファイルを再圧縮すること。 .TP -\fIfile\fP\^: already has .gz suffix \-\- no change -ファイルが既に圧縮されていると考えられる。 ファイル名を変更し、再度試みること。 +\fIfile\fP\^: already has .gz suffix \-\- unchanged +ファイルが既に圧縮されていると考えられる。 ファイル名を変更し、 再度試みること。 .TP \fIfile\fP already exists; do you wish to overwrite (y or n)? -出力ファイルで置き換えたいなら "y" と答えること。 さもなければ、"n" と答えること。 +出力ファイルで置き換えたいなら "y" と答えること。 さもなければ、 "n" と答えること。 .TP gunzip: corrupt input -SIGSEGV 違反が検知された。通常は、入力ファイルが壊れていることを意味している。 +SIGSEGV 違反が検知された。 通常は、 入力ファイルが壊れていることを意味している。 .TP -\fIxx.x%\fP 圧縮により節約された入力のパーセント表示。 +\fIxx.x%\fP 圧縮により節約された入力のパーセント表示。 (\fB\-v\fP と \fB\-l\fP のみに関連する。) .TP \-\- not a regular file or directory: ignored -入力ファイルが通常ファイルでもディレクトリでもない場合 (たとえば、シンボリックリンク・ソケット・FIFO・デバイスファイルの場合)、 +入力ファイルが通常ファイルでもディレクトリでもない場合 (たとえば、 シンボリックリンク、 ソケット、 FIFO、 デバイスファイルの場合)、 変更せずにそのままにされる。 .TP \-\- has \fIxx\fP other links: unchanged -入力ファイルにリンクが張られているので、変更しない。 詳しい情報は \fIln\fP(1) を参照すること。 +入力ファイルにリンクが張られているので、 変更しない。 詳しい情報は \fBln\fP(1) を参照すること。 複数にリンクが張られているファイルを強制的に圧縮するには \fB\-f\fP フラグを使うこと。 .SH 重要な注意 -圧縮されたデータをテープに書き込むときは、 -一般的に、出力のブロック境界をゼロで埋める必要がある。 -伸長のためにデータを読み込んですべてのブロックを -\fIgunzip\fP -に渡すと、 -\fIgunzip\fP -は通常、圧縮されたデータの後ろに余分なゴミが続いていると検知して、 -警告を発する。 -この警告を抑制するには \-\-quiet オプションを使う必要がある。 -このオプションは環境変数 -\fBGZIP\fP -に次のようにして設定できる。 - sh の場合: GZIP="\-q" tar \-xfz \-\-block\-compress /dev/rst0 - csh の場合: (setenv GZIP \-q; tar \-xfz \-\-block\-compress /dev/rst0 - -上の例では、gzip は GNU tar の \-z オプションによって暗に呼び出されている。 テープ上の圧縮されたデータの読み出しと書き込みに -同じブロックサイズ (tar の \-b オプション) が使われていることに注意すること。 (この例は、GNU 版の tar を使うことを仮定している。) +圧縮されたデータをテープに書き込むときは、 一般的に、 出力のブロック境界をゼロで埋める必要がある。 伸長のためにデータを読み込んですべてのブロックを +\fBgunzip\fP に渡すと、 \fBgunzip\fP は通常、 圧縮されたデータの後ろに余分なゴミが続いていると検知して、 警告を発する。 +この警告を抑制するには \-\-quiet オプションを使えばよい。 .SH バグ -gzip 形式では、入力サイズは 2^32 の余りで表現されるため、 \-\-list オプション -による表示では、圧縮前のファイルが 4GB 以上の場合、圧縮前のサイズや圧縮率が -正しく表示されない。以下のコマンドを使うと、この問題に抵触せずに、 -大きな圧縮ファイルの本当のサイズを知ることができる。 - - zcat file.gz | wc \-c - -圧縮ファイルがシークをサポートしていないメディア上に存在する場合、 \-\-list オプションによる表示は、 -サイズが \-1、crc が ffffffff となる。 - -稀に \-\-best オプションによって、デフォルトの圧縮レベル (\-6) より 圧縮が悪くなることがある。 非常に冗長なファイルでは、 -\fIcompress\fP による圧縮が \fIgzip\fP より良くなることがある。 +まれに \-\-best オプションによって、 デフォルトの圧縮レベル (\-6) より 圧縮が悪くなることがある。 非常に冗長なファイルでは、 +\fBcompress\fP による圧縮が \fBgzip\fP より良くなることがある。 +.SH バグ報告 +バグ報告: bug\-gzip@gnu.org +.br +GNU gzip ホームページ: +.br +GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: .SH 著作権表示 -Copyright \(co 1998, 1999, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright \(co 1998\-1999, 2001\-2002, 2012, 2015\-2022 Free Software +Foundation, Inc. .br Copyright \(co 1992, 1993 Jean\-loup Gailly .PP diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zdiff.