ビルド方法 1. 前提環境(パッケージ) * 本配布は Linux 上にて構築することを想定しています。 Unix 互換環境でもビルドできると思いますが検証はしていません。 * 本配布ではビルドのために、標準的な開発ツールとして Cコンパイラおよび make を必要とします。 * さらに以下のツールまたはパッケージが必要です。 o Docbook XML DTD 4.5 (4.5 は必須です) o Docbook XSL stylesheets o xmllint (libxml2) o xsltproc (libxslt) * また tarball 解凍のために tar, bzip2 が必要です。 * Subversion リポジトリから最新のソースを入手する場合には Subversion が必要です。 2. ソースの入手 * 本配布はオリジナル LFS ブックの XML ソースを必要とします。 LFS サイトの以下のURLから、ソース tarball を入手します。 tarball 名は、安定版の場合 LFS-BOOK-Version-XML.tar.bz2、 SVN版の場合 LFS-BOOK-SVN-Date.tar.bz2 といったファイルになっています。 o http://www.linuxfromscratch.org/lfs/downloads/stable/ (安定版の場合) o http://www.linuxfromscratch.org/lfs/downloads/development/ (SVN版の場合) * 本配布のソースを入手します。安定版とSVN版があります。 いずれの版も鋭意開発を続けており、その最新は本サイト内の Subversion リポジトリより入手することもできます。 3. ビルド手順 * 本配布のソースを適当なディレクトリに展開(解凍)します。 YYYYMMDD はバージョンを示します。 % cd /usr/local/src % tar -xf /path/to/download/lfsbookja-YYYYMMDD.tar.gz * LFS ブックのオリジナル XML ソースを、同じように展開(解凍)します。 % cd /usr/local/src % tar -xf /path/to/download/LFS-BOOK-VER-XML.tar.bz2 * 本配布のソースディレクトリに入って configure を実行します。 % cd /usr/local/src/lfsbookja-YYYYMMDD % ./configure * make を実行します。 % make * 現時点において make install は整備できていません。 上の make コマンド実行により、ソースディレクトリ配下に VER.ja のようなサブディレクトリが生成され、そこに HTML ソース一式が 生成されます。これが成果物となります。 * configure のオプションとして --with-bookdir を設けています。 デフォルトでオリジナル XML ソースツリーは、本配布のソースツリーと 横並びの場所に配置するものとしており、さらにディレクトリ名を固定的に 決めうちしています。--with-bookdir オプションを指定すれば、 そのディレクトリパスを変更することができます。 * configure のオプションとして --with-rev を設けています。 --with-rev=sysv か --with-rev=systemd のいずれかを指定できます。 sysv により通常LFSブック、systemd により systemd版LFSブックを ビルドすることができます。--with-rev の指定がない場合は、 --with-rev=sysv が指定されたものとして動作します。