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(split) LDP: Update release (3.64)
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / getpagesize.2
index 8d818bb..29e2d15 100644 (file)
@@ -1,5 +1,6 @@
 .\" Copyright (C) 2001 Andries Brouwer <aeb@cwi.nl>
 .\"
+.\" %%%LICENSE_START(VERBATIM)
 .\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
 .\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
 .\" preserved on all copies.
 .\"
 .\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
 .\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
+.\" %%%LICENSE_END
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
 .\"
 .\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
 .\"         all rights reserved.
 .\" Translated 2002-04-14, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
 .\" Updated 2003-07-03, Akihiro Motoki <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
 .\" Updated 2007-01-07, Akihiro MOTOKI, catch up to LDP v2.43
+.\" Updated 2012-04-30, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
 .\"
-.\"WORD:       page                    ページ
-.\"WORD:       legacy                  過去の遺物
-.\"
-.TH GETPAGESIZE 2 2010-09-20 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.TH GETPAGESIZE 2 2010\-11\-16 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
-getpagesize \- ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\81®ã\83\9aã\83¼ã\82¸ã\83»ã\82µã\82¤ã\82ºã\82\92å\8f\96å¾\97ã\81\99ã\82\8b
+getpagesize \- メモリのページサイズを取得する
 .SH 書式
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.B int getpagesize(void);
+\fBint getpagesize(void);\fP
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
-.BR getpagesize ():
+\fBgetpagesize\fP():
 .ad l
 .RS 4
 .PD 0
-.TP 4
+.TP  4
 glibc 2.12 以降:
 .nf
 _BSD_SOURCE ||
     !(_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600)
+.TP  4
 .fi
-.TP 4
-glibc 2.12 より前:
-_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 ||
-_XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
+glibc 2.12 より前: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
 .PD
 .RE
 .ad b
 .SH 説明
-.BR getpagesize ()
-関数はページの大きさをバイト数で返す。ここでの「ページ」は
-.BR mmap (2)
-の説明の中で使用されているもので、
-.BR mmap ()
-はこのページサイズの単位でファイルをマップする。
-
-.BR mmap (2)
-が使用するページサイズは以下のようにして知ることができる。
-
+.\" .SH HISTORY
+.\" This call first appeared in 4.2BSD.
+\fBgetpagesize\fP() 関数はメモリページの大きさをバイト数で返す。
+ここでいう「ページ」は固定長のブロックであり、
+\fBmmap\fP(2) で実行されるメモリ割り当てとファイルマッピングの単位である。
+.SH 準拠
+SVr4, 4.4BSD, SUSv2.
+SUSv2 では \fBgetpagesize\fP() システムコールは「過去の遺物 (LEGACY)」とされており、
+POSIX.1\-2001 からは外されている。 HP\-UX にはこのシステムコールは存在しない。
+.SH 注意
+移植性が必要なアプリケーションでは、
+\fBgetpagesize\fP() ではなく \fIsysconf(_SC_PAGESIZE)\fP を利用すべきである。
+.PP
 .in +4n
 .nf
 #include <unistd.h>
@@ -78,50 +83,19 @@ long sz = sysconf(_SC_PAGESIZE);
 .fi
 .in
 
-(ほとんどのシステムでは
-.B _SC_PAGESIZE
-の同義語として
-.B _SC_PAGE_SIZE
-を使用することができる)、もしくは以下のようにする:
+(ほとんどのシステムでは \fB_SC_PAGESIZE\fP の同義語として
+\fB_SC_PAGE_SIZE\fP を使用することができる。)
 
-.in +4n
-.nf
-#include <unistd.h>
-int sz = getpagesize();
-.fi
-.in
-.\" .SH 歴史
-.\" このシステムコールは 4.2BSD で初めて登場した。
-.SH 準拠
-SVr4, 4.4BSD, SUSv2.
-SUSv2 では
-.BR getpagesize ()
-システムコールは「過去の遺物 (LEGACY)」とされており、
-POSIX.1-2001 からは外されている。
-HP-UX にはこのシステムコールは存在しない。
-移植性が必要なアプリケーションでは、このシステムコールの代わりに
-.I sysconf(_SC_PAGESIZE)
-を利用すべきである。
-.SH 注意
-.BR getpagesize ()
-が Linux のシステムコールとして存在するかどうかは、そのアーキテクチャに
-依存している。
-システムコールとして存在する場合には、カーネルシンボルの
-.B PAGE_SIZE
-を返す。
-.B PAGE_SIZE
-の値は、アーキテクチャとマシンモデルに依存する。
-一般に、バイナリは、アーキテクチャごとに1つのバイナリ配布で済ませるために、
-アーキテクチャには依存しているがマシンモデルには依存していない。
-つまり、ユーザプログラムはコンパイル時にヘッダーファイルから
-.B PAGE_SIZE
-を見つけて使用すべきではない。
-少なくとも、マシンモデルについても依存性が存在する (sun4 のような)
-アーキテクチャにおいては本物のシステムコールを使用する必要がある。
-尚、 libc4, libc5, glibc 2.0 では、
-.BR getpagesize ()
-がシステム・コールを使用せず、固定の値を返すために、この方法は
-失敗する。glibc 2.1 では大丈夫である。
+\fBgetpagesize\fP()  が Linux のシステムコールとして存在するかどうかは、そのアーキテクチャに 依存している。
+システムコールとして存在する場合には、カーネルシンボルの \fBPAGE_SIZE\fP を返す。 \fBPAGE_SIZE\fP
+の値は、アーキテクチャとマシンモデルに依存する。 一般に、バイナリは、アーキテクチャごとに1つのバイナリ配布で済ませるために、
+アーキテクチャには依存しているがマシンモデルには依存していない。 つまり、ユーザプログラムはコンパイル時にヘッダーファイルから \fBPAGE_SIZE\fP
+を見つけて使用すべきではない。 少なくとも、マシンモデルについても依存性が存在する (sun4 のような)
+アーキテクチャにおいては本物のシステムコールを使用する必要がある。 尚、 libc4, libc5, glibc 2.0 では、
+\fBgetpagesize\fP()  がシステムコールを使用せず、固定の値を返すために、この方法は 失敗する。glibc 2.1 では大丈夫である。
 .SH 関連項目
-.BR mmap (2),
-.BR sysconf (3)
+\fBmmap\fP(2), \fBsysconf\fP(3)
+.SH この文書について
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
+である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。