コールの一覧です。このリストは \fI</usr/include/{asm,linux}/*.h>\fP にある 421 の ioctl
を含んでいます。全ての ioctl に対して、数値、名称、 引き数の型を列挙してあります。
.PP
-引き数型 \fIconst struct foo *\fP は、その引き数がカーネルへの入力である事を意味します。また、 \fIstruct foo *\fP
+引き数型 \fIconst struct foo\ *\fP は、その引き数がカーネルへの入力である事を意味します。また、 \fIstruct foo\ *\fP
は、その引き数がカーネルからの出力である事を意味します。 カーネルがその引き数を入力と出力の両方に使用する場合は、 \fI//\ I\-O\fP
マークを付けてあります。
.PP
// More arguments. いくつかの ioctl は追加のポインタを含む構造体へのポインタを使用します。
ここでこれらをアルファベット順に説明します。
-\fBCDROMREADAUDIO\fP は入力ポインタ \fIconst struct cdrom_read_audio *\fP を使用します。 \fIbuf\fP
-フィールドは大きさ \fInframes * CD_FRAMESIZE_RAW\fP の出力バッファへのポインタです。
+\fBCDROMREADAUDIO\fP は入力ポインタ \fIconst struct cdrom_read_audio\ *\fP を使用します。 \fIbuf\fP
+フィールドは大きさ \fInframes\ * CD_FRAMESIZE_RAW\fP の出力バッファへのポインタです。
\fBCDROMREADCOOKED\fP, \fBCDROMREADMODE1\fP, \fBCDROMREADMODE2\fP, \fBCDROMREADRAW\fP
-は入力ポインタ \fIconst struct cdrom_msf *\fP を使用します。これらは同じポインタを \fIchar []\fP
+は入力ポインタ \fIconst struct cdrom_msf\ *\fP を使用します。これらは同じポインタを \fIchar []\fP
への出力ポインタとして使用します。 長さは要求によって変化します。 \fBCDROMREADMODE1\fP には、多くのデバイスが CD_FRAMESIZE
を使用しますが、光学記憶装置 (光ディスク) のドライバは OPT_BLOCKSIZE を使用します (どちらも同じ値で 2048 です)。
.nf
.fi
\fBEQL_ENSLAVE\fP, \fBEQL_EMANCIPATE\fP, \fBEQL_GETSLAVECFG\fP, \fBEQL_SETSLAVECFG\fP,
-\fBEQL_GETMASTERCFG\fP, \fBEQL_SETMASTERCFG\fP は \fIstruct ifreq *\fP を使用します。
+\fBEQL_GETMASTERCFG\fP, \fBEQL_SETMASTERCFG\fP は \fIstruct ifreq\ *\fP を使用します。
\fIifr_data\fP フィールドは以下に示す別の構造体へのポインタです:
.nf
EQL_SETMASTERCFG const struct master_config *
.fi
-\fBFDRAWCMD\fP は \fIstruct floppy raw_cmd *\fP を使用します。 \fIflags & FD_RAW_WRITE\fP
+\fBFDRAWCMD\fP は \fIstruct floppy raw_cmd\ *\fP を使用します。 \fIflags & FD_RAW_WRITE\fP
がゼロ以外の場合、 \fIdata\fP は大きさ \fIlength\fP の入力バッファへのポインタになります。 \fIflags & FD_RAW_READ\fP
がゼロ以外の場合、 \fIdata\fP は大きさ \fIlength\fP の出力バッファへのポインタになります。
-\fBGIO_FONTX\fP, \fBPIO_FONTX\fP はそれぞれ \fIstruct console_font_desc *\fP と \fIconst
-struct console_font_desc *\fP を使用します。 \fIchardata\fP は \fIchar [charcount]\fP
+\fBGIO_FONTX\fP, \fBPIO_FONTX\fP はそれぞれ \fIstruct console_font_desc\ *\fP と \fIconst
+struct console_font_desc\ *\fP を使用します。 \fIchardata\fP は \fIchar [charcount]\fP
バッファへのポインタです。 これは \fBGIO_FONTX\fP の出力バッファと \fBPIO_FONTX\fP の入力バッファです。
-\fBGIO_UNIMAP\fP, \fBPIO_UNIMAP\fP はそれぞれ \fIstruct unimapdesc *\fP と \fIconst struct
-unimapdesc *\fP を使用します。 \fIentries\fP は \fIstruct unipair [entry_ct]\fP
+\fBGIO_UNIMAP\fP, \fBPIO_UNIMAP\fP はそれぞれ \fIstruct unimapdesc\ *\fP と \fIconst struct
+unimapdesc\ *\fP を使用します。 \fIentries\fP は \fIstruct unipair [entry_ct]\fP
バッファへのポインタです。 これは \fBGIO_UNIMAP\fP の出力バッファと \fBPIO_UNIMAP\fP の入力バッファです。
KDADDIO, KDDELIO, KDDISABIO, KDENABIO は I/O ポートへのアクセスを
\fBKDMAPDISP\fP, \fBKDUNMAPDISP\fP はメモリ・マッピングや I/O ポートへのアクセスを可能/不可能にします。
これらはカーネルに実装されていません。
-\fBSCSI_IOCTL_PROBE_HOST\fP は入力ポインタ \fIconst int *\fP を大きさとして使用します。これは同じ大きさの
+\fBSCSI_IOCTL_PROBE_HOST\fP は入力ポインタ \fIconst int\ *\fP を大きさとして使用します。これは同じ大きさの
\fIchar []\fP バッファ への出力ポインタとしても使用します。
\fBSIOCADDRT\fP, \fBSIOCDELRT\fP は型が以下のプロトコルに依存する入力ポインタを使用します:
NET/ROM const struct nr_route_struct *
.fi
-\fBSIOCGIFCONF\fP は \fIstruct ifconf *\fP を使用します。この \fIifc_buf\fP フィールドは長さ \fIifc_len\fP
-バイトのバッファへのポインタです。 これにカーネルが \fIstruct ifreq []\fP 型のリストへ書き込みます。
+\fBSIOCGIFCONF\fP は \fIstruct ifconf\ *\fP を使用します。この \fIifc_buf\fP フィールドは長さ
+\fIifc_len\fP バイトのバッファへのポインタです。 これにカーネルが \fIstruct ifreq []\fP 型のリストへ書き込みます。
\fBSIOCSIFHWADDR\fP は型が以下のプロトコルに依存する入力ポインタを使用します:
.nf
AX.25 const char [AX25_ADDR_LEN]
.fi
-\fBTIOCLINUX\fP は \fIconst char *\fP を使用します。このポインタをいくつかの
+\fBTIOCLINUX\fP は \fIconst char\ *\fP を使用します。このポインタをいくつかの
独立したサブクラスを識別する為に使用します。以下のテーブルの中で、 \fIN + foo\fP は N バイトの詰めものの後にある \fIfoo\fP
を意味します。 \fIstruct selection\fP は暗黙的に \fIdrivers/char/selection.c\fP の中で定義されています。
.nf
.SH 関連項目
\fBioctl\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。