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zdiff.1 index 1d4cf985..f95ba1a1 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zdiff.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zdiff.1 @@ -10,6 +10,7 @@ .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO .\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZDIFF 1 .SH 名前 @@ -19,13 +20,12 @@ zcmp, zdiff \- 圧縮されたファイルを比較する .br \fBzdiff\fP [ diff_options ] file1 [ file2 ] .SH 説明 -\fIzcmp\fP と \fIzdiff\fP は、\fIgzip\fP で圧縮されたファイルに対して -\fIcmp\fP と \fIdiff\fP プログラムをそれぞれ呼び出すために使われる。 -指定されたすべてのオプションは \fIcmp\fP や \fIdiff\fP に直接渡される。 -ファイルが 1 つしか指定されていない場合、比較されるファイルは \fIfile1\fP と \fIfile1\fP.gz -を伸長したファイルである。 2 つのファイルが指定された場合、必要であれば伸長を行ってから、 -\fIcmp\fP や \fIdiff\fP に渡される。 終了状態は \fIcmp\fP や \fIdiff\fP のものが採用される。 +\fBzcmp\fP と \fBzdiff\fP コマンドは、 \fBgzip\fP で圧縮されたファイルに対して \fBcmp\fP と \fBdiff\fP +プログラムをそれぞれ呼び出すために使われる。 指定されたオプションは、 すべて \fBcmp\fP や \fBdiff\fP に直接渡される。 ファイル +\fIfile1\fP のみが指定された場合、 \fIfile1\fP\fB.gz\fP の内容を伸長したものと比較が行われる。 2 つのファイルが指定された場合、 +(必要なら伸長を行い) \fBcmp\fP や \fBdiff\fP に渡される。 入力ファイルが修正されることはない。 終了ステータスは \fBcmp\fP や +\fBdiff\fP のものがそのまま使用される。 .SH 関連項目 cmp(1), diff(1), zmore(1), zgrep(1), znew(1), zforce(1), gzip(1), gzexe(1) .SH バグ -\fIcmp\fP や \fIdiff\fP プログラムのメッセージは、指定されたファイル名ではなく、 テンポラリのファイル名を参照する。 +\fBcmp\fP や \fBdiff\fP プログラムのメッセージには、 指定されたファイル名ではなく、 "\-" のようなファイル名を参照する場合がある。 diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zforce.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zforce.1 index ae46dc2e..ab8cbe69 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zforce.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zforce.1 @@ -9,6 +9,7 @@ .\" all rights reserved. .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZFORCE 1 .SH 名前 @@ -16,9 +17,9 @@ zforce \- すべての gzip ファイルの拡張子を強制的に '.gz' にす .SH 書式 \fBzforce\fP [ name ... ] .SH 説明 -\fIzforce\fP は \fIgzip\fP が (gzip ファイルを) 再び圧縮をしないように、 すべての \fIgzip\fP ファイルの拡張子を強制的に -\&.gz にする。 これは、ファイル転送の後に名前が切り詰められてしまった場合に役立つ。 ファイル名に 14 文字の制限があるシステムでは、 拡張子 -\&.gz の分を割くために元のファイル名が切り詰められる。 たとえば、12345678901234 は 12345678901.gz に名前が変更される。 -foo.tgz のようなファイル名は変更されない。 +\fBzforce\fP コマンドは \fBgzip\fP が (\fBgzip\fP ファイルを) 再び圧縮をしないように、 すべての \fBgzip\fP +ファイルの拡張子を強制的に \fB.gz\fP にする。 これは、 ファイル転送の後に名前が切り詰められてしまった場合に役立つ。 ファイル名に 14 +文字の制限があるシステムでは、 拡張子 .gz の分を割くために元のファイル名が切り詰められる。 たとえば、 12345678901234 は +12345678901.gz に名前が変更される。 foo.tgz のようなファイル名は変更されない。 .SH 関連項目 gzip(1), znew(1), zmore(1), zgrep(1), zdiff(1), gzexe(1) diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zgrep.