.\" Updated 2008-08-08, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.05
.\" Updated 2008-11-10, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.13
.\"
-.TH CTIME 3 2013\-12\-30 "" "Linux Programmer's Manual"
+.TH CTIME 3 2014\-08\-19 "" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
asctime, ctime, gmtime, localtime, mktime, asctime_r, ctime_r, gmtime_r,
localtime_r \- 日付と時刻を要素別の時刻や ASCII に変換する
"Wed Jun 30 21:49:08 1993\en"
.RE
.sp
-という形式の NULL 終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
+という形式のヌル終端された文字列へ変換する。 曜日の略称は "Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
"Sat" である。 月の略称は "Jan", "Feb", "Mar", "Apr", "May", "Jun", "Jul", "Aug",
-"Sep", "Oct", "Nov", "Dec" である。 返り値は、静的 (static) に割り当てられた文字列へのポインタである。
+"Sep", "Oct", "Nov", "Dec" ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82 è¿\94ã\82\8aå\80¤ã\81¯ã\80\81é\9d\99ç\9a\84 (static) ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fæ\96\87å\97å\88\97ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
この文字列は、日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。 またこの関数は大域変数 \fItzname\fP, \fItimezone\fP,
\fIdaylight\fP に現在のタイムゾーンの情報を設定する (\fBtzset\fP(3) 参照)。 リエントラント版である \fBctime_r\fP()
-ã\82\82å\90\8cæ§\98ã\81 ã\81\8cã\80\81 æ\96\87å\97å\88\97ã\81¯ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81\8cç\94¨æ\84\8fã\81\97ã\81\9fã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\81«æ ¼ç´\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡のサイズは 少なくとも 26 バイト以上でなければならない。 この関数は
+ã\82\82å\90\8cæ§\98ã\81 ã\81\8cã\80\81 æ\96\87å\97å\88\97ã\81¯ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81\8cç\94¨æ\84\8fã\81\97ã\81\9fã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81«æ ¼ç´\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼のサイズは 少なくとも 26 バイト以上でなければならない。 この関数は
\fItzname\fP, \fItimezone\fP, and \fIdaylight\fP を設定する必要はない。
.PP
関数 \fBgmtime\fP() は、カレンダー時刻 \fItimep\fP を 協定世界時 (UTC) での要素別の時刻へ変換する。
年が整数型に収まらない場合、NULL を返す。 返り値は静的に確保された構造体を指しており、この後で 日付や時刻に関する関数のいずれかが呼び出されると
上書きされる可能性がある。 \fBgmtime_r\fP() も同様だが、 データはユーザーが用意した構造体に格納される。
.PP
-é\96¢æ\95° \fBlocaltime\fP() ã\81¯ã\80\81ã\82«ã\83¬ã\83³ã\83\80ã\83¼æ\99\82å\88» \fItimep\fP ã\82\92 ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\81\8cæ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9fã\82¿ã\82¤ã\83 ã\82¾ã\83¼ã\83³ã\81§ã\81®æ\99\82å\88»è¦\81ç´ å\88¥ã\81®è¡¨ç\8f¾ã\81¸å¤\89æ\8f\9bã\81\99ã\82\8bã\80\82 ã\81\93ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯
-\fBtzset\fP(3) を呼び出したかのように振舞い、 大域変数 \fItzname\fP に現在のタイムゾーンの情報を設定する。
+é\96¢æ\95° \fBlocaltime\fP() ã\81¯ã\80\81ã\82«ã\83¬ã\83³ã\83\80ã\83¼æ\99\82å\88» \fItimep\fP ã\82\92 ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81\8cæ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9fã\82¿ã\82¤ã\83 ã\82¾ã\83¼ã\83³ã\81§ã\81®æ\99\82å\88»è¦\81ç´ å\88¥ã\81®è¡¨ç\8f¾ã\81¸å¤\89æ\8f\9bã\81\99ã\82\8bã\80\82
