From f906240061523c3a01b06a7724df5a86199981a7 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: ribbon Date: Tue, 7 Jun 2022 08:20:36 +0900 Subject: [PATCH] add release kmod --- manual/kmod/release/man5/depmod.d.5 | 113 +++++++++++++++ manual/kmod/release/man5/modprobe.d.5 | 168 ++++++++++++++++++++++ manual/kmod/release/man5/modules.dep.5 | 74 ++++++++++ manual/kmod/release/man8/depmod.8 | 165 ++++++++++++++++++++++ manual/kmod/release/man8/insmod.8 | 67 +++++++++ manual/kmod/release/man8/kmod.8 | 87 ++++++++++++ manual/kmod/release/man8/lsmod.8 | 64 +++++++++ manual/kmod/release/man8/modinfo.8 | 115 +++++++++++++++ manual/kmod/release/man8/modprobe.8 | 250 +++++++++++++++++++++++++++++++++ manual/kmod/release/man8/rmmod.8 | 87 ++++++++++++ manual/kmod/translation_list | 22 +-- 11 files changed, 1201 insertions(+), 11 deletions(-) create mode 100644 manual/kmod/release/man5/depmod.d.5 create mode 100644 manual/kmod/release/man5/modprobe.d.5 create mode 100644 manual/kmod/release/man5/modules.dep.5 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/depmod.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/insmod.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/kmod.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/lsmod.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/modinfo.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/modprobe.8 create mode 100644 manual/kmod/release/man8/rmmod.8 diff --git a/manual/kmod/release/man5/depmod.d.5 b/manual/kmod/release/man5/depmod.d.5 new file mode 100644 index 00000000..926fcda7 --- /dev/null +++ b/manual/kmod/release/man5/depmod.d.5 @@ -0,0 +1,113 @@ +'\" t +.\" Title: depmod.d +.\" Author: Jon Masters +.\" Generator: DocBook XSL Stylesheets vsnapshot +.\" Date: 01/29/2021 +.\" Manual: depmod.d +.\" Source: kmod +.\" Language: English +.\" +.\"******************************************************************* +.\" +.\" This file was generated with po4a. 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/sbin/modprobe \-\-ignore\-install fred" を実行します。 +こうすれば適切に実現されます。 なお、 ここにある \fB\-\-ignore\-install\fP は、 2 つめの \fBmodprobe\fP コマンドが、 同じ +\fBinstall\fP コマンドを再度実行することがないようにしています。 以下の \fBremove\fP も参照してください。 +.sp +モジュール追加によって依存関係を維持する対処として、 このコマンドが、 今後も長期的にその解決策となる保証はありません。 このコマンドは、 +将来のリリースのある時点において、 最終的には削除か非推奨として、 警告する形に置き換わる予定です。 このコマンドを利用すると、 mkinitrd +などのような配布ユーティリティーが行っているモジュール依存関係の自動検出の処理が複雑になります (なぜなら、 \fBinstall\fP +コマンドが行っている処理内容を、 ある程度解釈しておかなければならないためです)。 