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zgrep.1 index 11913826..300709af 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zgrep.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zgrep.1 @@ -10,21 +10,29 @@ .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO .\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZGREP 1 .SH 名前 -zgrep \- 圧縮されている可能性のあるファイルで、正規表現の検索をする +zgrep \- 圧縮されている可能性のあるファイルで、 正規表現の検索をする .SH 書式 \fBzgrep\fP [ grep_options ] \fB[\ \-e\ ]\fP\fI pattern\fP \fIfilename\fP.\|.\|. .SH 説明 -\fIzgrep\fP は、compress や gzip で圧縮されたファイルに対して \fIgrep\fP を呼び出す。 -指定されたすべてのオプションは \fIgrep\fP に直接渡される。 -ファイルが指定されない場合は、標準入力を (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 -それ以外の場合は、指示されたファイルを (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 +\fBzgrep\fP コマンドは、 compress や gzip で圧縮されたファイルに対して \fBgrep\fP を呼び出す。 指定されたオプションは、 +すべて \fBgrep\fP に直接渡される。 ファイルが指定されない場合は、 標準入力を (必要であれば伸長した後で) \fBgrep\fP に渡す。 +それ以外の場合は、 指示されたファイルを (必要であれば伸長した後で) \fBgrep\fP に渡す。 .PP -環境変数 GREP が設定されている場合、 -\fIzgrep\fP は環境変数で指定された内容を \fIgrep\fP プログラムとして呼び出す。 +環境変数 GREP が設定されている場合、 \fBzgrep\fP は環境変数で指定された内容を \fBgrep\fP プログラムとして呼び出す。 +.SH 終了ステータス +終了ステータスは、 マッチした場合 0、 マッチしなかった場合 1、 問題発生時は 2 を返す。 +.SH バグ +.PP +以下の \fBgrep\fP オプションはサポートされない: \fB\-\-dereference\-recursive\fP (\fB\-R\fP), +\fB\-\-directories\fP (\fB\-d\fP), \fB\-\-exclude\fP, \fB\-\-exclude\-from\fP, \fB\-\-exclude\-dir\fP, +\fB\-\-include\fP, \fB\-\-null\fP (\fB\-Z\fP), \fB\-\-null\-data\fP (\fB\-z\fP), \fB\-\-recursive\fP +(\fB\-r\fP) .SH 著者 Charles Levert (charles@comm.polymtl.ca) .SH 関連項目 -grep(1), gzexe(1), gzip(1), zdiff(1), zforce(1), zmore(1), znew(1) +\fBgrep\fP(1), \fBgzexe\fP(1), \fBgzip\fP(1), \fBzdiff\fP(1), \fBzforce\fP(1), \fBzmore\fP(1), +\fBznew\fP(1) diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zless.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zless.1 index 53b9f41b..c57b609d 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zless.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zless.1 @@ -8,29 +8,28 @@ .\" Akihiro MOTOKI .\" all rights reserved. .\" Translated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZLESS 1 .SH 名前 -zless \- 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルタ +zless \- 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルター .SH 書式 \fBzless\fP [ name ... ] .SH 説明 -\fIzless\fP は、圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルをソフト -コピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルタである。このコマンドは、 -環境変数 LESSOPEN に '|gzip \-cdfq \-\- %s' を、環境変数 LESSMETACHARS に +\fBzless\fP コマンドは、 圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを、 +ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルターである。 