+この関数は \fBtzset\fP(3) を呼び出したかのように振舞い、 大域変数 \fItzname\fP に現在のタイムゾーンの情報を設定する。
また、\fItimezone\fP に協定世界時 (UTC) とローカル標準時との 時差の秒数を設定し、 一年の一部で夏時間が適用される場合は
\fIdaylight\fP に 0 が設定される。 返り値は静的に確保された構造体を指しており、この後で 日付や時刻に関する関数のいずれかが呼び出されると
上書きされる可能性がある。 \fBlocaltime_r\fP() も同様だが、 データはユーザーが用意した構造体に格納される。 この関数は
\fItzname\fP, \fItimezone\fP, and \fIdaylight\fP を設定する必要はない。
.PP
-関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式の NULL 終端された文字列へ変換する。
-返り値は静的に割り当てられた文字列へのポインタである。この文字列は、 日付・時刻関数のいずれかが呼び出されると上書きされることがある。
-ã\83ªã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83©ã\83³ã\83\88ç\89\88ã\81§ã\81\82ã\82\8b \fBasctime_r\fP() ã\82\82å\90\8cæ§\98ã\81 ã\81\8cã\80\81 æ\96\87å\97å\88\97ã\81¯ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81\8cç\94¨æ\84\8fã\81\97ã\81\9fã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\81«æ ¼ç´\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡のサイズは 少なくとも
+関数 \fBasctime\fP() は、要素別の時刻 \fItm\fP を \fBctime\fP() と同じ形式のヌル終端された文字列へ変換する。
+è¿\94ã\82\8aå\80¤ã\81¯é\9d\99ç\9a\84ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fæ\96\87å\97å\88\97ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\81\93ã\81®æ\96\87å\97å\88\97ã\81¯ã\80\81 æ\97¥ä»\98ã\83»æ\99\82å\88»é\96¢æ\95°ã\81®ã\81\84ã\81\9aã\82\8cã\81\8bã\81\8cå\91¼ã\81³å\87ºã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\81¨ä¸\8aæ\9b¸ã\81\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82
+ã\83ªã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83©ã\83³ã\83\88ç\89\88ã\81§ã\81\82ã\82\8b \fBasctime_r\fP() ã\82\82å\90\8cæ§\98ã\81 ã\81\8cã\80\81 æ\96\87å\97å\88\97ã\81¯ã\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81\8cç\94¨æ\84\8fã\81\97ã\81\9fã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81«æ ¼ç´\8dã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼のサイズは 少なくとも
26 バイト以上でなければならない。
.PP
関数 \fBmktime\fP() は、(ローカルタイムで記述されている) 要素別の時刻を カレンダー時刻へ変換する。この際、呼び出し元がフィールド
の使用が推奨されている。
.SH 注意
\fBasctime\fP(), \fBctime\fP(), \fBgmtime\fP(), \fBlocaltime\fP() の 4
-つの関数は静的データへのポインタを返すので、スレッドセーフではない。 これらの関数のスレッドセーフ版である \fBasctime_r\fP(),
-\fBctime_r\fP(), \fBgmtime_r\fP(), \fBlocaltime_r\fP() は SUSv2 で規定されており、 libc 5.2.5
-以降で利用できる。
+つの関数は静的データへのポインターを返すので、スレッドセーフではない。 これらの関数のスレッドセーフ版である \fBasctime_r\fP(),
+\fBctime_r\fP(), \fBgmtime_r\fP(), \fBlocaltime_r\fP() は SUSv2 で規定されている。
POSIX.1\-2001 では、「関数 \fBasctime\fP(), \fBctime\fP(), \fBgmtime\fP(), \fBlocaltime\fP()
は、要素別の時刻の構造体か \fIchar\fP 型の配列かのどちらかの静的オブジェクトを返すものとする。
\fBdifftime\fP(3), \fBstrftime\fP(3), \fBstrptime\fP(3), \fBtimegm\fP(3), \fBtzset\fP(3),
\fBtime\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。