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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / clock_nanosleep.2
index d3a44e6..8955041 100644 (file)
@@ -1,6 +1,7 @@
 .\" Copyright (c) 2008, Linux Foundation, written by Michael Kerrisk
 .\" <mtk.manpages@gmail.com>
 .\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
 .\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
 .\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
 .\" preserved on all copies.
 .\"
 .\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
 .\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
+.\" %%%LICENSE_END
 .\"
 .\"*******************************************************************
 .\"
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH CLOCK_NANOSLEEP 2 2010\-12\-03 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 2008  Akihiro MOTOKI
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated 2008-08-21, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.04
+.\"
+.TH CLOCK_NANOSLEEP 2 2014\-12\-31 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 clock_nanosleep \- 指定したクロックでの高精度な実行停止 (sleep)
 .SH 書式
@@ -38,7 +45,7 @@ clock_nanosleep \- 指定したクロックでの高精度な実行停止 (sleep
 \fB                    struct timespec *\fP\fIremain\fP\fB);\fP
 .fi
 .sp
-\fI\-lrt\fP ã\81§ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81\99ã\82\8bã\80\82
+\fI\-lrt\fP ã\81¨ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81\99ã\82\8b (ã\83\90ã\83¼ã\82¸ã\83§ã\83³ 2.17 ã\82\88ã\82\8aå\89\8dã\81® glibc ã\81®ã\81¿)
 .sp
 .ad l
 .in -4n
@@ -81,7 +88,8 @@ struct timespec {
 .\" to deal with the CLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID case.
 そのプロセスの全スレッドで消費される CPU 時間を計測するプロセス単位の クロック。このクロックは設定可能である。
 .PP
-これらのクロックの詳細については \fBclock_getres\fP(2)  を参照。
+これらのクロックの詳細は \fBclock_getres\fP(2) を参照。 また、 \fBclock_getcpuclockid\fP(3) と
+\fBpthread_getcpuclockid\fP(3) が返す CPU クロック ID は \fIclock_id\fP に渡すこともできる。
 
 \fIflags\fP が 0 の場合、 \fIrequest\fP に指定された値は \fIclock_id\fP
 で指定されたクロックの現在の値からの相対的な期間と解釈される。
@@ -91,22 +99,22 @@ struct timespec {
 は、呼び出したスレッドの停止を行わず、すぐに返る。
 
 \fBclock_nanosleep\fP()  は、少なくとも \fIrequest\fP で指定された時間が経過するまで、呼び出したスレッドの実行を停止する。
-シグナルハンドラが呼び出されたり、そのプロセスを終了させるような シグナルが配送されたりした場合にも、スレッドの実行停止は終了する。
\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81\8cå\91¼ã\81³å\87ºã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\82\8aã\80\81ã\81\9dã\81®ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\82\92çµ\82äº\86ã\81\95ã\81\9bã\82\8bã\82\88ã\81\86ã\81ª ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81\8cé\85\8dé\80\81ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\82\8aã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\81«ã\82\82ã\80\81ã\82¹ã\83¬ã\83\83ã\83\89ã\81®å®\9fè¡\8cå\81\9cæ­¢ã\81¯çµ\82äº\86ã\81\99ã\82\8bã\80\82
 
