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Update releases for LDP 3.68
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / flock.2
index 9f70088..326fa85 100644 (file)
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH FLOCK 2 2013\-02\-11 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1996 Takeshi Ueno
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated 1996-07-03, Takeshi Ueno <tueno@vio.co.jp>
+.\" Modified 1997-12-14, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Modified 1999-08-14, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" Modified 2002-09-24, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Modified 2005-02-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2005-09-06, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"
+.TH FLOCK 2 2014\-04\-22 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
-flock \- ã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81«å¯¾ã\81\99ã\82\8bã\82¢ã\83\89ã\83\90ã\82¤ã\82¶ã\83ªã\83»ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\81®é\81©ç\94¨ã\80\81解é\99¤ã\82\92è¡\8cã\81\86
+flock \- オープンされたファイルに対するアドバイザリロックの適用、解除を行う
 .SH 書式
 \fB#include <sys/file.h>\fP
 .sp
 \fBint flock(int \fP\fIfd\fP\fB, int \fP\fIoperation\fP\fB);\fP
 .SH 説明
\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81«ã\82¢ã\83\89ã\83\90ã\82¤ã\82¶ã\83ªã\83»ã\83­ã\83\83ã\82¯ (advisory lock) ã\81®é\81©ç\94¨ ã\82\84解é\99¤ã\82\92è¡\8cã\81\86ã\80\82 ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81¯ \fIfd\fP ã\81§æ\8c\87å®\9aã\81\99ã\82\8bã\80\82å¼\95ã\81\8dæ\95°
+オープンされたファイルにアドバイザリロック (advisory lock) の適用 や解除を行う。 ファイルは \fIfd\fP で指定する。引き数
 \fIoperation\fP には以下のいずれか一つを指定する:
 .RS 4
 .TP  9
@@ -65,14 +75,14 @@ flock \- オープンされたファイルに対するアドバイザリ・ロ
 
 一つのファイルに共有ロックと排他ロックを同時に設定することはできない。
 
-\fBflock\fP()  によって作られるロックは、 オープンされたファイルのテーブル・エントリと関連付けられる。
\81\97ã\81\9fã\81\8cã\81£ã\81¦ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81®è¤\87製 (\fBfork\fP(2)  ã\82\84 \fBdup\fP(2)  ã\81ªã\81©ã\81«ã\82\88ã\82\8aä½\9cæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8b) ã\81¯å\90\8cã\81\98ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81\97ã\80\81
\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ディスクリプタのどれを使っても このロックを変更したり解放したりできる。 また、ロックの解放は、
-ä¸\8aè¨\98ã\81®è¤\87æ\95°ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81®ã\81\84ã\81\9aã\82\8cã\81\8bã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ æ\98\8e示ç\9a\84ã\81« \fBLOCK_UN\fP æ\93\8dä½\9cã\82\92æ\8c\87示ã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\81\8bã\80\81ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ディスクリプタがすべて
+\fBflock\fP() によって作られるロックは、 オープンファイル記述 (open file description) (\fBopen\fP(2) 参照)
\81¨é\96¢é\80£ä»\98ã\81\91ã\82\89ã\82\8cã\82\8bã\80\82 ã\81\97ã\81\9fã\81\8cã\81£ã\81¦ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81®è¤\87製 (\fBfork\fP(2)  ã\82\84 \fBdup\fP(2)  ã\81ªã\81©ã\81«ã\82\88ã\82\8aä½\9cæ\88\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8b)
\81¯å\90\8cã\81\98ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\82\92å\8f\82ç\85§ã\81\97ã\80\81 ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ディスクリプタのどれを使っても このロックを変更したり解放したりできる。 また、ロックの解放は、
+ä¸\8aè¨\98ã\81®è¤\87æ\95°ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81®ã\81\84ã\81\9aã\82\8cã\81\8bã\81«å¯¾ã\81\97ã\81¦ æ\98\8e示ç\9a\84ã\81« \fBLOCK_UN\fP æ\93\8dä½\9cã\82\92æ\8c\87示ã\81\97ã\81\9få ´å\90\88ã\81\8bã\80\81ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ディスクリプタがすべて
 閉じられた場合に行われる。
 
