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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / getpagesize.2
index 8d818bb..3c02c39 100644 (file)
 .\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
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 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 2002-04-14, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated 2003-07-03, Akihiro Motoki <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2007-01-07, Akihiro MOTOKI, catch up to LDP v2.43
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       page                    ページ
-.\"WORD:       legacy                  過去の遺物
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH GETPAGESIZE 2 2010-09-20 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH GETPAGESIZE 2 2010\-11\-16 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 getpagesize \- メモリのページ・サイズを取得する
 .SH 書式
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.B int getpagesize(void);
+\fBint getpagesize(void);\fP
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
-.BR getpagesize ():
+\fBgetpagesize\fP():
 .ad l
 .RS 4
 .PD 0
-.TP 4
+.TP  4
 glibc 2.12 以降:
 .nf
 _BSD_SOURCE ||
     !(_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600)
+.TP  4
 .fi
-.TP 4
-glibc 2.12 より前:
-_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 ||
-_XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
+glibc 2.12 より前: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
 .PD
 .RE
 .ad b
 .SH 説明
-.BR getpagesize ()
-関数はページの大きさをバイト数で返す。ここでの「ページ」は
-.BR mmap (2)
-の説明の中で使用されているもので、
-.BR mmap ()
-はこのページサイズの単位でファイルをマップする。
-
-.BR mmap (2)
-が使用するページサイズは以下のようにして知ることができる。
-
+.\" .SH HISTORY
+.\" This call first appeared in 4.2BSD.
+\fBgetpagesize\fP() 関数はメモリページの大きさをバイト数で返す。
+ここでいう「ページ」は固定長のブロックであり、
+\fBmmap\fP(2) で実行されるメモリ割り当てとファイルマッピングの単位である。
+.SH 準拠
+SVr4, 4.4BSD, SUSv2.
+SUSv2 では \fBgetpagesize\fP() システムコールは「過去の遺物 (LEGACY)」とされており、
+POSIX.1\-2001 からは外されている。 HP\-UX にはこのシステムコールは存在しない。
+.SH 注意
+移植性が必要なアプリケーションでは、
+\fBgetpagesize\fP() ではなく \fIsysconf(_SC_PAGESIZE)\fP を利用すべきである。
+.PP
 .in +4n
 .nf
 #include <unistd.h>
@@ -78,50 +73,15 @@ long sz = sysconf(_SC_PAGESIZE);
 .fi
 .in
 
-(ほとんどのシステムでは
-.B _SC_PAGESIZE
-の同義語として
-.B _SC_PAGE_SIZE
-を使用することができる)、もしくは以下のようにする:
+(ほとんどのシステムでは \fB_SC_PAGESIZE\fP の同義語として
+\fB_SC_PAGE_SIZE\fP を使用することができる。)
 
-.in +4n
-.nf
-#include <unistd.h>
-int sz = getpagesize();
-.fi
-.in
-.\" .SH 歴史
-.\" このシステムコールは 4.2BSD で初めて登場した。
-.SH 準拠
-SVr4, 4.4BSD, SUSv2.
-SUSv2 では
-.BR getpagesize ()
-システムコールは「過去の遺物 (LEGACY)」とされており、
-POSIX.1-2001 からは外されている。
-HP-UX にはこのシステムコールは存在しない。
-移植性が必要なアプリケーションでは、このシステムコールの代わりに
-.I sysconf(_SC_PAGESIZE)
-を利用すべきである。
-.SH 注意
-.BR getpagesize ()
-が Linux のシステムコールとして存在するかどうかは、そのアーキテクチャに
-依存している。
-システムコールとして存在する場合には、カーネルシンボルの
-.B PAGE_SIZE
-を返す。
-.B PAGE_SIZE
-の値は、アーキテクチャとマシンモデルに依存する。
-一般に、バイナリは、アーキテクチャごとに1つのバイナリ配布で済ませるために、
-アーキテクチャには依存しているがマシンモデルには依存していない。
-つまり、ユーザプログラムはコンパイル時にヘッダーファイルから
-.B PAGE_SIZE
-を見つけて使用すべきではない。
-少なくとも、マシンモデルについても依存性が存在する (sun4 のような)
-アーキテクチャにおいては本物のシステムコールを使用する必要がある。
-尚、 libc4, libc5, glibc 2.0 では、
-.BR getpagesize ()
-がシステム・コールを使用せず、固定の値を返すために、この方法は
-失敗する。glibc 2.1 では大丈夫である。
+\fBgetpagesize\fP()  が Linux のシステムコールとして存在するかどうかは、そのアーキテクチャに 依存している。
+システムコールとして存在する場合には、カーネルシンボルの \fBPAGE_SIZE\fP を返す。 \fBPAGE_SIZE\fP
+の値は、アーキテクチャとマシンモデルに依存する。 一般に、バイナリは、アーキテクチャごとに1つのバイナリ配布で済ませるために、
+アーキテクチャには依存しているがマシンモデルには依存していない。 つまり、ユーザプログラムはコンパイル時にヘッダーファイルから \fBPAGE_SIZE\fP
+を見つけて使用すべきではない。 少なくとも、マシンモデルについても依存性が存在する (sun4 のような)
+アーキテクチャにおいては本物のシステムコールを使用する必要がある。 尚、 libc4, libc5, glibc 2.0 では、
+\fBgetpagesize\fP()  がシステム・コールを使用せず、固定の値を返すために、この方法は 失敗する。glibc 2.1 では大丈夫である。
 .SH 関連項目
-.BR mmap (2),
-.BR sysconf (3)
+\fBmmap\fP(2), \fBsysconf\fP(3)