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(split) LDP: Update ja.po snapshots.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / po4a / unistd / po / ja.po
index 64bce4a..92a2901 100644 (file)
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid ""
 msgstr ""
 "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
 "POT-Creation-Date: 2012-05-01 04:22+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2012-05-01 04:54+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2012-05-07 23:13+0900\n"
 "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
 "Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
 "Language: \n"
@@ -7020,24 +7020,19 @@ msgid ""
 "for the lease holder to downgrade the lease to a read lease.  This is done "
 "by performing an B<F_SETLEASE> command specifying I<arg> as B<F_RDLCK>."
 msgstr ""
-"あるプロセス (\"lease breaker\") が B<F_SETLEASE> で設定されたリースと矛盾す"
-"る\n"
-"ような B<open>(2) や B<truncate>(2) を実行した場合、 そのシステムコールは\n"
-"カーネルによって停止され、 カーネルは lease holder にシグナル (デフォルトで"
-"は\n"
-"B<SIGIO>) を送って通知を行う。 lease holder はこのシグナルを受信したときに"
-"は\n"
-"きちんと対応すべきである。 具体的には、別のプロセスがそのファイルにアクセス"
-"す\n"
-"るための準備として 必要な後片付け (例えば、キャッシュされたバッファのフラッ\n"
-"シュ) を すべて行ってから、そのファイルのリースの削除または格下げを行う。\n"
-"リースを削除をするには、 I<arg> に B<F_UNLCK> を指定して B<F_SETLEASE> を実行"
-"する。\n"
-"lease holder がファイルに書き込みリースを保持していて、 lease breaker が読"
-"み\n"
-"出し用にそのファイルをオープンしている場合、 lease holder が保持している\n"
-"リースを読み出しリースに格下げすれば 十分である。これをするには、 I<arg> に\n"
-"B<F_RDLCK> を指定して B<F_SETLEASE> を実行する。"
+"あるプロセス (\"lease breaker\") が B<F_SETLEASE> で設定されたリースと矛\n"
+"盾するような B<open>(2) や B<truncate>(2) を実行した場合、 そのシステム\n"
+"コールはカーネルによって停止され、 カーネルは lease holder にシグナル\n"
+"(デフォルトでは B<SIGIO>) を送って通知を行う。 lease holder はこのシグ\n"
+"ナルを受信したときにはきちんと対応すべきである。 具体的には、別のプロセ\n"
+"スがそのファイルにアクセスするための準備として 必要な後片付け (例えば、\n"
+"キャッシュされたバッファのフラッシュ) を すべて行ってから、そのファイル\n"
+"のリースの削除または格下げを行う。リースを削除をするには、 I<arg> に\n"
+"B<F_UNLCK> を指定して B<F_SETLEASE> を実行する。lease holder がファイル\n"
+"に書き込みリースを保持していて、 lease breaker が読み出し用にそのファイ\n"
+"ルをオープンしている場合、 lease holder が保持しているリースを読み出し\n"
+"リースに格下げすれば 十分である。これをするには、 I<arg> に B<F_RDLCK>\n"
+"を指定して B<F_SETLEASE> を実行する。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/fcntl.2:867
@@ -7059,6 +7054,11 @@ msgid ""
 "downgrades or removes the lease or the kernel forcibly does so after the "
 "lease break timer expires."
 msgstr ""
+"いったん lease break が開始されると、 lease holder が自発的にそのリース\n"
+"の格下げか削除を行うか、lease break timer の満了後にカーネルが強制的に\n"
+"リースの格下げか削除を行うまで、 B<F_GETLEASE> は対象となるリースの型を\n"
+"返す (リースの型は B<F_RDLCK> か B<F_UNLCK> のどちらであり、lease\n"
+"breaker と互換性のある型となる)。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/fcntl.2:881
@@ -7309,6 +7309,21 @@ msgid ""
 "amount of buffer space currently used to store data produces the error "
 "B<EBUSY>."
 msgstr ""
+"I<fd> が参照するパイプの容量を少なくとも I<arg> バイトに変更する。\n"
+"非特権プロセスは、パイプの容量として、\n"
+"システムのページサイズと I</proc/sys/fs/pipe-max-size> で定義される\n"
+"上限値 (B<proc>(5) 参照) の間の任意の値を設定できる。\n"
+"パイプの容量をページサイズよりも小さな値に設定しようとした場合は、\n"
+"暗黙のうちにページサイズに切り上げられる。\n"
+"非特権プロセスがパイプの容量を I</proc/sys/fs/pipe-max-size> で定義\n"
+"された上限より大きな値に設定しようとした場合は、エラー B<EPERM> が\n"
+"発生する。特権プロセス (B<CAP_SYS_RESOURCE> ケーパビリティを持つ\n"
+"プロセス) はこの上限を上書きできる。\n"
+"パイプにバッファを割り当てる場合、実装側の都合に応じて、\n"
+"カーネルは I<arg> よりも大きな容量を割り当ててもよい。\n"
+"B<F_GETPIPE_SZ> 操作では実際に使用されている大きさが返される。\n"
+"パイプの容量を現在データを格納するのに使用されているバッファの\n"
+"サイズよりも小さくしようとした場合は、エラー B<EBUSY> が発生する。"
 
 #. type: TP
 #: build/C/man2/fcntl.2:1047
@@ -7598,6 +7613,15 @@ msgid ""
 "wrapper function transparently employs the more recent system call where it "
 "is available."
 msgstr ""
+"元々の Linux の B<fcntl>() システムコールは (I<flock> 構造体で) 大きな\n"
+"ファイルオフセットを扱えるように設計されていなかった。\n"
+"その結果、Linux 2.4 で B<fcntl64>() システムコールが追加された。\n"
+"この新しいシステムコールは、ファイルのロックに I<flock64> という別の\n"
+"構造体を利用し、これに対応するコマンドとして B<F_GETLK64>,\n"
+"B<F_SETLK64>, B<F_SETLKW64> を使用する。\n"
+"しかし、 glibc を使うアプリケーションではこれらの詳細を無視することが\n"
+"できる。 glibc の B<fcntl> のラッパー関数は新しいシステムコールが\n"
+"利用できる場合はそれを利用するようになっているからである。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/fcntl.2:1222
@@ -15283,7 +15307,7 @@ msgstr "B<EMLINK>"
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/mkdir.2:79
 msgid "The number of links to the parent directory would exceed B<LINK_MAX>."
-msgstr ""
+msgstr "親ディレクトリへのリンク数が B<LINK_MAX> を超えてしまう。"
 
 #. type: Plain text
 #: build/C/man2/mkdir.2:82