 あるプロセスが \fBopen\fP(2)  (もしくは同様の方法) を使って同じファイルに対して 複数のディスクリプタを取得した場合、 \fBflock\fP()
\81¯ã\81\93ã\82\8cã\82\89è¤\87æ\95°ã\81®ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\82\92å\90\84ã\80\85ç\8b¬ç«\8bã\81®ã\82\82ã\81®ã\81¨ã\81\97ã\81¦æ\89±ã\81\86ã\80\82 ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81®ä¸\80ã\81¤ã\82\92使ã\81£ã\81¦ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\82\92ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\81\97ã\82\88ã\81\86ã\81¨
+はこれら複数のディスクリプタを各々独立のものとして扱う。 これらのファイルディスクリプタの一つを使ってファイルをロックしようと
 した際、そのロック要求は、呼び出し元のプロセスがそのファイルの別の ディスクリプタ経由ですでに設定しているロックによって拒否される場合がある。
 
 一つのプロセスは、一つのファイルに対して (共有ロックと排他ロックのうち)  いずれか一種類のロックしか設定できない。 既にロックされたファイルに対して
@@ -86,7 +96,7 @@ flock \- オープンされたファイルに対するアドバイザリ・ロ
 .SH エラー
 .TP 
 \fBEBADF\fP
-\fIfd\fP ã\81\8cã\82ªã\83¼ã\83\97ã\83³ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\81§ã\81¯ã\81ªã\81\84ã\80\82
+\fIfd\fP がオープンされたファイルディスクリプタではない。
 .TP 
 \fBEINTR\fP
 ロックの獲得を待っている間に、ハンドラにより捕捉されたシグナルを 受信し、 \fBflock\fP()  が中断された。 \fBsignal\fP(7)  参照。
@@ -95,7 +105,7 @@ flock \- オープンされたファイルに対するアドバイザリ・ロ
 \fIoepration\fP が無効である。
 .TP 
 \fBENOLCK\fP
\83­ã\83\83ã\82¯ã\83»ã\83¬ã\82³ã\83¼ã\83\89ã\82\92å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\8bã\81\9fã\82\81ã\81®ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\81\8cä¸\8d足ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82
+ロックレコードを割り当てるためのメモリが不足している。
 .TP 
 \fBEWOULDBLOCK\fP
 指定したファイルがロックされており、 \fBLOCK_NB\fP フラグが指定されている。
@@ -112,12 +122,12 @@ kernel 2.0 以降では、 \fBflock\fP()  は、GNU C ライブラリでの \fBf
 \fBflock\fP()  と \fBfcntl\fP(2)  で適用されるロックの種別には相互作用がなくなり、 \fBflock\fP()
 がデッドロックを検出しなくなる。
 .PP
-\fBflock\fP()  ã\82¢ã\83\89ã\83\90ã\82¤ã\82¶ã\83ªã\83»ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\81 ã\81\91ã\82\92é\81©ç\94¨ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\81\97ã\81\9fã\81\8cã\81£ã\81¦ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81«é\81©å\88\87ã\81ªã\82¢ã\82¯ã\82»ã\82¹æ¨©ã\82\92 ä»\98ä¸\8eã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8cã\81°ã\80\81ã\83\97ã\83­ã\82»ã\82¹ã\81¯ \fBflock\fP()
+\fBflock\fP()  アドバイザリロックだけを適用する。したがって、ファイルに適切なアクセス権を 付与していれば、プロセスは \fBflock\fP()
 の使用に無視して、ファイルへの入出力を行うことができる。
 .PP
 \fBflock\fP()  と \fBfcntl\fP(2)  は fork されたプロセスと \fBdup\fP(2)  で違った動作をする。 \fBflock\fP()
 を \fBfcntl\fP(2)  を使って実装しているシステムでは、 \fBflock\fP()
\81®å\8b\95ä½\9cã\81¯ã\81\93ã\81®ã\83\9eã\83\8bã\83¥ã\82¢ã\83«ã\83»ã\83\9aã\83¼ã\82¸ã\81«è¨\98è¼\89ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\82\82ã\81®ã\81¨ã\81¯é\81\95ã\81\86ã\81 ã\82\8dã\81\86ã\80\82
+の動作はこのマニュアルページに記載されているものとは違うだろう。
 .PP
 .\" Kernel 2.5.21 changed things a little: during lock conversion
 .\" it is now the highest priority process that will get the lock -- mtk
@@ -129,9 +139,9 @@ kernel 2.0 以降では、 \fBflock\fP()  は、GNU C ライブラリでの \fBf
 \fBflock\fP(1), \fBclose\fP(2), \fBdup\fP(2), \fBexecve\fP(2), \fBfcntl\fP(2), \fBfork\fP(2),
 \fBopen\fP(2), \fBlockf\fP(3)
 
-Linux カーネルソース内の \fIDocumentation/filesystem/locks.txt\fP (以前のカーネルでは
+Linux カーネルソース内の \fIDocumentation/filesystems/locks.txt\fP (以前のカーネルでは
 \fIDocumentation/locks.txt\fP)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.68 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。