OSDN Git Service

(split) LDP: Translate several pages
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man2 / access.2
index 084b300..e73bdfd 100644 (file)
@@ -1,5 +1,5 @@
 .\" This manpage is Copyright (C) 1992 Drew Eckhardt;
-.\"                               1993 Michael Haardt, Ian Jackson.
+.\"             and Copyright (C) 1993 Michael Haardt, Ian Jackson.
 .\" and Copyright (C) 2007 Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\"
 .\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH ACCESS 2 2013\-02\-28 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1997-1998 HANATAKA Shinya
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated 1997-12-17, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Modified 1998-05-11, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Updated 2001-12-14, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Updated 2002-06-17, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Updated 2005-02-23, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2007-05-01, Akihiro MOTOKI, LDP v2.46
+.\" Updated 2007-09-04, Akihiro MOTOKI, LDP v2.64
+.\" Updated 2012-04-30, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH ACCESS 2 2013\-09\-13 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 access \- ファイルに対する実ユーザーでのアクセス権をチェックする
 .SH 書式
@@ -56,7 +69,7 @@ access \- ファイルに対する実ユーザーでのアクセス権をチェ
 .fi
 .SH 説明
 \fBaccess\fP()  は、呼び出し元プロセスがファイル \fIpathname\fP にアクセスできるかどうかをチェックする。 \fIpathname\fP
\81\8cã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83»ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å ´å\90\88ã\80\81ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83»リンクは展開される。
\81\8cã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å ´å\90\88ã\80\81ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯リンクは展開される。
 
 .\" F_OK is defined as 0 on every system that I know of.
 \fImode\fP はチェックを行うアクセス権を指定するもので、その値は \fBF_OK\fP、 もしくは \fBR_OK\fP, \fBW_OK\fP, \fBX_OK\fP の
@@ -70,8 +83,9 @@ access \- ファイルに対する実ユーザーでのアクセス権をチェ
 呼び出し元プロセスが特権プロセス (つまり、プロセスの実 UID が 0) の場合、 通常のファイルに対する \fBX_OK\fP
 のチェックは、そのファイルの所有者、グループ、他人のいずれかの 実行許可が有効になっていれば成功する。
 .SH 返り値
-成功した場合 (要求した全てについて許可が得られたら)、ゼロが返される。 エラーの場合 (\fImode\fP
-の少なくとも一つのビットで要求した許可がなかった場合や、 他のエラーが起こった場合)、\-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
+成功した場合 (要求した全てについて許可が得られたか、 \fImode\fP が \fBF_OK\fP でファイルが存在した場合)、ゼロが返される。 エラーの場合
+(\fImode\fP の少なくとも一つのビットで要求した許可がなかった場合、 \fImode\fP が \fBF_OK\fP
+でファイルが存在しなかった場合、他のエラーが起こった場合)、\-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
 \fBaccess\fP()  は以下の場合に失敗する。
 .TP 
@@ -92,7 +106,7 @@ permission) が得られなかった。 (\fBpath_resolution\fP(7)  も参照の
 \fIpathname\fP のディレクトリ部分が実際にはディレクトリでない。
 .TP 
 \fBEROFS\fP
-読ã\81¿è¾¼ã\81¿å°\82ç\94¨ (read\-only) ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦æ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\81¿è¨±å\8f¯ã\82\92 è¦\81æ±\82ã\81\97ã\81\9fã\80\82
+読み込み専用 (read\-only) のファイルシステムに対して書き込み許可を 要求した。
 .PP
 \fBaccess\fP()  は以下の理由により失敗することがある。
 .TP 
@@ -139,12 +153,13 @@ POSIX.1\-2001 では、 呼び出し元プロセスが適切な特権を持っ
 ファイルはアクセス可能となる。 いずれかのディレクトリがアクセス不可の場合、 ファイル自身のアクセス許可に関わらず、 \fBaccess\fP()
 は失敗する。
 .PP
\82¢ã\82¯ã\82»ã\82¹ã\83»ã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\81®ã\81¿ã\81\8cã\83\81ã\82§ã\83\83ã\82¯ã\81\95ã\82\8cã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®ç¨®é¡\9eã\82\84å\86\85容ã\81¯ã\83\81ã\82§ã\83\83ã\82¯ã\81\95ã\82\8cã\81ªã\81\84ã\80\82 å¾\93ã\81£ã\81¦ã\80\81ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81\8cæ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\81¿å\8f¯è\83½ã\81¨ã\81ªã\81£ã\81\9få ´å\90\88ã\81¯ã\80\81ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81«
+アクセスビットのみがチェックされ、ファイルの種類や内容はチェックされない。 従って、ディレクトリが書き込み可能となった場合は、ディレクトリに
 ファイルを作成することが可能なことを意味するのであり、ディレクトリに ファイルとして書き込むことができるわけではない。 同様に DOS
 のファイルは「実行可能」と判断されるが、 \fBexecve\fP(2)  コールは失敗するだろう。
 .PP
-\fBaccess\fP() は、 UID マッピングを使用した NFS ファイルシステムでは正常に機能しないかもしれない。なぜならば UID
-のマッピングはサーバーで 行なわれ、権利のチェックをするクライアントには見えないからである。同様の問題は FUSE マウントでも起こり得る。
+\fBaccess\fP() は、 UID マッピングを使用した NFSv2 ファイルシステムでは正常に機能しないかもしれない。なぜならば UID
+のマッピングはサーバーで 行なわれ、権利のチェックをするクライアントには見えないからである。 (NFS バージョン 3
+以降ではサーバー側でチェックが実行される。) 同様の問題は FUSE マウントでも起こり得る。
 .SH バグ
 .\" This behavior appears to have been an implementation accident.
 バージョン 2.4 (とそれ以前) のカーネルには、スーパーユーザでの \fBX_OK\fP のチェックの扱いに奇妙な点がある。 ディレクトリ以外のファイルで
@@ -160,6 +175,6 @@ POSIX.1\-2001 では、 呼び出し元プロセスが適切な特権を持っ
 \fBsetuid\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBeauidaccess\fP(3), \fBcredentials\fP(7),
 \fBpath_resolution\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。