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Retire LDP man-pages repository
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man2 / move_pages.2
diff --git a/draft/man2/move_pages.2 b/draft/man2/move_pages.2
deleted file mode 100644 (file)
index b0b1449..0000000
+++ /dev/null
@@ -1,158 +0,0 @@
-.\" This manpage is Copyright (C) 2006 Silicon Graphics, Inc.
-.\"                               Christoph Lameter
-.\"
-.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM_TWO_PARA)
-.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
-.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
-.\" preserved on all copies.
-.\"
-.\" Permission is granted to copy and distribute modified versions of this
-.\" manual under the conditions for verbatim copying, provided that the
-.\" entire resulting derived work is distributed under the terms of a
-.\" permission notice identical to this one.
-.\" %%%LICENSE_END
-.\"
-.\" FIXME Should programs normally be using move_pages() directly, or should
-.\" they rather be using interfaces in the numactl package?
-.\" (e.g., compare with recommendation in mbind(2)).
-.\" Does this page need to give advise on this topic?
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
-.\"
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2008  Akihiro MOTOKI
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 2008-10-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\"
-.TH MOVE_PAGES 2 2010\-06\-11 Linux "Linux Programmer's Manual"
-.SH 名前
-move_pages \- あるプロセスの個々のページを別のノードに移動する
-.SH 書式
-.nf
-\fB#include <numaif.h>\fP
-.sp
-\fBlong move_pages(int \fP\fIpid\fP\fB, unsigned long count, void **\fP\fIpages\fP\fB,\fP
-\fB                const int *\fP\fInodes\fP\fB, int *\fP\fIstatus\fP\fB, int \fP\fIflags\fP\fB);\fP
-.fi
-.sp
-\fI\-lnuma\fP とリンクする。
-.SH 説明
-\fBmove_pages\fP()  は、プロセス \fIpid\fP の指定されたページ \fIpages\fP を \fInodes\fP
-で指定されたメモリーノードに移動する。 移動の結果は \fIstatus\fP に反映される。 \fIflags\fP では移動されるページに関する制約を指定する。
-
-\fIpid\fP は、移動されるページが属するプロセスの ID である。 別のプロセスのページを移動するためには、呼び出し元が特権
-(\fBCAP_SYS_NICE\fP)  を持っているか、呼び出したプロセスの実ユーザー ID か実効ユーザー ID が
-ページ移動対象のプロセスの実ユーザー ID か保存 set\-user\-ID のどちらかと 一致しなければならない。 \fIpid\fP が 0 の場合、
-\fBmove_pages\fP()  は呼び出したプロセスのページを移動する。
-
-\fIcount\fP は移動するページ数である。 \fIcount\fP により \fIpages\fP, \fInodes\fP, \fIstatus\fP の 3
-つの配列の大きさが定義される。
-
-.\" FIXME Describe the result if pointers in the 'pages' array are
-.\" not aligned to page boundaries
-\fIpages\fP は、移動すべきページへのポインターの配列であり、 各ポインターはページ境界に揃えた値を指定すべきである。 \fIpid\fP
-で指定されたプロセスで見えるアドレスを指定する。
-
-\fInodes\fP は、各ページの希望の移動場所を示す整数値の配列であり、 配列の各要素はノード番号である。 \fInodes\fP には NULL
-を指定することもでき、この場合には \fBmove_pages\fP()  はどのページも移動しないが、各ページが現在配置されているノードを配列
-\fIstatus\fP に格納して返す。どのページを移動する必要があるかを判断するために、 各ページの状態の取得が必要な場合もある。
-
-\fIstatus\fP は、各ページの状態を表す整数値の配列である。 この配列に有効な値が格納されるのは、 \fBmove_pages\fP()
-がエラーを返さなかった場合だけである。
-
-\fIflags\fP には、どの種類のページを移動するかを指定する。 \fBMPOL_MF_MOVE\fP
-は、そのプロセスが排他的に使用しているページだけを移動することを意味する。 \fBMPOL_MF_MOVE_ALL\fP
-は、複数のプロセス間で共有されているページも移動できることを意味する。 \fBMPOL_MF_MOVE_ALL\fP を使用するためには、そのプロセスが特権
-(\fBCAP_SYS_NICE\fP)  を持っていなければならない。
-.SS "status 配列に格納されるページ状態"
-\fIstatus\fP 配列の各要素として、以下の値が返される。
-.TP 
-\fB0..MAX_NUMNODES\fP
-そのページが配置されているノードを示す。
-.TP 
-\fB\-EACCES\fP
-そのページは複数のプロセスによりマップされており、 \fBMPOL_MF_MOVE_ALL\fP が指定された場合にのみ移動できる。
-.TP 
-\fB\-EBUSY\fP
-そのページが現在ビジーであり、移動できない。後でもう一度試すこと。 この状況は、ページが I/O の実行中であったり、カーネルの他のサブシステム
-がそのページへの参照を保持している場合に発生する。
-.TP 
-\fB\-EFAULT\fP
-そのページが zero page であるか、そのメモリー領域はそのプロセスにより マップされていない。
-.TP 
-\fB\-EIO\fP
-ページを書き戻す (write back) ことができない。 ページが dirty で、ファイルシステムが dirty なページを移動できるような
-移動機能を提供していないため、そのページを移動するためにはページを 書き戻さなければならない。
-.TP 
-\fB\-EINVAL\fP
-dirty なページを移動できない。 ファイルシステムが dirty なページを移動するための機能を提供しておらず、 ページを書き戻す能力もない。
-.TP 
-\fB\-ENOENT\fP
-ページが存在しない。
-.TP 
-\fB\-ENOMEM\fP
-移動先のノードでメモリーを確保することができない。
-.SH 返り値
-.\" FIXME . Is the following quite true: does the wrapper in numactl
-.\" do the right thing?
