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-.TH CLONE 2 2013\-04\-16 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 2001 HANATAKA Shinya
+.\" and Copyright(c) 2002, 2005-2008 Akihiro MOTOKI
+.\" Translated 2001-08-17, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Modified 2002-09-24, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Modified 2005-02-02, Akihiro MOTOKI
+.\" Updated 2005-04-17, Akihiro MOTOKI
+.\" Updated 2005-09-10, Akihiro MOTOKI
+.\" Updated 2006-03-05, Akihiro MOTOKI, LDP v2.25
+.\" Updated 2007-01-05, Akihiro MOTOKI, LDP v2.43
+.\" Updated 2007-05-01, Akihiro MOTOKI, LDP v2.46
+.\" Updated 2007-06-13, Akihiro MOTOKI, LDP v2.55
+.\" Updated 2008-08-04, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
+.\" Updated 2008-11-09, Akihiro MOTOKI, LDP v3.10
+.\" Updated 2009-03-02, Akihiro MOTOKI, LDP v3.19
+.\" Updated 2010-04-11, Akihiro MOTOKI, LDP v3.24
+.\" Updated 2012-05-08, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\" Updated 2013-05-06, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH CLONE 2 2014\-02\-27 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
clone, __clone2 \- 子プロセスを作成する
.SH 書式
glibc 2.14 以降:
_GNU_SOURCE
.TP 4
-.\" FIXME See http://sources.redhat.com/bugzilla/show_bug.cgi?id=4749
+.\" See http://sources.redhat.com/bugzilla/show_bug.cgi?id=4749
glibc 2.14 より前:
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
/* _GNU_SOURCE も定義される */
.\" commit 7eafd7c74c3f2e67c27621b987b28397110d643f
.\" https://lwn.net/Articles/312232/
-IPC 名前空間は、独立の System V IPC オブジェクト空間 (\fBsvipc\fP(7) 参照) を提供する 。 (Linux 2.6.30
+IPC 名前空間は、独立の System\ V IPC オブジェクト空間 (\fBsvipc\fP(7) 参照) を提供する 。 (Linux 2.6.30
以降では) 独立した POSIX メッセージキュー空間 (\fBmq_overview\fP(7) 参照) も提供される。 これらの IPC
機構に共通の特徴として、 IPC オブジェクトはファイルシステムのパス名とは違った仕組みで識別されるという点がある。
Linux 2.6.38 で完全に\fI削除\fPされた。
.TP
\fBCLONE_SYSVSEM\fP (Linux 2.5.10 以降)
-\fBCLONE_SYSVSEM\fP がセットされると、子プロセスと呼び出し元プロセスは一つの System V セマフォのアンドゥ値リスト
+\fBCLONE_SYSVSEM\fP がセットされると、子プロセスと呼び出し元プロセスは一つの System\ V セマフォのアンドゥ値リスト
(\fBsemop\fP(2) 参照) を共有する。このフラグがセットされていなければ、 子プロセスは独自のアンドゥリストを持つ
(リストの初期値は空である)。
.TP
その子供を \fBwait\fP(2) できる。
Linux 2.5.35 以降では、 \fBCLONE_THREAD\fP を指定する場合、 \fIflags\fP に \fBCLONE_SIGHAND\fP
-も含まれていなければならない。
+も含まれていなければならない (Linux 2.6.0\-test6 以降では、 \fBCLONE_SIGHAND\fP を指定する場合 \fBCLONE_VM\fP
+も指定する必要がある点に注意すること)。
\fBkill\fP(2) を使ってスレッド・グループ全体 (つまり TGID) にシグナルを送ることもできれば、 \fBtgkill\fP(2)
を使って特定のスレッド (つまり TID) にシグナルを送ることもできる。
.\" https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=417521
.\" http://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=6910
.SH 例
-.SS "別の UTS 名前空間で動作する子プロセスを作成する"
以下のプログラムは、 別の UTS 名前空間で動作する子プロセスを \fBclone\fP() を使って作成する例である。 子プロセスは、自分の UTS
名前空間においてホスト名を変更する。 それから、親プロセスと子プロセスの両方でシステムのホスト名を表示し、 親プロセスと子プロセスの UTS
名前空間でホスト名が異なることを確認する。 このプログラムの使用方法については \fBsetns\fP(2) を参照。
-
+.SS プログラムのソース
.nf
#define _GNU_SOURCE
#include <sys/wait.h>
\fBset_thread_area\fP(2), \fBset_tid_address\fP(2), \fBsetns\fP(2), \fBtkill\fP(2),
\fBunshare\fP(2), \fBwait\fP(2), \fBcapabilities\fP(7), \fBpthreads\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。