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(split) LDP: Force update POT and ja.po
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man7 / ipv6.7
index 24a4f76..4cafbfd 100644 (file)
@@ -9,9 +9,9 @@
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH IPV6 7 2011\-09\-08 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH IPV6 7 2012\-05\-10 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
-ipv6, AF_INET6 \- Linux の IPv6 プロトコル実装
+ipv6 \- Linux IPv6 プロトコルの実装
 .SH 書式
 \fB#include <sys/socket.h>\fP
 .br
@@ -60,11 +60,14 @@ struct in6_addr {
 .fi
 .in
 .sp
-\fIsin6_family\fP は常に \fBAF_INET6\fP に設定される。 \fIsin6_port\fP はプロトコルポートである (\fBip\fP(7)
-の \fIsin_port\fP を参照)。 \fIsin6_flowinfo\fP は IPv6 のフロー指定子 (flow identifier) である。
-\fIsin6_addr\fP は 128 ビットの IPv6 アドレスである。 \fIsin6_scope_id\fP はアドレスのスコープに依存した ID
-である (これは Linux 2.4 で導入された)。 Linux の場合は、これはリンクスコープアドレスでしかサポートされない。 この場合
-\fIsin6_scope_id\fP にはインターフェースのインデックスが含まれることになる (\fBnetdevice\fP(7)  を参照)。
+\fIsin6_family\fP は常に \fBAF_INET6\fP に設定される。
+\fIsin6_port\fP はプロトコルポートである (\fBip\fP(7) の \fIsin_port\fP を参照)。
+\fIsin6_flowinfo\fP は IPv6 のフロー指定子 (flow identifier) である。
+\fIsin6_addr\fP は 128 ビットの IPv6 アドレスである。 \fIsin6_scope_id\fP は
+アドレスのスコープに依存した ID である (これは Linux 2.4 で導入された)。
+Linux の場合は、これはリンクローカルアドレスでのみサポートされている。
+この場合 \fIsin6_scope_id\fP にはインターフェースのインデックスが含まれる
+ことになる (\fBnetdevice\fP(7) を参照)。
 .PP
 IPv6 は何種類かのアドレスタイプをサポートしている。 単一のホストをアドレスするための unicast、 ホストのグループをアドレスするための
 multicast、 ホストのグループ中で最も近くにいるものをアドレスするための anycast (これは Linux では実装されていない)、
@@ -158,6 +161,13 @@ router alert オプションの付いたパケットは ソケットに配送さ
 .\" FLOWLABEL_MGR, FLOWINFO_SEND
 このフラグのデフォルト値はファイル \fI/proc/sys/net/ipv6/bindv6only\fP の内容により定義される。
 このファイルのデフォルト値は 0 (偽) である。
+.SH エラー
+.\" FIXME document all errors.
+.TP 
+\fBENODEV\fP
+ユーザがリンクローカルの IPv6 アドレスを \fBbind\fP(2) しようとしたが、
+指定された \fIsockaddr_in6\fP 構造体の \fIsin6_scope_id\fP が
+有効なインターフェースのインデックスでなかった。
 .SH バージョン
 IPv6 API を libc5 ベースで Linux 向けに実装した、以前の \fIlibinet6\fP についてはここでは記述していない。
 おそらく細かいところには相違点があるだろう。
@@ -190,6 +200,6 @@ RFC\ 2553: IPv6 BASIC API.  Linux はこの RFC に準拠するようにして
 .PP
 RFC\ 2460: IPv6 specification.
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.40 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。