このコマンドは、 環境変数 LESSOPEN に '|gzip \-cdfq \-\- +%s' を、 環境変数 LESSMETACHARS に \&';*?"()<>[|&^`#\e$%=~' -を設定して、\fIless\fP を実行するのと等価である。しかしながら、\fIzless\fP -コマンドを利用できるようにするのはそれだけの価値のあることだと、 -多くの人が思うことだろう。 +を設定して、 \fIless\fP を実行することと同じである。 しかしながら、 \fIzless\fP コマンドを利用できるようにするのは、 +それだけの価値のあることだと、 多くの人が思うことだろう。 .SH 関連項目 -zmore(1), less(1) +\fBzmore\fP(1), \fBless\fP(1) .SH バグ -\fIzless\fP は標準入力経由でパイプで渡された圧縮データでは動作しない。 -\fIzless\fP には引き数で入力ファイルを指定する必要がある。 -\&.\|.\|.\fB|zless\fP の代わりに .\|.\|.\fB|gunzip|less\fP を使うと、 +\fIzless\fP コマンドは、 標準入力経由でパイプで渡された圧縮データでは動作しない。 \fIzless\fP +には引き数で入力ファイルを指定する必要がある。 .\|.\|.\fB|zless\fP の代わりに .\|.\|.\fB|gunzip|less\fP を使うと、 圧縮データをパイプから読み込むことができる。 .SH 著作権表示 -Copyright \(co 2006, 2007 Free Software Foundation, Inc. +Copyright \(co 2006\-2007, 2015\-2022 Free Software Foundation, Inc. .br Copyright \(co 1992, 1993 Jean\-loup Gailly .PP diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zmore.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zmore.1 index 26f10e43..8cbd9c97 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/zmore.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/zmore.1 @@ -10,98 +10,88 @@ .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO .\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI , gzip 1.4 +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZMORE 1 .SH 名前 -zmore \- 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルタ +zmore \- 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルター .SH 書式 \fBzmore\fP [ name ... ] .SH 説明 -\fIzmore\fP は、圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルタである。 -\fIzmore\fP は \fIcompress, pack, gzip\fP で圧縮されたファイルに対して動作する -(圧縮されていないファイルに対しても動作する)。 ファイルが存在しない場合、 \fIzmore\fP は、そのファイル名に拡張子 .gz, .z, .Z -をつけた名前のファイルを探す。 +\fIzmore\fP コマンドは、 圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを、 +ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルターである。 \fIzmore\fP は \fIcompress\fP, \fIpack\fP, \fIgzip\fP +で圧縮されたファイルに対して動作する (圧縮されていないファイルに対しても動作する)。 ファイルが存在しない場合、 \fIzmore\fP は、 +そのファイル名に拡張子 .gz, .z, .Z をつけた名前のファイルを探す。 .PP -\fIzmore\fP は通常、1 画面毎に画面の一番下に \-\-More\-\- と表示して一時停止する。 キャリッジリターンを打つと、1 行分表示を進める。 -スペースを打つと、1 画面分表示を進める。 他のキーについては、後に列挙する。 +\fBzmore\fP コマンドは通常、 1 画面毎に画面の一番下に \-\-More\-\- と表示して一時停止する。 キャリッジリターンを打つと、 1 +行分表示を進める。 スペースを打つと、 1 画面分表示を進める。 他のキーについては、 後に列挙する。 .PP -\fIzmore\fP は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24 -行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 デフォルトの \fImore\fP 以外のページャーを使いたい場合、環境変数 +\fIzmore\fP コマンドは、 端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24 +行表示できる端末では、 デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 デフォルトの \fImore\fP 以外のページャーを使いたい場合、 環境変数 PAGER を \fIless\fP のような好みのプログラム名に設定すること。 .PP -\fIzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値) -で、デフォルトは 1 である)。 +\fBzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値) +で、 デフォルトは 1 である)。 .PP .IP \fIi\^\fP -\fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。 +\fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、 1 画面分進める)。 .PP .IP ^D -11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。 -\fIi\fP が与えられると、スクロールサイズが \fIi\fP に設定される。 +11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。 \fIi\fP が与えられると、 スクロールサイズが \fIi\fP に設定される。 .PP .IP d ^D (control\-D) と同じ。 .PP .IP \fIi\^\fPz -\fIi\fP が与えられた場合に新しいウインドウサイズになる、という以外はスペースを -打った場合と同じ。 現在のファイルの終りでは、ウインドウサイズがデフォルトの値に -戻ることに注意すること。 +\fIi\fP が与えられた場合に新しいウインドウサイズになる、 という以外はスペースを打った場合と同じ。 .PP .IP \fIi\^\fPs -\fIi\fP 行分スキップし、画面いっぱいに表示する。 +\fIi\fP 行分スキップし、 画面いっぱいに表示する。 .PP .IP \fIi\^\fPf -\fIi\|\fP 画面分スキップし、画面いっぱいに表示する。 +\fIi\|\fP 画面分スキップし、 画面いっぱいに表示する。 .PP .IP "q または Q" -現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 -.PP -.IP "e または q" -プロンプト \-\-More\-\-(Next file: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは zmore を終了させる。 -.PP -.IP s -プロンプト \-\-More\-\-(Next file: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは zmore を次のファイルに -スキップさせ続行させる。 +終了する。 .PP .IP = 現在の行番号を表示する。 .PP .IP \fIi\fP/expr -正規表現 \fIexpr\fP の \fIi\^\fP 番目の場所を検索する。 -パターンが見つからない場合、 \fIzmore\fP は (もしあるなら) 次のファイルに移る。 -見つかった場合は、正規表現が見つかった場所の 2 行前から始まる 1 画面分を表示する。 -削除文字やキル文字を正規表現を編集するために使用してもよい。 -最初の桁を越えて削除すると、検索コマンドはキャンセルされる。 +正規表現 \fIexpr\fP の \fIi\^\fP 番目の場所を検索する。 削除文字やキル文字を正規表現を編集するために使用してもよい。 +最初の桁を越えて削除すると、 検索コマンドはキャンセルされる。 .PP .IP \fIi\^\fPn 前に打ち込んだ正規表現の \fIi\^\fP 番目の場所を検索する。 .PP .IP !command -\fIcommand\fP でシェルを起動する。 "command" 内の `!' という文字は、 -前のシェルコマンドで置き換えられる。 "\e!" という文字列は "!" で置き換えられる。 +\fIcommand\fP でシェルを起動する。 "command" 内の `!' という文字は、 前のシェルコマンドで置き換えられる。 "\e!" +という文字列は "!" で置き換えられる。 .PP .IP ":q または :Q" -現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 (q または Q と同じ)。 +終了します (q または Q と同様)。 .PP .IP . (ドット) 前のコマンドを繰り返す。 .PP コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、 -数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-More\-\- というメッセージを -もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。 +数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、 ユーザーは \-\-More\-\- というメッセージを +もう一度表示させるために、 削除文字を打ち込むことができる。 .PP -出力が端末に送られるどの時点でも、ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fIzmore\fP -は出力を送るのを止めて、通常の \-\-More\-\- プロンプトを表示する。 その後、ユーザーは上のコマンドを普通の方法で打ち込むことができる。 -終了キーを打った場合に、運悪く出力が失われることがある。 