.fi
.SH 説明
\fBaccess\fP() は、呼び出し元プロセスがファイル \fIpathname\fP にアクセスできるかどうかをチェックする。 \fIpathname\fP
-ã\81\8cã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83»ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å ´å\90\88ã\80\81ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83»リンクは展開される。
+ã\81\8cã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®å ´å\90\88ã\80\81ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯リンクは展開される。
.\" F_OK is defined as 0 on every system that I know of.
\fImode\fP はチェックを行うアクセス権を指定するもので、その値は \fBF_OK\fP、 もしくは \fBR_OK\fP, \fBW_OK\fP, \fBX_OK\fP の
\fIpathname\fP のディレクトリ部分が実際にはディレクトリでない。
.TP
\fBEROFS\fP
-Write permission was requested for a file on a read\-only filesystem.
+読み込み専用 (read\-only) のファイルシステムに対して書き込み許可を 要求した。
.PP
\fBaccess\fP() は以下の理由により失敗することがある。
.TP
ファイルはアクセス可能となる。 いずれかのディレクトリがアクセス不可の場合、 ファイル自身のアクセス許可に関わらず、 \fBaccess\fP()
は失敗する。
.PP
-ã\82¢ã\82¯ã\82»ã\82¹ã\83»ã\83\93ã\83\83ã\83\88ã\81®ã\81¿ã\81\8cã\83\81ã\82§ã\83\83ã\82¯ã\81\95ã\82\8cã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®ç¨®é¡\9eã\82\84å\86\85容ã\81¯ã\83\81ã\82§ã\83\83ã\82¯ã\81\95ã\82\8cã\81ªã\81\84ã\80\82 å¾\93ã\81£ã\81¦ã\80\81ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81\8cæ\9b¸ã\81\8dè¾¼ã\81¿å\8f¯è\83½ã\81¨ã\81ªã\81£ã\81\9få ´å\90\88ã\81¯ã\80\81ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81«
+アクセスビットのみがチェックされ、ファイルの種類や内容はチェックされない。 従って、ディレクトリが書き込み可能となった場合は、ディレクトリに
ファイルを作成することが可能なことを意味するのであり、ディレクトリに ファイルとして書き込むことができるわけではない。 同様に DOS
のファイルは「実行可能」と判断されるが、 \fBexecve\fP(2) コールは失敗するだろう。
.PP
-\fBaccess\fP() may not work correctly on NFSv2 filesystems with UID mapping
-enabled, because UID mapping is done on the server and hidden from the
-client, which checks permissions. (NFS versions 3 and higher perform the
-check on the server.) Similar problems can occur to FUSE mounts.
+\fBaccess\fP() は、 UID マッピングを使用した NFSv2 ファイルシステムでは正常に機能しないかもしれない。なぜならば UID
+のマッピングはサーバーで 行なわれ、権利のチェックをするクライアントには見えないからである。 (NFS バージョン 3
+以降ではサーバー側でチェックが実行される。) 同様の問題は FUSE マウントでも起こり得る。
.SH バグ
.\" This behavior appears to have been an implementation accident.
バージョン 2.4 (とそれ以前) のカーネルには、スーパーユーザでの \fBX_OK\fP のチェックの扱いに奇妙な点がある。 ディレクトリ以外のファイルで
\fBX_OK\fP だけが指定されたときだけであり \fImode\fP に \fBR_OK\fP や \fBW_OK\fP が一緒に指定された場合には
\fBaccess\fP() は 0 を返す。 (バージョン 2.6.3 以前の) 初期の 2.6 系のカーネルも 2.4 系のカーネルと同様の動作をする。
-In kernels before 2.6.20, \fBaccess\fP() ignored the effect of the
-\fBMS_NOEXEC\fP flag if it was used to \fBmount\fP(2) the underlying filesystem.
-Since kernel 2.6.20, \fBaccess\fP() honors this flag.
+2.6.20 より前のカーネルでは、 ファイルが存在するファイルシステムを \fBmount\fP(2) する際に指定された \fBMS_NOEXEC\fP
+フラグの効果を、 \fBaccess\fP() は無視していた。 カーネル 2.6.20 以降では、 \fBaccess\fP()
+はこのフラグを考慮するようになっている。
.SH 関連項目
\fBchmod\fP(2), \fBchown\fP(2), \fBfaccessat\fP(2), \fBopen\fP(2), \fBsetgid\fP(2),
\fBsetuid\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBeauidaccess\fP(3), \fBcredentials\fP(7),