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(split) LDP: Update releases based on LDP 3.52 release
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / getcpu.2
index e3da18e..9dec433 100644 (file)
@@ -1,15 +1,20 @@
 .\" This man page is Copyright (C) 2006 Andi Kleen <ak@muc.de>.
+.\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM_ONE_PARA)
 .\" Permission is granted to distribute possibly modified copies
 .\" of this page provided the header is included verbatim,
 .\" and in case of nontrivial modification author and date
 .\" of the modification is added to the header.
+.\" %%%LICENSE_END
+.\"
 .\" 2008, mtk, various edits
+.\"
 .\"*******************************************************************
 .\"
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH GETCPU 2 2008\-06\-03 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH GETCPU 2 2013\-04\-03 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 getcpu \- 呼び出し元スレッドが動作している CPU と NUMA ノードを判定する
 .SH 書式
@@ -18,6 +23,8 @@ getcpu \- 呼び出し元スレッドが動作している CPU と NUMA ノー
 .sp
 \fBint getcpu(unsigned *\fP\fIcpu\fP\fB, unsigned *\fP\fInode\fP\fB, struct getcpu_cache *\fP\fItcache\fP\fB);\fP
 .fi
+
+\fI注\fP: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。
 .SH 説明
 \fBgetcpu\fP() システムコールは、呼び出し元のスレッドやプロセスが
 現在動作しているプロセッサやノードの情報を特定し、
@@ -27,15 +34,24 @@ getcpu \- 呼び出し元スレッドが動作している CPU と NUMA ノー
 \fIcpu\fP か \fInode\fP のいずれかが NULL であれば、
 その引き数に対応する情報の書き込みは行われない。
 
-このシステムコールの 3 番目の引き数は現在は使われていない。
+このシステムコールの 3 番目の引き数は現在は使われておらず、 Linux 2.6.23 以前への移植性が必要な場合以外は NULL を渡すべきである
+(「注意」を参照)。
 
 \fIcpu\fP に格納された情報が最新だと保証できるのは、システムコールが呼ばれ
 た時点だけである。\fBsched_setaffinity\fP(2) を使って CPU affinity が固定
 されていない限り、カーネルはいつでも CPU を変更してもよい (スケジューラ
 はキャッシュが有効に働くように CPU の移動を最小限にしようとするので、
 通常は CPU が変更されることはないが、起きる可能性はある)。
-呼び出し元は、 \fIcpu\fP や \fInode\fP で得られた情報がすでに現在の CPU や
-ノードの情報とは異なっている状況を扱えるようにしておかなければならない。
+\fIcpu\fP や \fInode\fP で返された情報が呼び出しが返った時点ですでに
+最新の状況と異なる可能性があり、呼び出し元はこの可能性を考慮して
+おかなければならない。
+.SH 返り値
+成功すると、0 を返す。
+エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP にエラーを示す値を設定する。
+.SH エラー
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+引き数が呼び出したプロセスのアドレス空間外を指している。
 .SH バージョン
 \fBgetcpu\fP() はカーネル 2.6.19 で x86_64 と i386 向けに追加された.
 .SH 準拠
@@ -79,7 +95,7 @@ glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供し
 .\" With a cache
 .\" .BR getcpu ()
 .\" is faster.
-.\" However, the cached information is only updated once per jiffy (see
+.\" However, the cached information is updated only once per jiffy (see
 .\" .BR time (7)).
 .\" This means that the information could theoretically be out of date,
 .\" although in practice the scheduler's attempt to maintain
@@ -97,6 +113,6 @@ glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供し
 \fBmbind\fP(2), \fBsched_setaffinity\fP(2), \fBset_mempolicy\fP(2),
 \fBsched_getcpu\fP(3), \fBcpuset\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.40 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。