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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / regex.3
index 7037a98..d8c8e8a 100644 (file)
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+.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Takatsugu Nokubi
+.\"    all rights reserved.
+.\" Translated 1998-06-30, Takatsugu Nokubi
+.\" Updated & Modified 2001-11-05, Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
+.\" Updated & Modified 2005-02-24, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
+.\" Updated 2008-08-02, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.05
+.\" Updated 2013-03-27, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
 .TH REGEX 3 2013\-02\-11 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 regcomp, regexec, regerror, regfree \- POSIX regex 関数
@@ -54,11 +63,11 @@ regcomp, regexec, regerror, regfree \- POSIX regex 関数
 .SS "POSIX regex コンパイル"
 \fBregcomp\fP()  は、正規表現をコンパイルして、 \fBregexec\fP()  での検索処理に適合する形態にする。
 
-\fBregcomp\fP()  ã\81¯ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\82\92è¨\98æ\86¶ã\81\99ã\82\8bã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ \fIpreg\fP、 ヌル文字で終端された文字列 \fIregex\fP、
+\fBregcomp\fP()  ã\81¯ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\82\92è¨\98æ\86¶ã\81\99ã\82\8bã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ \fIpreg\fP、 ヌル文字で終端された文字列 \fIregex\fP、
 そしてコンパイルの形式を決めるためのフラグ \fIcflag\fP を引数に伴う。
 
 全ての正規表現検索は、コンパイルされたパターンによって行わなければならない。 よって、 \fBregexec\fP()  に指定するのは、必ず
-(\fBregcomp\fP()  によってコンパイルされた) パターンバッファへのアドレスでなければならない。
+(\fBregcomp\fP()  ã\81«ã\82\88ã\81£ã\81¦ã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«ã\81\95ã\82\8cã\81\9f) ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81¸ã\81®ã\82¢ã\83\89ã\83¬ã\82¹ã\81§ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82
 
 \fIcflags\fP には以下に示す定数一つ以上のビットごとの OR (bitwise\-or) を指定する。
 .TP 
@@ -66,11 +75,11 @@ regcomp, regexec, regerror, regfree \- POSIX regex 関数
 \fIregex\fP に \fBPOSIX\fP 拡張正規表現を使用する。もしこのフラグが設定されない場合、 \fBPOSIX\fP 標準正規表現が使われる。
 .TP 
 \fBREG_ICASE\fP
-大文字小文字の違いを無視する。このフラグを指定してコンパイルされた パターンバッファを用いて \fBregexec\fP()
+大æ\96\87å­\97å°\8fæ\96\87å­\97ã\81®é\81\95ã\81\84ã\82\92ç\84¡è¦\96ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\81\93ã\81®ã\83\95ã\83©ã\82°ã\82\92æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81¦ã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«ã\81\95ã\82\8cã\81\9f ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\82\92ç\94¨ã\81\84ã\81¦ \fBregexec\fP()
 関数を呼び出すと、大文字小文字の区別を付けずに検索が行われる。
 .TP 
 \fBREG_NOSUB\fP
-マッチの場所を報告しない。渡されたパターンバッファがこのフラグを設定してコンパイルされていた場合、 \fBregexec\fP() の引き数
\83\9eã\83\83ã\83\81ã\81®å ´æ\89\80ã\82\92å ±å\91\8aã\81\97ã\81ªã\81\84ã\80\82渡ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81\8cã\81\93ã\81®ã\83\95ã\83©ã\82°ã\82\92設å®\9aã\81\97ã\81¦ã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 \fBregexec\fP() ã\81®å¼\95ã\81\8dæ\95°
 \fInmatch\fP, \fIpmatch\fP が無視される。
 .TP 
 \fBREG_NEWLINE\fP
@@ -84,9 +93,9 @@ regcomp, regexec, regerror, regfree \- POSIX regex 関数
 \fIeflags\fP に \fBREG_NOTEOL\fP を含むかどうかにかかわらず、行末にマッチするオペレータ (\fB$\fP)
 を改行直前の空文字列にマッチさせる。
 .SS "POSIX regex マッチング"
-\fBregexec\fP()  は、 プリコンパイルされたパターンバッファ \fIpreg\fP をヌル文字で終端された文字列にマッチさせる。 \fInmatch\fP
-と \fIpmatch\fP はマッチングの位置に関する情報を取得するのに用いられる。 \fIeflags\fP には \fBREG_NOTBOL\fP と
-\fBREG_NOTEOL\fP のどちらか、もしくは両方のビットごとの \fBOR\fP (bitwise\-\fBor\fP)
+\fBregexec\fP()  は、 プリコンパイルされたパターンバッファー \fIpreg\fP をヌル文字で終端された文字列にマッチさせる。
+\fInmatch\fP と \fIpmatch\fP はマッチングの位置に関する情報を取得するのに用いられる。 \fIeflags\fP には
+\fBREG_NOTBOL\fP と \fBREG_NOTEOL\fP のどちらか、もしくは両方のビットごとの \fBOR\fP (bitwise\-\fBor\fP)
 を指定し、以下で説明するようにマッチング動作を変化させる。
 .TP 
 \fBREG_NOTBOL\fP
@@ -96,7 +105,7 @@ regcomp, regexec, regerror, regfree \- POSIX regex 関数
 \fBREG_NOTEOL\fP
 行末にマッチするオペレータは、必ずマッチに失敗する (コンパイル時のフラグ \fBREG_NEWLINE\fP の項目も参照)。
 .SS バイトオフセット
-パターンバッファのコンパイル時に \fBREG_NOSUB\fP が設定されない場合は、マッチング位置情報を得ることができる。 \fIpmatch\fP
\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81®ã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«æ\99\82ã\81« \fBREG_NOSUB\fP ã\81\8c設å®\9aã\81\95ã\82\8cã\81ªã\81\84å ´å\90\88ã\81¯ã\80\81ã\83\9eã\83\83ã\83\81ã\83³ã\82°ä½\8dç½®æ\83\85å ±ã\82\92å¾\97ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81§ã\81\8dã\82\8bã\80\82 \fIpmatch\fP
 は、少なくとも \fInmatch\fP の大きさを持つように指定しなければならない。 \fBregexec\fP()
 の実行によって、それらに部分文字列マッチング位置情報が代入される。 \fIi\fP 番目の括弧で始まる部分正規表現のオフセットは \fIpmatch[i]\fP
 に格納される。正規表現全体のマッチアドレスは \fIpmatch[0]\fP に格納される。 (\fIN\fP 個の部分正規表現のマッチのオフセットを返すためには、
@@ -119,14 +128,14 @@ typedef struct {
 \fBregerror\fP()  は、 \fBregcomp\fP()  と \fBregexec\fP()
 の実行によって得られるエラーコードから、エラーメッセージ文字列を 得るのに用いられる。
 