理想的には、 本コマンドを用いずに、 +モジュールが依存関係をすべて提供するようになるはずであり、 Linux カーネル内部において、 ソフトな依存関係を実装する作業が、 現在進行中です。 +.sp +コマンド内に文字列 "$CMDLINE_OPTS" を用いると、 これは modprobe コマンドラインに指定されたオプションに置き換えられます。 +これが役に立つのは、 "modprobe fred opt=1" とした場合に、 モジュールに対しては、 "opt=1" +という引数が受け渡されることが期待されるためです。 たとえ設定ファイル内に install コマンドがあったとしても実現できます。 +したがって先に示したコマンド例は "install fred /sbin/modprobe barney; /sbin/modprobe +\-\-ignore\-install fred $CMDLINE_OPTS" となります。 +.RE +.PP +options \fImodulename\fP \fIoption\&.\&.\&.\fP +.RS 4 +このコマンドは、 モジュール \fImodulename\fP (エイリアスを含む) がカーネルに登録される際に、 その都度追加するオプションを指定します。 +その場合は、 (\fBmodprobe \fP \fImodulename\fP を使って) 直接指定する場合と、 +そのモジュールに依存したモジュールが登録される場合があります。 +.sp +オプションは、 すべてまとめて追加されます。 つまりオプションは、 モジュール自体への指定、 エイリアスへの指定、 コマンドラインからの指定すべてです。 +.RE +.PP +remove \fImodulename\fP \fIcommand\&.\&.\&.\fP +.RS 4 +これは上で示した \fBinstall\fP コマンドに似ていますが、 違うところは、 "modprobe \-r" が実行されている際に呼び出される点です。 +.RE +.PP +softdep \fImodulename\fP pre: \fImodules\&.\&.\&.\fP post: \fImodules\&.\&.\&.\fP +.RS 4 +\fBsoftdep\fP コマンドは、 ソフトな、 つまり任意のモジュール依存関係の指定を行います。 \fImodulename\fP は、 +そのような任意のモジュールがインストールされていなくても、 用いることができます。 ただし普通は、 何かの機能が失われることがあります。 たとえば、 +ストレージ HBA に対するドライバーは、 管理機能を利用するために、 別のモジュールがロードされている必要があります。 +.sp +pre\-deps モジュールと post\-deps モジュールは、 \fImodulename\fP 引数として与えられたメインのモジュールの前後において、 +modprobe がインストール (または削除) しようとする別のモジュール名、 あるいはエイリアス名のリストです。 +.sp +例: 設定として "softdep c pre: a b post: d e" が与えられたとします。 "modprobe c" +を実行するということは、 softdep がなかった場合には、 "modprobe a b c d e" を実行することと同じになります。 +\-\-use\-blacklist などのフラグは、 指定されたモジュールすべてに適用されます。 一方で、 モジュールパラメーターは、 モジュール c +にのみ適用されます。 +.sp +注意: 同一の \fImodulename\fP を引数とする \fBinstall\fP コマンドまたは \fBremove\fP コマンドがある場合、 +\fBsoftdep\fP が優先されます。 +.RE +.SH 互換性 +.PP +kmod の将来版においては、 上で説明した \fBinstall\fP の利用を避けるような警告を含めるつもりでいます。 これは、 +カーネル内でのソフトな依存関係のサポートが完成した際に行います。 そういった依存関係は直接モジュール内で行われるようになるため、 そのサポートは、 +本ユーティリティーの既存の softdep サポート機能を補助するものとなります。 +.SH 著作権 +.PP +この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2004, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は +Jon Masters その他により保守されています。 +.SH 関連項目 +.PP +\fBmodprobe\fP(8), \fBmodules.dep\fP(5) +.SH 著者 +.PP +\fBJon Masters\fP <\&jcm@jonmasters\&.org\&> +.RS 4 +開発者 +.RE +.PP +\fBRobby Workman\fP <\&rworkman@slackware\&.com\&> +.RS 4 +開発者 +.RE +.PP +\fBLucas De Marchi\fP <\&lucas\&.de\&.marchi@gmail\&.com\&> +.RS 4 +開発者 +.RE diff --git a/manual/kmod/release/man5/modules.dep.5 b/manual/kmod/release/man5/modules.dep.5 new file mode 100644 index 00000000..fbc9987e --- /dev/null +++ b/manual/kmod/release/man5/modules.dep.5 @@ -0,0 +1,74 @@ +'\" t +.