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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / basename.3
index f38dcb0..c1fea71 100644 (file)
@@ -35,7 +35,7 @@
 .\" Updated 2005-02-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
 .\" Updated 2007-05-01, Akihiro MOTOKI, LDP v2.46
 .\"
-.TH BASENAME 3 2009\-03\-30 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH BASENAME 3 2014\-06\-13 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 basename, dirname \- パス名を解析して各部分を取り出す
 .SH 書式
@@ -49,14 +49,14 @@ basename, dirname \- パス名を解析して各部分を取り出す
 .SH 説明
 警告: \fBbasename\fP()  には異なるバージョンが 2つ存在する。下記の「注意」の節を参照のこと。
 .LP
-\fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()  は、NULL で終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
+\fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()  は、ヌルで終端されたパス名の文字列を、 ディレクトリ部分・ファイル名部分に分割する。
 通常は、 \fBdirname\fP()  は最後の \(aq/\(aq までの部分 (最後の \(aq/\(aq は含まない) を返し、
 \fBbasename\fP()  は最後の \(aq/\(aq 以降の部分を返す。 文字列の末尾についた \(aq/\(aq
 文字は、パス名の一部とはみなされない。
 .PP
 \fIpath\fP に '/' 文字がない場合は、 \fBdirname\fP()  は文字列 "." を返し、 \fBbasename\fP()  は \fIpath\fP
 と同じ内容を返す。 \fIpath\fP が文字列 "/" に等しい場合は、 \fBdirname\fP()  も \fBbasename\fP()  も文字列 "/"
-を返す。 \fIpath\fP が NULL ポインタだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP()  も \fBbasename\fP()
+を返す。 \fIpath\fP が ヌルポインターだったり、空の文字列を指していた場合は、 \fBdirname\fP()  も \fBbasename\fP()
 も文字列 "." を返す。
 .PP
 \fBdirname\fP()  の返した文字列、 "/"、 \fBbasename\fP()  の返した文字列、 を順に結合すると、完全なパス名が得られる。
@@ -64,9 +64,9 @@ basename, dirname \- パス名を解析して各部分を取り出す
 \fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()  は、いずれも \fIpath\fP の内容を変更することがある。
 したがって、これらの関数を呼び出す際には コピーを渡すのが望ましい。
 .PP
\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯ã\80\81é\9d\99ç\9a\84ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83¢ã\83ªã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿を返すことがあり、 これらの領域は後の関数呼び出しで上書きされるかもしれない。
-また、これらの関数は \fIpath\fP の一部分を指すポインタを返すこともある。そのため、 \fIpath\fP
-で参照される文字列は、関数が返すポインタが不要になるまでは 変更したり free したりすべきではない。
\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯ã\80\81é\9d\99ç\9a\84ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼を返すことがあり、 これらの領域は後の関数呼び出しで上書きされるかもしれない。
\81¾ã\81\9fã\80\81ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯ \fIpath\fP ã\81®ä¸\80é\83¨å\88\86ã\82\92æ\8c\87ã\81\99ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\81\93ã\81¨ã\82\82ã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\81\9dã\81®ã\81\9fã\82\81ã\80\81 \fIpath\fP
\81§å\8f\82ç\85§ã\81\95ã\82\8cã\82\8bæ\96\87å­\97å\88\97ã\81¯ã\80\81é\96¢æ\95°ã\81\8cè¿\94ã\81\99ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81\8cä¸\8dè¦\81ã\81«ã\81ªã\82\8bã\81¾ã\81§ã\81¯ å¤\89æ\9b´ã\81\97ã\81\9fã\82\8a free ã\81\97ã\81\9fã\82\8aã\81\99ã\81¹ã\81\8dã\81§ã\81¯ã\81ªã\81\84ã\80\82
 .PP
 以下の一連の例 (SUSv2 から引用) は、 いろいろな path に対して \fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()
 が返す文字列を表したものである。
@@ -79,12 +79,15 @@ path        dirname basename
 /usr/          /       usr
 usr            .       usr
 /              /       /
-\            .       .
-\..            .       ..
+\&.            .       .
+\&..           .       ..
 .TE
 .SH 返り値
-\fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()  は、いずれも NULL で終端された文字列へのポインタを返す。 (これらのポインタ
+\fBdirname\fP()  と \fBbasename\fP()  は、いずれもヌルで終端された文字列へのポインターを返す。 (これらのポインター
 \fBfree\fP(3)  に渡さないこと。)
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+関数 \fBbasename\fP() と \fBdirname\fP() 関数はスレッドセーフである。
 .SH 準拠
 POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
@@ -123,6 +126,6 @@ printf("dirname=%s, basename=%s\en", dname, bname);
 .SH 関連項目
 \fBbasename\fP(1), \fBdirname\fP(1)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。