-.\" Hey Emacs! This file is -*- nroff -*- source.
-.\"
.\" Copyright 2003 Abhijit Menon-Sen <ams@wiw.org>
+.\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
.\" preserved on all copies.
.\"
.\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
.\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
+.\" %%%LICENSE_END
.\"
.\" 2005-04-08 mtk, noted kernel version and added BUGS
.\" 2010-10-09, mtk, document arm_fadvise64_64()
.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
.\"*******************************************************************
-.TH POSIX_FADVISE 2 2010\-10\-09 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH POSIX_FADVISE 2 2013\-04\-01 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
posix_fadvise \- ファイルデータのアクセスパターンをあらかじめ宣言する
.SH 書式
まだ書き出されていないページは影響を受けないので、 そのページの解放が保証されることをアプリケーションが望んでいるなら、 最初に \fBfsync\fP(2)
または \fBfdatasync\fP(2) を呼ぶべきである。
-.SS arm_fadvise()
-ARM アーキテクチャでは、64 ビットの引き数は適切なレジスタの組に割り当て
-る必要がある。このアーキテクチャでは、\fBposix_fadvise\fP() の呼び出し方に
-は欠陥があり、それはこのシステムコールでは引き数 \fIfd\fP と \fIlen\fP の間の
-パディング (詰めもの) でレジスタが一つ消費されてしまうというものである。
-そのため、Linux 2.6.14 以降では、ARM では引き数が適切な順序になった別の
-システムコールが定義されている。
+.SS アーキテクチャ固有の派生バージョン
+いくつかのアーキテクチャでは、 64 ビットの引き数は適切なレジスタの組に割り当てる必要がある (\fBsyscall\fP(2) 参照)。
+このようなアーキテクチャでは、 「書式」に書かれている \fBposix_fadvise\fP() の呼び出しシグネチャーで、 引き数 \fIfd\fP と
+\fIoffset\fP の間のパディング (詰めもの) でレジスタが一つ消費されてしまう。 そのため、
+これらのアーキテクチャでは引き数が適切な順序になった別のシステムコールが定義されているが、 それ以外は \fBposix_fadvise\fP()
+と全く同じである。
+
+例えば、 Linux 2.6.14 以降では、 ARM には以下のシステムコールが存在する。
.PP
.in +4n
.nf
.fi
.in
.PP
-.\" No ARM support in glibc.
-上記の点以外は、このシステムコールの動作は \fBposix_fadvise\fP() と全く
-同じである。このシステムコールに対するライブラリによるサポートは glibc
-では提供されていない。
+通常、 glibc の \fBposix_fadvise\fP() ラッパー関数により、 これらのアーキテクチャ固有の詳細はアプリケーションには見えない。
+glibc のラッパー関数では、適切なアーキテクチャ固有のシステムコールが呼び出される。
.SH バグ
2.6.6 より前のカーネルでは、 \fIlen\fP に 0 が指定された場合、 「ファイルの終りまでの全てのバイト」という意味ではなく、 文字通り「0
バイト」として解釈されていた。
\fBreadahead\fP(2), \fBsync_file_range\fP(2), \fBposix_fallocate\fP(3),
\fBposix_madvise\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。