それは、終了シグナルが起きたときに、端末の出力キューで待っていた -すべての文字がフラッシュされてしまったためである。 +出力が端末に送られるどの時点でも、 ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fBzmore\fP +は出力を送るのを止めて、 通常の \-\-More\-\- プロンプトを表示する。 その後、 ユーザーは上のコマンドを普通の方法で打ち込むことができる。 +終了キーを打った場合に、 運悪く出力が失われることがある。 それは、 終了シグナルが起きたときに、 +端末の出力キューで待っていたすべての文字がフラッシュされてしまったためである。 .PP -このプログラムは出力を連続的なものにするために、端末を \fInoecho\fP モードにする。/ と ! -コマンドを除いて、打ち込まれた文字は端末上に見えない。 +このプログラムは出力を連続的なものにするために、 端末を \fInoecho\fP モードにする。 / と ! コマンドを除いて、 +打ち込まれた文字は端末上に見えない。 .PP -標準出力がテレタイプでない場合、 \fIzmore\fP は \fIzcat\fP のように動作する。 ただし、ヘッダが各ファイルの前に表示される。 +標準出力がテレタイプでない場合、 \fBzmore\fP は \fBzcat\fP のように動作する。 ただしファイルが複数ある場合は、 +ヘッダーが各ファイルの前に表示される。 .SH ファイル .TP /etc/termcap 端末データベース .SH 関連項目 -more(1), gzip(1), zdiff(1), zgrep(1), znew(1), zforce(1), gzexe(1) +\fBmore\fP(1), \fBgzip\fP(1), \fBzdiff\fP(1), \fBzgrep\fP(1), \fBznew\fP(1), \fBzforce\fP(1), +\fBgzexe\fP(1) diff --git a/manual/GNU_gzip/draft/man1/znew.1 b/manual/GNU_gzip/draft/man1/znew.1 index 301da6b6..11030597 100644 --- a/manual/GNU_gzip/draft/man1/znew.1 +++ b/manual/GNU_gzip/draft/man1/znew.1 @@ -9,6 +9,7 @@ .\" all rights reserved. .\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. .\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO +.\" To be translated for 1.12, 2022-04-22 .\" .TH ZNEW 1 .SH 名前 @@ -16,7 +17,7 @@ znew \- .Z ファイルを再圧縮して .gz ファイルにする .SH 書式 \fBznew\fP [ \-ftv9PK] [ name.Z ... ] .SH 説明 -\fIznew\fP はファイルを .Z (compress) 形式から .gz (gzip) 形式に再圧縮する。 既に gzip +\fBznew\fP コマンドは、 ファイルを .Z (compress) 形式から .gz (gzip) 形式に再圧縮する。 既に gzip 形式になっているファイルを再圧縮したい場合は、 ファイルの拡張子を強制的に .Z に変更してから znew を適用すること。 .SH オプション .TP @@ -24,21 +25,23 @@ znew \- .Z ファイルを再圧縮して .gz ファイルにする \&.gz ファイルが既に存在していても、 強制的に .Z 形式から .gz 形式に再圧縮する。 .TP \fB\-t\fP -元ファイルを削除する前に、新しいファイルをテストする。 +元ファイルを削除する前に、 新しいファイルをテストする。 .TP \fB\-v\fP -詳細出力。圧縮される個々のファイルについて、 名前とサイズの減少パーセントを表示する。 +詳細出力。 圧縮される個々のファイルについて、 名前とサイズの減少パーセントを表示する。 .TP \fB\-9\fP もっとも遅い圧縮法 (最適な圧縮) を使う。 .TP \fB\-P\fP -ディスク使用量を減らすため、変換にパイプを使う。 +ディスク使用量を減らすため、 変換にパイプを使う。 .TP \fB\-K\fP -\&.Z ファイルが .gz ファイルより小さい場合、変換せずに残す。 +\&.Z ファイルが .gz ファイルより小さい場合、 変換せずに残す。 \fB\-t\fP を暗に含む。 .SH 関連項目 -gzip(1), zmore(1), zdiff(1), zgrep(1), zforce(1), gzexe(1), compress(1) +\fBgzip\fP(1), \fBzmore\fP(1), \fBzdiff\fP(1), \fBzgrep\fP(1), \fBzforce\fP(1), +\fBgzexe\fP(1), \fBcompress(1)\fP .SH バグ -\fIcpmod(1)\fP が使えず、かつ \fItouch(1)\fP が \-r オプションをサポートしていない場合、 \fIznew\fP は \-P -オプションが指定されるとタイムスタンプを管理しない。 +\fB\-P\fP オプションを利用する際に、 \fBtouch\fP(1) が \fB\-r\fP オプションをサポートしていない場合、 \fBznew\fP +はタイムスタンプを維持しません。 また \fBchmod\fP(1) が \fB\-\-reference\fP オプションをサポートしていない場合、 \fBznew\fP +はパーミッションを維持しません。 -- 2.11.0