-呼び出しがシグナルハンドラによって割り込まれた場合、 \fBclock_nanosleep\fP()  はエラー \fBEINTR\fP で失敗する。さらに、
\91¼ã\81³å\87ºã\81\97ã\81\8cã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81«ã\82\88ã\81£ã\81¦å\89²ã\82\8aè¾¼ã\81¾ã\82\8cã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 \fBclock_nanosleep\fP()  ã\81¯ã\82¨ã\83©ã\83¼ \fBEINTR\fP ã\81§å¤±æ\95\97ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\81\95ã\82\89ã\81«ã\80\81
 \fIremain\fP が NULL でなく、かつ \fIflags\fP が \fBTIMER_ABSTIME\fP でない場合には、 \fIremain\fP
 に残りの停止時間が返される。 この値を使って \fBclock_nanosleep\fP()  を再度呼び出すことで、(相対的な期間の)
 停止を完了することができる。
 .SH 返り値
 要求された期間の停止に成功すると、 \fBclock_nanosleep\fP()  は 0 を返す。
-シグナルハンドラで割り込まれたり、エラーが発生したりした場合、 「エラー」の節のリストにある正のエラー番号のいずれか一つを返す。
\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81§å\89²ã\82\8aè¾¼ã\81¾ã\82\8cã\81\9fã\82\8aã\80\81ã\82¨ã\83©ã\83¼ã\81\8cç\99ºç\94\9fã\81\97ã\81\9fã\82\8aã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\80\81 ã\80\8cã\82¨ã\83©ã\83¼ã\80\8dã\81®ç¯\80ã\81®ã\83ªã\82¹ã\83\88ã\81«ã\81\82ã\82\8bæ­£ã\81®ã\82¨ã\83©ã\83¼ç\95ªå\8f·ã\81®ã\81\84ã\81\9aã\82\8cã\81\8bä¸\80ã\81¤ã\82\92è¿\94ã\81\99ã\80\82
 .SH エラー
 .TP 
 \fBEFAULT\fP
 \fIrequest\fP や \fIremain\fP に無効なアドレスが指定された。
 .TP 
 \fBEINTR\fP
-停止がシグナルハンドラにより割り込まれた。
\81\9cæ­¢ã\81\8cã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81«ã\82\88ã\82\8aå\89²ã\82\8aè¾¼ã\81¾ã\82\8cã\81\9fã\80\82
 .TP 
 \fBEINVAL\fP
 \fItv_nsec\fP フィールドの値が 0 から 999999999 の範囲でないか、 \fItv_sec\fP の値が負であった。
@@ -123,14 +131,14 @@ POSIX.1\-2001.
 の精度の倍数ちょうどでない場合、停止期間は一番近い次の倍数に 切り上げられる。さらに、停止が完了した後に、CPU が呼び出したスレッドを
 もう一度実行できるようになるまでには、遅延が入る可能性がある。
 
-絶対å\80¤æ\8c\87å®\9aã\81®ã\82¿ã\82¤ã\83\9eã\82\92使ã\81\86ã\81®ã\81¯ã\80\81 \fBnanosleep\fP(2)  ã\81«æ\9b¸ã\81\8bã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bé¡\9eã\81®ã\82¿ã\82¤ã\83\9eのずれの問題を防止するのに役立つ
+絶対å\80¤æ\8c\87å®\9aã\81®ã\82¿ã\82¤ã\83\9eã\83¼ã\82\92使ã\81\86ã\81®ã\81¯ã\80\81 \fBnanosleep\fP(2)  ã\81«æ\9b¸ã\81\8bã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bé¡\9eã\81®ã\82¿ã\82¤ã\83\9eã\83¼のずれの問題を防止するのに役立つ
 (この種の問題は、シグナルに割り込まれた際に相対指定の停止を 繰り返し再開しようとするプログラムでは、かえって悪化する)。
 これらの問題を回避して相対指定の停止を実行するには、 希望するクロックで \fBclock_gettime\fP(2)
 を呼び出し、その返り値の時刻値に希望する期間を加算してから、 \fBTIMER_ABSTIME\fP フラグを指定して
 \fBclock_nanosleep\fP()  を呼び出す。
 
-\fBsigaction\fP(2)  で \fBSA_RESTART\fP フラグが指定されているかに関わらず、 シグナルハンドラにより割り込まれた後に
-\fBclock_nanosleep\fP()  が再開されることは決してない。
+\fBsigaction\fP(2) で \fBSA_RESTART\fP フラグが指定されているかに関わらず、シグナルハンドラーにより割り込まれた後に
+\fBclock_nanosleep\fP() が再開されることは決してない。
 
 \fIflags\fP が \fBTIMER_ABSTIME\fP の場合、 \fIremain\fP 引き数は使用されず、不要である (絶対値での停止では、同じ
 \fIrequest\fP 引き数を使って再度呼び出すことができる)。
@@ -144,9 +152,9 @@ POSIX.1 の規定では、 \fBclock_settime\fP(2)  で \fBCLOCK_REALTIME\fP ク
 POSIX.1 の規定では、 \fBclock_settime\fP(2)  で \fBCLOCK_REALTIME\fP クロックの値を変更しても、相対値指定の
 \fBclock_nanosleep\fP()  で停止しているスレッドには影響を与えない、とされている。
 .SH 関連項目
-\fBclock_getres\fP(2), \fBnanosleep\fP(2), \fBtimer_create\fP(2), \fBsleep\fP(3),
-\fBusleep\fP(3), \fBtime\fP(7)
+\fBclock_getres\fP(2), \fBnanosleep\fP(2), \fBrestart_syscall\fP(2),
+\fBtimer_create\fP(2), \fBsleep\fP(3), \fBusleep\fP(3), \fBtime\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。