\" Title: modules.dep +.\" Author: Jon Masters +.\" Generator: DocBook XSL Stylesheets vsnapshot +.\" Date: 01/29/2021 +.\" Manual: modules.dep +.\" Source: kmod +.\" Language: English +.\" +.\"******************************************************************* +.\" +.\" This file was generated with po4a. 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MAIN CONTENT STARTS HERE * +.\" ----------------------------------------------------------------- +.SH 名前 +depmod \- modules\&.dep とマップファイルを生成する +.SH 書式 +.HP \w'\fBdepmod\fR\ 'u +\fBdepmod\fP [\fB\-b\ \fP\fIbasedir\fP] [\fB\-e\fP] [\fB\-E\ \fP\fIModule\&.symvers\fP] [\fB\-F\ \fP\fISystem\&.map\fP] [\fB\-n\fP] [\fB\-v\fP] [\fB\-A\fP] [\fB\-P\ \fP\fIprefix\fP] [\fB\-w\fP] +[\fIversion\fP] +.HP \w'\fBdepmod\fR\ 'u +\fBdepmod\fP [\fB\-e\fP] [\fB\-E\ \fP\fIModule\&.symvers\fP] [\fB\-F\ \fP\fISystem\&.map\fP] +[\fB\-n\fP] [\fB\-v\fP] [\fB\-P\ \fP\fIprefix\fP] [\fB\-w\fP] [\fIversion\fP] [\fIfilename\fP...] +.SH 説明 +.PP +Linux カーネルモジュールは、 他のモジュールが利用できるようなサービス ("シンボル" と呼ばれる) を提供することができます (コード内において +EXPORT_SYMBOL バリアントを用いて行われます)。 2 つめのモジュールがこのシンボルを利用していたら、 2 つめのモジュールは、 明らかに +1 つめのモジュールに依存していることになります。 このような依存関係は、 非常に複雑になることがあります。 +.PP +\fBdepmod\fP は /lib/modules/\fIversion\fP 以下にあるモジュールを読み込んで、 何というシンボルをエクスポートしているか、 +何というシンボルを必要としているかを確認した上で、 モジュールの依存関係の一覧を生成します。 デフォルトでは、 その一覧を modules\&.dep +に書き込みます。 またバイナリハッシュ形式として modules\&.dep\&.bin を同一ディレクトリ内に書き込みます。 +コマンドラインからファイル名が指定された場合は、 そのモジュールのみが検査されます (モジュールがすべて一覧表示されていなければ、 +この機能はほぼ役に立ちません)。 \fBdepmod\fP はまた、 modules\&.symbols という名のファイル内に、 +モジュールによって提供されるシンボルの一覧を生成します。 そのバイナリハッシュ形式は、 modules\&.symbols\&.bin に生成します。 +モジュールが特別なデバイス名 (devname) を提供するものであって、 (systemd\-tmpfiles などのユーティリティーによって) +システム起動時に /dev を有効化する必要がある場合、 \fBdepmod\fP は modules\&.devname というファイルを出力します。 +.PP +\fIversion\fP が指定された場合は、 現在のカーネルバージョン (\fBuname \-r\fP によって返される) ではなく、 +指定されたカーネルバージョンのディレクトリを用います。 +.SH オプション +.PP +\fB\-a\fP, \fB\-\-all\fP +.RS 4 +すべてのモジュールを調査します。 このオプションはデフォルトでは、 コマンドラインからファイル名を何も指定しなかった場合に利用できます。 +.RE +.PP +\fB\-A\fP, \fB\-\-quick\fP +.RS 4 +このオプションを指定すると、 処理を行う前に、 modules\&.dep ファイルよりも、 モジュールが新しいかどうかがチェックされます。 +新しくなければ、 ファイルを再生成することなく、 すぐに終了します。 +.RE +.PP +\fB\-b \fP\fIbasedir\fP, \fB\-\-basedir \fP\fIbasedir\fP +.RS 4 +指定するモジュールが、 その時点で (通常の) ディレクトリ /lib/modules/\fIversion\fP にないが、ステージング領域にある場合に、 +ディレクトリ名の先頭につく \fIbasedir\fP を指定することができます。 この \fIbasedir\fP は、 出力先である modules\&.dep +ファイルでは取り除かれます。 したがって、 すぐに通常のディレクトリに移動させることができます。 このオプションを用いるのは、 +ディストリビューションベンダーであり、 depmod を後で実行することなく、 メタデータファイルを事前生成したい場合です。 +.RE +.PP +\fB\-C\fP, \fB\-\-config \fP\fIfile or directory\fP +.RS 4 +このオプションは、 デフォルトの設定ディレクトリ /etc/depmod\&.d/ を上書きします。 +.RE +.PP +\fB\-e\fP, \fB\-\-errsyms\fP +.RS 4 +\fB\-F\fP と合わせて用いた場合に、 このオプションは、 モジュールが必要としているシンボルの中で、 +他のモジュールやカーネルからは提供されていないものを表示します。 モジュールによってシンボルが提供されていない場合には、 +カーネルから提供されているものとして扱うのが普通です (理想的には、 そうであるべきです)。 ただし、 +追加してアップデートしたサードパーティー製のドライバーが、 正しくインストールされていなかったり、 適切にビルドされていなかったりした場合に、 +この仮定は成り立たなくなります。 +.RE +.PP +\fB\-E\fP, \fB\-\-symvers\fP +.RS 4 +\fB\-e\fP と合わせて用いた場合に、 このオプションは、 モジュールが提供するシンボルバージョンの中で、 Module\&.symvers +を通じてカーネルが提供するシンボルバージョンに一致しないものを表示します。 このオプションは \fB\-F\fP とともに用いることはできません。 +.RE +.PP +\fB\-F\fP, \fB\-\-filesyms \fP\fISystem\&.map\fP +.RS 4 +カーネルのビルド時に System\&.map が提供されるので、 この \fB\-e\fP オプションを使えば、 未解決のシンボルを表示できます。 +このオプションは \fB\-E\fP とともに用いることはできません。 +.RE +.PP +\fB\-h\fP, \fB\-\-help\fP +.RS 4 +ヘルプメッセージを表示して終了します。 +.RE +.PP +\fB\-n\fP, \fB\-\-show\fP, \fB\-\-dry\-run\fP +.RS 4 +これを指定すると、 生成結果である modules\&.dep やその他のマップファイルを、 モジュールディレクトリに書き込まずに、 +標準出力へ書き出します。 +.RE +.PP +\fB\-P\fP +.RS 4 +アーキテクチャーによっては、 シンボルの先頭に無関係なプレフィックスがつけられる場合があります。 このオプションは、 無視したいプレフィックス +(たとえば \*(Aq_\*(Aq) を指定します。 +.RE +.PP +\fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP +.RS 4 +\fBdepmod\fP の詳細 (verbose) モードでは、 各モジュールが依存するシンボルすべてと、 そのシンボルを提供するモジュールのファイル名を +(stdout に) 出力します。 +.RE +.PP +\fB\-V\fP, \fB\-\-version\fP +.RS 4 +プログラムのバージョンを表示して終了します。 古いカーネル上において実行する場合には、 以降の注意事項を参照してください。 +.RE +.PP +\fB\-w\fP +.RS 4 +依存関係、エイリアス、シンボルバージョンなどに重複があった場合に警告します。 +.RE +.SH 著作権 +.PP +この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 一部は +Copyright Jon Masters, and others です。 +.SH 関連項目 +.PP +\fBdepmod.d\fP(5), \fBmodprobe\fP(8), \fBmodules.dep\fP(5) +.SH 著者 +.PP +\fBJon Masters\fP <\&jcm@jonmasters\&.org\&> +.RS 4 +開発者 +.RE +.PP +\fBRobby Workman\fP <\&rworkman@slackware\&.com\&> +.RS 4 +開発者 +.RE +.PP +\fBLucas De Marchi\fP <\&lucas\&.de\&.marchi@gmail\&.com\&> +.RS 4 +開発者 +.RE diff --git a/manual/kmod/release/man8/insmod.8 b/manual/kmod/release/man8/insmod.8 new file mode 100644 index 00000000..afcd02b3 --- /dev/null +++ b/manual/kmod/release/man8/insmod.8 @@ -0,0 +1,67 @@ +'\" t +.\" Title: insmod +.\" Author: Jon Masters +.\" Generator: DocBook XSL Stylesheets vsnapshot +.\" Date: 01/29/2021 +.\" Manual: insmod +.\" Source: kmod +.\" Language: English +.\" +.\"******************************************************************* +.\" +.\" This file was generated with po4a. 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