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-.\" Extended attributes system calls manual pages
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-.TH GETXATTR 2 2001\-12\-01 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Akihiro MOTOKI
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated Tue Jul 8 02:47:19 JST 2003
+.\" by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2013-03-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH GETXATTR 2 2014\-04\-06 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
getxattr, lgetxattr, fgetxattr \- 拡張属性の値を取得する
.SH 書式
.fam C
.nf
\fB#include <sys/types.h>\fP
-\fB#include <attr/xattr.h>\fP
+\fB#include <sys/xattr.h>\fP
.sp
\fBssize_t getxattr(const char\ *\fP\fIpath\fP\fB, const char\ *\fP\fIname\fP\fB,\fP
\fB void\ *\fP\fIvalue\fP\fB, size_t \fP\fIsize\fP\fB);\fP
\fBfgetxattr\fP() は \fBgetxattr\fP() と同じだが、 \fIpath\fP の代わりに \fIfd\fP
で参照されたオープン済みファイルの情報だけを取得する点が異なる (\fIfd\fP は \fBopen\fP(2) によって返される)。
.PP
-拡張属性の名前 \fIname\fP は普通の NULL 終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の
-inode に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは
-バイナリ・データの集合である。
+拡張属性の名前 \fIname\fP は普通のヌル終端された文字列である。 名前には、名前空間を表す接頭辞 (prefix) が含まれる; 個々の inode
+に対して、互いに独立な名前空間が複数あってもよい。 拡張属性の値は、ある一定の長さの任意のテキスト・データまたは バイナリ・データの集合である。
.PP
\fIsize\fP に 0 を指定して空のバッファをこれらのシステムコールに渡すことができ、 この場合には指定された名前の拡張属性の現在のサイズが返される。
この方法は、拡張属性の値を保持するのに十分な大きさのバッファ・サイズを 見積もるのに使うことができる、
このシステムコール・インタフェースは、初期バッファのサイズの推測をしたり、 与えられたバッファが小さすぎたことを返り値で知らせることでバッファを大きく
したりできるように設計されている。
.SH 返り値
-成功した場合、拡張属性の値の長さを表す正の数が返される。 失敗した場合、 \-1 が返され、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
-.PP
-指定された名前の属性が存在しない場合、またはプロセスがその属性にアクセス する権限がない場合、 \fIerrno\fP に \fBENOATTR\fP
-がセットされる。
-.PP
-\fIvalue\fP バッファの大きさ \fIsize\fP が結果を保持するのに十分な大きさでない場合、 \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP
-がセットされる。
-.PP
-拡張属性がそのファイルシステムでサポートされていない場合、 もしくは無効になっている場合、 \fIerrno\fP に \fBENOTSUP\fP がセットされる。
+成功した場合、拡張属性の値の長さを表す非負の数が返される。 失敗した場合、 \-1 が返され、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
+.SH エラー
+.TP
+\fBENOATTR\fP
+指定された名前の属性が存在しない、またはプロセスがその属性にアクセスする権限がない (\fBENOATTR\fP は
+\fI<attr/xattr.h>\fP で \fBENODATA\fP の同義語として定義されている)。
+.TP
+\fBENOTSUP\fP
+拡張属性がそのファイルシステムでサポートされていない、 もしくは無効になっている。
+.TP
+\fBERANGE\fP
+\fIvalue\fP バッファの大きさ \fIsize\fP が結果を保持するのに十分な大きさでなかった。
.PP
-\fBstat\fP(2) システムコールの説明に書かれているエラーは これらのシステムコールにも適用される。
+上記に加えて、 \fBstat\fP(2) に書かれているエラーが発生する場合もある。
.SH バージョン
これらのシステムコールはカーネル 2.4 以降の Linux で利用できる。 glibc でのサポートはバージョン 2.3 以降で行われている。
.SH 準拠
\fBgetfattr\fP(1), \fBsetfattr\fP(1), \fBlistxattr\fP(2), \fBopen\fP(2),
\fBremovexattr\fP(2), \fBsetxattr\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBattr\fP(5), \fBsymlink\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.67 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。