-\fBregerror\fP()  はエラーコード \fIerrcode\fP、 パターンバッファ \fIpreg\fP、 文字列バッファへのポインタ
-\fIerrbuf\fP、 文字列バッファのサイズ \fIerrbuf_size\fP を引数にとる。
+\fBregerror\fP()  はエラーコード \fIerrcode\fP、 パターンバッファー \fIpreg\fP、 文字列バッファーへのポインター
+\fIerrbuf\fPã\80\81 æ\96\87å­\97å\88\97ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81®ã\82µã\82¤ã\82º \fIerrbuf_size\fP ã\82\92å¼\95æ\95°ã\81«ã\81¨ã\82\8bã\80\82
 この関数は、ヌル文字で終端されたエラーメッセージ文字列を格納するのに必要な \fIerrbuf\fP のサイズを返す。もし \fIerrbuf\fP と
 \fIerrbuf_size\fP の両方が非 0 値であれば、 \fIerrbuf\fP には最初の \fIerrbuf_size \- 1\fP
-文字分にエラーメッセージと終端の NULL バイト (\(aq\e0\(aq)  が収まるように代入される。
-.SS "POSIX パターンバッファ解放"
-引数にコンパイルされたパターンバッファ \fIpreg\fP を与えて \fBregfree\fP()  を呼び出すと、 \fBregcomp\fP()
\81«ã\82\88ã\82\8bã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«æ\99\82ã\81«ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83¢ã\83ªが解放される。
+文字分にエラーメッセージと終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq)  が収まるように代入される。
+.SS "POSIX パターンバッファ解放"
+引数にコンパイルされたパターンバッファ \fIpreg\fP を与えて \fBregfree\fP()  を呼び出すと、 \fBregcomp\fP()
\81«ã\82\88ã\82\8bã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«æ\99\82ã\81«ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\89ã\82\8cã\81\9fã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼が解放される。
 .SH 返り値
 \fBregcomp\fP()  は、コンパイルの成功時には 0 を返し、失敗時にはエラーコードを返す。
 
@@ -153,7 +162,7 @@ typedef struct {
 照合順序の要素 (collating element) として有効ではない。 (訳注) 詳細は \fBregex\fP(7)  を参照。
 .TP 
 \fBREG_ECTYPE\fP
-未知のキャラクタクラス名。
\9cªç\9f¥ã\81®ã\82­ã\83£ã\83©ã\82¯ã\82¿ã\83¼ã\82¯ã\83©ã\82¹å\90\8dã\80\82
 .TP 
 \fBREG_EEND\fP
 未定義エラー。これは POSIX.2 には定義されていない。
@@ -168,10 +177,10 @@ typedef struct {
 無効な範囲オペレータの使用。 例えば、範囲の終了位置が開始位置よりも前にあるような場合。
 .TP 
 \fBREG_ESIZE\fP
-正規表現のコンパイルに、64Kb 以上のパターンバッファが必要。 これは POSIX.2 には定義されていない。
+æ­£è¦\8f表ç\8f¾ã\81®ã\82³ã\83³ã\83\91ã\82¤ã\83«ã\81«ã\80\8164Kb ä»¥ä¸\8aã\81®ã\83\91ã\82¿ã\83¼ã\83³ã\83\90ã\83\83ã\83\95ã\82¡ã\83¼ã\81\8cå¿\85è¦\81ã\80\82 ã\81\93ã\82\8cã\81¯ POSIX.2 ã\81«ã\81¯å®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81ªã\81\84ã\80\82
 .TP 
 \fBREG_ESPACE\fP
-regex ルーチンがメモリを使いはたしている。
+regex ã\83«ã\83¼ã\83\81ã\83³ã\81\8cã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82\92使ã\81\84ã\81¯ã\81\9fã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82
 .TP 
 \fBREG_ESUBREG\fP
 サブエクスプレッション \e\fB(...\e\fP)  (subexpression) への無効な後方参照。
@@ -182,6 +191,6 @@ POSIX.1\-2001.
 .br
 glibc マニュアルのセクション \fIRegular Expression Matching\fP
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。