-成功すると、 \fBmove_pages\fP()  は 0 を返す。 エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP にエラーを示す値を設定する。
-.SH エラー
-.TP 
-\fBE2BIG\fP
-移動すべきページが多過ぎる。
-.TP 
-\fBEACCES\fP
-.\" FIXME Clarify "current cpuset" in the description of the EACCESS error.
-.\" Is that the cpuset of the caller or the target?
-移動先のノードのいずれかが現在の CPU 集合では許可されていない。
-.TP 
-\fBEFAULT\fP
-パラメーター配列にアクセスできなかった。
-.TP 
-\fBEINVAL\fP
-\fIflags\fP に \fBMPOL_MF_MOVE\fP でも \fBMPOL_MF_MOVE_ALL\fP
-でもない値が指定されたか、カーネルスレッドのページを移動させようとした。
-.TP 
-\fBENODEV\fP
-移動先のノードのいずれかがオンラインでない。
-.TP 
-\fBENOENT\fP
-移動が必要なページが全く見つからなかった。 指定された全てのページが、すでに移動先のノードに存在するか、存在しないか、
-無効なアドレスであったか、複数のプロセスによってマップされていて移動でき なかったか、のいずれかであった。
-.TP 
-\fBEPERM\fP
-呼び出し元は \fBMPOL_MF_MOVE_ALL\fP を指定したが、十分な特権 (\fBCAP_SYS_NICE\fP)  を持っていない。
-または、呼び出し元が他のユーザーに属するプロセスのページを移動しようとしたが、 それを行えるだけの特権 (\fBCAP_SYS_NICE\fP)
-を持っていなかった。
-.TP 
-\fBESRCH\fP
-プロセスが存在しない。
-.SH バージョン
-\fBmove_pages\fP()  は、バージョン 2.6.18 で初めて Linux に登場した。
-.SH 準拠
-このシステムコールは Linux 固有である。
-.SH 注意
-ライブラリによるサポートについては \fBnuma\fP(7)  を参照。
-
-.\" FIXME Clarify "current cpuset".  Is that the cpuset of the caller
-.\" or the target?
-現在の CPU 集合で許可されているノードの集合を取得するには、フラグ \fBMPOL_F_MEMS_ALLOWED\fP を指定して
-\fBget_mempolicy\fP(2)  を使用すればよい。 取得した情報は、CPU 集合の手動または自動での再構成により
-いつ何時変化してしまうか分からない。
-
-この関数を使用すると、ページの位置 (ノード) が 指定されたアドレスに対して設定されたメモリーポリシー (\fBmbind\fP(2)  参照)
-や指定されたプロセスに対して設定されたメモリーポリシー (\fBset_mempolicy\fP(2)  参照) に違反してしまう可能性がある。
-つまり、メモリーポリシーは \fBmove_pages\fP()  で使われる移動先ノードを制限しないということである。
-
-ヘッダーファイル \fI<numaif.h>\fP は glibc には含まれておらず、 \fIlibnuma\-devel\fP
-か同様のパッケージをインストールする必要がある。
-.SH 関連項目
-\fBget_mempolicy\fP(2), \fBmbind\fP(2), \fBset_mempolicy\fP(2), \fBnuma\fP(3),
-\fBnuma_maps\fP(5), \fBcpuset\fP(7), \fBnuma\fP(7), \fBmigratepages\fP(8),
-\fBnumastat\fP(8)
-.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。