OSDN Git Service

(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / ioperm.2
index 885ed79..2775a89 100644 (file)
 .\" Modified, 27 May 2004, Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\"     Added notes on capability requirements
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HORIMOTO Masafumi
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 1997-09-11, HORIMOTO Masafumi
-.\" Modified 1999-04-03, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated 2003-10-12, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
-.\" Updated 2005-02-24, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2007-01-07, Akihiro MOTOKI, catch up to LDP v2.43
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH IOPERM 2 2007-06-15 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH IOPERM 2 2007\-06\-15 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 ioperm \- ポートの入出力許可を設定する
 .SH 書式
-.B #include <unistd.h>
-/* for libc5 */
+\fB#include <unistd.h>\fP /* for libc5 */
 .br
-.B #include <sys/io.h>
-/* for glibc */
+\fB#include <sys/io.h>\fP /* for glibc */
 .sp
-.BI "int ioperm(unsigned long " from ", unsigned long " num ", int " turn_on );
+\fBint ioperm(unsigned long \fP\fIfrom\fP\fB, unsigned long \fP\fInum\fP\fB, int
+\fP\fIturn_on\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR ioperm ()
-は、引き数 \fIfrom\fP の I/O ポートアドレスから
-\fInum\fP バイト分の領域に対する、呼び出し元プロセスの
-アクセス許可ビットを、\fIturn_on\fP に設定する。
-\fIturn_on\fP が 0 以外の場合、呼び出し元プロセスは特権
-.RB ( CAP_SYS_RAWIO )
-を持っていなければならない。
+\fBioperm\fP()  は、引き数 \fIfrom\fP の I/O ポートアドレスから \fInum\fP バイト分の領域に対する、呼び出し元プロセスの
+アクセス許可ビットを、\fIturn_on\fP に設定する。 \fIturn_on\fP が 0 以外の場合、呼び出し元プロセスは特権
+(\fBCAP_SYS_RAWIO\fP)  を持っていなければならない。
 
 .\" FIXME is the following ("Only the first 0x3ff I/O ports can be
 .\" specified in this manner") still true?  Looking at changes in
 .\" include/asm-i386/processor.h between 2.4 and 2.6 suggests
 .\" that the limit is different in 2.6.
-この方法で設定できるのは 0x3ff 番地までの I/Oポートに限られる。
-これよりも大きなアドレスのポートに対しては
-.BR iopl (2)
+この方法で設定できるのは 0x3ff 番地までの I/Oポートに限られる。 これよりも大きなアドレスのポートに対しては \fBiopl\fP(2)
 関数を使わなければならない。
 
-アクセス権は
-.BR fork (2)
-で作成された子プロセスには継承されない。
-.BR execve (2)
-の前後でアクセス権は保存される。この機能は
-非特権プログラムにポートへのアクセス権を
-与えるのに使用できる。
+アクセス権は \fBfork\fP(2)  で作成された子プロセスには継承されない。 \fBexecve\fP(2)  の前後でアクセス権は保存される。この機能は
+非特権プログラムにポートへのアクセス権を 与えるのに使用できる。
 
-このシステムコールはほとんど i386 アーキテクチャのためだけのものである。
-その他の多くのアーキテクチャでは存在しないか、常にエラーを返す。
+このシステムコールはほとんど i386 アーキテクチャのためだけのものである。 その他の多くのアーキテクチャでは存在しないか、常にエラーを返す。
 .SH 返り値
-成功した場合には 0 を返す。エラーの場合に \-1 を返し、
-.I errno
-に適切な値を設定する。
+成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EINVAL
-.I from
-または
-.I num
-の値が不正である。
-.TP
-.B EIO
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+\fIfrom\fP または \fInum\fP の値が不正である。
+.TP 
+\fBEIO\fP
 (PowerPC で) このシステムコールはサポートしていない。
-.TP
-.B ENOMEM
+.TP 
+\fBENOMEM\fP
 .\" Could not allocate I/O bitmap.
 メモリ不足。
-.TP
-.B EPERM
+.TP 
+\fBEPERM\fP
 呼び出し元プロセスに十分な権限がなかった。
 .SH 準拠
-.BR ioperm ()
-は Linux 特有の関数であり、移植を意図したプログラムで
-使用してはならない。
+\fBioperm\fP()  は Linux 特有の関数であり、移植を意図したプログラムで 使用してはならない。
 .SH 注意
-libc5 ではシステムコールとして扱い
-.I <unistd.h>
-にプロトタイプが存在している。
-glibc1 にはプロトタイプは存在しない。
-glibc2 は
-.I <sys/io.h>
-と
-.I <sys/perm.h>
-の両方にプロトタイプを持っている。
-後者は i386 のみで利用可能なので、使用すべきではない。
+libc5 ではシステムコールとして扱い \fI<unistd.h>\fP にプロトタイプが存在している。 glibc1
+にはプロトタイプは存在しない。 glibc2 は \fI<sys/io.h>\fP と \fI<sys/perm.h>\fP
+の両方にプロトタイプを持っている。 後者は i386 のみで利用可能なので、使用すべきではない。
 .SH 関連項目
-.BR iopl (2),
-.BR capabilities (7)
+\fBiopl\fP(2), \fBcapabilities\fP(7)